トラムトランの四大貴族家であるルーカヒム家が創設した私設軍。
私設軍といってもその隊員のほとんどは累代のルーカヒム家に仕える者たちで構成されており、高い意識と技術を伝えられてきた者たちの集まりで、他国の正規軍の兵士よりよほど軍隊らしいという評価さえある。
ルーカヒム家は生け捕りにした野生の水竜種を、真鍮製の網で囲った広い牧で飼育し、騎竜として乗りこなしている。
また、繁殖も行っており、産まれた水竜種は騎兵隊の騎竜として育てられる。
このことからもわかる通り、ルーカヒム家は並々ならぬ私財と時間をかけてこの部隊を維持しており、南海マーフォークから尊敬のまなざしを受ける理由も理解できるというものである。
現在の騎兵隊長は長年ムト・ルーカヒムの副官を務めてきたマンサ・マンタム。
生粋の騎兵隊員であったマンサは、ムトがルーカヒム家の当主となり、トラムトランの将軍を継いだ日から水竜騎兵隊を任された。
騎兵隊員のすべてを把握しているといっても過言ではないマンサだが、直接戦場に出れないムトの意思を果たすことこそ自らの役割と信じており、その戦いぶりは果断にして勇敢であると評判である。
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