肺がんー非小細胞肺がんー早期ーvs 通常分割照射

＜ランダム化試験＞

Ball D et al. Lancet Oncol. 2019. PMID 30770291
・I期非小細胞肺がんに対する体幹部定位放射線治療（SABR） vs 通常分割照射（CFRT）
・第3相ランダム化試験、TROG 09.02 CHISEL、（NCT01014130）
＜結論＞手術不能I期非小細胞肺がんにおいて、従来の分割照射と比較して、体幹部定位放射線治療により主要な毒性の増加なく原発巣の局所制御を改善。
・体幹部定位放射線治療（SABR）：54 Gy/3回 または 48 Gy/4回
・通常分割照射（CFRT）：66 Gy/33回 または 50 Gy/20回
・101例が登録（SABR 66例、CFRT 35例）
・20例/101例（20％）に局所再発を認め、SABR群 14%、CFRT群 31%
・局所制御はSABR群で良好であった（HR 0.32, 95% CI 0.13-0.77, p=0.0077）
・治療関連有害事象（SABR）G4：呼吸困難 1例、G3：咳嗽 2例、低酸素血症 2例、肺感染 1例、体重減少 1例、呼吸困難 1例、疲労 1例
・治療関連有害事象（CFRT）G3 胸痛 2例

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