天気におけるフィールド魔法
永続魔法罠を多用する天気は、魔法罠ゾーンが埋まることが多く、手札で魔法罠が腐ることも多いです。
一方、フィールド魔法ゾーンは、「天気予報」がマスターデュエル(MD)では実装されていないので、天気には専用のフィールド魔法ないことから、空きやすいです。
そんな中、天気は墓地をあまり使わないということで「王家の眠る谷-ネクロバレー」を張って相手の墓地利用行動を妨害するというのが良く使われる手です。
しかし「王家の眠る谷-ネクロバレー」にはいくつもの問題点があります。
a.「王家の眠る谷-ネクロバレー」採用のの問題点
a①一部墓地利用する天気モンスターの効果を無効化してしまう。
スレットやベンガーラといった天気モンスターは墓地を利用するのですが、ネクロバレーによって効果の利用が出来なくなります。
特にスレットは、天気魔法罠を守る役目もあるので、盤面が脆くなってしまいます。
結構問題になる場面多いです。
a②墓地の効果すべてを無効化するわけではない。
簡単に言うと墓地のカードを他のゾーンに移動することを出来なくするカードです。
墓地に落ちて効果を発揮するカードなどには影響ありません。
a③墓地を使わないテーマに効果がない
当たり前ですが、墓地を利用しないで動けるテーマには無力です。
a④守る手段が少ない
フィールド魔法全般の弱点ですが、天気テーマ内に相手の除去から守る方法が少ないです。
虹天気アリシエルくらいしかありません。
後は汎用のカードに頼ることになり、簡単に突破されます。
a⑤張替できない
次元の裂け目や群雄割拠などの永続魔法罠と違い、フィールド魔法であるためターメルでは自分のタイミングで張替できません。
邪魔なときにどけられないわけです。除去したいときは、手段を天気外で用意するしかありません。
a⑥レア度が高い(UR)
MD特有の問題ですが、URとレア度が高いため生成にかかるコストが馬鹿になりません。
ということで、採用をするか結構悩んでいたのですが、やっぱりフィールド魔法ゾーンを使えないのは弱いということで、いろいろ考えていた時「サモンブレーカー」と出会いました。
b.「サモンブレーカー」の強み
「サモンブレーカー」は自メインフェイズ1にそのターン3回目の自分の召喚(すべての召喚方法含む)をしたときエンドフェイズに強制的に移行するというものです。
以下のように、非常に強力で使いやすいです。
b①天気の動きがほとんど阻害されない
当たり前ですが、墓地利用の禁止などするわけでもないので天気自体の動きは全く阻害されません。
除外ゾーンからの特殊召喚もスタンバイフェイズなので関係なし。
ターン3回目の召喚をメイン①にしないよう召喚3回目となるタイミングの通常召喚や虹の天気模様の使用タイミングを気を付けるだけです。
スタンバイフェイズに天気の効果で3体以上特殊召喚していれば何も気にする必要もなくなります。
そのため、ネクロバレーのように自分で剥がす必要性に迫られる場面が少なく、張り替える必要性がそもそもほぼ存在しないため、a⑤のような問題が起きません。
b②苦手な展開系デッキに効く
天気の大きな弱点である、展開の速いデッキに刺さります。環境で召喚を繰り返し展開するデッキがほとんどな現在、このカードによって大きく展開力を落とし、天気の速度に強制的に近づけられます。
天気の不利なデッキに良く刺さるという点が一番大きな理由です。
b③安い
なんといってもRカードなので安い。
「王家の眠る谷-ネクロバレー」比較して「サモンブレイカー」を優先する理由
今まで上げたa①からa⑥までのネクロバレーの問題点とb①からb②までのサモンブレーカーの強みを比較していきましょう。
①天気との相性
ネクロバレーはa①で解説したように、一部効果を阻害してしまう一方、サモンブレーカーはb②のようにほぼ天気とぶつかり合いません。
②刺さるデッキの違い
ネクロバレーはa②で解説したように、墓地の利用という点に妨害をするため、天気の有利不利とは関係なく刺さるデッキが決まり、墓地利用せずに展開するデッキに無力です。一方、サモンブレーカーはb②のように天気の苦手な展開の速いデッキの全てに刺さります。
③なにより安い
「サモンブレーカー」の方が圧倒的に入手しやすいため、生成コストを他に割り振りデッキ強化にあてられます。
以上のような点で私は、サモンブレーカー採用を押します。
フィールド魔法としての弱みは消えませんが、それは同じ弱点であります。
今後「天気予報」がいずれ来ることを考えれば、つなぎとしても「サモンブレーカー」で十分なのではないかと思っています。
しばらく回して問題なければ、そのうち今までの紹介デッキも差し替えます。
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