ニンイシン - 古代メソポタミアと周辺の神々、神話生物について
1.神名、神統譜 ニンイシン、ニンイシンナ、ニンインシナ、ニニシナ。都市イシンの女神(その名前は「イシンの女主人」の意)。父はアヌ、母はウラシュ、配偶神はパピルサグ、息子はダム(参考「メソポタミアの神々と空想動物」)。2.イシンの都市神 『エンキ神の定めた世界秩序』においては、ア
1.神名、神統譜 ニンイシン、ニンイシンナ、ニンインシナ、ニニシナ。都市イシンの女神(その名前は「イシンの女主人」の意)。父はアヌ、母はウラシュ、配偶神はパピルサグ、息子はダム(参考「メソポタミアの神々と空想動物」)。2.イシンの都市神 『エンキ神の定めた世界秩序』においては、ア
ム ニアルジナ ニサバ ニナッタ ニニザザ ニラフ ニンアガル ニンアジムア ニンアシュテ ニンアズ ニンアハクッドゥ ニンイギナガルギド ニンイシン ニンウル ニンウルタ(ニヌルタ) ニンエガラ ニンカシ ニンガル ニンカルラク ニンキ ニンギクガ ニンギシュ ニンギシュジダ
1.シュメール初期におけるかなり有力な神…? ララク市の神。エンリル神の子、ニンイシンナ女神の配偶神。 シュメールの『洪水物語』においてララク市を与えられていることから、初期段階においてはかなり有力な神だった可能性がある。しかしながら古バビロニア時代頃から、ニヌルタ神と同一視され
1.アヌ神の配偶女神 ウラシュ(女神)は、天空神アヌの配偶女神とされる。ニンイシンナの母神。 バビロン市の周壁には8つの門があり、「王の門」を除くとそれぞれに神の名が付けられている。その内の一つが「ウラシュ門」である(ただし、このウラシュが男神・女神のいずれか不鮮明)。(参考)
1.豊穣神 ダムは、新たな生命の神、豊穣神、治癒神。ニンイシンナ女神の息子とされており、それためダムはイシン市の神ともされる。豊穣神の性質として「鯉の洪水」を呼ぶ。2.「死んだ神」 豊穣神、治癒神の通例だが、似た性質の神と同一視されている例が多い。ニンギシュジダ神との同一視、ドゥ
あるアブ神の配偶女神とされる。また神性ゆえに治癒にかかわるダム、あるいはニンアズの母とされることがあるほか、古バビロニア時代には、シュメルのニンイシン、バウ、ニンカルラクなどと同一視された。他称としてニンテンウッガなど。 随獣は犬であり、椅子に座したグラ女神と、傍で伏している犬と
洪水物語)』 『ドゥムジ神とエンキムドゥ神』 『ドゥムジ神とゲシュティンアンナ女神』 『ナンナ・スエン神のニップル詣で』 『ニンイシンナ女神のニップル詣で』 『ニンウルタ神と亀(『ニンウルタ神の傲慢と処罰』)』 『ニヌルタ神のエリドゥ詣で』 『パピルサ