登録日:2019/06/06 Thu 16:58:30
更新日:2024/04/05 Fri 13:53:14NEW!
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侍戦隊シンケンジャー 外道衆 ラスボス 伊勢海老 毘沙門天 鎧武者 戦隊悪役 飲んだくれ 豪放磊落 アヤカシ 日下秀昭 西凜太朗 総大将 ヤクザ 極道 暴君 酔っ払い 御大将 冷酷 無慈悲 実力者 戦隊ラスボス項目 スーパー悪者ワルド 首領 ※日曜朝7時30分です。 アル中 二刀流 項羽 エビ ブラック上司 血祭ドウコク 四六時中機嫌が悪い男
うるせェぞシタリ...オレぁここにいる
眠気覚ましに…その無駄にでけェ頭二つに割って丼にしてやろうか……?
血祭ドウコクとは『侍戦隊シンケンジャー』に登場する敵キャラクターである。
CV:西凜太朗
スーツアクター:日下秀昭
●目次
データ
身長:207cm(一の目)→57.0m(二の目)
体重:109kg(一の目)→27.3t(二の目)
概要
本作の敵対勢力外道衆の総大将であるアヤカシ。
長身痩躯の荒武者で、その名の通り血塗られたかのような赤い甲冑を身に纏ったかのようなゴテゴテとした姿をしており、黄色の6つ目を持つ。
幹部核以外の配下のアヤカシからは「御大将」と呼ばれている。
物語開始前の戦いで先代シンケンレッドに「封印の文字」を打ち込まれてバラバラに粉砕され、拠点である六門船共々三途の川の底に沈んだが、その封印が不完全だった為第一幕開始と共に復活。
六門船を浮上させ、再びこの世への侵攻を開始する。
人物像
一人称はオレ、二人称は「てめェ」。
骨のシタリをもってして「四六時中機嫌が悪い男」と称されている通り、常に尽きることのない苛立ちと破壊衝動を抱えており、その性格は極めて凶暴。
例えるならヤクザの親分そのもの。
一度怒れば手が付けられず、ひどければその怒りに呼応して三途の川が荒れ狂い、大量のナナシ連中が生まれてこの世になだれ込んでは甚大な被害をもたらすことになる。
そんな怒りを抑えられるのは酒と薄皮太夫が奏でる三味線の音色の二つのみであり、普段は六門船で音色を摘みにして浴びるように飲んだくれている。それでも酔い潰れることはないが二日酔いにはなるようだ。
どこから酒を調達していたのかは不明。
短気だが器が小さい訳ではなく、アヤカシ達の軽薄な言動には余程のこと*1が無い限り目くじらを立てることなくスルーしたり、
一度は自身を裏切りかけたシタリのことも全てを白状した正直さに免じて許す等、統治者としての裁量も持ち合わせている。
また、自身に反感を抱こうとも実行に移さなければ六門船を出入禁止にする程度で済ませるような寛大さも持つ。
ただし、自身に明確に翻意を持つ者や、計画の邪魔をする者には例え幹部格であっても容赦なく制裁を下し、場合によっては命を奪うことも辞さない等、根は悪の大ボスらしく冷酷無慈悲。
そもそも長い付き合いのシタリやお気に入りの太夫を省いて配下のアヤカシ達のことは基本雑に扱っている*2。
戦闘能力
外道衆総大将の名に恥じず、並みのアヤカシとは桁違いの強さを誇る。
戦いの際には大刀『昇竜抜山刀』と小刀『降竜蓋世刀』という竜の意匠が入った二本の刀を振るう。この二本は酒を飲んでいる時も片時も離さない辺り、不意討ちを仕掛ける可能性を警戒しているのだろう。
剣術に限れば丈瑠や腑破十臓程の腕前ならば互角に立ち回れないことも無いが、その強力無比なパワーに太刀打ち出来るわけではなく、両者ともに最終的には圧倒されている。
また咆哮ひとつで敵を蹴散らすことができ、周囲に大きな被害をもたらす。
防御面に関しても、レッドの剣裁きを受けてもビクともしない程頑丈。
純粋な戦闘能力の他にも数珠の様な鎖を作り出してアヤカシを「縛る」ことも可能。
「縛られた」アヤカシは一定期間身動きが取れなくなり、力も大きく減退する。
ただし、完全に効力を発揮するのは純粋なアヤカシのみであり、半分人間のはぐれ外道の十臓には余り効き目が無かった(それでも暫く変身できなくなったが)。
夏になると自分でも制御しきれなくなる程にまで力が増す為、その時期は六門船の奥に籠って、力を押さえつけるまで一人戦っている。
しかし封印の後遺症から水切れが尋常ではない程早く、一歩でも三途の川から出れば水切れの症状が出始め、ほんの数分で全く動けなくなってしまう。
そのため基本的に現世に出向くことはできない状態にあり、シンケンジャーは外道衆の企みを阻止することで三途の川の氾濫=ドウコク復活を防ぎ、その間に当主が「封印の文字」を完全習得することが事実上の勝利条件。
これが本作中の戦いの基本構造になっている。
人間関係
外道衆の中でも付き合いが長く、書物から情報を引き出したりこの世への侵攻の為に策を講じる等して頭脳面からドウコクを支える補佐役。
ドウコクも彼を「知恵者」と呼んで信頼を置いている他、シタリ自身も一度は我が身可愛さから裏切りかけたものの、基本的にはドウコクを気にかけている。
彼女が人間の頃からその寂し気な三味線の音色に魅せられており、外道に落ちると自身の傍らに置くようになる。
それもあってか、ドウコクにとってのお気に入りらしく、彼女がその出自故に他のアヤカシといがみ合っていれば仲裁に入ることもあり、シタリからも「太夫には甘い」と称されている。
自身の命令を聞かなかった際にはやはり三味線を破壊する制裁を下しているが、殺さなかっただけでも甘いといえるか。
ドウコク曰く「自由にしてやった」らしく、始めは戦闘狂な性分を理解していたのか「シンケンレッド(=丈瑠)と戦いたい」という彼の考えに異を唱えることは無かったが、その執着心のせいで悉く自分達の作戦を邪魔したり、時には自身を出し抜こうとさえする態度から次第に目障りに思うようになっていく。
活躍
序盤から中盤にかけては前述の問題から戦線に出ることは全く無かったが、第二十四幕にて太夫に十臓抹殺を命じるも彼女が同じはぐれ外道であることにシンパシーを感じたことで自身の命令に背くと怒って第二十五幕では彼女の三味線を燃やして半壊させた。
以後彼女とは一時的に決別するが、第四十幕にて太夫と協力関係にあった筋殻アクマロが彼女を痛めつけると、激怒してシタリの制止も聞かずにこの世に現れ、水切れを起こした状態でありながら(シンケンジャーにとってはかなりの強敵であった)アクマロを難なく退散させた挙句、
シンケンジャーに至ってはスーパーシンケンレッドはおろか、当時まだ登場して日が浅かったモウギュウバズーカの攻撃すら容易に退けて終始圧倒し、丈瑠を満身創痍の戦闘不能状態にまで追い込んだ。
更には自身の足の皮を少し剥がして三味線を修復し、
てめェは外道に堕ちた……他に行く場所はねェ
そう言い残すとシタリによって回収され、水切れを押して戦ったダメージのために三途の川底に沈み休眠状態となる。
その後、第四十七幕で再びドウコクの元に戻った太夫がピンクに三味線を破壊させて嘆きの力を解放したことで劇的に増水した川の水で復活。六門船に乗ってこの世に現れる。
その後、薫が封印の文字を書きあげるまでの時間稼ぎに挑んでくるスーパーシンケンブルーとハイパーシンケングリーンも含めた丈瑠以外のシンケンジャー5人と戦うも実力差は歴然。
真・水流の舞、キョウリュウマル・天地一閃すら弾き返し、5人を圧倒。封印の文字が完成し直撃をくらうも、半分人間の太夫を取り込んだことで封印の文字に耐性を得てしまっていた。
ただし、耐性も完全というわけではなく、太夫を取り込んだ部分である左胸には封印の文字によるダメージが現れていた。
そのまま6人を打ちのめし薫に重傷を負わせるが、そこに現れた丈瑠と黒子によって逃走を許してしまう。
そして薫に代わって丈瑠が復帰し、薫が作った志葉家のモヂカラディスクを携えて力づくの勝負に出たシンケンジャーと再戦。
一度は封印の文字を喰らった左胸をスーパーシンケンレッドに志葉家のモヂカラディスクを使用したシンケンマルで貫かれるも、そのまま耐えきり勝利する。
しかし、敗北を重ねても心は折れないシンケンジャーに業を煮やしたドウコクはさらなる苦しみを与えるべく、あえてトドメを刺さずに立ち去る。
その後2枚目のディスク*3を持ち追いかけてきたシンケンジャーと三度再戦。
今度はレッド以外の5人の「縛」のモヂカラで動きを封じられている間にレッドの烈火大斬刀・二刀流、そしてブルーの2枚目のディスクを使用したシンケンマルの斬撃を1枚目のディスクでつけられた左胸の傷に受け、一の目が潰される。
二の目でもその強さは変わらず、真っ当に戦っては不利と見て至近距離での一撃に賭けたサムライハオーを激しく攻め立て、折神達を次々に吹き飛ばしてシンケンオーにまで弱体化させ、機体を刀で貫くもシンケンジャーの残るモヂカラ全てを込められたダイシンケンの一撃と相討ちとなり、遂に致命傷を負った。
しかし道連れにするつもりかシンケンオーに掴みかかり、
オレがいなくなっても…いつか、てめェらも哭く時が来る…
三途の川の隙間は…!!開いてるぜ……!!!
そう言い残して爆散した。
ドウコクの死により六門船も三途の川の底に沈み、外道衆の侵攻は幕を閉じたのだった。
マスター・ザンドレッド
米国輸出されたリメイク作品『パワーレンジャー・サムライ』における御大将のお名前。
概ね日本版と同じくラスボスだが、放送コードの関係からか偏頭痛持ちという設定となり、いつも飲んでいる酒はオクトロー(骨のシタリ)が調合した頭痛薬とされた。
最終回における顛末も同様だが、等身大戦で封印のシンボルパワー(モヂカラ)を打ち込まれる際には、
それまでコックピットの中で必殺技を放つ際のみの変身だったショーグンモード(サムライ版のバトライザー形態)で撃破されるというサプライズがあった。
余談
モデルは毘沙門天と伊勢海老。
後日談である『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックon銀幕』では『ゴセイジャー』のブレドランが
「遺志を継ぐ」と勝手に称して「血祭のブレドラン」を襲名した。
結局のところ、ブレドランらしい二枚舌の産物にすぎなかったが。
CVの西凜太朗氏は、かつて『五星戦隊ダイレンジャー』でシャダム中佐を演じていた。
策謀家であるシャダムはドウコクとは正反対のタイプだが、ラスボスを務めた点が共通している。
またVシネマ『帰ってきた侍戦隊シンケンジャー 特別幕』では酔っ払い役として、西氏がシタリ役のチョー氏共々顔出し出演を果たしている。
10年後、『仮面ライダージオウ』にて、ラスボス格である怪人「アナザーディケイド」が登場したのだが、
『ディケイド』のシンケンジャーコラボ回があったことも踏まえ、アナザーディケイドのモチーフにドウコクが使われているのではないかとファンの間で噂されている。
オレがいなくなっても…いつか、てめェらも追記・修正する時が来る…アニヲタWiki(仮)の隙間は、開いてるぜ……!!
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▷ コメント欄
- 10年たってから作られるとは -- 名無しさん (2019-06-06 19:51:37)
- 最近Youtubeで動画が上げられているからかね -- 名無しさん (2019-06-06 21:25:40)
- なんだかんだで太夫のことは気に入ってたんだろうな -- 名無しさん (2019-06-07 11:48:57)
- 圧倒的実力に裏打ちされた傲岸不遜な態度が敵として素敵。スーパーヒーロー大戦で構成員として従ってたのはなんというか、悲しかった。 -- 名無しさん (2019-06-07 16:49:15)
- 一応剣術自体はモノホンの侍には及ばないという設定はある(実際剣術の返し技に弾かれる場面も見受けられる)けど、圧倒的パワーで叩き潰すスタイル -- 名無しさん (2019-06-07 19:42:36)
- 太夫との関係については文章にしようとすればするほど野暮になるからこれ位でいいのかもしれない -- 名無しさん (2019-06-08 01:28:20)
- ↑↑↑SH大戦は本編とは繋がってないしその後の展開とも繋がってないから…そう考えたらまだなんとか -- 名無しさん (2019-06-08 01:59:05)
- ↑本来はディケイドで鳴滝が言ってたように戦隊とライダーの世界はつながってないしな。あれは特撮作品の世界がつながってる平行世界の話だと思ってる -- 名無しさん (2019-06-08 12:58:44)
- ↑↑↑9年後、小林さんが構成の某作品で(脚本自体は別の人だけど)中の人が太夫の中の人演じる上司を助けて逝った役になったのは偶然か…。 -- 名無しさん (2019-06-09 15:18:40)
- 太夫と一体化したことで封印の文字は克服したものの、別の弱点(人間の部分)が生まれるというのもいい塩梅かもしれない -- 名無しさん (2019-06-22 22:40:30)
- 「お前さんも因果だねぇ……」ってシタリの台詞が太夫との全てを物語ってる気がする -- 名無しさん (2019-06-23 01:02:33)
- ヤミオロロを放り込んだ理由があまりにもひどすぎる。おかげでこの世がえらいことに -- 名無しさん (2019-10-10 15:47:34)
- CMのあと、みんなで一緒に歌を歌おう! -- 名無しさん (2019-10-30 13:01:06)
- 史上最強の御大将...そして、小林さんちのメイドラゴンのトールたちが応援した相手でもある( これ本当 )。 -- 名無しさん (2020-04-12 10:27:36)
- ↑kwsk -- 名無しさん (2020-04-12 10:33:19)
- ↑ ↑2の者ですが、小林さんちのメイドラゴン 第36話でトールが「いけー!チ〇ツリ ドーコク」と言ってます...ドウコク様の隠れモチーフがアレだからかな?それとも作者が好きだからなのか? -- 名無しさん (2020-04-12 10:42:33)
- ↑すみません、間違えました。「36話」じゃなかった「37話」でした。 -- 名無しさん (2020-04-12 12:13:45)
- 意外と純愛キャラだった。太夫のために自分の皮膚をはいだり、死にゆく太夫を抱きしめたり…いい男だなあ。 -- 名無しさん (2022-05-03 23:44:16)
- ↑まあ太夫の三味線を壊したのはそもそもこいつなんですけどね このへんは正直DV夫のやり口に近いと思う -- 名無しさん (2023-05-22 00:29:18)
#comment
*2 ウザかったからというだけの理由でヤミオロロをこの世に放り込んだのがいい例。
*3 志葉家のモヂカラディスクはディスクが強大なモヂカラに耐えられず一撃で自壊してしまうため、薫が無理を押してもう1枚作り上げた
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