狂歌百物語(皿屋舗) - いにしえwiki
を数ふる 古井戸に 青紅あをくれなゐの 鬼火燃えけり(弓の屋)031.さらさらと 雨のふる夜は 消えぬだに 猶袖ぬらす 皿屋敷なり(草加 四豊園稲丸)032.皿屋敷 さらに姿は 見えねども 声はなゝ八つ 九つの鐘(於三坊菱持)033.ぞつと吹く 秋風寒し 番町に 聞く拍子木の 数
を数ふる 古井戸に 青紅あをくれなゐの 鬼火燃えけり(弓の屋)031.さらさらと 雨のふる夜は 消えぬだに 猶袖ぬらす 皿屋敷なり(草加 四豊園稲丸)032.皿屋敷 さらに姿は 見えねども 声はなゝ八つ 九つの鐘(於三坊菱持)033.ぞつと吹く 秋風寒し 番町に 聞く拍子木の 数
編を思わせるようなラストだったが、結局、続編が製作される事はなかった。キャスト[]釈由美子伊藤英明佐野史郎真木よう子長曾我部蓉子六平直政松重豊園岡新太郎塚本高史雅子城戸裕次渕野俊太博通哲平沼田曜一嶋田久作スタッフ[]監督:佐藤信介脚本:佐藤信介、国井桂アクション監督:ドニー・イェ
こちらで腹を 立て地蔵 数へる度に 数の違ひて(一草庵多か丸)006.女にも 化けて出でぬる 石地蔵 堅いものとは 思はざりけり(草加 四豊園稲丸)007.有りがたき 御代の御影の 石地蔵 閼伽あかの水のみ 化ける大いそ(紫の織人)008.草深き 野島に化ける 地蔵見て 狐狸も
えぬ日を 忌日となして 弔はん 神の隠せし 業わざと思へど(坂槻)011.人の子を 己が子にする 蜂に似し 腰細き子を 隠す神かも(草加 四豊園稲丸)012.家やの棟に 草履を残す 神隠し 足を穴にぞ 惑ふ垂乳女たらちめ(槙の屋)013.爪ならぬ 隠したまへる 神ゆゑに 能ある人
.霧を呑み 木の実を喰ふ 山姥は 衣も秋の 錦なりけり(楽亭西馬)009.群がりし 烏天狗の 巣をも取る 子を持つ姥や 鼻は高かる(草加 四豊園稲丸)010.佐保姫と 霞男の 連れ立つを にこにこ笑ふ 春の山姥(上総大堀 花月楼)011.木の葉のみ 衣に縫へる 山姥は 松葉の針や
さ光りて なまぐさき 風物凄く 荒るゝ魚河岸(檜園)008.八十嶋やそしまを 下ろす魔風に なやみしと 人にも告ぐる 蜑あまの釣舟(草加 四豊園稲丸)009.吹き荒るゝ 第六天の 魔王風 瓦の鬼も 地には落ちけり(元照)010.魔の風を 起し雲をも 起しつゝ 大木と竹は 寐かす激
を 追はるれば 那須野に落ちて 石となりなむ(東海園)003.那須野へと 飛ばぬ内から 祈られて 玉藻の顔ぞ 青石あをいしの如ごと(草加 四豊園稲丸)004.化けすがた 獣偏けだものへんに 爪紅つまべにを さして玉藻の 美しきまで(文語楼青梅)005.檜扇に 天窓あたま隠せと 九
得ず 米の菩薩の 力にて お札の糊が 恐き幽霊(陽月舎)023.守り札 へがされたるは 日数へて 修ずしたる法のりや 薄くなりけん(草加 四豊園稲丸)024.門口の 手形の札を へがせしは 箱根地獄へ 帰る亡者か(春の辺道艸)025.頼むべき おでんは逃げて こんにやくの 震へる
飛龍001.蓮はちす生おふ 池の鯉もや 富士の嶺ねの 砂いさごを飛ばす 龍となりけん(草加 四豊園稲丸)002.潜まりて 翼得る日を 松浦川まつらがは 龍立ちのぼる 領巾振山ひれふるのやま(宝遊子升友)003.湖に 住みたる鯉や 一夜さに 富士を飛び越す 龍となりけん(花前亭)0
す 髪洗ふかと 水の面おもに 映る柳の さかさ幽霊(上総大堀 花月楼)026.逆さまに 奈落へ落ちし 女かも 其儘迷ひ 出づる幽霊(草加 四豊園稲丸)027.己が罪 出来て如何いかでか 幽霊は 逆さに人を 恨むなるらん(惟孝)028.雪に猶 たわむ逆さの 女竹 真白く軒へ 下がる
草の 花に七つの 影を見つ 滅ぶ相馬の 新内裏跡(仙台松山 千澗亭)010.湊川 石になるてふ 楠が 朽ちたる名こそ 世に流れけり(草加 四豊園稲丸)011.功しの 名をば残せし 湊川 流れての世も 薫る菊水(泰山堂静居)012.いにしへの 鑓長刀やりなぎなたを 掘り出して 手ど