肝細胞がんー強度変調放射線治療

ページ名:肝細胞がんー強度変調放射線治療

 


<システマティックレビュー/メタアナリシス>

Jang WI et al. Cancers (Basel). 2023. PMID 37894281
・肝細胞がん(HCC)に対する強度変調放射線治療(IMRT)
・システマティックレビュー/メタアナリシス
<結論>強度変調放射線治療が行われていた肝細胞がんの多くは進行期の病変であったが、併用療法が行われることが一般的で、従来の放射線治療と比較して生存成績は同程度で治療関連毒性の発生率は低かった。
・対象:2009-2023年の期間に報告された29件、1,755例
Barcelona Clinic Liver Cancer stage C の割合(中央値)100%(範囲:38-100%)
・19件の報告では併用療法が行われていた。
・奏効率 58%(95% CI 50-65%)、1年局所制御率 84%(95% CI 70-94%)
・全生存期間(中央値)13ヶ月
・全生存率:1年 59%(95% CI 52-66%)、3年 23%(14-33%)
・Classic RILD(radiation-induced liver disease)発生率:2%、non-classic RILD発生率:4%、肝毒性(G3+)発生率:4%


 

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