UNDERTALE

UNDERTALE（アンダーテールもしくはアンダーテイル）とはToby Fox氏が開発したロールプレイングゲーム。他のWikiの当該記事にはネタバレが多く含まれているので、本記事ではネタバレを極力控えつつ本作について解説する。

概要[]

UNDERTALEを日本語に訳すと、「地底の物語」であり、タイトルの通り地底の世界が舞台であるRPGである。地底へと繋がる「イビト山」から地底に落ちてしまったニンゲンを操作して、地底に住む個性豊かなモンスター達と触れ合いつつ地上への帰還を目指す。本作はRPGでありながら独特のゲームシステムを持っていて、自分のターンでは「たたかう」で相手に攻撃ができるが、ダメージを与えるにはタイミングよくボタンを押さなければならない。他にも「こうどう」という特殊コマンドがあり、相手のモンスターに適した行動を取ると「にがす」ことができ、これによって戦わずして勝つことができる。一方相手のターンでは、東方Projectを参考にしていて、弾幕シューティングゲームのように、自機となる「タマシイ」を操作して相手の攻撃をかわす仕組みになっている。

本作の開発者Toby Fox氏は作曲家でもあり、本作の曲に対する評価も高い。物語の構成ができるよりも前に作曲することによって、場面の演出がまとまりやすくなっている。

関連作に「DELTARUNE」があるが、本作とのストーリー上の繋がりはないとされている。こちらは現在未完成で、デモ版がPC、PS4/VITA、Switchで無料配信中。

あらすじ[]

むかしむかしちきゅうにはニンゲンとモンスターという2つのしゅぞくがいました。ところがあるとき2つのしゅぞくのあいだにせんそうがおきました。そしてながいたたかいのすえニンゲンがしょうりしました。ニンゲンはまほうの力でモンスターたちをちかにとじこめました。それからさらにながいときがながれ…......イビト山201X年それは「のぼったものはにどともどらない」といわれるでんせつのの山でした。そこに1人のニンゲンがおち…

マルチエンディング制[]

本作ではどの敵を逃がし、どの敵を殺したかによって、その後の演出や台詞が一部変化し、エンディングにまで影響する。本作のキャッチコピーは「誰も死ななくていいやさしいRPG」であり、よりよいエンディングを目指すにはできるだけモンスターを逃がさなければならない。

主な登場人物[]

本作の主要キャラクターを主人公が通常のプレイで出会う順に紹介する。

ニンゲン - 地底に落ちてきた本作の主人公。操作キャラクター。

フラウィ - 主人公と最初に出会い、この世界のルールについて教えてくれる。

トリエル - 主人公が落ちた場所であるいせきを管理をしているヤギのモンスター。

サンズ - ジョーク好きなスケルトンのモンスター。仕事をよくサボる。

パピルス - ニンゲンハンターと言われるが優しい性格のスケルトン。サンズの弟。

アンダイン - ニンゲンに対する復讐心に燃える魚人のモンスター。モンスター達の憧れの対象。

アルフィー - 主人公に友好的な恐竜のモンスター。オタクな科学者。

メタトン - 殺人ロボットであり、地下世界唯一のアイドルでもある。

アズゴア - 地底の王様。地底から脱出するため、地上との間にあるバリアを壊そうとしている。

任天堂との関係[]

本作は「MOTHER」シリーズをはじめとする任天堂ハードで発売された作品から強い影響を受けており、また本作自身も同社のNintendo Switchで発売されている。さらに、大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALの追加コンテンツではMiiコスチュームでサンズが実装され、ネスやリュカといったMOTHERのキャラクターと念願の共演を果たした。（このサンズは正式な追加ファイターではないため安価な追加コンテンツである。それをネタにされ、80円の骨などと呼ばれている。）

他にも、スーパーファミコンで発売された「真・女神転生」から敵と会話できるシステムを参考にした。また、GBAから発売され、その後も任天堂の携帯機でシリーズ化された「マリオ&ルイージRPG」の戦闘システムのように攻守両方にアクション要素を取り入れた。

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