一死ニ、三塁。打者が三塁後方のファウルライン際に高い飛球を打った。三塁手が振り返って打球を追う時に、離塁していた三塁走者と接触。打球はフェアゾーンに落ちてそのままデッドラインを越えた。
三塁審はフェアを確認した後にボールデッドをコールし三塁走者に守備妨害アウトを宣告した。その後二死一、二塁で試合を再開した。
〇
守備妨害はフェアの時とファウルの時で処置が違うため、確定するまでボールデッドのコールはしない。
ルールブック:8-6項
11.走者が打球を処理しようとしている野手を妨害したり、あるいは送球を故意に妨害したとき。
<効果>
(1) ボールデッド。
(2) 走者アウト。
(3) 打者走者には一塁までの安全進塁権が与えられ、他の走者はフォースの場合を除き、妨害発生時に占めていた塁に戻らなければならない。
(注3) ファウル飛球を捕球しようとしている野手を、走者が妨害したときは、その走者はアウトで打者はファウルボールとして打撃を継続する。
ケースブック:CASE 1-38-8
Q:無死満塁。内野地域の三塁ファウルライン上の飛球に対して「インフィールドフライ」が宣告されたとき、塁を離れていた三塁走者が三塁手の捕球を妨害した。どう処置したらよいか?
A:インフィールドフライが宣告されたときに守備妨害が発生した場合、打球がフェアかファウルかが確定するまでボールインプレイの状態は続く。
打球がフェアになれば野手の守備を妨害した走者と、打者がアウトになる。
打球がファウルになれば野手の守備を妨害した走者だけがアウトとなり、その飛球が捕球されたとしても打者はファウルボールとして打撃を継続する。
ケースブック:CASE 8-6-26
Q:7回裏、1点を追う後攻チームの攻撃だった。無死三塁。打者が、三塁側ファウル地域、三塁フェンス際に上がる飛球を打った。三塁手が打球を追い、動いたとき、離塁していた三塁走者と接触した。接触を見た審判員は「守備妨害」として、三塁走者をアウトにした。ファウル飛球はそのままフェンスを越えてしまった。接触がなければ三塁手が捕球できる飛球であった。
攻撃側の監督は「今の打球はフェンスを越え、競技場外に出たのだから、守備妨害にならないのではないか」と主張した。
A:ファウル飛球に対する、三塁手の守備機会の有無は、審判員の判断による。
(1) 飛球に対して、三塁手が守備する機会があると、三塁審が判断した場合は、三塁手と三塁走者が接触した時点で、ボールデッド。三塁走者は守備妨害でアウト。打者はファウルボールとして、打撃を継続する。一死走者なしで試合再開。
(2) 飛球に対して、三塁手が守備する機会がないと、三塁塁審が判断した場合は、飛球がフェンスの外に落ちた時点で、ボールデッド。打者はファウルボールとして、打撃を継続する。無死三塁で試合再開。
審判員は状況をしっかりと見極めて判定をしなければならない。

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