オオカミ病とオオカミ

オオカミ病

人狼化する謎の病。原因は不明。長年の研究によると感染経路は空気感染、噛まれる形での接触感染の可能性が伺える。が、空気感染は俗説で実際は飛翔感染であるがこの俗説はなかなか消えないようだ。
一説では遺伝子も関係しているとの説も。現段階では特効薬は無い、不治の病。

世界的にこの病が認知されたのは50年以上前。まともに対策機関が整い始めたのはそれから10～20年経った頃である。

症状

簡潔に言えば人狼化である。徐々に人間性を失っていき最終的には理性を失った化け物になり生物を襲うようになってしまう。変化する姿には個体差があり、人の形を残している者、獣の狼そのものの姿になってしまう者、オオカミの形を模した化け物のような姿になってしまう者と様々である。中には意図的に姿を変えられる者もいる。

中には人間性を保ったまま人狼化する個体もおり、そういった者達は赤ずきんに保護され監視下に置かれるようになる。危険性もある為、保てる理性の度合によっては社会から隔離されるようになる者もいる。

身体能力や聴覚・嗅覚と言った感覚は人間よりも優れてくる為、保護されそのまま赤ずきんになる者も多い。

 

オオカミ

オオカミ病によって人狼化した者達の事を指す。

自我（理性）を保てている者は赤ずきんになる者が多く、病の進行が進むにつれ討伐対象となり仲間に討たれる者も少なくない。長年自我を保ったままその生涯を終える者も中にはいるようである。

自我を保てる期間も個体差がある。

多くのケースは早くに自我を無くし化け物となり果て赤ずきんに討たれる。

また、自我を無くした個体でも血清持ちの血肉を接種すると、人間性を回復するケースが何度も見られている。