国鉄があった時代昭和52年後半編 鉄道ニュース&鉄道事故

ページ名:国鉄があった時代昭和52年後半編 鉄道ニュース&鉄道事故

昭和52年後半 鉄道ニュース

    青函航路70周年記念行事施行、ミス連絡船7名選考 7/1
    小田急電鉄 新宿 ~ 本厚木間の急行10両運転開始 7/1
    青函連絡船 いるかのシンボルマークを模したスタンプを船内に設置 7/7
    宮田線貨物支線を廃止 7/9

        磯光~菅牟田間2.2kmで、新菅牟田・菅牟田両駅も廃止。

    参院選で国鉄関係2氏当選 7/10

        全国区で,もと国鉄常務理事・自民党・伊江朝雄氏(56)、国労副委員長・社会党・穐山篤氏(50)が当選・両氏とも初出馬だった。その後、伊江派では公選法違反容疑で駅長クラスの逮捕者が続出

    東北新幹線上野取経由ルートの測量開始 7/13→9/2

        国鉄は東北新幹線の駅を上野にも設置してほしいという東京都台東区案調査の一環として、台東区ルートの測量を始め上野駅設置の可能性が強くなった

    近畿日本鉄道伊賀線 単線自動化およびATS使用開始 7/14
    国鉄がグリーン・A寝台料金の値下げを発表 7/16
    磁気浮上実験車(リニアモーターカー)宮崎実験線で走行実験開始 7/16
    青函連絡船、第37回、海の記念日に函館・青森両港で「ミス連絡船」が1日船長を務め、青森さん橋では「一日さん橋長」が各船に花束を贈呈した またシンボルマークのステッカーを乗船ドライバーに配布 7/20
    宮田線【路線廃止】磯光~菅牟田(-2.2km) 【駅廃止】(貨)菅牟田 7/20
    青函連絡船、旧檜山丸を日商岩井へ売却、旧石狩丸を共和商会へ売却 7/21
    リニアモーターカーが自力走行 7/26

        宮崎県日向市に設けられた国鉄のりニアモーターカーの実験線では6月から走行テストを続けていたが、この日から50~70km/hの自力走行を開始した。浮上走行は9月以降の予定

    名古屋鉄道【延伸開業】豊田線梅坪~赤池間 7/29
    近畿日本鉄道【複線化】菜畑~南生駒間 7/31
    八戸線【高架化】長苗代~陸奥湊間 7/
    小田急 本厚木駅~新宿駅間で急行の10両編成運転を開始 7/

    遠州鉄道西鹿島線【駅名改称】 遠州貴布禰→浜北、北浜→北浜中学校前 8/1
    鹿児島本線 【複線化】伊集院~薩摩松元間 8/4
    有珠山噴火で胆振線不通 8/7

        9時10分ごろ、洞爺湖畔の有珠山が大噴火、胆振線・伊達紋別久保内間の線路上にも火山灰が10cm近く積もり、伊達紋別新大滝間を運休。その後も噴火と地震が続くため、当分、運転を見合わせた

    東北新幹線のレール締結式 8/10

        総合試験線(埼玉県久喜市~栃木県石橋町)42.8kmの軌道工事が完成、小山駅構内でレール締結式が行なわれた・電気関係工事などが残っており、961形試験電車による走行試験は53年春から

    国鉄が貨物合理化案を発表 8/18

        貨物取扱駅(51年度末1、569駅)を52年度180駅、53年度96駅、計276駅減らし、54・55年度も約300駅を集約。ヤード(同220カ所)も53年度までに26カ所、55年度目標に約40カ所統廃合など。
        貨物列車の設定キロは51年54万kmを53年10月改正で約45万kmとし、機関車300両、貨車15,000両も縮減。

    泉北高速鉄道【開業】 栂・美木多駅~光明池間 8/20wikipedia 泉北線直通車両

            光明池車庫を使用開始
            南海高野線と相互直通運転(当初は和泉中央の延伸計画はありませんでした。)

    国鉄がグリーン・A寝台の値下げ申請 8/22

        利用率の低い特急・急行列車用グリーン料金とA寝台料金を、ほば51年11月の大幅値上け前の水準に戻そうという異例の措置。9月20日から実施の見込み

    青函連絡船、補助汽船新造2隻契約調印(函館ドックKK)8/25
    51年度決算と国鉄監査報告書発表 8/29

        51年度も赤字9141億円、運賃値上げによる再建は困難になった

    ハイウェイバス値上げ 8/29

        国鉄の東名・名神・中国ハィウェイバスはじめ、これらの高速道路を定るバス運賃が一斉に値上げ。同時に〈ドリーム〉号のバス指定券は500円(従来は300円)となった

    富山地方鉄道射水線 富山駅前駅への乗り入れ開始 8/31
    寝台特急置換えでサービスアップ 9/1

        東海道・山陽・九州線20系客車でデピューした特急「安芸」は。昭和52年9月1日下関発、同月2日新大阪始発から24系25型寝台車に置き換えられて二段寝台となり、乗客サービスの向上が図られた。

    京阪電気鉄道 子会社、ホテル京阪設立(資本金5000万円)9/1
    東武東上本線 【駅名改称】坂戸町→坂戸 新幹線上野駅設置きまる。 9/2

        東京・台東区長らに上野地下駅を含む東北新幹線ルート案を提示、ルート変更は決定的になった

    動労委員長に林大鳳氏 9/4

        定期全国大会で役員改選、委員長に林大鳳・大阪地本委員長が返り咲き、副委員長は中江昌夫(前書記長)・副田一雄(前財政部長)、書記長に青木実蔵(前組織部長)各氏と三役を一新した。

    胆振線の運転開始 9/4

        8/7の有珠山噴火以来、伊達紋別~久保内間の運転を見合わせていたが、一部の運転を再開

    参院全国区伊江議員(自民)の国鉄ぐるみ選挙違反事件で,兵庫県警が国鉄副総裁から事情聴取 9/6

    国労が「解雇ゼロ」の春闘処分 9/10

        国労・動労・全動労の三組合員3398人に戒告以上の処分をしたが、8年ぶりに公労法違反の解雇なし。
        国労は「ストと処分の悪循環を断ち切るもの」として評価。
        動労は一部で12日に順法闘争を行い抗議

    弘南鉄道弘南線【新駅開業】運動公園前 9/10
    (近鉄東大阪線) 東大阪生駒電鉄設立 9/16
    北見トンネル開通式 9/18 青函連絡船、グリーン料金改正、指定席1500円、自由席1000円となる 9/20

        北海道・北見市内の石北本線を地下トンネル化する2.1kmの連続立体化交差化工事が完成、9ヶ所の踏切が廃止された。地下方式による連続立体化は全国で初めて

    グリーン車値下げ 9/20

        国鉄特急・急行列車のグリーン料金,A寝台料金を約30%値下げ

    伊江派選挙違反で大阪鉄道管理局総務部長ら幹部3人起訴 9/20

        参院全国区・伊江朝雄議員(元国鉄常務理事)派の公職選挙法違反容疑で大鉄局・副総局の総務部長、金鉄局の営業部長が起訴された。三部長は22日付で更迭。
        逮捕された駅長・助役クラスについては、’上命下服’の弱い立場だとして起訴猶予となった。
        →この事件を見ていると昨年の高祖元参議院議員(前近畿郵政局長)の選挙違反とまったく同じ構図であることに驚きを禁じ得ません。

    寝台特急置換でサービスアップ 9/25

        東海道・山陽・九州線持急「あさかぜ」2往復のうち、「下関あさかぜ」は9月25から,9月28日には下り列車が24系25形2段寝台車に置き換えられた。
        また運用を共通にしている特急「瀬戸」も26日東京発から20系が24系25形客車に置きかえられて3段寝台が2段寝台化され,モノクラス車となった。
        この時から,両列車に連結されていた食堂車の連結は見送られ,全編成が「B寝台車」となった。
        これで,特急「安芸」用の寝台車を含めて91両が新製投入された

    全自交第34回定期大会 9/26~9/27

        ’78春闘に向け国鉄・私鉄だけでなく,海運・航空も含めた陸・海・空の大産別統一闘争の実現めざす方針決定

    冬の〈ひかり〉運休など発表 9/26

        国鉄は52年冬の‘安全輸送対策’として、1月10日から2月末まで新幹線やエル特急の一部運休をきめた。

    東北通勤新線建設を発表 9/30

        国鉄は、埼玉県新幹線対策協議会の畑埼玉県知事に「東北新幹線の大宮から北は地質が悪く(地下ルートはとれず、高架式にして110km/h以下で運転。また赤羽大宮間約17kmの新幹線東側に通勤新線を建設する」と回答。通勤新線は東北新幹線と同じ、55年度開業をめざす。畑知事は賛成の意向

    羽越本線 【駅名改称】温海→あつみ温泉 10/1
    油須原線 大任町役場付近から野原越トンネルまで約2kmの車道敷設工事開始 10/1
    京都市電部分廃止。10/1

        京都市交通局の河原町線の洛北高校前~七条河原間6.2km、七条線の西大路七条一七条河原間2.9km、鳥丸線の七条鳥丸~京都駅前間0.2kmの計9.3kmを廃止。(営業は9月末まで)これにより残存区間は6線区23.6kmとなったが、53年秋には全廃される予定

    都電荒川線で一部ワンマン化 10/1

        62両のうちをワンマン化当面はワンマン。ツーマン併用だが、来春にはワンマンに統一される。同時に朝のラッシュ時を中心に増発

    加越能鉄道新湊線 新湊~越ノ潟間が復旧 10/1
    富山地方鉄道【駅名改称】高岡市庁前→本丸会館前 10/1
    京都市電廃止 10/1

        河原町線 七条河原町~洛北高校前間、七条線 七条河原町~西大路七条間、烏丸線 京都駅前~七条烏丸間を廃止し、京都市営バスに転換。九条車庫廃止

    青函連絡船、松前丸 第16便航行中、炎上中の漁船、第8竜昇丸を発見 乗組員全員(6名)救肋 10/3
    首相が東北・上越新幹線大宮開業案 10/8

        福田赳夫首相は国土庁に対し、地域住民の反対で難航している東北・上越新幹線東京~大宮間は棚上げし、大宮始発で暫定開業してはどうかと発言。国鉄は不便でムダが多いと強い難色を示す

    日豊本線【複線化】中山香~大川司(信号場) 10/9
    近畿日本鉄道北勢線 車両8両新製配置 10/11
    能勢電鉄妙見線 笹部~ときわ台間を新線に切替え、0.1km短縮。隧道東口(信)を廃止 10/16
    羽越本線 【複線化】五十川~小波渡 10/18
    国労・動労、高木総裁と会見、スト権付与の明確化を申入れ 10/19
    油須原線 福田トンネル前の添田町側約712mの路盤工事開始 10/20
    東武鉄道東上本線 【新駅開業】みずほ台。東松山駅~森林公園駅間【複線化】10/21
    公共企業体等基本問題会議、労使の意見聴取開始 10/24
    国鉄久留米駅事件差し戻し審判決 10/26

    国鉄運賃法改正案を衆院運輸委で可決 10/28

        国鉄運賃の法定制を緩和する国鉄運賃法改正案は、政府原案にあった運輸相認可で値上げできる幅を縮小する修正のうえ衆院運輸委の自民、民社、新自ク3党の賛成可決。修正案によると、前年度経費に物価上昇率を掛けた額の範囲内で運輸相が認可できる。法律の施行日も3月31日に修正され、52年度内値上げはなくなった。

    国鉄が民営・分割に反対 10/31

        国鉄は、公共企業体等基本問題会議で,民営・分割論は非効率と表明。政府の総合的な運貸・投資政策のもとで輸送網全体の体質改善を急ぐと述べた。

    関西本線 長島~桑名間複線化 10/31
    京阪電気鉄道交野線【駅名改称】 交野→交野市 11/1
    京阪電気鉄道京阪本線【駅名改称】八幡町→八幡市 11/1
    国労・動労が早朝スト 11/2

        国会で審議中の’国鉄’’健保’両法案に反対する春闘第一波闘争。新幹線、東京~大阪のローカル線の一部が始発から7時までストップ。

    新幹線12憶人輸送達成 11/6

        39年10月の東京~新大阪間開業以来、13年1カ月余り4,785日目。11億人輸送達成の2月1日から278日。

    大阪環状線大正駅構内跨道橋取替え 11/6
    東急田園都市線と新玉川線の直通運転開始 11/6
    新幹線ビュフ工の立入り検査 11/7

        県衛生部が県内通過の〈こだま〉上下4本を対象に営業車内で実施・食品衛生法に基づくもの。チャバネゴキブリはじめ汚れが目立ち、国鉄と業者に改善を求める方針。

    上越新幹線レール敷設開始 11/8
    建設の進む、魚沼トンネル(8.642km)で月のレール敷設工事を実施 11/8
    機関車不足で、減車11/8

        奥羽線福島一米沢間の冬季対策に関して特急「あけぼの」は同区間の補助機関車の捻出が困難なため、やむなく・「B寝台車」2両を減車することになった。

    紀勢本線 紀伊勝浦駅新駅舎完成 11/10
    篠ノ井線でレール交換作業 11/15

        篠ノ井線松本~篠ノ井間で8時過ぎから3時間の間合いを取ってレール更換工事を実施

    吹田操車場 第9詰所開設 11/15
    紀勢本線【複線化】切目~印南間 11/15
    田園都市線と新玉川線を直通する快速列車を運転開始 11/16
    交通博物館に最後のSLナンバープレートが売りだされ、徹夜の列ができる。

        昭和47年から毎年、開催されているものだが、今回は小倉工場などに残っていたD51やC56などの75枚(1枚3万円)のほか、特急・急行の列車番号板(サボ?)等が発売されて、2日間で370万円の売上)

    動労千葉地方本部、成田空港航空燃料の貨車輸送に反対する全国総決起大会で順法闘争の方針を表明 11/20
    琴平電鉄長尾線(瓦町~長尾間14.6km)ATS使用開始 11/20
    国鉄、53年大学卒業予定者の本社採用試験結果をまとめる。事務系合格者21人中10人が運動部員 11/21
    京阪電気鉄道 取締役会で株式配当を年1回から年2回することが決議される 11/22
    国労・動労、’国鉄’’健保’両法案に反対で2時間スト 11/24

        総評、離職者対策法成立、国鉄・健保改悪阻止などで第2次統一行動。国労、動労、医労協など官民25単産がスト実施。
        秋季年末闘争のヤマ場となる。

    ’国鉄’’健保’両法案等審議未了で廃案 11/25

        ハイジャック防止法成立。国鉄・健保・〈防衛2法〉・給与法・離職者対策法案は審議未了、廃案

    成田空港の開港日昭和53年3月30日に決定と、田村運輸相が記者会見 11/26
    新幹線上野駅設置決まる 11/26

        東北・上越新幹線東北・上越新幹線に上野地下駅を新設することが正式に決められた。
        さらに東京駅始発が実現するまでは、上野駅を始発駅とすることも決められた。

    新幹線博多開業の各駅の利用客1億人を突破 11/28
    地下鉄半蔵門線の1mあたりの建設費は2110万円で、昭和26年着工の丸の内線の約12倍と新聞に 11/29

        新幹線計画運休、本年度3回目、通算12回目を実施、この工事は年度内に後5回実施予定

    新幹線 東京~新大阪間半日運休 11/29

高松琴平電気鉄道 今橋工場跡地に今橋検車区を開設。瓦町検車区を廃止、留置線化 11/

    釧路開発埠頭西港線【開業】新富士~西港(釧路西港オイルターミナル) 12/1
    国鉄が成田空港関係の輸送計画を発表 12/2

        53年3月30日開港ときまった成田空港へ、ジェット燃料を貨車輸送し、旅客関係は、東京~成田間などに快速を増発、成田駅~空港間の国鉄パス輸送など

    動労減速闘争で混乱 12/3~5

        成田空港へのジェット燃料貨車輸送計画に反対する動労は、総武本線で減速闘争。5日夜は運転士乗継ぎの混乱で、一時、電車は全面ストッブ、乗客の投石などもあって混乱した

    共産党を除く5党、国鉄法案などの臨時国会成立で合意 12/6
    国鉄運賃法一部改正 12/6

        法律第八十七号(昭五二・一二・一六) 国有鉄道運賃法及び日本国有鉄道法の一部を改正する法律

    地下鉄50周年記念式 12/6

        営団地下鉄は、12月30日が前身の東京地下鉄道の上野~浅草間開業以来50年にあたるので記念式を挙行。銀座駅では、東京地下鉄道の創始者、故早川徳次氏の胸像除幕式があった。
        50円の記念切手2種類も発売

    国労・全動労・全施労、特退問題で公労委に斡旋申請 12/8(動労は14日)
    国鉄・健保・離職者法・船員雇用促進法・漁業離職者法可決・成立 12/9

        国鉄関係法案他、実質審議抜きのスピード処理 国鉄運賃法(運賃法定制緩和)および国鉄法の一部改正(投資条項)法案成立(53年3月31日施行)12/9

    高松琴平電気鉄道長尾線 ATS設置 12/10
    気仙沼線 前谷池~気仙沼間全通 12/11

        【延伸開業・全通】気仙沼線柳津~本吉(旅客営業のみ)(21.6km)
        【新駅開業】陸前横山、陸前戸倉、志津川、清水浜、歌津、陸前港、蔵内、陸前小泉
        【貨物営業廃止】南気仙沼~本吉(-17.1km)
        【路線整理】気仙沼線を柳津線に編入し改称。気仙沼線 前谷地~気仙沼(72.8km)・南気仙沼~気仙沼港(貨物支線)(1.3km)

    石巻線【一部変更】陸羽線→東北線 12/11
    「上野地下駅」認可 12/12

        福永運輸相は東北新幹線の上野地下新駅開業と、それにともなうルート変更など、工事実施計画の変更を国鉄の申請どおり認可。

    紀勢本線【複線化】和佐~道成寺間 12/13
    日本経済調査協議会、国鉄は自主的経営可能な規模への地域分割が望ましいと「国鉄分割論」を提言 12/14
    日本国有鉄道法一部改正 12/16

        法律第八十七号(昭五二・一二・一六) 国有鉄道運賃法及び日本国有鉄道法の一部を改正する法律

    成田空港へ新高速鉄道計画 12/16

        田村運輸相は川上千葉県知事との会談で、行き詰っている成田新幹線を凍結し,新高速鉄道を建設する構想を説明,合意を得た。東京駅から成田新幹線ルートで越中島へ出、営団地下鉄有楽町線(8号線)の延長予定ルート、京成押上~高砂間、北総開発鉄道を経由して印旛松虫に達し、成田新幹線ルートで空港を結ぶもの。約70km、40~50分の高速電車を運転するブラン

    東京急行電鉄東横線【駅名改称】多摩川園前→多摩川園 12/16

        新玉川線 【駅名改称】二子新地前→二子新地

    超電導浮上テスト成功 12/17

        国鉄の宮崎浮上式鉄道実験センターは、3.1kmの実験線で、超電導方式リニアモーターカーの公開テストを行ない、最高時速204km/hの浮上走行に成功した。今後、300km/h~500km/hをめざす

    国鉄が”雪ダイヤ”発表 12/18

        1月10日から2月末まで,雪害による慢性遅れをなくすため、新幹線を最高運転本数の21%カットするのをはじめ、在来線の一部も待急・急行の運休や減車を実施

    大井川鉄道がスイスと縁結ぴ 12/19

        SL動態保存につとめる大井川鉄道は、スイスの山岳SL鉄道であるブリエンツ・ロトホーン鉄道と「姉妹鉄道」になった

    公労委、特退問題で「勧奨年齢58歳」の斡旋案を提示、労使受諾 12/22
    (近鉄東大阪線) 近鉄 長田~鉄軌分界点間の軌道事業特許、鉄軌分界点~生駒間の鉄道事業免許を東大阪生駒電鉄へ譲渡認可 12/23
    国労・動労第2波早朝スト 12/24

        4日とほぼ同規模だが、新幹線は平常運転。

    「国鉄運賃法改正案」が廃案 12/25

        臨時国会最終日に”健保”などの重要法案とともに流産,国鉄財政建直しはまた振出しに。
        52年度収入不足は4千億円余の見込

    国鉄が上野地下駅建設を申請 12/26

        東北・上越新幹線の東京都内ルートを一部変更、上野地下駅の建設を正式に決め、田村運輸相に工事実施計画の変更認可を申請。
        56年春開業をめざし、暫定的に上野駅始発となる見込

    阪神電鉄 全線を軌道法に基づく軌道から地方鉄道法に基づく鉄道に変更 12/27 能勢電鉄妙見線 川西国鉄前~妙見口間を軌道法による軌道から地方鉄道法による鉄道に変更 12/27
    運輸大臣に福永健司氏 12/28

        福田改造内閣スタート。福永氏は埼玉5区選出 衆院議員。67歳

    国鉄6月に14%値上げへ 12/28

        53年度予算の政府案がまとまり、国鉄運賃・料金値上げが盛り込まれた。早ければ6月から14%アップ。値上げと5,401億円の政府助成を得ても、8,107億円の赤字になる時い見通し。

    「国鉄再建の基本方針」を閣議了解 12/29

        44年以来、48年、50年に次ぐ4回目の再建計画で、「53・54年度中に所要の対策を確立して健全経営をめざす基盤とし、収支均衡、の回復は”50年代達成”」が目標。具体的な施策は、

            都市間旅客輸送と大量定形貨物輸送中心の企業的経営
            不採算部門の見直し
            通勤・学生定期など運賃。割引の全般的見直し、など。

昭和52年後半 鉄道に関する事件・事故

上越新幹線のトンネル工事現場で火災 7/15

    9時45分ごろ,新潟県塩沢町の上越新幹線湯沢トンネル(4,455m)の建設工事現場で、北区(2,840m)の入口から1,900m地点で坑内火災が発生・4人は脱出したが33人の作業員が一時とじこめられ。
    16時すぎまでに全員救出され、火傷は1人だけ。熔接の火花が油に引火したもの

暑さで〈信州2号〉脱線 7/25

    14時15分ころ長野県上田市の信越本線の上田~西上田間蟹町踏切付近で異常高温によりレールがゆがむ障害が発生、上野発長野ゆき急行305M〈信州2号〉169系(12両編成)が、当該区間に約90㎞/hで進入、後部7両が脱線・8人が重軽傷を負った。26日夕復旧。
    当該車両のうちモハ168-5が大破したため1978年3月10日付で廃車、クモハ169-5は復旧後は休車となったが、1982年にモハ168-9とユニットを組み直し運用に復帰

日豊本線ようやく復旧 7/25

    6月24日の鹿児島市竜ケ水駅近くの土砂崩れで重富~鹿児島間が不通になっていた日豊本線は約1カ月
    ぶりに復旧。

東京発の回送列車の車掌が出勤時間を間違えたうえ、東京駅の助役も点呼しないというダブルミスで車掌が乗務しないまま出発 8/2
名鉄高速パノラマカー脱線 8/5

    15時13分ころ、愛知県音羽町の名鉄名古屋本線・本宿~名電長沢間を約100km/hで走行中の新岐阜発豊橋ゆき高速パノラマカー(6両編成)の後部4両が脱線、架線の鉄柱にぶつかって止まり、乗客5人ケガ。暑さてレールが伸びたため

京福も連続脱線で総点検 8/6

    14時45分ごろ、福井県勝山市の京福電鉄越前本線・保田~発坂間で、福井発勝山ゆき(2両編成)の2両目が脱線して水田に転落、乗客18人が重軽傷を負った。老朽レール欠損が原因。
    9日12時50分ごろにも同線発坂~比富間で福井発勝山ゆき(2両編成)1両目の後部車輪が脱線。今度はケガ人はなかったが、京福電鉄は10日、事故区間を含む山王~勝山間約10kmを一時運休、総点検した

お盆輸送列車に追突 8/12

    13時32分ころ、大分発鳥栖ゆき638レ(5両編成)が大分駅に停車中、DLに押された644レとなる編成(9両)が追突、乗客21人ケガ・ふだんはガラガラの638レだが、お盆帰省で満席だった。操車掛のうっかりミスが原因

中央本線で貨車脱線 8/28

    11時06分ごろ、中央本線大月駅構内で入換作業中の貨車1両と機関車がポイント上て脱線、下り線が不通となり、特急など30本運休・翌29日8時10分全面開通。列車掛の信号確認ミスが原因

東北本線尾久駅構内で脱線事故 11/15
5:30頃、尾久駅構内で急行「十和田1号」の回送入換作業中にポイント故障で、7両目と8両目の2両が脱線、後続の 新幹線ATCにニセ信号 10/31

    15時30分ごろ、新大阪駅構内で博多方の引上線から上りホームに進入しようとした車両が、ATC信号電流のない引上げ線で210信号を受信した。原因は調査中

出雲脱線 11/30

    山陰線山陰線東松江駅構内で、上り特急「出雲」の機開車と客車7両が脱線して,乗客1名が負傷した。
    この事故で上下線が不通となった

函館本線で急行が事故 12/3

    17時20分ごろ、北海道砂川市の砂川~滝川間の開閉機つき踏切で釧路発札幌ゆきDC急行く大雪3号>(6両編成)に無暴運転のダンブ力ーが衝突、1両目は大破して脱線、運転士と乗客30人が重軽傷。ダンプカー運転手は死亡

北大阪急行 創立10周年 12/11
信越本線で貨車暴走 12/20

    6時17分ごろ、高崎市の信越本線群馬八幡駅構内で、入換作業中に機関車から切り離して止めていた貨車24両が、下り線の上り勾配を上り方向へ遊走し、およそ4kmはなれた北高崎駅に停車中の高崎操車場発、篠ノ井ゆき下り貨物列車(13画編成)の機関車に衝突、機関車は前部がこわれ、暴走貨車2両(1両緩急車)が脱線、下り線は不通となり、13時に復旧。貨車のブレーキのかけわすれらしい

特急〈出雲〉脱線 12/30

    浜田発東京ゆきの上り寝台待急〈出雲〉が、山陰本線東松江駅構内のポイント付近で、機関車と11号車から5号車までが脱線し、9・10・11号車は約45度傾き、乗客1人がケガをした。
    復旧は26時間後の12月31日夜

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