南域の水辺に生息する鹿角を持った鳥。
草食で、肉が美味のため狩猟の対象。
特に南域では、肉を豆類や玉葱と一緒に炒め、汁を加えて煮たものに炊いた米を添えて食すフェジョリアという料理が有名で、鹿角鳥のフェジョリアは南域王府でも供されるほどに美味であるとされる。
また、単純に塩や胡椒などの香辛料を振って串焼きにしたものなどは街の食堂などでも味わうことができ、こちらは比較的安価で冒険者や旅人などが南域の味に触れたいと考えた時によく選ばれるのだとか。
特に鹿角鳥は南域王室であるメルガ家の家紋にも使われており、その鹿角を用いた杖は白の魔術の「癒し」や「解毒」と相性が良く、市場での人気も高い。
魔法霊薬としては失われたアニマを取り戻す薬の素材として知られており、世界の薬局として知られている南域産の薬剤の中でも需要が高い。
一方でただの鹿の角を鹿角鳥のものと偽って販売する者は後を絶たず、南域の法では薬剤に関わる詐欺は比較的重い罪に問われることが多い。
おとなしいが鋭い角を持つため、狩りの際などは数の多い群れなどを襲うと、思わぬ反撃にあうこともある。
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