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更新日:2024/05/09 Thu 13:53:49NEW!
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乙女ゲーム サブキャラ かわいい 主人公の嫁 友人 親友 ライバル 漢 所要時間30分以上の項目 悪役令嬢 頼れる 特別な夜、女が2人同じ部屋にいれば何かが起こるのは必然だからです! 友情ルート
その名の通り乙女ゲームに登場する女性のサブキャラのこと。
主人公と同じく乙女ゲームの世界観ということでギャルゲーなどとは文化が違い、あちらとはまた違った独特の属性のキャラクターが生まれている。
キャラデザや性格はやはり主人公と同じくそこそこ凝ったものが多い。まあ主人公に比べると声優は……。しかし同じ女性キャラであっても、『主人公』という枠を持っていないため、キャラ付けがやたらとはっちゃけたり、たまにゲームジャンルを間違えているんじゃないかと思いたくなるようなとんでもないキャラがいたりするのも事実である。
まあそこも含めて乙女ゲームであると言えるだろう。
●目次
【大まかなキャラクターのパターン】
◆ライバルとして
乙女ゲームにおいて原点と言える女性サブキャラといえばやはり『アンジェリーク』に登場する、カタルへナ家の令嬢ことロザリアであった。
と言っても初の乙女ゲームが『アンジェリーク』なのでまあ当たり前だが。そんな中で最初の女性サブキャラであるロザリアの役割はライバル。
本作は女王候補に選ばれた主人公アンジェリークが女王になるべく、ライバルであるロザリアと競い合うというあらすじ。そして女王になるための試練が大陸を育成することであり、先に育て終えた者が女王になれる。なんで乙女ゲームなのに大陸育成? と思われるかもしれないが、これは制作会社がシミュレーションゲームを出しまくっているコーエーだからというのが大きい。
ロザリア自身は「恋の妨害」は行ってくるが「恋のライバル」というわけではない。一応彼女も恋はするが、プレイヤーとは別の攻略キャラと恋をする。そして大陸育成のかなめは攻略キャラと仲良くなることだが、仲良くなるための条件が結構デリケートであり、おそるおそるやっている中でロザリアが来てしまいご破算になるという事態に陥りやすかった。本人としてはそこまで悪気がないのは救いであるが……。また、その気になればプレイヤーがロザリアを妨害することも出来る。
明確に「恋のライバル」が登場するのはさらに後年のこと。
例えば『ときめきメモリアル』のスピンオフ、『ときめきメモリアル Girl’s Side』(以下ときメモGS)では攻略キャラと対になる恋のライバルがそれぞれ存在する。そして本作のライバルシステムは本家にはない独特のものであり、プレイヤーに女の怖さを徹底的に叩き込んだ。
というのもライバルキャラクターはルートに入るまでは普通の友人として接してくれる。助言もしてくれるし、後述の友情ルートもこの時点からある。しかし攻略キャラのルートに入り、それがライバルキャラの耳に入ると手のひらを返したように主人公に対し嫌味・悪口を投げかけてくるようになる。昨日まで友人だったキャラが男をめぐり打って変わって冷淡になる、という生々しい描写がややトラウマになっているというプレイヤーも多いとか。
なおライバルキャラとのほころんだ関係がどうなるのかはプレイヤーの選択にかかっている。絶交になることもあるし、最悪の場合攻略キャラをライバルに持っていかれることになる。もちろん仲直りすることもできる。
なおGSのライバルキャラ……というか乙女ゲームの大体のライバルキャラに言えることではあるが、彼女たちは「ライバル」ではあっても「悪役」ではないので一線を越えたような行動をしてくるのはかなり稀有。それに何らかの形で和解の道が残されているというケースも多い。
稀有な例外と言えばカオスゲーとして有名な「耽美夢想マイネリーベ」が挙げられる。
このゲームのシステムは端的に言えば『ときめもGS』をさらに面倒にさせたもの。攻略キャラに対応するライバルキャラがいる点では同じである。しかしこのゲームの場合攻略キャラだけと仲良くなりすぎると、それを気に入らないライバルキャラが主人公についてあらぬ噂を立ててくるようになる。すると攻略キャラの親密度が下がり、攻略は困難になる。これを回避するためには攻略キャラと仲良くしつつ、噂を立てられないようにライバルキャラとの仲も調整するという高度なプレイングが求められる。そんなこともあって本作は高難易度ゲーとして名をはせている。
特に面倒なのが本作のラスボスと恐れられる性悪ロリことマリーン。なんとこの女、クライマックスである卒業パーティーイベントにて攻略キャラに媚薬を飲ませてくる。そして媚薬でマーリンにメロメロになった攻略キャラはさっさと主人公を捨てるのでした、という最悪のエンディングが待っている。2年弱の恋の積み重ねが、1杯の媚薬でパァになるという事態とコップ1杯で今までの愛を忘れる尻軽野郎どもに唖然となったプレイヤーも多いだろう。
一応友情ルートもあるが、あってないようなものである。
ちなみにここまでライバルの性格の悪さを書いてきたが、主人公も正直同じくらい性格が悪い。攻略キャラが満足のいく行動を取らなかったために悪態をつくのは日常茶飯事、ひどいときには手紙に涙の痕を偽装する。
このように初期の乙女ゲームはギャルゲーなどとの大きな違いとして、ライバルの存在を重視していた。良くも悪くもリアルな描写も含め、男性向けとの差別化を目指していたと考えられる。
後年WEB小説等で一ジャンルにまでなった「悪役令嬢もの」は、これらのキャラが定番化していった結果と言える。
悪役令嬢は架空の存在であるため、同人サークル制作物を除いた実際の乙女ゲームには登場しない。
少女漫画の定番とされながらも実例が確認されていない『遅刻しかけてトーストを咥えた状態で飛び出して転校生とぶつかる少女』と同様の俗説じみた共有幻想である。
「主人公を虐げるが最後は破滅する悪役」は女性向けの創作物に多く、悪役令嬢を主人公にした『お嬢さまシリーズ』(1991~1995)は少女漫画を着想元に挙げている。
小説家になろうでは、2011年頃にブームとなった「脇役主人公もの」「乙女ゲーム世界転生もの」の流れを汲んでいて、悪役転生要素と合わさって誕生した経緯がある。
2012年から2013年にかけて乙女ゲームや少女漫画の世界へ転生する人気作品が投稿されて以来ジャンルとして定着したが、大元の原初である作品は判明していない*1。
◆友人として
その後ライバルとしての女性サブキャラはどんどん減っていった。
衰退の傾向としてはGSシリーズが分かりやすい。
まず『2』でも一応ライバルはいたが、キャラ性・シナリオ両方が前作に比べシンプルなものになっている。特にライバルカップル成立イベントは初代に比べるとあからさまに恋人らしさが下がった。さらに『3』でライバルは実質的に廃止され、主人公と一切敵対しない親友キャラが登場した。その代わりなのか今作ではふたりの攻略キャラが主人公をめぐって争うという三角関係システムが登場した。
このようにライバルの存在が少しずつ縮小されている。ライバルを出さずともギャルゲーと差別化できるようになった点が大きいか。
その後は『AMNESIA』や『緋色の欠片』など僅かにライバルキャラが登場することもあったが、その後乙女ゲームで主流となったのは友人キャラであった。
主人公と親身になり主人公の恋を後押ししてくれる心強い味方であり良き理解者、というタイプ。現在に至るまで女性サブキャラの大半は友人キャラである。
類型ではあるがキャラ付けは大体「明るく男勝りなクラスの人気者で主人公のことを気に入っている」というパターンが多い。友人キャラの役割はギャルゲーと同じく「ストーリーを円滑に進めさせる」というものだが乙女ゲームの場合はこのようなキャラクター性が都合よかった。乙女ゲーム主人公はどちらかと言えば恋そこまで積極的でない (積極的過ぎたらプレイヤーが感情移入できなくなる)というキャラ付けが多く、ストーリーが進みにくい。それに対して発破をかけて話を動かしやすくするための役割が友人キャラということである。もちろん例外もある。
ちなみに同じような手法は少女漫画でも使われている。
しかし悲しいことだが、彼女たちはサブキャラであるため中盤でフェードアウトし運が良ければエピローグに登場するくらいの立ち位置であることが多い。
また最近はやや下火になってしまったが、一時期は友情ルートがある乙女ゲームも数多くあった。友情ルートとはその名の通り友人キャラを攻略できるルートのこと。攻略キャラのルートに入れずにいるとバッドエンド代わりに友人とのストーリーがみられる……というわけではなく、きちんとフラグを積まなければ友情ルートに入ることはできない。まあ正規の攻略キャラに比べるとフラグが簡易的だったりストーリーが短めだったりという場合もあるが。
一緒に料理をしたりガールズトークをしたり、悩める友人を励ましたりと同性の友人であることを活かしたシナリオであり、攻略キャラとの恋愛とは違った味がある。そのためよっぽどの地雷を踏まない限りは「恋もいいけど友情もいい」とプレイヤーからの好評を博すことが多い。要するに女の子同士が仲良くしているのは見ていてなごむよね! ということである。
なおあくまでも友情であるので百合にまで発展することはめったにない。
僅かな例外と言えば『月華繚乱ROMANCE』の八重原ダリアや『私立ベルばら学園』の真輝望など。ただこの2人は男装の麗人というキャラなので、おそらく公式からは「イレギュラーな友情ルート」というよりも「イレギュラーな攻略キャラ」と扱われている。
「同性との友情」と「同性との恋愛」ではどうしても大きな差が生じるので仕方がないところはある。友ちゃんは例外中の例外。
しかし裏を返せば百合展開がタブー視されているということなので、友情ルートがない代わりに百合であるというキャラはそこそこいる。この枠では皐月さんや美鶴が有名か。
おそらく「百合キャラを出すのはセーフだが、主人公が百合化するのはアウト」という暗黙の了解がある気がする。
例えるならさくらちゃんと知世ちゃんの関係性みたいなもの。
◆年齢の離れた女性キャラ
上ふたつに当てはまらないタイプのキャラクター。
友人でもなく、ライバルではないということで悪役や物語のキーパーソンを務めることが多い。
友人を装っていて、ストーリーの途中で本性が明らかになる例も無い訳では無いが。
そして悪役の場合は救いもなく倒されるという場合が多い(特に大人の女性キャラ)。
大人ならいいのか? と思われるかもしれないが、例えるならプリキュアで少女幹部は味方化・改心しやすいが、大人の女性幹部の場合は普通に倒されやすいようなものである。
【有名な女性サブキャラ】
~以下、特に有名な女性サブキャラたち~
◆ロザリア・デ・カタルへナ(アンジェリーク)
CV.三石琴乃
先に触れたように、元祖乙女ゲームこと『アンジェリーク』に登場するライバルキャラ。
幾度となく女王を輩出してきた名門の出だけあり、誇り高い性格。バイオリンを趣味とし、聖地にも世話役のばあやを帯同させているあたりやはりお嬢様といえる。
気が強く高飛車なところがあり、結構毒舌。アンジェリークのことも見下しておりよく妨害を仕掛けてくる。
反面高貴な育ちのため責任感が強く、彼女との親密度を上げるとアンジェリークに世話を焼いてくれるようになる。彼女が女王になった場合も親密度が高いとアンジェリークを補佐官に任命する。というかアンジェリークについてはライバルだとは思っているが、特に嫌っているわけではない。
正史ではアンジェリークと切磋琢磨していくうちに、次第に彼女を認めるようになっていき、最終的には女王となった彼女を温かく称賛した。
続編では女王補佐官に就任しアンジェリークの良き友人として接している。
パッケージでは常にアンジェリークの対になるように描かれており、実質的なもうひとりの主人公。
努力家のお嬢様ということでアンジェリークとは違った魅力がありファンからの人気は高い。というかデュエットだとアンジェリークがクズだし……。*2
後年には彼女をプレイヤーキャラクターとして選べる『アンジェリーク デュエット』も発売された。なお、リメイクするごとに結構よく髪形が変わる人でもある。
◆有沢志穂(ときめきメモリアル Girl’s Side)
CV.ゆかな
『ときめもGS』の女友達の一人。開業医の息子である温厚な優等生守村桜弥ルートでライバルになる。
学園きっての秀才。ぱっと見少年に見えるレベルの短髪と眼鏡が特徴。しかしときメモ界きっての巨乳。
生真面目でつっけんどん、というやや近寄りがたい性格。その反面面倒見のいいところもあり、仲良くなると勉強を教えてくれる頼れるお姉さんになる。完全にお堅い人間というわけでもなく、修学旅行イベントでは珍しくジョークを放つ。
前述の通り守村桜弥ルートでライバル化。主人公が偶然彼への想いを綴られた手帳を見てしまうという爆笑イベントを経てライバルとなる。手帳の内容は後述。その後は(まあ正論だが)嫌味や皮肉を投げかけてくるようになる。元々つっけんどんなだけに嫌味は厳しく聞こえる。
しかしライバルになった後に彼女と同じ花屋でバイトをすると、業務内容をきっちりと教えてくれたり主人公がミスした場合は先輩として責任を取ろうとしたりと相変わらず面倒見がいい。
ライバル成立イベントでは見事に桜弥と結ばれる。……恋は人を変えるのか、憧れの桜弥と結ばれて落ち着いたのか声色が誰だお前レベルで柔らかくなっている。ある意味必見。
ちなみに続編にも登場している。何気にときメモシリーズで二作品またいで登場した数少ないキャラクター。
以下、手帳の内容
胸の湖に小石を投げたのは誰? ……あなたが微笑むたび、私の心は震えてしまう
その微笑みは誰のため? 私が声に出せば、教えてくれるの?
SA・KU・YA……胸の奥で何度もそう、つぶやいてみる……
でも、言葉の天使はイタズラ。口元でため息にかえてしまう。……SA・KU・YA……
ここまでフルボイス。まさかのポエムである。「SA・KU・YA」をはじめとしたポエミーなワード、書いたのがお堅い天才少女である志穂というギャップでなかなか腹筋に悪いネタシーンとして有名。確かに趣味の欄に『ポエム』って書いていたけど……。
ちなみにこれを読んだ主人公の第一声は「うわぁ……」。
このイベントを境にして志穂の態度が辛辣なものになるわけだが、実はこのシーンでは主人公も桜弥のことが好きであるとバレたわけではない。そのため「勝手にポエムを見たからキレた」と考える人も。まあ落とした志穂にも責任があるとはいえ、こんなもの勝手に見られたら怒りたくもなるだろう。
◆藤井奈津実(ときめきメモリアル Girl’s Side)
CV.川上とも子
同じく女友達の一人。明るい関西出身の少年である姫条まどかのルートでライバルとなる。
明るく割と細かいことを気にしないサバサバとした性格。チアリーディング部に所属しており、結構活躍しているらしい。
ライバル宣言イベントも彼女らしくサバサバしている。主人公と同じ男に恋をしたと知って、隠さず対等な勝負をしたいと告白し自らライバル宣言をしてくる。おそらく女友達の中でもっともサッパリしている。……この時点では。
しかし、実際にライバルルートに入ると陰湿な嫌味を言ってくるようになる。後述の珠美ほどではないが、豹変ぶりがやたらとリアル。特にテストイベントでは主人公が低成績だった場合は慰めてくれるが、好成績を取った場合は皮肉を投げかけてくるという素晴らしい変わり身を見せてくれる。それでいて時たま元来のサバサバした性格から直球で嫌味を言ってくるため、結構心に来る。
ライパルカップル成立イベントでは見事まどかと仲良くなっている。二人ともさっぱりとした性格のためかどちらかと言えば恋人というよりも親密な悪友に見える。しかし間に入る隙のない仲の良さから、これはこれで見ていてキツイという意見も。
ただライバル解除イベントは主人公の人の好さに敵対し続けることができずに折れ「私の友情を無駄にするんじゃないよ」とまどかとの関係を後押ししてくれるというものであり、彼女らしいサバサバさから密かな人気がある。最初と最後だけはサッパリした少女である。
◆紺野珠美(ときめきメモリアル Girl’s Side)
CV.南央美
同じく女友達の(ry。クラスのにぎやかなスポーツ少年鈴鹿和馬のルートでライバルになる。多分ライバルルートで一番怖い方。
おっとりとした優しい世話好きの女の子。ちょっと内気。やや天然気味で抜けているところがあり時々変なことを言いだす。かわいい。こんな性格だが運動は大の得意であり、中学生時代は水泳の記録保持者であった。現在は和馬に憧れて男子バスケ部のマネージャーをやっている。
一見いい子であるが、ライバルになるとそれが一転する。飽くまで外面はそのままにネチネチと主人公をけなす嫌味な女と化す。何が何でも主人公に皮肉を投げかけようとする姿に定評があり、例えば合宿の料理イベントで主人公が最高得点の料理を作った場合も「材料費のことちゃんと考えてつくった?」と嫌味を言ってくるほど。小姑か。
またライバルカップル成立イベントでは和馬の前では何事もなかったかのように振舞っており、それもいろいろな意味で怖い。
この、優しい女の子だったのに男をめぐって態度がとげとげしくなるという後味の悪さから「ウザい以前に怖い」と多くのプレイヤーから恐れられている。
ただし本気で主人公を貶めたいと考えているわけではないらしく、たまに自己嫌悪しているような節がある。実際嫌味はどこかぎこちない。
◆須藤瑞希(ときめきメモリアル Girl’s Side)
CV.大谷育江
同じく (ry。学園で有名なナルシスト美術家三原色(通称色サマ)のルートでライバルになる。
ファンからの愛称はみず吉。もしくはかわいい生き物。そしておそらくGSシリーズの女友達で最も本家入りを望まれている方である。
大企業「須藤グループ」の一人娘である典型的なお嬢様。ギャリソンという執事を連れている。小さいころからフランスによく行っていたため、フランス語交じりの喋り方をする。舌っ足らずでかわいいと評判。
お嬢様らしくワガママで高飛車な性格。だが意外と根は素直であり庶民の生活に憧れていたり、普通の友達を欲しがっていたりする。要するにツンデレ。主人公に対しても最初は気性が荒いが、付き合っていくうちに少しずつフレンドリーになっていく。特に、友情ルートの修学旅行イベントで恥ずかしくて主人公と一緒に回りたいと言い出せないみず吉はかわいい。
ここまでだとギャルゲーのヒロインみたいなキャラクターだが、残念ながら乙女ゲームの女友達であるため攻略はできない(友情ルートはあるが)。はよ本家に来い。
また高貴な生活をし続けていたためか若干世間知らずで子供っぽい。作中でもよくトラブルを起こしている。その後自分がやらかしたことに気が付いて「なによぉ!」と突っ込むがこれも舌っ足らずでかわいい。
ちなみに奈津美とブティックでかわいい服をめぐってけんかになった時ギャリソンに「胸の部分が余るからやめた方がいい」と言われているので貧乳説がある。
こんな性格であるためライバルルートに入っても、あまり怖くないと言われている。というかイベントの始まりがフランス流に決闘の証として白い手袋を投げつけるというズレたもの。そんなもの知らない主人公は当然スルーした。かわいい。ライバルルートでの主人公がつくってきたお弁当が美味しすぎて、悪態をつきながらも完食してしまうというイベントはみず吉のかわいさの象徴として人気が高い。ちなみにライバルルートで主人公がミスをすると罵られることが多いが、彼女の場合は慰めてくれる。ライバルって何だっけ……? たまに罵ってくることもあるが、ボキャブラリーが小学生レベルのためむしろかわいいと言われている。特に定期試験で主人公が1位になった時の「勉強し過ぎて、もう、ヘンな顔!」という小学生レベルの罵倒は有名。
ライバルカップル成立イベントでは見事に色サマと結ばれる……のだが、前述の通り彼はナルシストなところがあり、かつみず吉は世間知らずなお嬢様と自分の世界をつくりやすい2人であるため相性の良いバカップルにしか見えない。このライバルカップル成立イベントは一応バッドエンドのはずだが、これに関しては「色サマは是非みず吉を幸せにしてあげて欲しい」と言い出すプレイヤーが続出したとかしないとか。主人公も今回に限っては悔しがるより先に「なんかお似合いだったかな?」と漏らしている。
◆花椿カレン(ときめきメモリアル Girl’s Side3)
CV.小清水亜美
『ときメモGS3』の女友達。前述の通り彼女はライバルにならない。
宝塚歌劇団を思わせるような中性的な外見の少女。女子高校生にして雑貨屋シモンのマネージャー、コーディネーター、モデルなどをこなしているスーパーガールでもある。そのためか同性からの人気が高く、常に親衛隊やファンの女の子に囲まれている。本人もかわいいもの(とくに女の子)を愛でるのが大好きであると公言している。ちなみに異性との恋愛にはあまり興味がないらしい。
ひょんなきっかけで主人公のことを気に入り、中等部時代からの友人であるみよと3人でつるんでよく遊んでいる。主人公のことが大好きらしく冗談交じりで「嫁に来い」「愛しのバンビ」などと言っている。どこまで本気なのかは本人しか知らない。
またネーミングにまったくセンスがなく、主人公のあだ名を「バンビ」、自分たち三人のことを「キューティー3」と呼んでいる。基本的には不評。
ファッションアドバイザーの家柄である花椿家の家柄が重荷となり現在は一人暮らしをしている。ただバイト先が花椿家の系列店であることはたまにツッコまれる。ちなみに花椿家はGSシリーズに一貫して登場している家名である。
卒業後は留学を決意するのだが、友情ルートでは主人公も連れていこうとしていた。
◆宇賀神みよ(ときめきメモリアル Girl’s Side3)
CV.後藤沙緒里
おなじく『ときメモGS3』の女友達。主人公・バンビの友人で様々な情報を教えてくれる情報屋。本家で言う早乙女好雄ポジ。カレンとは中等部からの付き合いである。ぱっと見て「ティファだ!」と思うのは誰もが通る道。
表情の乏しい不思議ちゃん。喋り方もクーデレキャラのような単語同士をつなげて話すような独特のもの。実際好きなものが酸味、金属・ガラスの音となんか変わっている。しかし不思議ちゃん扱いすると怒る。
占いと情報収集が得意であり、上記のように主人公のサポートをしてくれる。占いの腕はいいらしく、同性から頼りにされているらしい。また、美術部だけあって、絵が上手い。絵本作りが趣味。
不思議ちゃんで表情が読みにくいが、内心ではいい年して絵本作りをしていること、悪い結果だとしても占いの結果を言わないといけないことなど不安や葛藤を多く抱えている。
将来は占いとカウンセリングを組み合わせて人を助けるのが夢。
友情ルートあり。特に体育祭イベントでの「バンビ、大好き」+満面の笑みの破壊力はすさまじく、男女問わず多くのプレイヤーを打ち抜いた。
◆渋谷友千香(うたの☆プリンスさまっ♪)
CV.今井由香
『うたのプリンスさまっ♪』の主人公・春歌の親友。作曲コースを専攻している春歌と対照的にアイドルコースを専攻しており、卒業後は無事にプロデビューした。
頭に海老を乗せたような独特の髪形とぶっちゃけケバい化粧が特徴。春歌からは「友ちゃん」と呼ばれ親しまれている。
春歌とは入学試験当日に知り合い、その後偶然ルームメイトにまでなった。物語中での役割は世界観の解説役であり、幼少期の事情から世間知らずな春歌によくアイドル業界について教えてくれる。タイトル回収をするのも彼女である。
明るく世話好きな姐御肌な少女。気弱でどこか危なっかしいところがある春歌の良き友人として接している。
作中で常に春歌の味方であり続け、彼女がいじめに巻き込まれかけた時も見捨てず最後まで守ろうとし続けていた。春歌は特殊な幼少期を過ごしてきた人物であるので、親身に接してくれる親友との出会いは確実に幸運だっただろう。
このように春歌の最高の親友として人気が高く、乙女ゲーム原作にもかかわらず百合カップリングが人気という異例の事態になっている。実際某イラストサイトで「友春」と検索するとそこそこの件数がヒットする。どういうことなの……。
しかし無情にも友情ルートは存在せず、キャラソンや男性陣との友人関係も特に無いため本編ゲーム・アニメ以外のCDやアプリ版では春歌共々空気に…。
強いて言うならば続編『ALL STAR』でのソロエンドは友千香がパートナーになるので実質的な友情ルートと言えるかもしれない。
◆ラン/森村蘭(遙かなる時空の中で)
CV.桑島法子
『遙かなる時空の中で』において主人公たちに敵対する鬼の一族に仕える少女。主人公・元宮あかねの『白龍の神子』の対となる『黒龍の神子』の力を持つ。ざっくり言えば、怨霊の使役など龍神の陰の部分を持つ存在である。
口数も少なく、どこかうつろでぼんやりとしたところのある少女。しかし黒龍の神子としての実力は非常に高くあかねたちを何度も苦しめる。そして鬼の一族にいながら唯一鬼ではないというイレギュラーなキャラ。
その正体はあかねたちと同じく鬼の首領アクラムに召喚された現代人。あかねと一緒に『京』に召喚され、『白龍の神子』に仕える『八葉』の一人になった森村天真の妹。現代では数年前から行方不明扱いになっており、本来はあかねたちよりも年下だが、召還された時代の違いで同い年になった。
『京』で黒龍の神子に選ばれるが、マイナスの力を持つ黒龍に選ばれたことで心を病み、その隙を突かれてアクラムに洗脳された。
友情ルートあり。あかねとともに現代に帰還し、元の生活に戻ることになる。
◆梶原朔(遙かなる時空の中で3)
CV.桑島法子
『遙かなる時空の中で3』に登場する『黒龍の神子』の少女。18歳ながら未亡人。そしてシリーズ初の敵対しない『黒龍の神子』でもある。
主人公の望美様が『京』に召喚されて初めて出会う少女。黒龍の神子の力で鎮めようとした怨霊に逆に襲われてしまっており、望美様はいきなり異世界召喚されたことに臆することなく、近くに落ちていた刀で怨霊を追い払い朔を救った。流石である。
お淑やかだがしっかり者で芯が強いという理想的な大和撫子だが、『八葉』の兄・梶原景時にはかなり辛辣。望美様とはよき戦友であり女友達。落ち着いているが意外と恋バナには興味があるようで、半ば無理やり望美様の恋の相談を受けている。戦闘場面では、朔が黒龍の力で怨霊を鎮め、望美様が白龍の力で怨霊を封印、浄化する。
現在は若い身ながら尼僧であり、これには自らを龍神の神子に選んだ黒龍の死に関係している。黒龍とは恋人関係で婚約までしていたのだが、ある出来事で力を失った彼は突然消滅してしまい、一生黒龍の喪に服すことを決めた朔は断髪して出家した。このことは深いトラウマになっており、望美様相手でも友情ルートに入るレベルで親密にならなければ教えてもらえない。
ちなみに望美様が「望」で満月を表しているのに対し、「朔」で新月を表しているので明確に対になった名前である。
◆八雲都(遙かなる時空の中で5)
CV.斎賀みつき
『遙かなる時空の中で5』に登場する『黒(ry。朔と同じく敵対しない『黒龍の神子』。朔と同じショートカットだが、こちらはどう見ても美少年である。胸に至っては断崖絶壁どころか胸筋すらあるように見える。
主人公・蓮水ゆきのいとこである少女。ゆきと共に幕末の『京』に飛ばされてきた。負けず嫌いであり弱みを見せたがらず、特に男に負けるのを非常に嫌う。そんな苛烈な面に反してゆきのことが大好きであり、「私の天使」と呼んでいる。実際かなり甘く非常に過保護。『黒龍の神子』になった際はまずゆきを守れる力を手に入れられたことを喜んでいた。
しかしこの過保護な面はプレイヤーからの批判が多い。というのもゆきは歴代主人公と同じく『白龍の神子』であり世界を救うための重要人物だが、都はゆきが戦いに赴くことを本気で嫌がるのだ。特に友情ルートの「私だけの天使でいいじゃん。みんなの天使じゃなくて、いいじゃん」は流石に言い過ぎであるとして評価は悪い。ルートに入るとめんどくさいレベルで女々しいのも原因か。まあ本作自体全体的につくりが甘いことを指摘されているが、特にそのあおりを受けたキャラクターなのかもしれない。
◆駒野千代(遙かなる時空の中で6)
CV.高橋美佳子
『遙かなる時空の中で6』に登場する『黒龍の神子』……ではなく、シリーズ初の主人公ではない『白龍の神子』。逆に主人公の高塚梓が本作の『黒龍の神子』である。
京都商家のひとり娘だったが、白龍の神子に選ばれ、帝国軍に身を寄せることになる。おしとやかだが前向きかつ凛としており自分の意見はしっかりいうタイプ。普通のかわいい女の子が突如力に目覚め戦うことになるという、今までの『白龍の神子』とは違う意味で主人公らしいキャラである。だが身体が弱いこともあり神子の力に身体を蝕まれているところがある。そのこともあり『白龍の神子』として自身を犠牲にすることをいとわないという危なっかしい面も。
『黒龍の神子』である梓とは対になる存在だが、同じ神子の運命を持つ者として共感し、友好的に接している。
ちなみに千代役の高橋美佳子は前作で主人公・蓮水ゆきを演じていた。逆に前作で都役だった斎賀みつきは本作で主人公である梓を演じている。
◆千姫(薄桜鬼)
CV.石川綾乃
主人公である雪村千鶴が街で出会った少女。高貴な身分であるらしく、落ち着いた性格ということもあり千鶴のことをよく助けてくれる。君菊という側近がいる。
正体は鈴鹿御前の直系の子孫。本作は羅刹という鬼の力がファクターになっているのだが、彼女はその鬼の純血である。
彼女も薄桜鬼のキャラクターということでなにかと悲惨な目に遭いやすく、とあるルートでは鬼の力を強制的に暴走させられ、君菊を殺害するという惨いことになる。
◆アミィ・サロヴァーラ(ワンド オブ フォーチュン)
CV.沖佳苗
魔法学園を舞台とする『ワンドオブフォーチュン』の親友キャラ。眼鏡の巨乳っ子。
主人公・ルルの同室の少女。一応彼女のひとつ年上なのだが、気弱で引っ込み思案な性格のため、むしろルルに引っ張られがち。そのため公式にも『若干空気キャラ』と言われてしまった。だがルルは子供っぽいためルームメイトとして世話をするオカンな一面も見せる。
努力家だが若干ネガティブな気質があるため、努力の方向性が迷走してしまうことがよくある。
実家が占いの名家であり、彼女も占星術を専攻している。しかし本人は占いの才能が無いと思い込んでおり、そのこともあって実家からは疎まれていた。最近は占星術に必須である「星の声」が聞こえなくなるというスランプ状態に陥ったことで本気で落ち込んでいる。そのこともあり星のことを嫌っていた。しかしポジティブなルルの考えに惹かれ、少しずつ星を愛するようになる。
友情ルートあり。むしろ公式に「アミィはルル専用ヒロイン」と言われている。
◆シンシア・ウィットフォード(ワンドオブフォーチュン)
CV.藤本教子
同じく『ワンドオブフォーチュン』に登場するお嬢様キャラ。
学園で人気の少年ユリウスの親衛隊を名乗っており、彼と仲の良いルルを敵対視している。まあユリウスルートでは全く姿を見せないが。
アデーレ、マーサというふたりの取り巻きがいる。いつでも「そーですわそーですわ」とシンシアに便乗するのがアデーレで、お菓子が大好きでシンシアにはあまり興味がないのがマーサ。
魔法の名門ウィットフォード家ということもあり、典型的な高飛車お嬢様。嫌味なところがあり、ルルによく皮肉を投げかけている。1回だけ泣かせかけた。もっとも彼女は割と常識人であるため、天然なルルに振り回されることも多い。
だが根は心配性でいい子。攻略ミスでルルの成績が下がった場合、真っ先に心配してくれるのは彼女である。さらに下がると最終的に自腹で魔法アイテムをくれる。
そんなシンシアが1番輝くのがバッドエンド。このルートでルルは魔法使いの夢を絶たれ、心が折れて誰にも言わずに学園を去ろうとする。だがそこに彼女たちが見送りに現れ、励ましの言葉を送るのだった。それによりルルも魔法使いではない新たな人生を歩むことを決意する。
そこそこ人気があったのか、FDでは彼女が主人公のやたらと長いシナリオがつくられた。一応親友なのに個別シナリオが短めだったアミィは泣いていい。
◆呂布(十三支演義)
CV.沢城みゆき
三国志を基にした和風ファンタジー『十三支演義』に登場する。主人公が関羽(女性)であるため呂布は当然敵軍。
見かけは20代半ばくらいの妖艶な美女。あと爆乳。しかしその見た目に反して人間離れした力を持っており、最強の武将と謳われている。
殺戮が大好きというこの時点でヤバイ奴であるが、好きな理由が人の悲鳴や血が飛び散るのを見聞きするのが好きだからという完璧な異常者。特に女の子が大好きであり、関羽のことも狙っている。……関羽に攻撃されて喜ぶ姿は変態にしか見えない。逆に男は基本的に嫌い。そのため貂蝉をはじめとしてかわいい女の子を部下にして侍らせている。
どのルートでも敵になるうえに常人離れした力でプレイヤーをゲームオーバーに導くため本作屈指のトラウマ要因である。特に彼女が深く関わる張遼ルートでは何度も関羽&張遼を殺している。
◆貂蝉(十三支演義)
CV.伊瀬茉莉也
同じく『十三支演義』に登場。呂布の恋人(公式サイトより引用)。
まだ若くかわいらしい容姿の少女。というかロリ。呂布に気に入られており、彼女の第一側近。貂蝉も呂布のことが大好き。同時に呂布に依存しきっており彼女の興味が他に向くと怒る。そのため呂布に寵愛を受けている関羽に対して強い嫉妬を抱いている。乙女ゲームで百合三角関係だとォ!?
……ちなみにこう書いていると勘違いされそうだが、『十三支演義』自体は全うで王道な乙女ゲームである。ちょっとこの2人がおかしいだけなんだ、うん。
◆言蔵美鶴(緋色の欠片)
CV.藍川千尋
とある村での怪異に立ち向かっていく伝奇「緋色の欠片」登場人物。主人公であり玉依姫という力を持つ少女春日珠紀の分家にあたる少女。珠紀の家のメイドであり、引っ越してきたばかりの彼女の手伝いをしている。
気弱だがおしとやかで優しい少女。気立てがよく家事全般が得意であり、特に料理の腕はプロ級であると言われている。おそらく本作でもっとも嫁にしたい少女。
……のだが慎司ルート、拓磨ルートではヤンデレ化し、敵対することになる。『鬼切丸*3』は生贄の儀式により封印が一時的に強まるのだが、彼女は儀式のために本編開始前から人を殺め続けていた。しかも元々は美鶴が玉依姫候補だったにもかかわらず、その役割を前述の通り珠紀に奪われたため、汚れ仕事を続けているコンプレックスもあり一方的に憎んでいた。特に慎司とは実は兄妹でありながら恋をしており、自分は絶対に添い遂げられないのによりによって珠紀に持っていかれたことで完全に歪んでしまった。特に屋敷に閉じ込められた→なんとか脱出しようとする→「どこにいくんですかぁ?」の流れはもはやホラー。
全てが終わった後は珠紀と和解した。……のだが、何故かにそっちの気に目覚めてしまっている。FDではヤンデレ時代の行動力そのままに珠紀にアタックし続けている。とあるイベントでは媚薬を盛ろうとしていた。
クリスマスイベントでルートに入れなかった場合の、今日はもう部屋に戻って寝よう→部屋で何故か美鶴が待っている→「特別な夜、女が2人同じ部屋にいれば何かが起こるのは必然だからです!」→押し倒そうとするのコンボは伝説。いろいろとゲームジャンルを間違えている。
さらにバレンタインイベントで珠紀が誰にも本命チョコを渡せずに帰ってきた時、そのチョコを自分のために用意してくれたのだと思い込んで涙ぐみ「一生ついて行きます!」と宣言していた。ついでに「世の中に男なんていりません。私がそれを証明してみせますから」と乙女ゲームを根幹から否定するようなことまで言っている。
この主人公ラブの姿勢から「本編の美鶴は嫌いだが続編以降は好き」というファンが多い。
◆アリア・ローゼンブルグ(緋色の欠片)
CV.磯村知美
同じく『緋色の欠片』シリーズに登場。本作の敵組織『ロゴス』で聖女としてあがめられている少女。見た目は10歳くらいの金髪ロリ。しかし言動は大人びている。基本的に無愛想で口数は少ないが、目的のためだったとしても争いは好まない穏健派な面もある。異能を持つため母に恐れられ幽閉されていたが、同時にもう一度だけ優しくされたいと考えているなど母親に対しては複雑な心境を持っている。
実はロゴスに利用されているだけであり、大体のルートでは珠紀側につく。
ポータブル版で友情ルートあり。上述の美鶴と同じくクリスマスでルートに入れなかった場合のイベントだが彼女の母親に対する思いが垣間見える良イベントであり評価は高い。
フィーアという付き人がおり、日常的な世話をしてもらっている。彼女自身は大人ということもあり落ち着いた女性。なのだがバレンタインイベントで「渡すチョコは本命だけにすべき(意訳)」と言った直後にアリアにチョコを渡すなど彼女も彼女もいろいろヤバイ。
◆ラプンツェル(絶対迷宮グリム)
CV. 阿澄佳奈
おとぎ話をモチーフとした『絶対迷宮グリム』に登場する。
原点と同じく魔女の塔に閉じ込められずっと本を読んでいたお姫様。なのだが本を読み続けた結果完全にオタクと化している。そのオタク知識を生かして主人公の恋愛を後押ししている。酷いときには断罪のマリアとセーラームーンのパロディをやっていた。本人曰く「戦闘力は全くないが、妄想力ならある」とのこと。
友情ルート。主人公に「私とゲームどっちが大切なの?」と聞かれ「ゲームは別腹!」と高らかに宣言してくれる。
◆いばら姫(絶対迷宮グリム)
CV.水原薫
同じく『絶対迷宮グリム』に登場。やたらと髪のロールがデカい。いばらの王子とは兄妹関係。
プライドの高いお嬢様であり上から目線で態度は刺々しいが、同時にツンデレでもあるため意外なタイミングでしょげたりする。あと結構仲間想いでもある。また王家のお嬢様ということで案外責任感は強く、偶にためになることも言ってくれる。
ラプンツェルと同じく友情ルートあり。主人公と真の姉妹になるべく、兄であるいばらの王子と結婚させようとしてくる。
◆成川大瀬(D.C. Girl's Symphony)
CV.成瀬未亜
主人公・古城史桜の親友である風見学園付属2年生。史桜からは「おーちゃん」と呼ばれている。とある理由からおそらく親友キャラの中ではトップクラスに嫌われているキャラでもある。
明るく活発で気立てのいい少女。クラスでは学級委員長も務めている。憧れの人は先輩で学園のアイドルである白河ななか。史桜はとある理由から接触恐怖症を患っているのだが、そんな彼女がまともに生活できていたのは確実に大瀬のおかげである。ここまでなら普通の親友キャラ。
ではなぜ嫌われているかといえば、ライバル化した際の行動が明らかに一線を越えているため。実は彼女は史桜の義兄である孝之に恋をしているのだが、孝之ルートで互いが恋のライバルになったと知ると、躊躇なく学校中に史桜のあらぬ噂を流した。大瀬はクラスの人気者で逆に史桜はクラスでやや煙たがられているという状況を迷いなく利用したのがこの行動である。さらに史桜が折れないと分かると、今度は学生の身分を利用し孝之が自分に痴漢したという噂を流した。それに対して史桜にキレられ*4た際には悪びれず「だって気持ち悪いじゃん」と返している。
一応大瀬の気持ちを知っていて自分と孝之との関係を隠し続けていた史桜に責任がないとも言い切れないが、それにしても度を越した行動であるためファンからは嫌われている。
ちなみに最終的には和解する。
◆セーラ・マープル(英国探偵ミステリア)
CV.吉岡摩耶
主人公であるエミリーと同じ探偵学園に通う少女。本作のキャラクターは有名な探偵の子孫という設定だが、彼女の場合はミス・マーブルの姪っ子。
天然クーデレ少女。本作に登場する探偵の中でも特に観察力・直観力が優れているのだが、同時に不思議ちゃんでもあり推理中に意味不明なことを言いだしたり、会話のテンポが独特だったりする。クールなだけあって思ったことを正直に言ってしまう癖があり、友達は少ない。だが根は友達想いの結構いい子。エミリーに対してはワンコ扱いで餌付けしている。
「お腹が空いたら良いことなんて一つもない」と、食事とお茶の時間をとても大切にしている。しかし凄惨な事件を前に生徒たちが食欲をなくしている前でも平然と食事をするあたりやはり不思議ちゃんである。
友情ルートあり。このルートではお互いに最高のパートナーであることを認め、エミリーはセーラが開く探偵事務所の手伝いをすることになる。
◆エミリー(ウィル・オ・ウィスプ)
CV.世戸かおり
意思を持つ人形の存在する世界を描いた「ウィル・オ・ウィスプ」の登場人物。彼女も人形のひとつでありメイドとして主人公のハンナに仕えている。
自分のことを作ってくれたハンナに対して強い忠誠心を持っているのだが、ハンナ自身はエミリーに対等な友達でいてほしいと考えているため僅かながら溝が生じている。実際高い忠誠心のために過保護すぎる面があり若干やりすぎなところがある。ただこの過保護さについては自身が所詮人間ではなく人形であるため友達にはなれず、誰よりもハンナの忠実なメイドでいることだけが近くにいられる唯一の方法と考えているためである。良くも悪くもハンナのことが好きすぎるキャラ。
友情ルートあり。こちらではようやく対等な友人関係を築くことが出来た。
なおリメイク版ではルートによってはなんと男体化する。本人なりに「対等な関係」について考えた結果であるらしい。これはこれで人気がある。
◆祭綾女(POSSESSION MAGENTA)
CV.洲崎綾
主人公・美原鈴のクラスメイトであり親友。ピンク色のツインテールにデカい眼鏡という目立つ外見をしている。そして上述の大瀬とは違った意味で嫌われている親友キャラである。
彼女について一言で言うならガチレズ。主人公のことを「ハニー」と呼び、男のことを本気で嫌っているというある意味わかりやすいキャラクター。本作では「ポゼる」という突然人の欲望が増幅させられるという奇妙な出来事が起きているのだが、彼女の場合は鈴を押し倒した。そして想いを伝えられず絞殺しようとした。歪みねえ。
だが性格自体は明るい姐御肌で、勉強はともかくスポーツは万能であるため女子からの人気は高い。また子供相手であればある程度優しく接する。
嫌われている部分としては、鈴が大好きで逆に男を嫌いすぎるあまり、主人公の恋愛を必死で妨害してくるところ。
当たり前だが、乙女ゲームというのは主人公と攻略キャラの恋愛を楽しむもの。なのでそれを邪魔してくるというのは、どんな動機であれ当然歓迎されるはずがなくヘイトをためやすい。ときメモGS組や美鶴はライバルなのでそういうポジションであるとある程度妥協されるが、綾女の場合善意から妨害してくるというフレンドリーファイア状態であるため、やたらと嫌われるということになった。まあ勝気な親友キャラというのは尖らせればこんなキャラになるかもしれないが、尖らせすぎれば地雷になるということだろう。
◆千賀皐月(Glass Heart Princess)
CV.本多真梨子
主人公であるお嬢様・姫乃京子に仕えるメイド。ある意味本作屈指のネタキャラ。本人曰く「(お嬢様の次に)かわいい! 有能! 無敵! 三拍子そろったオトメイトが誇る最強メイド」。
人形のように表情のなく、抑揚のない喋り方をする女性。しかし喋ると京子のことをからかうのが大好きな変人でもある。本作のおおまかなあらすじは「主人公が心臓病にかかり、心臓を鍛えなくてはいけないので恋をして心臓をドキドキさせよう」というふざけたものだがこれを提案したのは他でもない皐月である。
しかしからかいながらもメイドとして京子のことを愛しており、彼女のパンツを額縁に飾ろうとしたり、顔を突っ込んでハアハアしたりしている。そして幼少期に京子と初対面した際の印象は「ライオン柄のパンツとは珍しい」でった。……何かがおかしいがグラハではよくあること。
同時にオタクでもあるらしくサブカルに詳しく、主人公に少女漫画や恋愛映画を勧めている。たまに「乙女ゲームなんだから恋をするべき(意訳)」などメタ発言までかます。グラハではよくあること。あまりの趣味の広さから腐女子かどうか取沙汰されているらしい(公式・談)がこれに対し本人は「男性向け女性向け百合BL、何でもどんと来い」と漢らしい発言を残した。
扱いやすいキャラであるためか、公式ブログでは大体司会を務めている。別ゲーのキャラと友達だったりティアブレイド*5を召喚したり、公式ブログにもかかわらずネタバレしたりとやりたい放題。しかし1回調子に乗り過ぎて突如召喚された美鶴に制裁された。
友情ルートは存在せず、多くのファンから惜しまれている。代わりにFDで専用シナリオが用意された。これもこれでカオスなシナリオだけどな!
このような濃いキャラクター性から人気が高く公式人気投票で5位、FD版人気投票で6位、オトメイト総選挙好きな女性キャラクター部門で4位とサブキャラという立ち位置にしては順位がやたら高い。ちなみに主人公のはずの京子はこの全ての人気投票で皐月に敗北している。京子本人は3連敗したことを本気で気にしている。スタッフはオトメイト総選挙で京子と皐月で1200票も集まったのに攻略キャラはひとりしかランクインしなかったことを気にしている。
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▷ コメント欄
- 『絶対迷宮 秘密のおやゆび姫』には百合エンドがあって製作者がインタビューで1つの推しポイントに決めたと話してたな -- 名無しさん (2019-10-04 19:24:52)
- この建主一体何本乙女ゲーをプレイしてるんだろう… -- 名無しさん (2019-10-04 21:52:34)
- 死神と少女の夏帆ちゃんもいれてあげてほしいなぁ -- 名無しさん (2019-10-04 21:55:14)
- 呂布だろうなと思ったら呂布だったよw -- 名無しさん (2019-10-04 22:05:16)
- GS3の女子二人はどっちも可愛いんだけど、特にみよちゃんは大きい声怖がった姿で庇護意識刺激して、運動会のあの笑顔で「この子がいれば男なんてどうでもいいや」と言われていたのが忘れられんw -- 名無しさん (2019-10-04 22:58:26)
- 言蔵美鶴は本編で同情する面も大きいんだよなあ。一見ちやほやされてるようで、誰も自分を一番だと言ってくれない、本当の自分を見てくれない。血筋にしばられてえげつない真似したくなくてもするしかない状況で楽しい思い出や初恋相手にすがるのはわからんでもない。 -- 名無しさん (2019-10-04 23:03:27)
- ×マーリン、◯マリーンですよー(マイネリーベ) -- 名無しさん (2019-10-04 23:37:43)
- ときメモGS1は、女友達にも一枚絵が一つずつ用意されていたりする。)」(ちなみに、瑞希の一枚絵はライバル状態じゃないと見れない)さらに友情エンドは、ライバル状態→仲直りを経験したか否かで内容が変わるという気合の入りっぷり。 -- 名無しさん (2019-10-05 10:46:28)
- なろう系小説だと主人公が転生してさらには追放される までテンプレな人々ですな -- 名無しさん (2019-10-05 16:05:01)
- 乙女ゲーム関連項目見ると乙女ゲーって恐ろしい世界なんだなって思いました -- 名無しさん (2019-10-06 16:14:26)
- 愛のある項目過ぎる、建て主ありがとう! 朔のキャラソンがほんとうに悲恋ソングなんだよなあ。百合を目覚めさせる原因、実は乙女ゲームの女キャラなんじゃないだろうか -- 名無しさん (2019-10-07 09:57:59)
- SA・KU・YA…… -- 名無しさん (2019-10-07 18:49:21)
- 乙女ゲーの大谷育江キャラみんな可愛いよな… -- 名無しさん (2019-11-08 15:52:17)
- TAKUYOのゲームの女子キャラはいいぞ!カエル畑くらいしかやったことないけど二人ともいい子だった -- 名無しさん (2019-11-22 13:15:44)
- 同人ゲーだと姉妹があれこれ協力してくれたりもある。すっげえ可愛い妹キャラいたけどなんの作品だったか覚えてないんだよなあ、シスコン気味の主人公大好き妹可愛かった。 -- 名無しさん (2019-12-31 01:02:09)
- 「悪役令嬢もの」のせいで乙女ゲーは破滅する嫌な女が必ずいると思ってる人がたまにいるが、ライバルキャラでも基本的に和解して百合や友情エンドがあるのも多い。ていうか周回前提のゲームでネチネチ嫌がらせするような悪役出してたら気が滅入るっつの。 -- 名無しさん (2020-04-19 10:40:16)
- ↑悪役令嬢モノ自体は割と好きだけど、実際の乙女ゲームにも悪役令嬢が登場すると勘違いしている人が結構いるらしいのは何とかならないかとは偶に思う。というかこの前見た悪役令嬢モノのアンソロジーに「乙女ゲームの大半にはライバルとなる悪役令嬢が登場する」って堂々と書かれていてオイオイってなった。 -- 名無しさん (2020-04-25 21:28:14)
- 破滅するのは少女漫画で乙女ゲームだと嫌がらせしても和解するだけで破滅しないわな。男性向けだとそもそもライバル自体が登場しないのがほとんどだし男性からすれば敵は打ち負かすだけでなくコテンパンにしたいって願望が強いのかも -- 名無しさん (2020-04-25 22:25:09)
- オトメイトは皐月さんをイベントの度に使い倒してるけど本編も移植してやってくれよ -- 名無しさん (2020-08-29 16:06:12)
- 可愛い子が多いのでEDがないと「この子とのED」 -- 名無しさん (2021-05-27 01:08:07)
- ↑「EDよこせや!」と抗議が来て、ファンディスクでガッツリ友情話を追加されるのも珍しくない。綺麗な子、可愛い子は女性も好きなんですよ。 -- 名無しさん (2021-05-27 01:09:07)
- 薬飲まされた相手に「コップ1杯で今までの愛を忘れる尻軽野郎」は流石に頭おかしすぎないか -- 名無しさん (2021-06-04 17:44:09)
- ↑悪役令嬢ものでも惚れ薬盛られて心変わりした相手をボロクソに叩く(愛があれば薬なんてどうとでもなるだろう的に)ってあるし、なんかそういう考えの人は珍しくないのかも。 -- 名無しさん (2021-06-10 09:35:52)
- 悪戯で惚れ薬を盛られた攻略対象がライバルキャラに浮気してしまう乙女ゲームがあったけど薬が効いてる間にヒロインへ悪びれない態度を見せたせいか攻略対象にもヘイトが向かってたな…… いくら事情があってもプレイヤーをイラつかせるキャラは厳しい目で見られてしまう -- 名無しさん (2021-06-10 11:50:36)
- ↑3 コップ一杯では比喩というか正確には「たった一回のセックスで」だと思う。女向けでやったら即別の女に鞍替えはそりゃ嫌がられる -- 名無しさん (2021-06-10 21:58:06)
- ↑マリーンに掻っ攫われるのは言ってしまえば好感度やパラメーターが条件以下のときに起こるバッドエンド。つまり『自分的には仲良いしイケると思ったけど相手からは恋人としてはないと思われてる』って結果なんだけどね、あれ。プレイしなきゃわからんが主人公も相当いい性格だから悔しい!思うことはあってもそこまで非難される世界観じゃない -- 名無しさん (2023-01-13 17:02:44)
- 乙女ゲームで攻略対象を洗脳してヒロインをガチでいじめて追い込んだ悪役といえば「僕らが恋した君へ」の加瀬谷千鶴かなあ。財力に物言わせてヒロインの逃げ場全部奪って、レイプ未遂までかましたし。 -- 名無しさん (2023-02-04 16:01:04)
- アムネシアのミネちゃんが好き -- 名無しさん (2023-03-24 03:59:52)
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*2 CPUがアホというのが一番の原因であるが、デュエットのロザリアルートでのアンジェリークは序盤ろくに大陸育成せずに攻略キャラとイチャイチャし続け、そのツケで終盤詰むと育成を諦めて妨害ばかりしてくるというクズっぷりを見せる。しつこいようだがCPUがアホというのが一番の問題点
*3 本作の重要アイテム。今は封印されているが解かれれば世界が滅ぶと言われている。敵組織『ロゴス』もこれを狙っている
*4 史桜はかなり温厚な性格なので怒るのは稀
*5 ロボット乙女ゲー『悠久のティアブレイド』に登場するメインロボット。強い
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