建国神話の後期に北領中央部を統べていたと言われる龍王の一柱。
この頃の北領は、偉大な龍王が次々と神々や英雄によって倒されていた時期であり、ピスノアもその一柱であるとはいえ、古の龍の階級を考えるとそれほど強力な力を持っていた龍王ではなかったようだ。
事実、神話にもピスノアの名はレオニード一世によって倒されたことと、その支配地域がザルゼリア帝国の基礎となったことのふたつに留まり、龍王としての権能や活躍は取り立てて記述がない。
数少ない記述によれば炎の吐息を吐いてレオニード一世を焼きはらおうとしたものの、レオニード一世を傷つけることができなかったという記述に繋がり、強力な龍であったとは思い難い。
それを踏まえると、強力な龍王が次々といなくなってしまった北領で、ようやく勢力を拡張したのではないか、という推測が成り立つが、それを確かめる術はすでにない。
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