南域正規軍の騎士団長。
歩兵が大多数を占める南域正規軍の例に漏れず、歩兵である。
二丁の大斧を両手に持ち、大木を一撃でなぎ倒す怪力の持ち主で、表面的には陽気な男だが苛烈な指揮をする。
白の魔術にも長じ、「集団剛力」を使って配下の軍勢に力を与え、一息に攻める戦い方を得意としており、この軍勢による突撃の後には何も残らないと言われるほどである。
軍を率いる立場としては非常に頼られるロロだが、独断専行や気に食わない命令への違反、部下に対する専横な態度などが上層部からは問題視されている。
政治の世界との結びつきの強い南域軍内においては異端児扱いであり、彼との結びつきを持とうという者は少ない。
操る妖精は、一本の角を持った狼の姿をとり、雷を体に纏うことができる。
名はあるのかもしれないが、ロロは決してその名を口にせず、狼もまた何も言われずともロロの意志を汲み取って動くため、誰もその名を知らない。
サブストラクト家は旧帝国占領時代から続く商家であり、その中にあって魔導騎士となることを選んだロロは異色である。
裕福な家庭で何不自由なく育ったことも、彼の奔放で横柄な態度をはぐくんだ一因であるのだが、それを指摘できるものは少ない。
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