1 ようこそ名も無い村へ

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#1 ようこそ名も無い村へ!

 

※サンプル台本1

【キャスト】
犬獣人アレン(自警団の青年)
熊獣人ダン(鍛冶屋のおっさん)
猫獣人リエラ(酒場の看板娘)

アレン
「ようこそ、ここは名も無い村。様々なケモノたちが、仲良く暮らしています」

ダン
「山奥だし、都(みやこ)からも遠いんで、ちょっと不便もあるけどな!」

アレン
「僕は村の自警団をしているアレンといいます。といっても、平和なこの村じゃ特にトラブルもないし、毎日パトロールしながらみんなと話すだけの仕事なんですけど」

ダン
「俺は鍛冶屋をやってるダンってんだ。この村からさらにちょっとだけ離れた、山の中腹に作業場を構えて、ひっそりとやってるぜ」

アレン
「ここから、この村の物語が始まる…」

ダン
「いろんな奴がいるから、飽きないと思うぜ?」

アレン
「これから村のみんなが繰り広げる賑やかな物語を、どうぞお楽しみに!」

と、酒場のドアを開く音(カラン)

リエラ
「いらっしゃい、アレンちゃん、ダンさんもご一緒ね?いつもの奥のテーブル空いてるわよ〜」

アレン
「お邪魔します。特に異常はないですね?」

リエラ
「異常なし!で、あります!……ふふ、いつも真面目で感心しちゃうわ、アレンちゃん」

ダン
「っしゃ!酒だ酒だ!アレンの奢りで一杯やろうや!」

アレン
「僕はお昼は飲めないけどね(苦笑しながら)……いいよ、ダンさん」

リエラ
「払っちゃダメよアレンちゃん!(前のセリフを遮って制するように)……ダンさん、溜まりに溜まったツケ、払ってから、ね?(ニコッと笑いながら威圧的に)」

ダン
「ちぇ……リエラ嬢ちゃんにゃ、かなわねぇや!がはは!」

全員
「あははは」(笑い声、数秒継続)

アレン
「そうして今日が終わり、明日が始まっていく。どんな物語に出会えるのか、僕も楽しみだ。」

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