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轟轟戦隊ボウケンジャー | |
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ジャンル | 特撮テレビドラマ |
放送時間 | 日曜 7:30 - 8:00(30分) |
放送期間 | 2006年2月19日 - 2007年2月11日 (全49回) |
放送国 | 日本の旗 日本 |
制作局 | テレビ朝日 |
監督 | 諸田敏 他 |
原作 | 八手三郎 |
脚本 | 會川昇 他 |
プロデューサー | シュレック・ヘドウィック・八木征志 (テレビ朝日) 日笠淳・宇都宮孝明(東映) 矢田晃一(東映AG) |
出演者 | 高橋光臣 齋藤ヤスカ 三上真史 中村知世 末永遥 出合正幸 斉木しげる 大高洋夫 山崎真実 他 |
音声 | ステレオ放送 |
オープニング | 「轟轟戦隊ボウケンジャー」 歌:NoB |
エンディング | 「冒険者 ON THE ROAD」 歌:サイキックラバー |
外部リンク | 公式サイト(テレビ朝日) |
特記事項: 「スーパー戦隊シリーズ」 第30作 |
『轟轟戦隊ボウケンジャー』(ごうごうせんたいボウケンジャー)は、2006年(平成18年)2月19日から2007年(平成19年)2月11日までテレビ朝日系列で毎週日曜7:30 - 8:00 (JST) に全49話が放送された、東映制作の特撮テレビドラマ、および劇中で主人公たちが変身するヒーローの名称。「スーパー戦隊シリーズ」第30作にあたる。
地球に眠る、大いなる力を秘めた古代の秘宝――プレシャス。世界を滅ぼすことも容易いそれらの秘宝を狙う悪は多くいる。民間団体・サージェス財団は、プレシャスを回収し悪の手に渡らないよう保護・管理するための精鋭部隊を結成した。彼らこそ轟轟戦隊ボウケンジャーである。
ボウケンジャーの明石暁ら3人は、新メンバーである伊能真墨と間宮菜月らとともに、プレシャス“ゴードムの心臓”の回収に向かう。入隊テストを兼ねて先行した新メンバー2人だったが、トラップに引っ掛かり大地の震えとともに海底遺跡が浮上。それに伴い、遺跡内の奥深くにあった石棺の封印も解け、ゴードム文明の古代人・大神官ガジャも眠りから覚めてしまう。
改めて5人で遺跡に突入したボウケンジャーはプレシャスを発見するが…。
(地球市民かながわプラザ)
主人公たちが本拠地とする博物館「サージェスミュージアム」(外観)として撮影された。
スーパー戦隊シリーズ第30作の記念戦隊。モチーフは「冒険」「トレジャーハンティング」であり、地球に眠る宝「プレシャス」を巡る、正義と悪の争奪戦を描く。大きな特徴が、戦隊の目標が「敵組織の打倒」ではないことである。ボウケンジャーの第一任務はあくまでプレシャスの保護で、敵との戦いは「プレシャスを悪事のために狙う者の排除」として展開される。
本作のレッドであるボウケンレッド・明石暁は、「冷静沈着な頼れるリーダー」として設定されている。単純一途な熱血漢に設定さることが多かった90年代のレッドに対し、本作で「冷静なリーダータイプのレッド」を採用することには、東映でも「今の子供には熱血タイプの方が感情移入しやすい」「これでは昭和の戦隊ではないか」という声が挙がったという。これに対し、チーフプロデューサーの日笠淳は、「レッドの枠を狭めるのは良くない。現在でもリーダータイプのレッドは人気を得られるはず」と主張し、結局日笠の意見がそのまま採用された。明石はメンバーの指揮権・人事権を一手に持つ絶対的なリーダーだが、演じる高橋光臣の個性も反映された結果、物語の進行に連れコミカルな面も描かれるようになった。
作劇上のもう一つの特徴が、「ゴードム文明」「ジャリュウ一族」「ダークシャドウ」「クエスター」といった、複数の敵組織が並行して存在することである。第三勢力的な存在は過去作にも何度か登場したが、「組織」としての敵が複数存在するのは初めてであり、時にはボウケンジャーと敵組織で三つ巴や四つ巴の戦いも展開される。
「乗り物」も本作におけるモチーフの一つであり、登場した巨大メカはシリーズ史上最多の18種類に及ぶ。最強の合体ロボであるアルティメットダイボウケンは、10体のメカによる合体変形であり、これも史上最多である。一方、等身大時に乗用するマシンが本作では廃されており、以降のシリーズにも登場しなくなっている。
30作目の記念企画として、ED後には全30戦隊を順に紹介するミニコーナーが挿入されている(詳細は後述)。
本作より、HDテレシネによる、シリーズ初の画面縦横比16:9(Vシネマ作品のみ4:3サイズ)のハイビジョン放送を採用。撮影は引き続きフィルムによるものであり、スーパー16と35mmフィルムが使用された。VTR撮影への移行は、3年後の『侍戦隊シンケンジャー』を待つことになる。また、本作よりVHSビデオでのソフト販売が廃止され、DVDのみの展開となった。
これまでの公演を撮影した写真や映像がインターネットに流出したことが理由で、毎年恒例となっている東京ドームシティアトラクションズ スカイシアターの公演は、変身前の役者が出る公演に限り、公演の模様を撮影・録音をする行為が全面的に禁止された。
近年恒例となっていた京都をロケの舞台としたエピソードは、スケジュールの都合上本作品では導入されていない[1]。
例年通りに実績の少ない新人・若手俳優を主要メンバーに起用。ただ、ボウケンピンク・西堀さくら役の末永遥は、子役時代から演技経験を積み、2001年にはゴールデンタイムのドラマ(『氷点2001』)でも主演を経験しているなど、若手ながら非常に豊富なキャリアを持っての出演だった。
サブキャラクターはベテランの俳優で固められており、ミスター・ボイスの声には過去作でナレーションや敵キャラクター役として声のみならず顔出しでも出演経験がある田中信夫、牧野森男には斉木しげるを起用。敵方にも、、素顔で敵幹部を演じる[2]大高洋夫や、森田順平、銀河万丈など、実績のある俳優が揃っている。また、斉木や大高に加え、ゲスト出演のマイク眞木や渡洋史など、過去にチーフPの日笠淳が手掛けた作品への出演者が多数参加している。
ナレーションには太田真一郎を起用。主にOPナレーション・次回予告のナレーションを担当し、アクセルラーなどの音声も担当する。
チーフプロデューサーは前述のとおり日笠淳が担当。『爆竜戦隊アバレンジャー』以来3年ぶりの戦隊シリーズ復帰となった。メインライターは會川昇がシリーズ初の担当。サブライターに小林靖子、荒川稔久、武上純希ら、かつて日笠が手掛けた戦隊シリーズでメインライターを務めた面々がそろい踏みしている。
メイン監督は日笠と長い付き合いである諸田敏が起用された。諸田はパイロット編、劇場版、新キャラクター登場編、最終回といった主要回を一手に手掛け、本作において演出面での中心的役割を果たしている。
30作品目と言うこともあって様々な実験要素が組み込まれた本作品であったが、平均視聴率では例年を下回った。また、玩具におけるキャラクター収入も前作『マジレンジャー』の108億円を下回る101億円であったが、売り上げ目標は100億であったため、最終的な玩具売り上げとしては成功を収めている。
詳細については、各リンク先を参照。
括弧内の数字は出演回。放映リストに記載されているものは除く。
近年の戦隊ヒロインのスーツにはアクトレスを積極的にレギュラー起用して来たが、本作は女形スーツアクターを起用している。
登場怪人の後に続く括弧内は、裏モチーフとなった歴代戦隊ロボである。なお、近年多く使われてきたサブタイトルの統一性は今作では用いられていない。
放送日 | Task. | サブタイトル | 登場ネガティブ・ゲスト怪人 | 登場プレシャス | 脚本 | 監督 |
---|---|---|---|---|---|---|
2006年2月19日 | 1 | 魔神の心臓 |
| 會川昇 | 諸田敏 | |
2006年2月26日 | 2 | 竜の略奪者 |
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2006年3月5日 | 3 | 覇者の剣 |
|
| 中澤祥次郎 | |
2006年3月12日 | 4 | 失われたビークル |
|
| ||
2006年3月19日 | 5 | 帝国の真珠 |
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| 竹本昇 | |
2006年3月26日 | 6 | 呪いの霧 |
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| ||
2006年4月2日 | 7 | 火竜(サラマンダー)のウロコ |
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| 諸田敏 | |
2006年4月9日 | 8 | アトランティスの秘宝 |
|
| ||
2006年4月16日 | 9 | 折鶴の忍者 |
|
| 中澤祥次郎 | |
2006年4月23日 | 10 | 消えたボウケンレッド | ||||
2006年4月30日 | 11 | 孤島の決戦 |
| 竹本昇 | ||
2006年5月7日 | 12 | ハーメルンの笛 |
|
| 小林靖子 | |
2006年5月14日 | 13 | かぐや姫の宝 |
|
| 大和屋暁 | 坂本太郎 |
2006年5月21日 | 14 | 甦る過去 |
|
| 荒川稔久 | |
2006年5月28日 | 15 | 水の都 |
|
| 小林靖子 | 渡辺勝也 |
2006年6月4日 | 16 | 水のクリスタル |
|
| ||
2006年6月11日 | 17 | アシュの鏡 |
| 會川昇 | 中澤祥次郎 | |
2006年6月25日 | 18 | 生きていた男 |
|
| ||
2006年7月9日 | 19 | 眩き冒険者 |
| ― | 竹本昇 | |
2006年7月16日 | 20 | 新たなる巨人 |
|
| ||
2006年7月23日 | 21 | 打出の小槌 |
|
| 大和屋暁 | 渡辺勝也 |
2006年7月30日 | 22 | ソロモンの指輪 |
|
| ||
2006年8月6日 | 23 | あぶない相棒 |
| ― | 小林靖子 | 坂本太郎 |
2006年8月13日 | 24 | 初音の鼓 |
|
| ||
2006年8月20日 | 25 | 禁断の果実 |
|
| 會川昇 | 中澤祥次郎 |
2006年8月27日 | 26 | ガラスの靴 |
|
| ||
2006年9月3日 | 27 | 風水占いの罠 |
|
| 大和屋暁 | 竹本昇 |
2006年9月10日 | 28 | 伝説の鎧 |
|
| ||
2006年9月17日 | 29 | 黄金の剣 |
|
| 會川昇 | 諸田敏 |
2006年9月24日 | 30 | 怒りの黄金魔人 |
|
| ||
2006年10月1日 | 31 | 亡国の炎 |
|
| 小林靖子 | 中澤祥次郎 |
2006年10月8日 | 32 | ボウケン学校の秘密 |
|
| ||
2006年10月15日 | 33 | レムリアの太陽 |
|
| 會川昇 | 渡辺勝也 |
2006年10月22日 | 34 | 遼かなる記憶 |
| 大和屋暁 | ||
2006年10月29日 | 35 | 神の頭 |
|
| 小林靖子 | 諸田敏 |
2006年11月5日 | 36 | 鬼の金棒 |
|
| ||
2006年11月12日 | 37 | 憧れの芸能界 |
|
| 荒川稔久 | 竹本昇 |
2006年11月19日 | 38 | 虹の反物 |
| |||
2006年11月26日 | 39 | プロメテウスの石 |
|
| 小林靖子 | 坂本太郎 |
2006年12月3日 | 40 | 西のアシュ |
|
| ||
2006年12月10日 | 41 | メルクリウスの器 |
| 大和屋暁 | 諸田敏 | |
2007年12月17日 | 42 | クエスターの時代 |
| ― | ||
2006年12月24日 | 43 | 危険な贈物(クリスマスプレゼント) |
|
| 武上純希 | 鈴村展弘 |
2007年1月7日 | 44 | 仙人の温泉 |
|
| ||
2007年1月14日 | 45 | 最凶の邪悪龍 |
|
| 荒川稔久 | 竹本昇 |
2007年1月21日 | 46 | 目覚めた闇 |
| |||
2007年1月28日 | 47 | 絶望の函(はこ) |
|
| 會川昇 | 諸田敏 |
2007年2月4日 | 48 | 恐怖なる大神官 |
|
| ||
2007年2月11日 | Last (49) | 果て無き冒険魂 |
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対象地域 | 放送局 | 備考 |
---|---|---|
関東広域圏 | テレビ朝日 | キーステーション |
北海道 | 北海道テレビ | |
青森県 | 青森朝日放送 | |
岩手県 | 岩手朝日テレビ | |
宮城県 | 東日本放送 | |
秋田県 | 秋田朝日放送 | |
山形県 | 山形テレビ | |
福島県 | 福島放送 | |
新潟県 | 新潟テレビ21 | |
富山県 | 北日本放送 | 他系列局/16週遅れの火曜15時55分より放送 |
石川県 | 北陸朝日放送 | |
福井県 | 福井テレビ | 他系列局 |
山梨県 | 山梨放送 | 他系列局 |
長野県 | 長野朝日放送 | |
静岡県 | 静岡朝日テレビ | |
中京広域圏 | メ〜テレ | |
近畿広域圏 | 朝日放送 | |
鳥取・島根県 | 山陰中央テレビ | 他系列局 |
広島県 | 広島ホームテレビ | |
山口県 | 山口朝日放送 | |
徳島県 | 四国放送 | 他系列局 |
香川・岡山県 | 瀬戸内海放送 | |
愛媛県 | 愛媛朝日テレビ | |
高知県 | テレビ高知 | 他系列局 |
福岡県 | 九州朝日放送 | |
長崎県 | 長崎文化放送 | |
熊本県 | 熊本朝日放送 | |
大分県 | 大分朝日放送 | |
宮崎県 | 宮崎放送 | 他系列局/8週遅れの水曜15時25分より放送 |
鹿児島県 | 鹿児島放送 | |
沖縄県 | 琉球朝日放送 | |
未放送地域:佐賀県 |
本作でスーパー戦隊シリーズ30作目となったことを記念し、Task.3よりEDと次回予告との間に「全戦隊大全集」のミニコーナーが設けられた。構成・演出は本作に参加する監督の1人である竹本昇が担当。
基本的にはテレビシリーズの映像を使用するが、劇場版やVシネマの映像が使用されることもある。また、各戦隊の変身前の映像は一切使われていない。本作品よりハイビジョン制作のため、過去作品の映像は4:3から上下カットの16:9にカットされている[6]。
例年同様、ミニコーナーではメンバーたちも本来の役とは微妙に外れた意外な一面を見せるが、これについては蒼太役の三上が自身のブログで、“戦隊紹介はおまけコーナーであることから結構自由にやっても良いのでアドリブをよく入れている”とコメントしている。DVDにこのコーナーは収録されていない[7]。
Task.4からTask.33までは、『秘密戦隊ゴレンジャー』から本作までの全30作品を1話ずつ作品順にボウケンジャーのメンバーが案内役となり紹介。毎回のBGMにはその回主題となった戦隊のオープニングテーマが流れる。
毎回、戦隊紹介後にその戦隊に因んだ一発芸的な“オチ”を披露し、それが締めとなっている。オチには過去作品のパロディが織り込まれていたり、過去作品のプロップなどが登場することも多い。また、変身前のジャケットが登場する作品の紹介時にはこれを着用することもあるが、メンバーの構成上対応する色がない場合は一部違う色のジャケットを着用するケースもある。
コーナーの舞台は、Task.19までは基本的にダイボウケンのコックピットが使用されるが、Task.20以降はサージェスサロンとなる。また、回によっては各ゴーゴービークルのコックピットが使用されることもある。
Task.34より、それまでの「30戦隊大全集」からスーパー戦隊の「史上初」を紹介する「30戦隊大全集 スペシャルファイル」へとリニューアルされた。「史上初」にちなんだ事柄の紹介の後、一発芸的なオチで締めるという基本的な構成は「大全集」とほぼ同じであるが、毎回のBGMにはその回主題となった戦隊のエンディングテーマや挿入歌が流れるなど一部では変更点も見られる。本コーナーの最終回であるTask.48では後番組『獣拳戦隊ゲキレンジャー』の紹介が行われる。
2006年8月5日公開。
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警告: 既定のソートキー「こうこうせんたいほうけんしやあ」が、その前に書かれている既定のソートキー「きそしようほう てれひはんくみ」を上書きしています。
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