肺がんー小細胞肺がんー限局型小細胞肺がんー化学放射線療法ー線量分割ーvs 1日1回照射

ページ名:肺がんー小細胞肺がんー限局型小細胞肺がんー化学放射線療法ー線量分割ーvs 1日1回照射

<第3相試験>

Walls GM et al. Int J Radiat Oncol Biol Phys. 2024. PMID 38521132
・限局型小細胞肺がんに対する化学放射線療法;1日1回照射(OD) vs 1日2回照射(BID)
・第3相ランダム化試験、CONVERT tiral、長期成績、NCT00433563
<結論>CONVERT試験において、限局型小細胞肺がんに対する化学放射線療法において、1日2回照射(BID)と比較して1日1回照射(OD)の毒性プロファイルがわずかに不良で、依然として1日2回照射が依然として標準治療。
・併用化学療法:シスプラチン+エトポシド
・1日1回照射(OD):66Gy/33回(6.5週)
・1日2回照射(BID):45Gy/30回(3週間)
・547例を集積;生存例(164例)の経過観察期間(中央値)81.2ヶ月
・生存期間中央値):OD 25.4ヶ月、BID 30.0ヶ月(HR 1.13, 95% CI 0.92~1.38, p=0.247)
・多変量解析にて、全身状態(PS)と腫瘍体積が生存成績と関連していた。
・2017年に行われた初回解析以降に新たな治療関連死の発生なし。
・晩期毒性:OD群では7例が食道炎(G3)を発症し、4例は狭窄または瘻孔を発症したのに対し、BID群では1例も発症しなかった。
・肺線維症(G3)はOD群 2例、BID群 3例。

 

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