ウロボロス細胞

ページ名:ウロボロス

ウロボロス細胞


ある事情によりイチとソラの細胞が合わさった結果生じた細胞。
人間の基礎細胞を全て作り変え乗っ取るが意識的変化はみられない。


ウロボロス細胞とは

ホープリングシステムの運用について悩んでいた頃のARKの研究員、
レイによって発見された、謎の細胞である。


  • まるでメビウスの輪を思わせる形状をしているためこの名称で呼ばれる。
  • この細胞を体内に入れると、人の体細胞はすべてウロボロスに書き換えられ、どんな病気の人もその人が理想とする健康体となる。
  • この細胞を生み、人をウロボロスに変える事が出来るのは『オリジナル』の一個体だけである。
  • しかし自身が健康体として認識することができる状態に戻るだけであって、あまりにも古い傷や刺青などは戻らない事もある。
  • ほとんどの人間は、ウロボロスと化すとそれぞれのタイミングで竜化を起こす。この変化は一度きりで、再び人間に戻ったり、この後に新たな変異が起こることも確認されていない。(ヒデキの存在は異例中の異例である)
  • ARKは疑わしい人間を事前に『目』によって判断し、処理班に追わせてうまく処理している。
  • 体細胞から摘出された、或いは死んだウロボロス細胞は、各細胞ごとにバラバラで凝固し、どんな刺激にも反応しない砂粒のような物質となってしまう。そのためウロボロスを傷つけても、傷口が塞がるのは早く、かつ血痕も死体も永い時間は残らない。

これらの特性のために、ウロボロス細胞は培養が難しく、研究の進みが非常に遅れている。
また、ウロボロス化した人間には毎回独特な特徴が発生しており、それらのパターンや原理についても不明な点が多い。
現在ウロボロス研究の権威であるマスダによれば、
ウロボロスとは「ヒトのプシュケー中層の抱く、原始的欲望」を、「表層の衝動的欲求」が刺激を与えることで実体化するもので、それを鎧のように纏ったヒトこそが竜であるとしている。
そして原始的欲望を持たない人間が存在しない以上、すべてのウロボロス化した人間は
やがて竜になり、欲望のために理性もヒトのプシュケーも失う定めにあると結論づけた。


更に謎めいているのは「オリジナル」の持つ「ウロボロス幹細胞」であり、彼の肉体のいずれの部分もこの細胞で構成されている。
これらは他の娘細胞と違い、唯一人間を蝕み、ウロボロスに変化させる能動力を持つ。
更には、竜のエサとして、わずかな肉片でも充分に栄養として利用できる。
そして傷ついた部分はたちまち時間が戻るかのように再生されるため、彼は竜たちにとって無限の食料ともなる。

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