ローランディア大陸および西方諸島に広く分布する、鰭を持って滑空する蛇のような魔獣。
余り大きくはならない種で、脅威性は少なく、毒もないため金のない駆け出しの冒険者はよく食料として捕獲している。
その際には、大抵はぶつ切りにして串を打ち、焚火などにかざして焼き、塩を振るだけの簡単な調理法で食されることが多いが、中央では街の料理屋などが安価な食肉として使用していることもあり、野菜と一緒に煮込み料理などに用いられることもある。
また、鰭の部分は一度日に干して乾燥させると旨味が増すことで知られており、元手のかからない携帯食料として旅先で飛蛇の鰭の干し肉を作る冒険者も多い。
さらには、飛蛇の鰭の干し肉は珍味として好む者もいるため、冒険者の間では単なる携帯食料としてだけではなく小銭稼ぎの方法としても知られており、森に近い村の子供なども飛蛇を捕らえて小遣い銭を稼ぐ者もいる。
また、うまく処理された革は皮革加工品として取引され、大抵は色を染めた後、革小物を作るのに使われる。
だが、元々そう大きくならない飛蛇から傷をつけずに大きな革を取るのは手間であり、大抵の場合はそこまで手間をかけられることはない。
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