マーマンとも呼ばれる魚人種。
鰓を有していてヒュームよりも深く長く潜ることができるが、陸上での活動は苦手。
海底やサンゴ礁などに街を作って集団生活を営んでいる。
南海種は体色も鮮やかで気性も陽気な者が多く、他種族と交流する者も多い。
また、西方諸島では海運業やその護衛として船に雇われる者もいる。
北海種は浅黒い肌で独自の集落を作り閉鎖的な生活を続けているため、生態などは詳しくわかっていないが、基本的に他種族との交わりを嫌う種である。
南海種・北海種によらず、水中での生活を基本とするため、熱や乾燥に弱い。
また、水中が生活圏である彼らは火を使う鍛冶技術についてほぼ無知であり、魚類や海竜の骨や牙、あるいは黒曜石などの石材を加工した刃物を主に用いている。
そのため、ドワーフの加工する「錆びない鉄」や真鍮は重要な交易品目になっている。
南海のマーフォークは貴族階級がはっきりとしており、権利と義務の価値観が重要視される。
権利の対価は義務であることを強く理解しており、高貴な者ほど大きな義務が課される。
そしてより大きな義務を果たす者には協力を惜しまない。
低い身分の者にもそうした義務があることを理解しているためである。
一方北海のマーフォークは共生の考え方が強く支配しており、部族全体、という考え方が強い。
喜びも痛みも、等しく分けあうべきという思想で、その根底には龍信仰の思想が強く影響している。
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