肺がんー小細胞肺がんー限局型小細胞肺がんー化学放射線療法ー線量増加

ページ名:肺がんー小細胞肺がんー限局型小細胞肺がんー化学放射線療法ー線量増加

 


<ランダム化試験>

Grønberg BH et al. Lancet Oncol. 2021. PMID 33662285
・限局型小細胞肺がん(LS-SCLC)に対する加速過分割照射による化学放射線療法
・高線量(60 Gy/40回) vs 標準線量(45 Gy/30回)
・第2相ランダム化試験(2014年7月-2018年6月)、ノルウェー、デンマーク、スウェーデン
<結論>限局型小細胞肺がんに対する加速過分割照射による化学放射線療法において、標準線量(45 Gy/30回)と比較して、高線量照射(60 Gy/40回)による生存成績の大幅な改善の可能性が示唆された。
・対象:限局型小細胞肺がん、ECOG PS 0-2、RECIST ver 1.1による評価可能病変あり
・併用化学療法:シスプラチン+エトポシド または カルボプラチン+エトポシド、4コース
・最初の化学療法コースの20-28日から照射を開始した。
・奏効例に対しては25~30 Gyの予防的全脳照射(PCI)を施行。
・主要評価項目:2年全生存率
・176例の患者が登録され、170例がランダム化;60 Gy群(89例)、45 Gy群(81例)
・経過観察期間(中央値)49ヶ月(IQR 38-56ヶ月)
・2年時点の生存率は、60 Gy群 74.2%(95% CI 63.8-82.9)、45 Gy群 48.1%(36.9-59.5)(オッズ比:3.09, 95% CI 1.62-5.89, SS)
・主な有害事象(G3-4):好中球減少(81% vs 81%)、好中球減少を伴う感染(27% vs 39%)、血小板減少症(24% vs 25%)、貧血(16% vs 20%)、食道炎(21% vs 18%)
・重篤な有害事象:60 Gy群 38/55件、45 Gy群 44/56件
・治療関連死:60 Gy群 3例(発熱性好中球減少症、大動脈解離、肺炎)、45 Gy群 3例(出血、脳梗塞、心筋梗塞)


 

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