穀物
マーフォークは穀物の類を必要としないが、トゥグリーダに入植してきた者たちは必要とする。
畜産
トゥグリーダでは僅かながら肉と卵のために鶏を飼っている。
また、トラムトランでは畜産というと海産物の養殖を指し、貝類や海藻類を育てている。
貝類は大半が食用だが、真珠貝の養殖や珊瑚の植樹なども行っており、それらは南海貿易路に載せられる。
加えて、飛跳魚や水竜種などの騎乗用の生物は、広い範囲に真鍮の網を張って、牧として飼育している。
綿・麻・絹
トゥグリーダで必要とする分を各国から買っている。
トラムトランでは主に綱や網などに使う繊維を椰子から採っており、不足する分は南域産を用いている。
骨・革・鱗
鮫革や大名蟹の甲殻は海産で衣類や武器、鎧として使える貴重な資源である。
また水竜種の鱗や革・骨などは現地でも利用するが交易品としても価値が高いため、貴族階級が身に着けるに留まる。
一般の兵卒は、鮫革を使った革鎧などを身に着けることが多い。
石材
多くは近隣の島で採れるものを使うが、需要はそれほど多くない。
建材には芯を通した焼き煉瓦を使うことが多く、トゥグリーダで作られる。
貴族の館などで使われる大理石は西方諸島を通じて帝国産が入ってくる。
鉱物
主に錆びない金属が求められる。
飲料
茶はトゥグリーダの入植者が個人的に故郷の物を好む程度で、あまり入ってこない。
酒や煙草はトゥグリーダにもトラムトランにも浅瀬に上がって酒を飲める酒場があり、貴族階級の屋敷には水上に庭舞台が作られ、供される。
そうした場は貴族にとっては社交場として重要であり、それなりの物がそれぞれの屋敷や、本家のような立場の屋敷に作られている。
主に魔導灯と、それに使う魔導炉で、蒸気機関の類は水中で使えるものがないため、現在は備えていない。
果実
トゥグリーダが拓けて以来、入植してきたヒュームやツリーフォークが陸上での耕作も始めている。
檸檬や橙などの柑橘類は乾燥果実として王国や中央、西方諸島に売られている。
米や麦などの栽培も始まっているが、まだまだ消費をすべて賄うには至っていない。
紙
王国産の耐水性を持つ紙が使われているが、非常に高価のため、多くは一部の魔術師の魔導書と、国立文書館の資料がいくらか紙に置き換わってきたくらいである。
日用に使う記録には軽石の石板に文字を刻み込んだり削り落としたりして使うのが一般的で、紙というものにはなじみが薄い。
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