Windows 11では、PCをスタンバイ状態にすることで、電力を節約しながら、すぐに作業を再開することができます。スタンバイ状態になると、PCは電源がオフになり、画面は暗くなりますが、メモリにはデータが保存された状態になります。そのため、電源を入れ直すだけで、すぐに作業を再開することができます。
スタンバイ状態にするには、以下の手順に従います。
- スタートメニューで「電源」を検索します。
- 「電源」をクリックします。
- 「電源ボタンの動作を選択する」をクリックします。
- 「現在利用可能でない設定を変更します」をクリックします。
- 「スタンバイボタンの動作」で、「スタンバイ」を選択します。
- 「保存」をクリックします。
これで、電源ボタンを押すと、PCがスタンバイ状態になります。
また、キーボードのショートカットを使用して、スタンバイ状態にすることもできます。ショートカットは、以下のとおりです。
- Windows + X + P
このショートカットを押すと、メニューが表示されるので、そこから「スタンバイ」を選択します。
スタンバイ状態から復帰するには、電源ボタンを押すか、キーボードのショートカットを使用します。ショートカットは、以下のとおりです。
- Windows + X + P
このショートカットを押すと、メニューが表示されるので、そこから「再開」を選択します。
スタンバイ状態のPCは、スリープ状態のPCよりも電力を節約することができます。ただし、スタンバイ状態になると、PCは電源がオフになるため、作業中のファイルが保存されない可能性があります。そのため、作業中のファイルは、必ず保存してからスタンバイ状態にするようにしてください。
また、スタンバイ状態から復帰する際には、PCが起動するまでに、数秒から数十秒程度かかる場合があります。
なお、スタンバイ状態にできないPCもあります。スタンバイ状態にできない場合は、電源ボタンを長押しして、強制終了してください。
Windows 11用「スタンバイ」アイコンとショートカットの作成
Windows 11では、標準でスタンバイ状態のアイコンやショートカットが用意されていません。そのため、自分で作成する必要があります。
Windows 11用「スタンバイ」アイコンの作成方法は、以下のとおりです。
- 画像編集ソフトを起動します。
- スタンバイ状態のPCの画像を用意します。
- 画像編集ソフトで、画像の背景を削除します。
- 画像のサイズを、Windows 11のアイコンのサイズ(32×32ピクセル)に変更します。
- アイコンに名前を付け、保存します。
画像編集ソフトは、PhotoshopやGIMPなど、さまざまなものが利用できます。画像の背景を削除するには、選択ツールやレイヤーマスクなどを使用して、背景を非表示にします。画像のサイズを変更するには、リサイズツールを使用します。
アイコンに名前を付ける際は、拡張子を「.ico」にします。保存する場所は、Windows 11のアイコンフォルダ(C:\Windows\System32\imageres.dll)にします。
Windows 11用「スタンバイ」ショートカットの作成方法は、以下のとおりです。
- デスクトップで空白の場所を右クリックします。
- 「新規」から「ショートカット」を選択します。
- 「名前」に「スタンバイ」と入力します。
- 「場所」に以下のコマンドを入力します。
rundll32.exe powrprof.dll,SetSuspendState 0,1,0
- 「次へ」をクリックします。
- 「完了」をクリックします。
これで、Windows 11用「スタンバイ」ショートカットが作成されました。
ショートカットをクリックすると、PCがスタンバイ状態になります。
なお、ショートカットのアイコンを、作成した「スタンバイ.ico」に変更することもできます。
ショートカットのアイコンを変更するには、ショートカットを右クリックして「プロパティ」を開きます。
「アイコン」タブで、「アイコンの変更」ボタンをクリックします。
「アイコンの参照」ダイアログボックスで、作成した「スタンバイ.ico」を選択します。
「OK」をクリックして、プロパティを閉じます。
これで、ショートカットのアイコンが変更されました。
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