プラモ組み立てるの楽しいけどなんか物足りない!
…という欲張りな方向けへのページです。はじめてのプラモの方はこちら。
このページで紹介すること
前回よりステップアップして、「全塗装・無改造での完成」を目指していきます。
色付きを除く多くのプラモデルが塗装を前提としています。基本の組み立て+塗装という形になるので、今回は塗装をメインに解説していきます。
塗装の種類
「え?色塗るだけじゃないの?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、模型にはいろんな塗装方法があります。
- 筆塗り塗装…一番お手軽。筆ムラが出やすいので思った通り仕上がらないことが多々あります。質感を出すのが上手い人は、筆塗りでも自然な、かっこいい塗装ができたりします。
- スプレー塗装…筆者オススメ。一色は高いですが、綺麗に表面を仕上げることができます。
- エアブラシ塗装…エアブラシという塗装専用の機械を使う方法。安くても1万円程度するので、ハマったら買ってください。
今回は2つめのスプレー塗装を前提に話を進めていきます。
塗装時の注意点
スプレー塗料はじめ多くの塗料はいわゆるシンナーを含んでいます。みなさんご存知とは思いますが、危険なものです。
ですが、取り扱いに気をつければラリってしまうことはないのでご安心を。
- 換気を徹底する
部屋を換気しないで塗装をしてしまうと、空気中に揮発したシンナーが漂って頭が痛くなってしまうことがあります。
それを防ぐために、塗装中は換気をしっかりとしましょう。
スプレー塗装の場合、部屋が汚れてしまうのを防ぐという意味でも、屋外(ベランダ、玄関先など)で塗装することをオススメします。
ついでに、フタをしないダンボールを用意してそこに吹くようにしましょう。
- 火気に近づけない
部屋の中などで保管する場合、ストーブの近くに置いてはいけません。シンナーなど有機溶剤は、石油などから作られているのでガソリンと同じ引火性液体です。
また、スプレー缶には噴射用のガスも含まれており、火や熱を近づけると破裂します。家を爆発させないようご注意を。
スプレー塗装のコツ
- 距離について
よく「30cm離す」ということが言われます。スプレーにもよりますが、30cmだと遠すぎる場合もあるので身体でいい距離を覚え込んでください。筆者は15~20cmくらいで吹いています。
- 吹き方について
30cm離していても、ずっと同じ場所に色を吹き続けていると塗料がタレてしまいます。そこで、素早く左右に動かしてタレを防ぎます。
塗るものの外側から反対側の外側に向けてサッと動かすようにします。またそこから吹き始めて反対の外側に持っていって一往復となります。
「シュッ シュッ シュッ シュッ」くらいのリズムでいきましょう。焦らず、思い切って。
失敗はつきものです。タレちゃってもまた次に活かしましょう。
一回で塗り切ろうとせず、何度かに分けて重ねるようにしましょう。
- 乾燥
乾いたかな?と触ってしまうと指紋がついたりします。また塗り直すことになるのでしっかり乾かしましょう。
目安としては、匂いがしなくなる、もしくは見た感じ濃淡のムラがないくらいになっていれば大丈夫です。
塗り重ねの厚さなどにもよりますが、3時間あればほとんど乾いているでしょう。
その他テクニック
- 持ち手
割り箸の先に両面テープを巻いてみましょう。持ち手の完成です。手が汚れることなく塗装することができます。
市販の猫の手と呼ばれるクリップ付きの棒を購入してもいいでしょう。
- マスキング
キットによっては塗り分けが必要なものがあります。マスキングテープという塗装専用のテープを買うと塗り分けをすることができます。あ、柄がないやつにしてくださいね。もったいないので。
最初の色を塗った後、色を残したい部分にテープを貼っていきます。無理に曲げたりすると隙間から塗料が漏れてくることがあるので、分けて貼ることも意識しましょう。
マスキングした時、あまり厚塗りしすぎると塗料が隙間から漏れたり段差が目立ってしまうので、できるだけ色が出やすい順番で塗る(薄い色から順に重ねるなど)ように意識すると良いです。
中級者編:塗装についてはこのあたりになります。
もっとリアルにしたい方はこちら。
執筆:紫の13
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