国鉄があった時代昭和52年前半編 鉄道ニュース&鉄道事故

ページ名:10

 昭和52年前半 鉄道ニュース

   「一枚のキップから」のキャンペーン聞始 1/6

        Discover JAPANの後継キャンペーンとして始るが盛り上がりに欠けたまま何時の間にか下火に

    雪による新幹線のダイヤの乱れは12月27日から連続14日となり、開業以来最悪の記録となる 1/9
    国鉄運賃19%引き上げと運賃法定制緩和方針を臨時閣議で決定 1/11

        政府が福田首相裁断で決定、臨時閣議で了承された。あくまで政府案で実施時期などは微妙な情勢

    電車特急の車両故障で計画運休 1/12~

        雪による車両故障が続出。〈しらさぎ〉〈加越〉〈北越〉〈とき〉等の修理が追いつかず間引き運転となり、計画運休は2月に持ち越された。耐雪ブレーキかけっ放しで走るため、車輪が磨耗するケースが多い

    東北・上越新幹線開業は’81年度以降 1/14

        '77年度予算の大蔵原案から国鉄・鉄建公団が予測。当初の'76年度目標が、石油ショックや国鉄の財政危機で遅れ、'80年度と修正されていた

    国労・動労、国鉄危機に対する政府責任などの公開質問状を連名で政府・国鉄当局に提出 1/18
    新幹線'若返り運休’ 1/19
    東京~新大阪間で12時過ぎまで半日運休 '76年度は秋から4回目
    国鉄再建計画を修正 1/20

        政府は'75年度末に閣議了解でスタートした国鉄再建対策要綱を修正。国鉄経営の収支均衡を実現する目標を'77年度から79年度に繰り下げることとし、臨時閣議で了承した。運賃法定緩和主義の緩和や、ろかる線と貨物の改善策実行などを含む

    東北新幹線に初レール 1/26

        栃木県の総合試験線区内小山基地でレール敷設式(軌道発進式)試験線区は栃木県石橋町~埼玉県久喜市間の42.8kmで、秋には250km/hの試運転を行う予定

    国鉄運賃法などの改訂案要綱決定 1/28

        運輸省(現国土交通省)は国鉄運賃法定制を認可制とし毎年20~25%前後の値上げを実施できるよう国鉄運賃法を改め、また国鉄法も手直しして、国鉄が関連事業への投資を拡大できるようにする改定案要綱を決めた。二月上旬国会に提出、五月下旬までの会期内に成立を図る

    営団・都営地下鉄・バス値上げ申請 1/29

        アップ率は営団地下鉄55%、都営地下鉄65.2%、都内の都営・民鉄バス28.8%。
        地下鉄定期運賃は割り引き率引き下げもあって最高2倍の値上げとなる。4月から実施か?

    関西本線【複線化】長島~桑名間 1/31

    豪雪により各線麻痺が続く。 2/

        山陰線 2月16日夜半から鳥取・豊岡付近では記録的な豪雪隣各地で吹き溜まり、ポイントの不転換、倒木などが多発特急「いずも」「いなば」等長距離列車は軒並み途中駅で抑止、17・18日にはローカル列車を除き全面的に運休、途中抑止の乗客は17日目的地に向かったが、特急出雲の乗客の一部は18日まで残留、特急いなばの一部の乗客は19日早朝の運転再開まで留まり、米子着は48時間05分の延着 2/16~18
        上越線 (51年)12/27から降り始めた雪は激しくなり12月31日には運転規制、1月6日には石打~土樽間上り線で運転不能、5日発の夜行上り急行「能登」、「鳥海」が10時間遅延したほか特急7往復急行35往復が運休した。
        1月10日いったん解除されるが、その後13日に再び悪化2月25日まで断続的にこのような状態が続いた
        信越線 12月31日から運転規制が始まり、1月1日には終日激しい雪に見まわれ、各駅でポイントの不転換が続出。
        下り特急「白山3号」が金沢に5時間延着をはじめ、各列車は1から3時間の遅れとなる。
        2月1日には、第4次規制となり、6日には第5次規制となった。(注)。このため自衛隊の出動などの協力を得て除雪に努め、8日夕刻から規制が緩和、2月25日解除された。
        日本海縦貫線 12月28日から運転規制が発令1月4日に第3次規制となった。
        1月5日に加賀温泉駅では、下り急行「立山1号」が雪を抱き込み脱線、約5時間不通になり、1月21日には、青森駅構内の雪による影響で、上り日本海2号が約五次間の遅延となり、2月4日の青森地区では終日運転不能となった。
        2月7日には下り特急「北越3号」が雪を抱き込み9時間立ち往生隣、2月17日には秋田付近でふぶき、吹き溜まで幕内~藤島間が6時間不通となるなど、特急・急行の運休が続出することになった。
        以後は一進、一退を繰り返し、3月5日まで断続的に規制を繰り返すことに。
        なお、この豪雪で青森、秋田、仙台、新潟、金沢、向日町の各運転所の特急電車の車輪の偏磨耗(注2)による故障車が続出3月中旬まで計画的な運休に追いこまれた

    全交運・国労・動労など「国鉄貨物・通運反合共闘会議を結成 2/7

    国鉄へ銀行マン、輸血人事 2/10

        国鉄定期異動の一環で,長谷川正・日本興業銀行業務開発室長(48)を本社事業局次長に招いた。国鉄用地の有効活用にたずさわる

    客寄せに周遊券を特別割引 2/11

        大幅値げ以後,長距離旅客が減少しているため、国鉄は閑散期の営業割引をふやすことにし、ワイド・ミニ周遊券の一部も11日から3月31日発売分まで2割引

    伯備線電化起工式 2/23

        伯備線、及び山陰線伯耆大山~出雲市間の電化起工式

    国鉄常務返り咲きの異例人事 2/21

        国鉄は新設予定の「資産活用事業開発本部」(仮称)の本部長にあてるため西日茂夫・日本オイルターミナル専務を常務理事に発令した。山口氏は’72年12月まで国鉄常務理事(九州総局長)をつとめており,理事が返り咲いたケースは初めて、常務理事の人数はふやさず、同日付で3人の非常勤理事のうち、井深入氏が退任した

    新幹線2月二度目の若返り運休 2/23

        東京新大阪間で12時過ぎまで半日

    船内売店(グリーン)にショーウインドケース設置、船内営業食堂に食券自動販売機を設置 2/24
    郡山貨物ターミナル駅開業 3/1

        東北本線・安積永盛~郡山間、安積永森から1.6km。小荷物と貨物を取り扱う。東京貨物ターミナル、宇都宮貨物ターミナルと並ぶ平仮名書き13字の国鉄最長駅に仲間入り。
        年間50万トンの取扱いを想定、全面開業時には125万トンの取扱いを想定

    天王寺駅における、南海天王寺支線との貨車受け渡しを廃止 3/1
    広島駅ビル新装オープン 3/1

        地下1階地上7階で床面積は延べ35,500㎡1階が広島駅コンコース

    小田急小田原 新宿~本厚木間にて急行の10両編成運転を開始 3/1
    京王線笹塚駅下り線高架化 3/1

        上り線は4月中旬(予定)に高架され、53年度中に四線の高架化が完成する

    国鉄本社に地方交通線対策室 3/2

        ローカル線対策に早り組む。審議役に自治省会計課長・柴田宮次氏を「輸血人事」

    東海道新幹線架線延線工事始まる。 3/3
    山口津和野駅新装オープン 3/3
    国鉄ダイヤ改正、阪和線新快速の停車駅を鳳の他に和泉砂川と熊取を追加、 48分運転に変更 3/5
    伯備線電化着工 3/6
    青函航路70年式典挙行 連絡船シンボルマーク披露(駅前拓銀ビル)3/7
    青函連絡船に「いるかのシンボルマーク」制定 3/7
    青函連絡船に「いるかのシンボルマーク」制定
    新幹線、若返り運休 3/9

        6年度最後の工事で、東京~新大阪間が半日ストップ

    山陰本線松江駅高架化 3/10
    中央西線に103系登場 3/11
    神戸市営地下鉄開業式 3/12

        初の神戸市営地下鉄で、西神線・名谷~新長田間5.7km。13日から営業

    神戸市営地下鉄西神・山手線【開業】新長田~名谷間 3/13
    阪和線 新快速スピードダウン

        新快速乗車率が好ましくなかったため、従来の鳳駅のほか、熊取と和泉砂川を停車駅に加えるとともに、運転時間を45分から48分にスローダウン 3/15

    阪和線 新快速スピードダウン    施設改良でスピードアップ 山陰線 3/15

        山陰線竹野~佐津間に行違い設備が完成して、これで特急「いなぱ」は東京~米子間14時間15分から13時間50分運転となり,25分短縮、待望のスピードアップが図られた

    特急置換えでスピードアップ、ついでに増収も 3/15

        四国線急行「うわじま」1往復が特急「しおかぜ」に格上げされて,到達時分は5時間50分を4時間50分として60分のスピードアップとなった。
        これで予讃線の特急は4往復体制となった
        高松~宇和島間特急気動車「しおかぜ」1往復増発

    神戸市地下鉄名谷~新長田間開業 3/13
    国鉄貨物局が改組 3/15

        不振の貨物営業体質改善の一環として組織を改め、ターミナル課と事業管理課を廃止し、営業課を新設

    高徳本線(高松~徳島間 74.8km)CTC化 3/15
    石狩丸 第73便後、終航式を函館4岸(有川)にて挙行 3/18
    名古屋市営地下鉄延長3号線(鶴舞線)【開業】、伏見~八事間8.0km 3/18
    尾小屋鉄道サヨナラ運転 3/19

        762mmのナロー・ゲージで親しまれた石川県小松市の尾小屋鉄道は,この日を最後に廃線。

    尾小屋鉄道廃止 3/20
    吹田操車場 上りハンプ入換合図器の新設 3/21
    (近鉄東大阪線) 近鉄 長田~鉄軌分界点間の軌道事業特許、鉄軌分界点~生駒間の鉄道事業免許取得 5/23
    国鉄この日までに業者のコインロッカーの値上げを認可。小型は200円となる 3/24
    吹田操車場 上りハンプカリターダ改修工事竣工 3/27
    和歌山市~和歌山間の区間列車を桜シーズンに「桜花号」として紀三井寺まで延長 3/27、4/3に運転 3/27
    国・動労が時限スト 3/28

    運賃再値上げ反対なとをかかげた春闘第一波で、新幹線・大都市の国電中心に8時までスト
     スト後の「立上リ」を配慮した新しい形のストで、大きな混乱はなかった。

    山陰本線 【高架化】松江駅付近 3/
    片町線 旧型電車の運行を終了 3/
    近ツーも国鉄乗車券類発売 4/1

        近畿日本ツーリストは東京地区(東京3局管内)営業所で普通乗車券・定期券・指定券など
        全券の委託発売を開始。次第に全国へ広がる見込み。公社、日旅に続き、国鉄全券販売の3番手旅行工ージェンシーとなった

    総武流山電鉄 貨物営業廃止 4/1
    国鉄が昨春闘の処分発表 4/4

        昨年のスト権ストなどに参加した国労・動労・全動労・全施労の4労組合貝に対し、解雇3人、停職183人、減給991人、戒告2、367人の処分。’71年以降では解雇者、処分者とも最も少ない.動労は5日に抗議の減速闘争。

    国鉄が経営改善計画 4/4

        国鉄法によって義務づけられた財政再建のための国鉄の経営努カブランで、田村運輸相に提出された。80年度までに貨物業務の規模を4分の3に縮少、地方交通線駅の無人化推進、設備の近代化と合理化で、80年度までに職員15、000人削減など。

    紀勢本線【複線化】印南~稲原間 4/5
    大阪市営地下鉄谷町線延長都島~守口間5.4km 13時から一般営業開始【延伸開業】5新駅開業 4/6

        守口~都島間(5.4km)が。守口~天王寺、都島~天王寺の2系統運転となる

    カラスが新幹線とめる 4/6

        16時17分ごろ新幹線相生~新倉敷間60km/hが停電。岡山市内の下り線のピーム上にカラスが巣をつくり、雨と振動で垂れ下がって架線にふれ、ショートしたことがわかった。2本運休、80本が遅れ    東京急行電鉄 新玉川線【開業】渋谷~二子玉川間 4/7
    関東鉄道【複線化】 取手~寺原間 4/7

 国・動労24時間スト 4/8

        春闘の公労協統一スト。7日の長距離夜行から突入。
        国労は初の試みとして首都圏の国電駅で出改札ストを実施、一部は無改札状態に。動労は指名スト

    南海本線 玉出~住ノ江(大和川北岸)間外側2線高架化 4/10
    陸奥湾ホタテ稚貝採取のため、4月11日~6月10日まで航路変更 4/11
    5新幹線の凍結解除ヘ 4/12
    70形電車阪和線この日限りで旧型電車の運行を終了。最後まで残ったのは70形 4/14

    国鉄本社に関連事業本部と開発局を設置 4/15
 
春闘第2波スト 4/15~4/17

   15日は国労・動労のローカル線スト

    16日は私鉄大手がスト入り。京成を除く大手は自主交渉で妥結し15時30分に中止指令。京成は賃上げの条件になった合理化案に労組が反対し、17日まで全面ストッブ.京成は20、21、29日もストで難航。30日正牛に収拾。
    阪和線、新性能化完了 4/15

公労協スト収拾 4/20
    亀山区で4月16日~19日のお召し列車牽引に先立ち、お召指定機DF5057+DF5059が朝に一般公開、お召牽引機の牽引直前の公開は異例中の異例 4/16
    第28回全国植樹祭が和歌山県で開催されたため、4/16~4/19、三重・和歌山県下をご視察、これに伴い名古屋・関西・伊勢・紀勢・和歌山・奈良線経由で京都まで運転された。4/16~4/19
    南海電車でお召列車運転

        植樹祭参加後、高野山に立ち寄られことから、南海高野線橋本~高野山間を特急こうや号にご乗車 4/18

    国・動労は20日から72時間ストに突入したが、公労委案で同夜収拾。21時ごろから国鉄は運転再開。4/20
    海外で新幹線指定券予約の受付開始 4/21
    国鉄監査委が中央新幹線の必要を指摘 4/21

        ’74年の事故多発を機に設けられた国鉄内部の新幹線総合調査委員会が、常務会に報告書を提出

    能勢電鉄妙見線【複線化】平野~山下間 4/24
    連絡船にダイナマイトを仕掛ける旨の怪電話があり、警戒体制 4/26
    新貨物船 石狩丸 竣工引渡し式 日立造船向島工場 4/26
    政府が都市交通値上げを了承 4/26

        物価関係閣僚会議は東京の地下鉄・バス・都電の値上げを運輸審議会の答申どおり了承。5月6日一斉値上げがきまった

    国鉄値上げ後の増収30%’76年度の運輸収入を発表 4/26
    長沼弘毅国鉄理事死去部外理事。70歳。4/26
    関東地方自動車部から、「白棚線(旧:白棚高速線)開業20周年記念乗車券」を発売 4/26
    小岩井農場SLホテルオープン 4/29

        D5168+ナロネ21152+ナロネ21554+ナロネ21104+ナロネ21502+ナロネ21107の編成

    スハネフ14-100番台登場 オハネフ24に発電機を搭載してスハネフ14に改造する工事が大宮工場で施工
    改造前    改造後
    オハネフ24-16    スハネフ14-101
    オハネフ24-17    スハネフ14-102
    オハネフ24-18    スハネフ14-103

    聖域解禁 新幹線車内に広告 5/1

        1964年10月開業いらい車内から広告を締出していた新幹線が、本家の赤字には勝てず、初めてスポンサーを受入れ。2、200両中570両の客室扉横の客室内壁に、デパート、家電、時計、清涼飲料4社がPR、10月までには全車両に登場し、年間約4億円の取入が見込まれる。

    近畿日本鉄道北勢線 西桑名駅移転。西桑名~馬道間0.1km短縮 5/1
    青函連絡船、新造貨物船 石狩丸(4105t)就航、第62便から運航 5/6
    国鉄で出身地への転勤希望が急増、大阪鉄道管理局ではこの日までに356人が山陰・近畿北部を希望 5/7
    近畿日本鉄道北勢線 北大社車庫竣工 5/10
    近畿日本鉄道北勢線 西桑名駅移転。西桑名~馬道間0.1km短縮 5/11
    民社党国鉄再建対策案を発表 5/18
    宗谷本線【駅→信号場】神路 5/25
    紀勢本線【複線化】紀伊田辺~芳養間 5/25
    衣浦臨海鉄道碧南線【開業】東浦~権現崎間 (11.3km) 5/25
    東急田園都市線【新駅開業】 あざみ野 5/25
    名鉄小牧線 【複線化】間内~小牧間 5/29
    北海道炭礦汽船真谷地炭鉱専用鉄道 9600形24号機、個人に売却され深川市で旧番号の9645号機として保存 5/

    船舶局開設20周年 6/1
    連絡船自動車航送10周年を記念し、乗船ドライバーにステッカーを配布 6/1
    中津駅高架化工事完成 6/1

        日豊本線中津駅の高架化工事(全長2493・1m)は総事業費545、160万円をかけて
        行なわれていたが、このほど完成、市内13の踏切も廃止

    日豊本線【信号場廃止】自見川 【複線化】小倉起点49.94km~自見川(信号場)(8・7km) 6/1
    青函連絡船にシンボルマーク 6/3
    青函連絡船にシンボルマーク
    青函航路70周年記念事業の一つ、まず摩周丸の船腹に、イルカとブイに囲まれた摩周湖のマークが登場。1978年春までに13隻全部に描く6/3
    新幹線にの建築限界に支障物 6/6

        国鉄は新幹線全線に’おいらん車’(測定車)を走らせた結果を中間発表し,ホームの端や鉄橋の桁など116ヶ所が,建築限界を支障していたと発表。21日は42ヶ所の追加発表があり,全線の99%で158ヶ所となった

    東海道線牧の原トンネル上り線改築工事完成 6/8

        牧の原トンネルほ単線並列型で上り線が明21・下り線が明34の建設と、老朽化が著しく昭50・6に下
        り線の新トンネルを建設、その後旧下り線トンネルを改築し上り線とすべく工事が進められていた

    近鉄橿原線 筒井駅付近(約1km)立体交差化 6/8
    国鉄関係法案が継続審議に 6/9

        国鉄運賃の法定制緩和などを盛り込んだ「国鉄運賃法及び日本国有鉄道法の一部改正法案」は衆院本会議で,継続審議とすることが承認された。参院選後の臨時国会へ持越し

    山陰本線第1和知川橋梁架替完成 6/8
    米へ新幹線技術輸出 6/10

        国鉄本社において海外鉄道技術協会(JARTS)と米国運輸省コンサルタント会社DCPの間において、国鉄が新幹線で集積した技術について協力する基本契約が結ばれた

    営団地下鉄(現・東京メトロ)末広町~神田間のトンネル冷房化完成 6/10
    連絡船空襲による殉職者33回忌法要を西別院にて挙行 6/14
    コレラで紀勢線を走る全旅客列車も消毒 6/18

        和歌山県有田市で集団発生したコレラが列車で運ばれて広がるのを防ぐため、天王寺局は紀勢線を走る全旅客列車にクレゾール消毒を実施

    当局、地裁の和解勧告で国労組合員の解雇・免職者2名を再雇用 6/20
    成田開港12月が目標 6/20

        成田空港の開港目標について運輸省は「12月」とすることを決め、新東京国際空港公団との会議で、空港公団側にこの目標を前 提に準備作業日程を新たに作成することを求め・了承を得た

    田村運輸相が国鉄運賃据置き表明 6/21

        記者会見で,利用者の’国鉄離れ’対策として、「9月実施予定の運賃19%アップは’77年度中は見送り、グリーン料金とA寝台料金値下げを9月に実施したい」と表明、国鉄財政再建計画がくつがえると財政当局は反発している

    一畑電車大社線【駅名改称】 鑓ヶ崎→浜山公園北口 6/24
    蒲田駅東口そばに中古車センター等オープン 6/26

        51年末資産活用懇談会を発足された国鉄は、とりあぇず駅に近い貨物跡地などを貸し収入をあげることと
        した。その1つとして、蒲田駅東口近くの旧貨物駅を利用した中古車センター等がオープンした

    布施~長瀬間(約2.4km)連続立体交差化事業により高架化 6/26

        畿日本鉄道 布施駅西方~八戸ノ里駅東方間の高架化完成。これにより、近鉄難波駅から八戸ノ里駅東方(大阪中央環状線)まで完全立体交差となる

    泉北高速栂・美木多~光明池間使運転開始 6/
    西武新宿線 現在の地上25階建て西武新宿駅新駅ビル・駅舎完成。同年、西武鉄道としては初代401系以来久々となる4ドア車の2000系が登場
    住友別子鉱山鉄道 下部鉄道廃止
    東武小泉線 東小泉駅旅客営業再開

昭和52年前半 鉄道に関する事件・事故

    新幹線故障二日連続 1/4、1/5

        東海道新幹線18時13分頃,新幹線相生駅構内で「ひかり79号」が車両故障となり、下り線は5時間にわたり停電となった。
        これにより上り線も不通となり,上り線も不通となり、上下65本の列車が途中駅に抑止となり,3~6時間の遅延となった。
        東海道新幹線前日の後遺症で、この日は48本の列車を運休とした。牛後になり13時15分頃,京郡~米原間の逢坂山トンネル内で送電故障により「こだま254号」が停車したため.上下線の列車は抑止された。
        2時間後に送電を開始したが、ダイヤは終日乱れた

    走行中の〈こだま〉のドア開く 1/21

        21:46頃最終広島行き〈こだま442号〉が博多~小倉間のトンネル付近を走行中、突然ドアが開いて急停車。発車すると、また開き、徐行運転で小倉へ入り運転を打ちきった。車両修理時の配線ミスが原因

    特急「ひだ」脱線 1/21

        7:36頃、富山県の高山本線笹津駅構内で、名古屋行き特急3032D〈ひだ1号〉(7両編成)が安全側線の乗り上げて1両目の前輪が脱線。同駅へ臨時に運転停車だったが積雪のためスリップしたらしい

    特急〈ゆうづる脱線〉 1/24

        3:20頃、宮城県の東北本線新田~梅ヶ沢間で上野行き寝台特急16M〈ゆうづる7号〉8両目の後輪が脱線.立ち往生した。車軸が折れており、約10km走って、レールや枕木も破損。21時に復旧

    新幹線走行中に運転士ケガ 2/18

        8時45分ごろ,東京ゆき〈ひかり166号〉から「運転士が頭を打って大ケガ」ど総合指令所に無線連絡があり、岐阜羽島で臨時停車し,近くの病院に収容したが重体

    予讃線土砂崩壊により不通 3/4

        18:20頃予土線土佐大正~打井川間で落石・土砂崩壊があり、土佐大正~窪川間が不通となった。復旧は17日始発から

    新幹線大型雪害事故3/4

        新幹線六甲トンネル内で窓ガラス102枚、ドアガラス5枚のひび割れの他車体下にある機材カバー金具70個などの破損事故が発生した。原因は床下に付着した雪が一部溶けておち、道床の砂利を跳ね上げたため

    高崎線篭原駅で追突 3/5

        同駅構内で普通電車に増結しようとした電車が追突し乗客ら22人が重軽傷を負った

    上越線の落石で急行転覆 3/8

        20時30分ころ,上越線・津久田~岩本間で、新潟ゆき急行〈佐渡3号)(13両編成)が崖から落ちた直径3.7mの岩に激突、先頭車は4.7m下の国道に転落・2・3両目は上り線上に転覆。
        4両目も脱線した。乗客1人が入院後死亡したほか104人が重軽傷。10日7時すぎ復旧

    トイレットペーパー新幹線止める 3/10

        名古屋-岐阜羽島間で、名神高速道路上を走行中のトラックが荷崩れを起こし、積み荷のトイレットぺーパーが架線にからまり新幹線4本が運休、40本が一時ストップ

    兵庫県の神戸電鉄でダンプど衝突 3/12

        神戸市垂水区押部谷町,神戸電鉄粟生線踏切で,新開地発粟生行き下り電車が大型ダンプカーと衝突,負傷32

    丹沢大山のケーブルカー事故 3/13(14?)(現在調査中)

        14時20分ごろ、神奈川県伊勢原市の大山観光電鉄のケーブルカー(追分~下社間0.8km)の〈たんさわ〉が上方の下社駅を発車直後緊急ブレーキが作動し急停車、12人ケガ。
        前日も同じような事故があり負傷著2人が出たのに,乗務員は報告していなかった

    小田急で事故 3/18

        10時45分ころ、世田谷区の小田急小田原線・経堂~千歳船橋間の線路ぎわで、都下水道工事の掘削用ポーリング鉄柱が倒れて架線にふれ,地下のガス管を破って引火した。さしかがった箱根湯本発の新宿ゆき急行(8歯編成)が急停車、ショックと窓から飛び降りた乗客ら15人ケガ。電車の側面はガスの炎でこげた

    ひかりの車内で雨漏り 3/22
    西明石-新神戸間でひかりの自動列車制御装置故障とみられる事故、3/23

        時速210キロから160キロに上限速度が落ちるはずが、運転台のATCは210キロを示したまま 東海道・山陽新幹線西明石~新神戸間で、上り「ひかり112号」に異常信号が出て列車は現場に停止,ダイヤは大幅に乱れ翌日まで運休や遅延が多発した。
        別記事から
        新幹線ATCに異常17時15分ごろ、西明石~新神戸間の神戸トンネル内で〈ひかり112号)の運転士が、運転席のATC(自動列車制御装置)信号表示の異常に気づき指令所に連絡、新神戸で乗客をおろした。国鉄は両駅間のATCによる運転を中止、間引き運転しながら原因を調べたが機器には異常なく、運転士の錯覚説も出て「安全上問題ない」と、26日から平常運転に戻った

    小倉駅構内でひかりが発車の際、駅構内の信号機器宝故障でATC出発信号(70キロ信号)がつかず 3/26
    東海道新幹線 新横浜~東京間で回送電車のATC信号が「110㌔」と「停」を繰り返す 4/3
    相生~岡山間で停電。カラスが巣作りのためにくわえてきた鉄線でショート 4/6
    特急撮影で死者 5/1

        6時40分ごろ、大阪府の東海道本線山崎~高槻間で、上り外側線を回送中の特急〈あかつき1号〉を撮影
        しようとした宝塚市の中学2年生が、上り内側線に入り、大阪発米原ゆき722Mにはねられ死亡

    山陽新幹線 新岩国~徳山間トンネルでひかりがタヌキをはねて急停車 5/4
    京都~新大阪間でこだまが巡回中の保線員ら2人をはね、即死させる 5/7
    東京駅新幹線ホームでひかりの床下を覆う側面スカートがなくなり運休 5/11

        品川串両基地で作業員が故障車と間違えてはずしたもの

    新大阪~京都間でひかりが激しい横揺れ。床下の緩衝用ゴム (厚さ2cm)が薄くなったため 5/17
    大阪府下の停電事故でベタ遅れ 5/17
    赤羽線で下り電車が上り線を走る 5/18

        6時55分ごろ、池袋駅を発車した赤羽ゆき下り電車(8両編成)が上下振分けポイントで上り線に進入、約120m走った。レールの摩耗を防ぐため線路につけている自動塗油器から出た油カスがレールにこぴりつ
        き、自動ポイント切替え装置の電流が流れず、故障を招いたもの。

    品川車両基地でレールの継ぎ目に幅1ミリ、長さ9㍉の鉄片がはさまったのが原因で、付近の電車に停止信号が流れた 5/24
    〈こだま〉がお家の事情で運休 5/25

        新大阪6時06分発の博多ゆき〈こだま〉の初列車391Aと、折返し博多9時44分発392Aが、運転士のやりくりがつかず運休。休みが多かったとか、勤務制の変更を乗務員が断わったとか、お粗末な理由が原因

    東海道本線で貨車脱線 5/27

        13時45分ごろ、神奈川県の東海道本線真鶴観駅のカーブを通過中の安治川口発新鶴見操車場ゆき貨物列車(25両編成)の前から7両目~22両目の16両が脱線、13両が横転した。28日17時に復旧。いわゆる”競合脱線”か?

    回送車の非常ドア開き急行にあたる 6/8

        16:30ごろ品川客車区から東京駅へ回送中の「みずほ」の非常ドアが開き、すれ違った下り「東海4号」にぶつかるという事故があった。死傷者なし、原因ほ検査員の非常ドアのしめ忘れ

    ソフトボール新幹線を遅らせる 6/22

        静岡駅構内で国鉄共済組合の職員がやっていたソフトボールの球が新幹線線路内に落ち、ポイントにはさまって列車遅らす

    日豊本線に土砂崩れ 6/24

        10時50分ごろ,鹿児島市の日豊本線・竜ヶ水駅近くで土砂崩れが起こり,民家13戸とレール、国道19号線を埋めた。同駅には10時49分発西鹿児島行き827Dがいたが,発車を見合わせており無事。23日夜からの雨で地盤が緩んだもの。

    田沢湖線でDC炎上 6/30

        6時32分ごろ、大地沢信号所を通過中の盛岡発大曲行き823D5両編成の前から3両目キハ5214(盛モカ)床下付近から出火。列車は信号所に引き返して乗客を降ろし前後の車両を切り離して消火作業をしたが、同車両は全焼し、約1時間後の7時35分頃鎮火。乗客61人は無事

 

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧