併用薬剤ーCDK4／6阻害薬

 

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【システマティックレビュー/メタアナリシス】

Kubeczko M et al. Radiother Oncol. 2023. PMID 37536378
・ホルモン受容体陽性（HR＋）HER2陰性（HERー）乳がんに対するサイクリン依存性キナーゼ4/6阻害薬（CDK4/6阻害薬）と放射線治療併用の安全性
・システマティックレビュー/メタアナリシス
＜結論＞ER+HER2-乳がん患者において、CDK4/6阻害薬と放射線療法の併用は一般に安全性で忍容性は良好で、併用は施行可能な治療選択肢であることが示唆された。
・15件の研究、HR+/HER2-乳がん 1,133例を解析に組み入れ。
・617例に対してCKD4/6阻害薬と放射線治療が行われていた。
・経過観察期間（中央値）17ヶ月（9～18ヶ月）
・年齢（中央値）59歳（IQR 56-63歳）
・血液毒性（G3-5）発生率：29％（95% CI 14-47%）
・非血液毒性（G3-5）発生率：3％（95% CI 1-5%）
・CDK4/6阻害薬の用量減量を要した割合は24％（95% CI 11-39%）で、CDK4/6阻害薬単独と放射線療法併用で有意差は見られなかった。（オッズ比 0.93, 95% CI 0.66-1.33）
・治療関連毒性によりCDK4/6阻害薬中止にいたった割合は2％（95% CI 0.4-5%）

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