NEEDLESS

ページ名:NEEDLESS

登録日:2009/07/18(土) 18:09:48
更新日:2023/08/17 Thu 18:14:24NEW!
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汝ら、この門をくぐる者は


全ての希望を捨てよ



NEEDLESSニードレス』は、今井神による漫画作品。
ウルトラジャンプにて2003年11月号から2013年7月号まで連載されていた。単行本は全16巻。


+ 目次-

概要


2130年代の東京を舞台に、“BLACK SPOT”と呼ばれる隔離地域で生まれた能力者“ニードレス”たちの戦いを描くバトル漫画。


世界観や設定は2001年のアニメ作品『スクライド』に近いが、本作の原形は作者が高校時代(90年代)に執筆していた漫画であり、おおまかな設定やストーリーはその時点で出来上がっていた様子。
関連作品として同人誌『BLACK SPOT』や、本編にも関連する短編集『NEEDLESS ZERO』等がある。


2009年にはテレビアニメも放送された。(詳細は後述)



作風

基本的には互いの能力を駆使した殴り合いが中心となるシンプルなバトル漫画だが、本作の能力バトルの特徴としては『推理』『ギャグ』『お色気』の3点が挙げられる。


『推理』要素については、“得体の知れない能力の謎を解き明かす”という展開が多い点に表れている。
本作には能力者ニードレスが所有する能力はひとつだけ”という絶対のルールがあるのだが、能力者の中には自身の能力をフル活用し、あたかも複数の能力を保持しているかのように多彩な技を繰り出す難敵がしばしば登場する。
そういった謎の能力の正体を戦闘中に推理し、その真実を暴いて攻略の糸口を見出だす戦闘描写は本作の見所のひとつであり、単純な能力の強弱だけで結果が決まるような戦いばかりではない。


また、『ギャグ』要素にかなり力が入っているのも本作の特徴のひとつ。
シリアスなバトル中にも唐突にギャグシーンが挿入され、時には敵の能力をギャグによって無効化したり、敵組織の親玉や幹部であっても容赦なくギャグシーンに巻き込まれるなど、本作において“お笑い”はかなり重要な要素であると言える。
そのため重く暗いストーリーになることはなく、常にハイテンションで物語が進行する。


そして『お色気』要素も当然完備。
敵味方問わず女性キャラクターが多い上、バトル中の彼女たちはほぼパンチラ状態である。
さらに、本作は攻撃によって受けたダメージ量を衣服の破れ具合で表現しているため、バトルが長引くと必然的に服がボロボロになった半裸の少女が増えていくこととなる。


バトルに決着がつくと、主人公ブレイドが「判決 死刑」の決め台詞&決めポーズを取るのがお約束。
主人公の保有する能力が作中最強クラスであるため、このラスボスじみた主人公に敵サイドがどう立ち向かってくるか?という点も本作の見所といえる。



アニメ版について

2009年7~12月に放送された。全24話。
制作はマッドハウス。
監督:迫井政行
シリーズ構成:西園悟


  • オープニングテーマ
    • 『modern strange cowboy』 - GRANRODEO
    • 『Scarlet Bomb!』 - 美郷あき
  • エンディングテーマ
    • 『Aggressive zone』 - ニードレス★ガールズ+
    • 『WANTED! for the love』 - ニードレス★ガールズ+

原作の第一部(1~8巻あたり)に比較的忠実な作りだが、原作がまだ未完の時期にアニメ化したため、終盤の展開はアニメオリジナルとなっている。*1


とはいえ、2期を匂わせつつ適当に終わるような雑なラストにはなっておらず、アニメはアニメできちんと物語に決着をつけており、オリジナルストーリーながら好評を得た。


ストーリー終盤をアニメオリジナルの展開に改変した都合上、一部のキャラクターは原作から設定が変更されている。
特に変更が大きいのは左天とギドの2名。
この二人はアニメと原作で設定が大きく異なるものの、いずれも物語終盤でストーリーを牽引する重要な役回りとなっていた。


1クール目のOP曲『modern strange cowboy』は、同楽曲を手掛けたGRANRODEOの代表曲として知られており、ライブで演奏されれば絶対に盛り上がる定番ナンバーとなっている。
なお、GRANRODEOでボーカルを務める谷山紀章氏は、アニメ本編にも左天役で出演している。


また、アニメの1クール目のED映像がぶっ飛んでいたことでも一部で有名で、「EDが本編」などと言われることもあった。
その内容は、本作の人気キャラである少女部隊のトリオ(セツナ・未央・梔)が半裸でくんずほぐれつ、といったもの。
女装したクルスもわずかに登場するが、主役であるブレイドやメインヒロインのイヴは一切登場しない。
ちなみに某動画サイトにて18禁指定されたりもした。


クルスが女装するのは原作第二部からなので、アニメ本編に女装クルスは登場しないが、DVD・BDの映像特典「聖リリィ学園の秘密」にてフォローされている。
鉄棒プレイするセツナや、全裸にされるセトとソルヴァや、ち○こを見せられる美少女部隊を見たければDVDを買おう!



あらすじ


時に、西暦2130年。
かつて勃発した第三次世界大戦により、日本各地に“BLACK SPOTブラックスポット”と呼ばれる広大な汚染区域が生み出されていた。
BSは巨大な壁により隔離されたが、いつしかその荒れ果てた大地に住み着くものが現れ始める。
シティ」の人々は、BSに住み着いた者たちを「不要者ニードレス」と呼び蔑んだが、彼らの中には不思議な能力を持つ者たちがいた。


シティからBSに進出した製薬会社シメオンは、ニードレスが持つ特殊能力フラグメントに目をつけ、“ニードレス狩り”を開始する。
シメオンに抗う解放軍レジスタンスの一員として活動していた少年クルスは、ある日、謎の神父ブレイドと出会う。
解放軍が全滅し、実の姉とも死別して天涯孤独の身となったクルスは、ブレイドが住む教会に身を寄せることとなる。


やがてブレイドの元には、様々な能力者ニードレスが集うようになり、一行はシメオン打倒に向けて動き出す。



登場人物


CVはアニメ版準拠。


ブレイドとその仲間

CV:子安武人
BS・S33地区の教会に住む破戒神父。
主人公。普段はサングラスを着用している。
年齢不詳。身長201cmの巨漢。髪色はスカイブルー。
唯我独尊を地で行く性格で、誰に対しても態度がデカい。
唯一の弱点は女の子で、妹系の幼女が最も好きという極度のロリコン。
「美少女×全裸×靴下」という組み合わせに並々ならぬこだわりを持っている。


+ 能力: ZERO-

《ZERO》
相手の能力を覚える能力。
単純な能力であれば、相手の技を見たり少し食らったりするだけで使用可能。
覚えた能力同士を組み合わせて、より上位の技に昇華させることもできる。


複雑な能力の場合は覚えるまでに時間がかかったり、仮に覚えたとしてもブレイド自身がその能力の性質を正しく理解していないと使いこなせなかったりする。
また、とある事情により、相棒のイヴが持つ『変身』だけは覚えることができない。


ブレイドの身体は特殊な改造が施されており、その肉体は極めて頑強で、肉弾戦においては紛れもなく作中最強であるため、それがこの能力の厄介さを際立たせている。
「相手の技を食らって覚える」という手間がさほどデメリットになっておらず、そして相手の能力さえ覚えてしまえばほぼ負ける要素はなくなり、圧倒的な身体能力もあってゴリ押しで攻め勝ててしまう。



CV:喜多村英梨
S33地区の教会に住む少女。一応ヒロイン。
ブレイドの相棒。ブレイド以上に乱暴で豪放磊落。
年齢不詳。身長155cm。髪色は黒。一人称は「ぼく」。
人の名前を覚えるのが苦手で、他人に変なあだ名をつける癖がある。


+ 能力: 変身(ドッペルゲンガー)-

《変身(ドッペルゲンガー)》
自身の身体の形状や材質を自由自在に変化させる能力。
腕を増やしたり、金属製にしたり、ドリルに変えたりなど身体の一部分を作り替えるのは朝飯前で、全身に能力を適用すれば他人の姿を模倣しなりすますこともできる。
さらに、ダメージを負っても傷口を変化させることで自己再生が可能。


極めて汎用性の高い能力だが、イヴの身体の質量を大きく変えるような変身(巨大化など)は不可能。
またエネルギー消費が激しく、能力を多用するとしばらく使えなくなる。



CV:遠藤綾
通称・山田(イヴによるあだ名)。
「BS解放軍」と名乗るレジスタンスに参加していた少年。
もう1人の主人公的ポジション。作中屈指の常識人で、ツッコミ担当。
ブレイドやイヴからは普段パシリ扱いされている。
戦闘能力は皆無だが、洞察力や推理力に優れ、敵の能力の解明などで活躍する。


女の子のような可愛らしい容姿をしており、原作第二部(およびアニメ版のBD特典映像)では諸事情により女装することとなる。
その後、何度か女装を止めようとするも周囲(主にブレイドとディスク)から強く反対され、結局物語終盤まで女装を貫くはめになった。



  • ギド

CV:内海賢二
ブレイドやイヴと共にS33地区の教会に住む爺さん。
照山最次との戦いで死亡する(ブレイド談)…死んどらんわぁ!
アニメの次回予告でもしばしば勝手に殺される。
次回、『ギド死す』をお楽しみに!


本名は六道 銀りくどう ぎん
元は科学者で、『ギド』の名はかつて英語でスピーチした際に緊張して“ギン・リクドウ”と上手く発音できず、“ギド”としか聞こえなかったことに由来する。



CV:伊藤健太郎
通称・内田(イヴによるあだ名)。
ブレイドをシメオン社長・アークライトと勘違いし、仲間の仇を討つために襲い掛かってきた男。
誤解が解けた後はブレイド達と共に戦うようになる。見た目も能力も暑苦しい。


イヴに名付けられたあだ名『内田』が周囲にも(そして読者にも)ほぼ定着しており、たまに本名で呼ばれると逆に誰のことだか分からなくなりがち。


+ 能力: 炎-

《炎》
身体から炎を自由自在に生み出し操る能力。
炎を纏った拳で殴る『リトルボーイ』、全身を激しく燃焼させる『フロギストン』、特大の火球を投げつける大技『ヴァルカン・ショック・イグニション』などの技を持つ。
また、炎や熱による攻撃に高い耐性を持つようになる。


接近戦から飛び道具まで幅広い技を揃え、利便性が高いため、ブレイドも習得後は愛用している。



CV:加藤英美里
アイアンマウンテンに住む情報屋。
見た目は幼女だが、実年齢は100歳を越える半機械ハーフ
膨大なデータを知識として蓄え、さらにハッキング能力にも優れるため、それらを駆使してブレイドらの戦いをサポートする。
人呼んで“下ネタの図書館”。


+ 能力: 分析(スキャン)-

《分析(スキャン)》
指定したニードレスの能力を知ることができる能力。
敵の能力名やその性質などの基本情報を得られる…のだが、ブレイドのZERO同様、複雑な能力の解明には時間を要する上、シンプルな能力の保持者は戦闘中に自ら説明してくれることも多いため、いまいち役に立たない。


戦闘用の能力ではないものの、半機械であるディスクは体内に様々な火器類を内蔵しており、最低限の戦闘力は保持している。
おもむろに服を脱ぎ出し、腹部に仕込んだ無数の銃で敵を殲滅する『デストロイ・エボリューション』などえげつない技を持つ。



CV:福原香織
揉め事を有料で解決する『ギルド』所属の少女。
頭の赤いリボンと長い金髪のポニーテールが特徴。
お金をこよなく愛する守銭奴。身の丈ほどもある大剣を軽々と振るう。
過去にブレイドと旅をしていたことがある。*2


+ 能力: 重力作成(グラビトン)-

《重力作成(グラビトン)》
重力を自在に操る能力。
自然界を形作るとされる“四つの力”のひとつであるため、ミッシングリンク級の能力としてシメオン幹部からも一目おかれている。


必殺技は岩盤がめくれあがるほどの高重力で敵を押し潰す『ジャイルグラビテイション』。



CV:今井麻美
セトと同じく『ギルド』所属の少女。
身長153cm。髪色はエヴァブルー。
特徴は磁石型のリボンとツインテールの髪型。
普段は礼儀正しいが、本性は攻撃的。
戦闘中は基本的に気性が荒く言葉遣いも悪い。


+ 能力: 特殊磁界(マグネティックワールド)-

《特殊磁界(マグネティックワールド)》
自身を中心に、半径100m以内のモノを自在に引き寄せたり、弾き飛ばしたりする能力。
磁石のような力だが、引き寄せたり反発させたりする対象物は鉄製でなくてもOKで、人間など生物も指定可能。


対象の物体の位置をソルヴァが認識できている必要があり、隠れている敵を探し出すことなどはできない。



シメオン製薬

CV:東地宏樹
ブレイドによく似た容姿を持つ男で、シメオン製薬の総帥。
年齢不詳、身長201cm。髪の色は白。


物語の序盤から登場するラスボス的存在だが、話が佳境に入るにつれ、ギャグシーンにもしばしば巻き込まれることとなった。
周囲からロリコン疑惑を持たれている。本人はやんわり否定しているが、物的証拠が多過ぎるためほぼ無意味。*3


+ 能力: PF・ZERO-

《PF・ZERO》
読みは“ポジティブフィードバック・ゼロ”。
ブレイドのZERO同様、相手の能力を覚える能力だが、こちらは覚えた能力をオリジナルの使用者よりさらに強化して使うことができるという上位互換能力となっている。



シメオン四天王

シメオンに所属するニードレスの中でも極めて能力の高い四人の戦士。


  • 楼閣寺 離瑠ろうかくじ りる

CV:豊口めぐみ
アークライトの腹心。シメオン四天王の一人。
24歳。身長181cm。髪の色は黒。
胸元を大胆に露出したセクシーな格好*4が特徴の美女。
シメオンに入る前は、別のBLACK SPOTをたった一人で支配し“真王・離瑠”と恐れられた女傑だった。


同作者の作品「白砂村」に登場する巨魅葬り・月読娘と瓜二つ。


+ 能力: 念動力(サイコキネシス)-

《念動力(サイコキネシス)》
手を触れることなく、周囲の物体を意のままに操る能力。


あらゆる能力フラグメントの中でも“最強”とされる能力のひとつで、念動力で巨大なビルを軽々と持ち上げるなど規格外の範囲と威力を誇る。
また、念じるだけで「相手の心臓の鼓動を止める」といった反則じみた技も使用可能。
分子レベルの動きを制御することすら可能で、炎や高熱による攻撃なども全く効かない。


さらに念動力だけに留まらず、およそ“超能力”と呼べる力はだいたい行使できる。(テレパシーやテレポートなど)



CV:谷山紀章
シメオン四天王。
年齢不詳。身長190cmの大男。髪の色は灰。
上半身が裸で顔に包帯を巻いているため、ブレイドから「怪我人」と言われた。
敵であるイヴに告白するなど、謎の多い男。


アニメ版の中の人は1クール目のOP曲を熱唱している。


+ 能力: 第四波動-

《第四波動》
腕から高威力の熱線“第四波動”を放つ能力。
さらに、周囲の空間を凍結させたり、風を巻き起こしたり、炎を吸収したりと様々な技を行使する。


“能力者が保有する能力はひとつ”の原則に反するため、ブレイドたちを大いに混乱させた。
この第四波動の多彩な技の数々は、たったひとつのとある能力を応用して生まれたものである。



  • 右天/デューン・ツァウバークンスト

CV:山口眞弓
シメオン四天王。
10歳の少年。身長140cm。髪の色はクリーム。
マジシャンのような格好と振る舞いで、多彩な技を繰り出し敵を翻弄する。


+ 能力: 創世(バミューダアスポート)-

《創世(バミューダアスポート)》
“最も神に近いニードレス”を自称するだけあり、謎の多い能力。
自在に宙に浮き、目に見えないほどの高速でナイフを飛ばしたり、謎のバリアを張ったり、巨大なトゲ鉄球などを突然出現させたり、床を吹き飛ばして針のむしろの物騒な床を生成したり……と、その技の多さは極めて多彩。


とはいえ、そこはマジシャン。多彩な技にもタネはある。



CV:伊瀬茉莉也
シメオン四天王、最後の一人である女性。
18歳。身長172cm。髪の色は若竹色。
仮面で素顔を隠している。


+ 能力: 炎神の伊吹(アグニッシュワッタス)-

《炎神の伊吹(アグニッシュワッタス)》
超分子振動マイクロウェーブにより、周囲の物体の分子運動を加速させ、生物であれば細胞の内部から発火・融解させることができる能力。
炎系能力の中でも最上位に位置するとされ、照山の炎より遥かに強力な熱攻撃を行うことができる。



少女部隊

シメオン四天王の離瑠に仕える、美少女だけで構成されたニードレス部隊。
メンバーはセントローズ学園という教育機関で養成されている。


  • 未央みお

CV:牧野由依
少女部隊の一員。ローズピンクの髪色が特徴の幼女。
身長147cm。スリーサイズはB71・W56・H77。フェイバリットパンツはくまさん。
常にクマのぬいぐるみ(本人曰わく「うさぎ」らしいが)を手にしている。


おかっぱ頭に大きなリボンを着けている。
性格や外見が典型的な妹系幼女であるため、ブレイドに過剰な愛を向けられている。


+ 能力: 力(パワー)-

《力(パワー)》
恐るべき怪力を発揮する能力。
パンチやキックなどの基本的な技が必殺技じみた威力になる、シンプルに強力なフラグメント。


技名が「未央ちゃんパンチ」などテキトーなため、ZEROでこの能力を覚えたブレイドやアークライトがこの能力を使用して技を放つ際は「惑星砕き」など独自の技名に変えられがち。


未央が手にしているぬいぐるみは実は非常に重く、力の能力者でなければ持ち上げることはできない。


+ BD特典:聖リリィ学園において-

アニメ版のBD特典『聖リリィ学園の秘密』ではJCな後輩ポジションとして登場。
特に怪力描写はない。


頭がいろいろ心配で、8話ではクルスの股間を見て「すっごいオデキができてる!」と天然をかましたりした。
クルスのオデキを治すためにシメオン製薬軟膏を手袋なしの素手で彼の股間に塗りつけるシーンがある。事実上の手◯キだが、クルスが梔の裸を見るまで形が変わったと未央が言わなかったあたり、未央の手コ◯では勃起しなかったらしい。


クルスが男バレしてからも、セツナの心配をよそに面白がった。
セツナと同じく、クルスに特に恋心はないようだ。


最後はなりゆきまかせで、セツナや梔らとアイドルデビューを果たした。



CV:後藤沙緒里
少女部隊の一員。少女部隊ではお姉さん的なポジションでスタイルが良い。
18歳。髪色はマリンブルー。
身長165cm。スリーサイズはB89・W59・H86。
フェイバリットパンツはしまパン。「ボーダーとお呼び」


未央・梔とトリオで活動しており、三人の中では一番のしっかり者でリーダー格。
シンプルながら強力な能力を持ち、ミッシングリンク級ニードレスに数えられる。


外見がイヴと若干かぶっており、彼女から“妖怪きゃらかぶり”と呼ばれた。


+ 能力: 速(スピード)-

《速(スピード)》
移動や攻撃などの自身の動作を高速化する能力。
音速を遥かに越える速度で移動可能。


ただし、動体視力などが強化されているわけではないため、あまりにも速すぎる自身の動きを制御するために直線的な動きになりがちで、軌道を読まれやすい。
また、セツナのような少女なら驚異的な速度が出るが、一方でブレイドなどの大男がこの能力を使うと、本人の重量もあってやや速度が落ちる模様。


主な技は以下。

  • 『ディーンドライブ・フォックスハウンド』…マッハ2の速度で放つ一撃
  • 『ディーンドライブ・ブラックバード』…マッハ3の速度で繰り出す連続攻撃
  • 『ディーンドライブ・ロケットスレッド』…マッハ9で突撃する必殺技

+ BD特典:聖リリィ学園において-

アニメ版のBD特典『聖リリィ学園の秘密』ではJK3年生な先輩ポジションとして登場。
年相応なプロポーションのよさが着替えシーンや入浴シーンで際立つ。


8話で男バレしたクルスに対し、己は脱がず梔を脱がせて、クルスの粗◯ンを普通に勃起させてから股間を蹴るという、クルスにも梔にも鬼畜な行いを見せた。


9話ではクルスの事情を受け入れつつ、未央に変なことをしないか警戒し釘を刺したが、「未央に手を出したら本当に女の子(去勢)にしてやる」と諭した際、靴下をはいた足をクルスの股間に当てた



  • くちなし

CV:茅原実里
少女部隊の一員。ゴスロリ的なファッションに身を包んだ少女。
身長160cm。スリーサイズはB79・W61・H88。フェイバリットパンツはレースの紐パン。


とにかく無口で、原作では彼女に台詞用の吹き出しが使われることがほぼない。
言いたいことがあるときは、常に手にしているスケッチブックに書いて伝える。
スケッチブックに書かれる台詞?には意図的と思われる誤字が多い。妖怪 了解」
全く喋れないわけではなく、作中で大技を放つ際には台詞があった。


黙って立っている分はおしとやかそうな、西洋ドール的な美しさのある正統派美少女。
しかし性的嗜好はレズビアンで、男には基本的に興味がなく、美少女や美女に目がない。
もともとは部隊を取りまとめる離瑠に一途だったらしい。
ただし、女装が似合いすぎるクルスに興味を示し、しばしば暴走するなど、わりと残念な美少女である。


+ 能力: 香(フレグランス)-

《香(フレグランス)》
脳や神経に作用する特殊な香りを生成する能力。
代表的な技『メイデンリストリクション』は、対象の身体を一時的に麻痺させ動きを鈍くする効果がある。
他に、対象の動きを操る『クラウンマリオネット』、対象に幻覚を見せる『リリステンプテーション』などの技がある。


攻撃的な能力ではないため彼女単体ではさほど驚異ではないが、未央やセツナと組んだ際には敵の動きを阻害するサポート役として猛威を振るう。
梔は香りを広範囲にバラ撒くため、戦闘中は腕に特殊な器具をつけており、風を起こして香りを飛ばせるようにしている。


また、自身の攻撃力の無さを補うため、腕の器具でパンチを加速して重い一撃を見舞うことが可能。
戦闘中に「付き合ってください!!」と唐突に告白したブレイドに対し、梔も「不可!!!」とジェットパンチで応え、あの頑強なブレイドをして「なんて攻撃だ…」と驚嘆させた。ほとんど精神的ダメージだろうけど


“同じ効果を持つ異なる香り”を生成することも可能で、香りのバリエーションは無限とのこと。
ブレイドがZEROで香りを覚え、中和しようとしても、梔は新たな香りを次々に生み出せるため決して無効化はできない。
ちなみに、物理的に鼻を塞いでも彼女の香りを防ぐことはできないようで、呼吸をしている限り口を通して香り成分が体内に入り込み、香りの効果が発揮されてしまう。


+ BD特典:聖リリィ学園において-

アニメ版のBD特典『聖リリィ学園の秘密』では、男バレしたクルスに対し「男子には興味がない」と言いつつ、「女装の似合う男子は好き」と逆に裸でアタックして、セツナに鉄拳制裁された。


ちなみに原作漫画でも似たようなシーンがある。



用語


《ブラックスポット》(BLACKSPOT, BS)
第3次世界大戦の際、日本が謎の化学兵器(核ではない)により壊滅的なダメージを負った時にできた巨大な汚染区域。
「街」から隔離されており、長大な壁で囲われている。
電気もまともに通っていない為、ネオ東京シティの夜景に巨大な「黒い穴」を作り出していることから“ブラックスポット”と命名された。



能力フラグメント
BSに住む一部の住人達が持つ特異な能力。
能力の強さはピンキリで、強力な能力の使い手は一人で戦局を覆すほどに圧倒的な力を持つ。
全てが戦闘用の能力という訳ではなく、補助・援護用の能力もある。


能力を持って生まれても覚醒しなければ使用できない。
また覚醒しても使用しなければ次第に能力は弱まっていく。



《ミッシングリンク》
ニードレスは“人が神に進化する過程の姿”とされ、ニードレスの中でも特に強力な能力あるいはその能力者は、神と人を繋ぐ存在“ミッシングリンク”と呼ばれる。


通常のニードレスの能力と比べると能力のカバー範囲が非常に広く、あたかも複数の能力を行使してるように見えるものも多い。



《シメオン製薬》
通称「シメジ」*5
BSに進出してきた製薬会社。
表向きは優良企業だが、裏でニードレス狩りなどを行っているとされる。
上から総帥、最高幹部(四天王)、一般幹部、一般構成員の階級を設けている。
総帥はアダム・アークライト。


最高幹部たる四天王は全員がミッシングリンク級のニードレスで、アークライト直属の立場にある。


一般幹部も全員が能力者で、各部隊の隊長などを務め、中にはミッシングリンク級の強者も存在する。*6
一般幹部クラスのニードレスに与えられている役割は最高幹部たる四天王とほとんど同じという点に加え、作中で登場した一般幹部の多くが四天王に匹敵する戦闘力を持っており*7、一般幹部と四天王との戦力的な格差はあまりない。


一般構成員は四天王、幹部の直属の部下の立場にある。
この地位になると非能力者も多数見られ、能力者であってもあらゆる面で幹部以上の能力と比較すると大幅に見劣りするものとなっている。



《少女部隊》
シメオン四天王・離瑠直属の部隊。
名前の通り年若い女の子だけで構成されたアマゾネス部隊で、女子高生のような制服がある。


洗脳されたイヴを「少女部隊会員 幻の48番目」と言ったことから、イヴを除けば正式メンバーは47人いると思われる。
作中で女装したクルスが少女部隊の正式会員として認められた際は、会員番号49番とされた。


四天王の筆頭である離瑠が率いる部隊だけあり、作中で登場した部隊の中では各隊員の戦闘力は極めて高く、実力上位の隊員の戦闘力は四天王にも匹敵する。
セツナに関しては部下らしき人物が数人登場している為、少女部隊の隊員であると同時に、一般構成員への指揮権も認められているようだ。


メンバーは聖ローズ学園という教育機関で選定・養成されている。
能力のある者は実戦へ、知恵のある者は諜報員・スパイとして育てられるが、いずれも持ち合わせていない者は女の色香を武器にする任務が与えられるらしく、学園での成績が悪いとそっち方面の指導があるらしい。




追記・修正しとけ山田ァァァァ!!



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  • 最初からぶっ飛んだ強さのくせにさらにパワーインフレを起こすから雑魚は本当に雑魚だった。そんなイメージ -- 名無しさん (2014-05-25 13:35:12)
  • 最終巻、ある人の死に方がグロすぎる。 -- 名無しさん (2014-06-09 01:14:02)
  • 最終巻のインフレは凄まじかったが少なくとも能力者に雑魚キャラなんていなかったと思う。カフカや内田でも十分強いし。あとこの漫画の「音速」に納得がいかない。腕が増えただけでマッハ2、3の攻防に対抗できたりマッハ9の突撃で壁一つ壊せなかったりと本当におかしい… -- 名無しさん (2014-06-09 01:20:21)
  • ↑腕が増えた方はおそらく筋肉と神経、脳、目なども同時に変形させて強化していたんでしょう。壁の方はあの壁の素材が特別だったと思われます。場所が場所ですし。 -- 名無しさん (2014-07-08 21:19:26)
  • 最終刊の少女隊の使われ方ェ…食いちぎるって…(何をかは言わない) -- 名無しさん (2014-07-08 21:50:40)
  • ブレイドのことだから少女部隊も元に戻すかと思ったがそうでもなかった。「山田が女の子になればいいのに」の発言にリアクションしてたが -- 名無しさん (2014-07-09 01:17:51)
  • ↑セト達も黄泉返ってたし言葉に出してないだけでちゃんとやってたんじゃないのか?最後も世界の常識を改変したとしたら辻褄が合うし。 -- 名無しさん (2014-10-17 22:24:37)
  • アニメの終わり方も好き -- 名無しさん (2015-02-18 20:52:37)
  • 三馬鹿が最後まで全員頑張った、姉さんが死ななかった、爺ちゃんが善人だったという点はアニメのほうがいいかもね -- 名無しさん (2017-06-16 04:50:18)
  • アルカの終盤の扱いがグロい……てか終盤は割とグロい。そして衝撃のラスト… -- 名無しさん (2017-06-19 20:10:22)
  • 右天の能力がタネが割れれば大したことないって言われたけど、逆にそれ以外(人体を貫通する速度で無数のナイフを投げる)は能力無しでやっていたと考えると逆に四天王の中で一番怖い -- 名無しさん (2020-04-28 01:58:17)
  • 元は作者の学生時代の作品で2部構成らしいが、アダム・Nが主人公の2部を商業化する予定はないのだろうか。しなければ本当に一握りの人しか読んだことない幻の作品になる -- 名無しさん (2020-08-25 01:37:11)

#comment

*1 具体的には、22話のラスト五分くらいまでほぼ原作通りで、残りはオリジナルストーリー。
*2 短編集『NEEDLESS ZERO』にてセト&ブレイドのコンビが主役となる短編がある。
*3 少女部隊という10代女子ばかりで構成された部隊を編成していたり、ブレイド対策として『ほぼ全裸に靴下』という格好のクローン幼女戦士イングリッド&モングリッドを差し向けたり、シメオンの戦闘メカ・テスタメントの新型として幼女の外見をした『テスタメン子ちゃん』を部下に命じて極秘に開発させていたり、シメオン所属のとあるニードレス(女性)をクローン技術で量産し幼女の姿で留めて戦力として運用していたり…と、もはや言い逃れできない数々の所業が作中で描写されている。
*4 特に初期の服装はほぼ乳首しか隠れておらず、谷間も北半球も南半球も丸出しだった。
*5 イヴによるあだ名だが、ブレイド一派には広く浸透している。
*6 作中序盤の敵・カフカは元最高幹部の地位だったにも関わらずミッシングリンクなのかどうか怪しい模様。ただ、この経歴故にカフカは他の一般幹部よりは立場は上になるらしい。
*7 シュトローム、ハットフィールド等が該当。また、少女部隊のセツナ・未央・梔は四天王たる右天より明確に強いらしい。

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