カダッシュ

ページ名:カダッシュ

登録日:2013/04/15 (月) 23:20:49
更新日:2023/08/21 Mon 13:52:05NEW!
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タイトー アクション アーケード 戦士 魔法使い 僧侶 忍者 ゲーム rpg カダッシュ




1989年にタイトーが販売した横画面横スクロールアクションRPG。


全5面構成だが、区切りはないので前の面に戻ることも可能。
2人協力プレイ可能。
実は基板を2枚連結することで4人プレイも可能だが、この通信に必要な部品は海外版にしか乗っていない。
ただ電気回路的には日本版にも備わっているため、通信用のROM周りを海外版から移植する事により、日本語設定の4人プレイも可能。
ニコ動にて公開されている。



魔王バーログによってディルザール国は攻撃を受け、王女サラサがさらわれた。
腕利きの者を募集した結果、4人の勇者が集い、姫の救出に向かうというバックストーリーがある。



○操作とゲーム説明
8方向レバーでプレイヤーの操作。
上方向で扉に入り、下方向でしゃがむ。


アタックボタンで装備している武器で攻撃と会話。
魔法使いと僧侶は長押しすると魔法ウィンドウが出現し、使用したい魔法が表示されたところでボタンを離すとMPを消費して魔法を放つ。
上方向にレバーを入れながらアタックボタンを押すと、対空攻撃ができる。


ジャンプボタンでジャンプし、左右方向との組み合わせでその方向に向かって一定距離ジャンプする。
空中での軌道修正は不可能だが、魔界村シリーズのように振り向きは任意で行える。
ジャンプ中にツタのある場所に接触すると自動でつかみ、レバー上下での昇降が可能。



ゲームの基本的な進め方としては、村落とダンジョンを行き来する。
村には村人のほかに武器防具屋、アイテム屋、宿屋、民家などがあり、装備を整えたり情報収集が可能。
宿屋は使用するにつれて宿泊料が高くなっていく。


ダンジョンでは様々なモンスターが出現し、行く手を阻む。
モンスターを倒すとお金と経験値を得ることができ、レベルアップするとHPやMP、移動速度、攻撃力等のステータスが上がる。
(ただし、四人プレイの場合はいるメンバーに均等に経験値が入る為二手に別れて別行動を取らないとレベリングし辛い罠がある)
各ダンジョンに1体以上のボスキャラクターが控えており、倒さないと先に進めない。
各ステータスは一定時間操作を停止すると表示される。


ダンジョンによってはアイテムや鍵が必要となったり、仕掛けを解く必要のある場所も存在する。
ダンジョンの特定の場所には攻撃すると音のする場所がいくつかあり、攻撃を続けるとアイテムやお金が出現する。
そのほかには隠し通路や宝箱などがある。


なお、画面上部に制限時間が表示されており、これを超過すると無敵の永久パターン防止キャラが追尾してくる。
新たな面に進むことによって規定値まで補充される。



○使用可能キャラクター
ゲームを開始する前に以下の内からキャラクターを決定する
なお、防御力に関しては物理系攻撃に対する防御力と、魔法系攻撃に対する防御力が別物に設定されている
例:ラスボスの魔王バーログの攻撃は尻尾・体当たりが「物理系」、口からの炎が「魔法系」と設定されている。


  • 戦士

近接攻撃のスペシャリスト
攻撃力は高い。防御力は物理系に強く、魔法系には弱い
移動速度は並み程度
による攻撃を主とし、防御装備と兜
魔法は使用できないが、装備する剣によっては魔法が付加されたものがある
剣のリーチは短めだが、攻撃は最も素早くスキも少ない
「しょしんしゃは、これを えらぶのが ぶなん」と紹介されており、本ゲームに慣れるのに適したキャラクターである
…と見せかけて、実は4キャラ中一番辛いキャラである
前半面は楽なほうなのだが、敵の魔法系飛び道具の増える後半面がとにかく辛い
肉体派のくせにHP上昇率が低めで、なんと4キャラ中最下位
装備品が多い分、防御力を充実させるためのゴールドが高いのも悩みの種
盾が一癖ある仕様のため(相手の飛び道具系の攻撃を防ぐことができるが、盾の分当たり判定も大きくなる)、
使うか使わないかでプレイヤースタイルが分かれる…が、10人中8人は(ラストのある地帯まで)盾要らないと言うと思う


魔法による攻撃を得意とするキャラクター
通常攻撃力は並み程度、防御力は魔法系に強いものの、物理系に弱い
移動速度は最も遅い
による攻撃が通常攻撃となるが、リーチは非常に短い
レベルアップが全キャラクター中で最も早く、必要経験値が少なく済む
攻撃魔法のみしか覚えないが、反面成長した際の火力には目を見張るものがある
最強の防具で魔法に使うMP必要量が1/2になり、
最強の杖でMPが時間と共に回復するようになるため、ラスボスを含めたラスト付近の敵は
攻撃魔法の連打だけで片が付くと言っても過言ではない
パターンを組むまでは辛いが、一度パターンを組んでしまえば安定するキャラクター
実はかなりの肉体派魔法使いで、HPの伸びが全キャラ中最高


回復や防御系魔法を使いこなすキャラクター
「通常攻撃力は低めだが、防御力は高い」との説明文だが、実は意外と防御力も高くなく(ダメージ計算式の仕様のせいもある)、攻撃力も最終的には魔法使いに劣り最下位
伸縮するフレイルによる直線的攻撃が主となるが、リーチが非常に長い反面連射が効かない
最終防御魔法に既定値までのダメージと毒を無効とする「プロテクション」というものがあるが、これはレベルとともに成長する
プロテクションは32ダメージまでならあらゆる攻撃を無効化するので、
これによってシールドを張りながら攻めるという防御主体のプレイが求められる
中盤までは難しいが、以降が易しいキャラクター
但し「プロテクション」に強さのほとんどが集約されているため、宿無しプレイだと難易度が一気に全キャラ中最高に跳ね上がる
また、武器の仕様と攻撃力の都合上、ラスボスのバーログ戦が一番辛いのもやや難点
ちなみに「プロテクション」を含めた防御力が最も硬くなるのは、LV15の時である
(本作のダメージ計算式が特殊で、『「防御力から計算したダメージ」と「レベル」のうち、大きい方の数字になる』という仕様のため)


素早い動きと遠距離攻撃を持ち味とするキャラクター
攻撃力、防御力はそれぞれ低めだが、移動速度は最速
手裏剣や苦無などといった飛び道具による攻撃がメインで、基本的に2連射が可能
魔法は使用できないが、飛び道具の使い勝手とリーチの長さ、スキの少なさが最大の長点
レベルアップは最も遅く、経験値が多く必要となる
しっかりとしたレベル上げさえすれば全キャラクターの中で最も扱いやすい
最終的な通常攻撃の遠距離火力は最強で、さらに装備を購入した戦士より防御力も高くなるため
大器晩成型でもある
ただし本作のダメージ計算式のせいで、実質的な防御力は低くなることが多い
(防御力が高くなりすぎるせいで、ダメージが早々にレベル値を基準にされてしまうため)



○ステージ説明(仮称)

  • ディルザール城(ラーハイム城)/岩盤の洞窟

王様からお金と薬草を渡され、ゲームの開始となる
洞窟には地下火山があり、火山岩によって背景から攻撃をしてくる
敵は弱く、序盤の経験値稼ぎには最適
ボスはブラックプディングで、倒すと旅の扉へ進める
ちなみに、四人プレイ版では始める側で難易度が変わり、3~4P側であるラーハイム城からの洞窟はかなり難しくなっている
(最終的にボスの部屋で合流するようになっている)



  • 村落/水の洞窟

最初に買い物ができる村落
村に住む老婆の娘が生贄として洞窟に囚われていることが分かる
地面からナックルを出してくる敵、跳ね回るカエル、突如出現するローパーなどがいる


ボスはクラーケンで、倒すと娘を救出でき正体が分かる
この面では人魚の鱗が入手でき、水の中に潜ってもダメージを受けなくなるが、結構スルーされる事が多い(後述の方法で強引に次のステージに行く手段がある為)
ダンジョン内には武器防具屋がある



  • ツタの洞窟/ドワーフの隠れ家/ドワーフの村

敵が強くなってくる面と同時に、一番の経験値稼ぎポイントになっている
攻撃や出現パターンも強力になってくる
いくつかの分岐ルートがある
ウォームを倒して「ウォームのいと」を手に入れないと先に進めない
ボスはウォームと蕾のボス
蕾を倒すとエリクサーが手に入る
洞窟を抜けると「メイヤのはな」が手に入り、村へ進めるようになる


  • 滅びた村/白骨の洞窟/村人の隠れ家

地上は盗賊によって滅ぼされた村で、墓石や廃墟がある
突如振ってくる稲妻や大量に出現するゾンビ、奇怪な動きの死神リッチなどが行く手を阻む
炎の風車を抜け、溶岩を超えると逃げ込んだ村人たちの隠れ家にたどり着く
夫のアベルを殺された妻ジーナからペンダントを渡され、墓前に供えるとアベルの霊が成仏し、
生前使用していたアベルのペンダントが手に入る
これを持ってに接触すると会話ができ、ボスの部屋の場所を教えてくれる
盗賊のファイアーエレメンタルがボスで、倒すと「きせきのホルン」が手に入り、バーログ城へ進めるようになる


  • バーログの城

強力なモンスターとトラップが待ち構える城
雑魚が強化されてかなり手強くなっている上、ブラックプディングやウォームの強化版との戦いがある
様々なアイテムが手に入り、ここでもエリクサーが手に入るほか、城内には最後の武器防具屋がある
先へ進むと姫が捕らえられている部屋にたどり着き、救出した後にバーログを倒しに向かうこととなる
ボスは魔王バーログ。人型形態時にある程度ダメージを与えると火竜へ姿を変える


  • ディルザール城

姫とともに凱旋すると、城の兵士たちが傷を負っている
王に話しかけると不可解な言動を残すが、姫によってバーログが王に化けていたことが判明
火竜形態のバーログと再戦することとなる
ある程度ダメージを与えると首の数が増え、3種類の攻撃によってプレイヤーを苦しめる



○消費アイテム説明

  • やくそう

体力が0になると自動使用
10ポイント体力が回復する


  • ちゅうわざい

敵からを受けると自動使用
毒を食らうとみるみる体力が減少するので、これによって回復するのが望ましい


  • いのちのかね

購入すると自動使用
体力の最大値が増える
ドラゴンバスターのマッシュルームに近い


  • すなどけい

購入すると制限時間が増える
経験値稼ぎに必要不可欠


  • エリクサー

体力が0になると自動使用
最大値まで回復する
ゲーム中では2つ手に入るが、所持できるのは1つまでである
薬草も持っている場合は薬草の方が優先して使用される


  • ドラゴンの像

四面のある場所で手に入るアイテム
入手すると10000G手に入る
(一見ハズレに見えるがこれ一つで後半の宿の宿泊回数が実質一回増える)


  • マジカルオーブ

同じく四面のある場所で手に入るアイテム
入手すると一定時間キャラクターの頭上に攻撃判定のあるミニキャラが付き、攻撃ボタンを押すと自身の攻撃と共に突撃し戻ってくる


○本作の考察
非常に珍しい「アーケードゲームのアクションRPG」である本作
村人と会話して情報収集したり、買い物して装備を整えたり、
姫を救出して魔王と戦うなどまさに「RPG」と言って差し支えないつくりである



ゲーム面としてはオーソドックスなアクションゲームに近い


難易度的にはさほど高くはないが、RPG要素と探索が複合しているためにゲームの進め方を把握するのに時間がかかる
慣れないうちはダンジョンに迷ったり、必要なアイテムやフラグの把握が必要となる
それらを覚えないとゲーム自体を進めるのが難しいためである


作中では唐突な敵の出現や、速い弾を吐いてくる敵、高速で突っ込んでくる敵などが用意されている
パターン化して進まないと攻撃を受けてしまう場面はかなり多く、ある程度やり込みが必要となってくる


ダメージ必須な場面や強力な敵も少なくないため、余計なダメージを極力受けずに進めて、
貴重な回復手段をなるべく使わずに終盤にまわせるようにしておく配慮が必要となる



普通にクリア出来るがままに進めようとすると、後半からかなり厳しい場面が出てくる


というのも、本作は経験値を稼いである程度レベルを上げて進むように設計されているためである
よって効率よく経験値を稼げる場面を探し出し、そこで経験値を稼いで充分にレベルを上げてから進むことが望ましい
レベル上げをせずに進もうとすると、雑魚やボスが堅くて倒しきれなかったり、1回の攻撃で多大なダメージを受けたりする



○コラム
ダメージを受けると背中側に向かってヒットバックする
これを利用し、敵や攻撃に向かってジャンプしながら背中を向けて突っ込むことで、ヒットバックを生かして先に進めるテクニックがある
これは製作側が意図的に盛り込んだもので、後述のポイントをはじめ、ヒットバックを利用して先に進むべき場所が存在する



ツタの洞窟の隠れ家の隣には階段があるが、そこの最上段で蜘蛛の巣攻撃をわざと受ける
そして2回目の確定ダメージのタイミングを計りながら右にジャンプしつつ左を向いて「2段ジャンプ」をする
すると右に吹っ飛んで見えないツタにつかまることができ、先に進むとドワーフを模した製作スタッフのメッセージを聞くことが出来る



ディルザール城にてバーログと戦う際、暗転してメッセージが表示される際にボタンを連打しておくと攻撃が出る
忍者なら1発分の攻撃を与えることが可能



追記・修正はバーログ城の姫をスルーしつつお願いします


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  • Heyの配信がやたらと盛り上がるゲーム -- 名無しさん (2022-02-02 13:34:43)

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