ガルバリオ 艦隊の中型~大型戦闘艇に備えられている衝角。
ガルバリオの戦闘艇はこの衝角を敵艦の横腹ないし船尾にぶつけることで航行不能にする戦法を得意としている。
それ自体は古くから用いられる戦法であるが、衝角による格闘戦は一度衝角が深く船体に突き刺さると自艦もしばらく行動ができず、その間は無防備になるという欠点があった。
そのためガルバリオの艦は敵船に突き刺さった衝角を切り離し、戦闘後に新しい衝角に取り換えられるよう衝角部分を船体から独立させた構造になっていた。
しかし、それでも衝角による攻撃は一度きりしか行えず、衝角を失った船は攻撃に参加できないためトラムトラン船隊に数で劣るガルバリオは劣勢を強いられることが幾度となくあった。
そのため、ガルバリオ海軍では洋上での衝角の換装が求められ、時の海軍提督セリオ・クラプトンが発案した、艦の中央に予備の衝角を備え、衝角を失った後は新しい衝角を簡易固定することで戦闘を継続するという方式を開発した。
これにより戦闘中でも比較的短時間に衝角を失った艦が戦線に復帰できるようになり、数に劣るガルバリオ艦隊がトラムトランの船隊に対抗できるようになった。
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