登録日:2015/11/09 Mon 22:44:53
更新日:2024/01/16 Tue 13:00:46NEW!
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ハリー・ポッター ハッフルパフ 優等生 監督生 三大魔法学校対抗試合代表選手 シーカー ハンサム イケメン 誠実 好青年 完璧超人 英雄 セドリック・ディゴリー ロバート・パティンソン 日野聡 闇堕ち 死喰い人 故人 ターニングポイント 何かあった未来 ハリーのトラウマ ハリーにセストラルが見える元凶 ネズミ男に倒された漢
ハリー・ポッターシリーズに登場する魔法使い。
演:ロバート・パティンソン
声:日野聡
ホグワーツ魔法魔術学校の生徒で、ハリーより2学年上のハッフルパフ寮生。
優等生でハッフルパフの監督生であり、クィディッチのハッフルパフチームのキャプテン兼シーカーでもある。
魔法省魔法生物規制管理部の職員エイモス・ディゴリーの息子。
背が高くてハンサムであり、無口そうと言われている。
性格も良く、誠実な人間である。
ストーリー上、クィディッチ等での勝負や、チョウ・チャンをめぐる駆け引きなど、ハリー・ポッターのライバル的存在としても描写されている。
キャラクターの欠点が描写されることの多いハリー・ポッターシリーズにおいては、数少ない欠点らしい欠点が描写されないキャラクターである。
ドラえもんでいう出木杉君みたいな存在かもしれない。
以下、各巻での活躍
3巻『アズカバンの囚人』
ハッフルパフ寮のクィディッチ・チームのキャプテンに就任。
対グリフィンドール戦では、ハリーが吸魂鬼の影響で箒から落ち、ハッフルパフが勝利したにも関わらず、やり直しを望むなどフェアプレーを望む姿勢を見せた。
4巻『炎のゴブレット』
父親と共にクィディッチ・ワールドカップの観戦に来る。
三大魔法学校対抗試合で、ホグワーツの代表選手として選ばれ、予期せず代表に選ばれたハリーと共に戦うことになる。
第一の課題では、ハリーから「ドラゴン」というヒントを教えてもらい、スウェーデン・ショート-スナウト種のドラゴンを出し抜く。
クリスマス・ダンスパーティでは、ハリーに先んじてチョウ・チャンをダンスパートナーにする。
その後、ハリーに第二の課題のヒントと監督生の風呂場の合言葉を教える。(実は、これは彼の誠実さを利用し、ヴォルデモート卿の手下が仕組んだものである。)
第二の課題では、「泡頭呪文」を使い、チョウ・チャンを救出する。
そして迎えた第三の課題。
蜘蛛や服従の呪文をかけられたクラムに襲われたりしながらも、何とかハリーと2人で優勝杯までたどり着く。
ハリーの提案により、ハリーと2人で優勝杯を取ることにしたが…
これは罠で、移動キーにより墓場まで運ばれてしまう。
そこで現れたワームテールの手により…
「アバダ ケダブラ!」
あっけない最期を迎えてしまった。
その後、呪文逆戻し効果でヴォルデモートの杖より、ハリーの両親たちと霊魂となって現れ、ハリーに体を持って帰るように頼んだ。
彼の両親はハリーを責めることなく、また学期末の式は彼の喪に服したものとなった。
彼の死はハリーのトラウマとなったようで、その後のダーズリー家でハリーはうなされているようである。
また、彼の死に立ち会い、死を理解したことで、ハリーはセストラルが見えるようになった。
(余談ながら、セストラルを見るためには、心を整理して「死」を理解しなければならず、ハリーが学期末に学校から帰る際はまだセストラルを見ることができなかった。また、セストラルは死を見た者に見えるとされるが、ハリーはセドリック殺害の際に目を閉じており、死ぬ瞬間を見なくても見えるようになるようである。)
また、アルバス・ダンブルドアやハリーは「セドリックはヴォルデモートに殺された」と話しているが、実際に殺したのはヴォルデモートの命令を受けたワームテールである。
(ヴォルデモートは復活前で肉体が不完全であった。また、呪文逆戻し効果でヴォルデモートの杖から彼が出てきたのは、ヴォルデモートの杖を使って殺害したからである)
まあワームテールは死んだことになっているので、正確に話すと混乱を招きかねないし、あくまで命令したのはヴォルデモートであり、実行犯が誰なのかは重要でないのかもしれない。
その後、無念の死を遂げた彼はシリーズから退場する事となったが……
以下、8作目『ハリー・ポッターと呪いの子』でのネタバレ(クリックで表示)
『よけい者がよけい者でなくなり、時間が逆戻りし、見えない子どもたちがその父親を殺すとき――闇の帝王が戻るであろう』
本作では非常に重要なキーパーソン、そして、
歴史の展開次第ではその後の魔法界の運命を左右する人物だった事も発覚する事となる。
ハリーの次男坊・アルバスが、父親同様何かを成したい・父親への半ば当てつけで『父親が救えなかったセドリックを救い出す』という目的で、
『逆転時計を使用し、三大魔法学校対抗試合にてセドリックを妨害しハリーとの同時優勝を防ぐ』という行動に打って出た為、
その無謀な作戦に巻き込まれる形となる。
第一の課題ではアルバスに観客席から武装解除呪文を受けて杖を没収されたりというか観客席からの妨害なんて出来ないように運営側が措置しておけよと、
第二の課題では『肥らせ呪文』で風船のように水中から浮かび上げられてしまい強制リタイアさせてしまうなど散々な目に。
第一の課題の方は彼への影響は少なかったものの、
笑いものとなってしまうような屈辱を味わわされた第二の課題の後に……
なんと死喰い人となってしまう。
優勝争いから脱落しペティグリューに殺害される運命は避けられたものの、屈辱の果てに性格が歪んてしまったのであった。
そして、死喰い人となった彼は原作における最終決戦である人物を殺害した。
そう、ネビル・ロングボトムである。
『正史(ハリーがヴォルデモートを倒した、アルバスが逆転時計を使った計画を行う前の世界)』では、ネビルは打倒ヴォルデモートにおける重要な役割を果たしていた。
最後の分霊箱である、ナギニを隙を突いて破壊してみせた活躍である。
が、ナギニを倒すはずのネビルが、死喰い人となったセドリックに殺されてしまった事でどうなったか?
結果、ハリー達はナギニ(に魂を分割してあるヴォルデモート)を倒せず、
ヴォルデモートが最終決戦にて勝利し、悪の魔法使い達が大手を振って歩く暗黒の世界へと変貌してしまった。
冒頭の予言は、
アルバス達が『時間を逆戻り』させ、
あの墓場でヴォルデモートに『余計な奴』と言われたセドリックが余計な奴ではなくなり(ナギニを殺すはずだったネビルを殺してヴォルデモート陣営に勝利をもたらした)、
その結果ハリーが死亡する=アルバスの計画で父親であるハリーが死ぬ事となってしまう事で、
本来死ぬはずであったヴォルデモートが君臨する世界となる、という予言だったのだ。
優秀だった彼がこのように道を違えて死喰い人となってしまっていたら、ここまで魔法界は変わってしまっていたのだ。
これだけ見ると『闇落ちして魔法界を暗黒に導いた大ポカ野郎』とも受け取れかねないが、
デルフィーの三度の歴史改ざんの計画時には、(迷路の課題と勘違いしたとはいえ)デルフィーを武装解除して縛り上げ、縛られていたアルバスとスコーピウスを助ける等、彼らしい活躍も見せてくれている。
歴史を変えてしまう事の恐ろしさを思い知ったアルバスとスコーピウスは、その後セドリックが待ち受ける運命を知っていながらも、
『あなたの父親はあなたを愛していた』という言葉を贈るに留まり、迷路を進む彼を見送るのであった……
追記・修正は三大魔法学校対抗試合に出場してからお願いします。
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▷ コメント欄
- ヘルガ・ハッフルパフってこんな感じの人だったのかなーと思える人柄。 -- 名無しさん (2015-11-10 08:20:19)
- 初めて映画みたときはあっけなさすぎて死んだと思わなかった -- 名無しさん (2015-11-10 14:04:03)
- 新作で生き返らせるみたいだけど散々な目に遭う模様 -- 名無しさん (2016-11-19 06:24:34)
- マジで?でもなんかいかにも、ひどい目に遭いそうなキャラではあるよね。いい人なのに…だからこそ、というべきか -- 名無しさん (2016-11-19 08:56:37)
- なんやかんやで実は重大な歴史の分岐点だったセドリックさん -- 名無しさん (2016-12-07 18:09:59)
- セドリックがグレるとは…。 -- 名無しさん (2016-12-07 18:13:41)
- 親父のエイモスは当初、吸魂鬼の妨害があったとはいえ、クィディッチの試合に優勝した息子のことを自慢する親バカ。 -- 名無しさん (2016-12-07 19:16:57)
- ↑×6でも、それ故にハリーの拭いがたい後悔となった模様。 -- 名無しさん (2016-12-07 19:34:01)
- ↑2エイモスの親父さんにはこう言うしかないのかもしれないのかな。「貴方の息子を含め、誰一人として無意味で無価値な死などなかった。生もまた」 -- 名無しさん (2016-12-25 05:13:06)
- 『呪いの子』を読んだ限りでは、この人が死なないとハリーが負けヴォルデモートが勝つ(可能性が高い?)ってのが悲しすぎる -- 名無しさん (2017-01-22 07:19:30)
- ↑まじか……。悲しいね、殺されるために生まれてきたみたいで -- 名無しさん (2017-03-01 21:26:34)
- 完璧人間だけど新作でもひどい目にあうし作者からの扱い悪いキャラだな -- 名無しさん (2017-07-27 03:56:46)
- いっそ誰か大人を配置してアルバスとセドリックを説得し、彼が死にもせず性格が歪みもしない方向へ導けば……駄目だこりゃ。メアリー・スーそのものだ -- 名無しさん (2019-05-22 13:17:47)
- セドリックが死なないとDAの士気が上がらずグダグダになり、ネビルをはじめとする戦力が弱体化。逆に闇の陣営はセドリックという超有能な部下を手に入れ、超絶強化した結果がハリー達の敗北って訳か -- 名無しさん (2019-05-25 01:04:35)
- 第二の課題の妨害がもうちょい自然なものだったらまた変わったかもしれない -- 名無しさん (2019-10-18 17:31:25)
- タグに「悲劇のヒーロー」を付けるべきか止めるべきかで迷いますね… -- 名無しさん (2020-05-15 21:39:15)
- いや、大ポカ野郎って・・・それはアルバスだけに言うべき -- 名無しさん (2020-05-15 21:45:16)
- ドラえもんで言ったら出来杉君が敵組織に加入してドラえもん達と敵対するってことか…勝てる気がしないな -- 名無しさん (2021-05-02 19:38:09)
- 今まで解釈違いとか理解出来なかったけどセドリックの闇落ちは信じられなくて初めてその概念を理解したわ -- 名無しさん (2021-09-18 19:42:20)
- 闇堕ちして死喰い人になった世界線でも死喰い人内での扱いは「たった一人しか倒してない」という評価の模様 その一人を倒したことが戦いの分岐点なのに とことん報われないな -- 名無しさん (2021-10-19 08:22:04)
- 「起こってしまったことは仕方ない。俺の命で世界が救われるなら。」演者的に。 -- 名無しさん (2021-11-27 09:56:00)
- セドリック一人が闇堕ちしたらハリーが死亡、それまでの設定やダンブルドアの策全てをセドリックがひっくり返されるって事か 本当にチートキャラだわな(笑) -- 名無しさん (2022-03-01 08:03:19)
- セドリックがどうのと言うより、ハリーが勝ってヴォルデモートが負ける世界が蜘蛛の糸をつかむようなか細い可能性の結果だったんだろう。だからこそ何か一つでも狂うとヴォルデモートが勝つ世界になってしまうという。 -- 名無しさん (2023-01-12 00:52:54)
- ↑ネビルが選ばれていてもネビルが勝ったらしいしヴォルデモートが負けるのが基本路線なんじゃない?セドリックという強力な部下を加えて初めてヴォルデモートが勝利できるという… -- 名無しさん (2023-02-06 12:32:44)
- 最短距離で影響も少なく生存ルートを目指すなら最後の優勝杯に触らせなきゃいいだけだと思うんだけどね…まぁ歴史をみだりに歪めてはならないという教訓ありきならこれでも結果は一緒かもしれないけど -- 名無しさん (2023-02-16 00:19:59)
- ハリーが女性ならではで彼氏候補にされていたけれど、面食いでクディッチつながりで優勝杯がらみのイベントでと、たしかにありえる -- 名無しさん (2023-02-26 14:11:16)
- どっかの漫画で性格も良い挫折知らずの優等生だったからちょっと挫折がきっかけが反動になって道を踏み外すってのがあったけどセドリックもそんな感じかな -- 名無しさん (2024-01-06 02:34:54)
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