肺がんー非小細胞肺がんー局所進行ー放射線療法ーデュルバルマブ

ページ名:肺がんー非小細胞肺がんー局所進行ー放射線療法ーデュルバルマブ

 


<デュルバルマブによる地固め療法>

Yamada T et al. Eur J Cancer. 2023. PMID 37890349
・局所進行非小細胞肺がん(NSCLC)、同時化学放射線療法(CCRT)不適格例に対する放射線治療単独とデュルバルマブによる地固め療法
・第2相試験(2019年9月-2021年4月)、日本、SPIRAL-RT試験
<結論>化学放射線療法が不適格な局所進行非小細胞肺がん患者において、放射線療法とデュルバルマブによる地固め療法は有効で治療に関連する毒性は忍容可能。
・放射線療法(54~66 Gy)照射後にデュルバルマブ(10 mg/kgを2週毎、最長12ヶ月間)を投与した。
・主要評価項目:1年無増悪生存率(PFS)
・33例が登録された。
・年齢(中央値)79歳、男性が大半(79%)
・1年無増悪生存率:39%(90% CI 25-55%)
・客観的奏効率:42%(95% CI 27-59%)
・無増悪生存期間(中央値)8.9ヶ月、全生存期間(中央値)20.8ヶ月
・主な有害事象は放射線肺臓炎(52%)
・デュルバルマブの投与期間(中央値)6.4ヶ月、デュルバルマブが1年間投与継続された患者の割合は30%


 

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