乳がん
・T1-2N1・炎症性乳がん・少数転移/オリゴ転移・転移性脳腫瘍・ネオアジュバント化学療法...
<システマティックレビュー/メタアナリシス>
Song Y, et al. BMC Cancer. 2023. PMID 37904083
・EGFR変異陽性非小細胞肺がんの脳転移に対する初期治療;頭部放射線治療+EGFR TKI vs EGFR TKI単独
・システマティックレビュー/メタアナリシス
<結論>EGFR変異陽性非小細胞肺がんの脳転移に対する初期治療において、EGFR-TKI単独治療と比較して、頭部放射線治療を併用した方が有効である可能性が高い。頭部放射線治療の有用性は脳転移に関連する症状の有無、EGFR遺伝子変異のサブタイプ、性別、脳転移の数によらず認められる様子。
・24件の後ろ向き研究、3,184例を組み入れ解析
・用いられたEGFR-TKIは第1世代または第2世代
・EGFR-TKI単独と比較して、初期治療で頭部放射線治療が行われた患者で全生存(HR 0.75, 95% CI 0.64-0.88)および頭蓋内の無増悪生存(HR 0.61, 95% CI 0.52-0.72)が有意に良好であった。
・無症候性と症候性、エクソン19変異とエクソン21変異、脳転移1-3個と>3個の患者、男性と女性、いずれにおいても頭部放射線治療併用の全生存や頭蓋内の無増悪生存のベネフィットに有意差を認めなかった
<後ろ向き研究>
Qian J et al. BMC Cancer. 2024. PMID 38262977
・EGFR/ALK陽性非小細胞肺がん(NSCLC)に対するチロシンキナーゼ(TKI)と放射線療法の併用タイミング
・後ろ向き研究、中国
<結論>EGFR/ALK陽性非小細胞肺がんの脳転移において、初期治療として放射線療法を行うことにより頭蓋内無増悪生存を改善し、生存期間を有意に延長できる可能性が示唆された。
・対象:2017年1月~2022年7月、EGFR/ALK陽性非小細胞肺がん、脳転移(BM)患者163例
・91例は初期治療として初期治療として放射線療法が行われ(upfront RT)、72例に対しては遅れて放射線療法が行われた(delayed RT)
・平均経過観察期間 20.5ヶ月(範囲:2.0~91.9ヶ月)
・全生存期間(中央値)26.5ヶ月、頭蓋内無増悪生存期間(中央値)23.6ヶ月
・初期治療として放射線療法が行われた患者で頭蓋内無増悪生存が良好であった(中央値 26.9ヶ月 vs 20.2ヶ月, HR 5.41)
・全生存も初期治療として放射線療法が行われた患者群で良好であった(中央値 31.2ヶ月 vs 22.3ヶ月、HR 4.67)
・多変量解析にて、初期治療における放射線療法は頭蓋内無増悪生存の有意な予測因子であった(HR 1.67)
・全生存に関する多変量解析では、初期治療における放射線療法(HR 1.53)、チロシンキナーゼ阻害薬治療(HR 0.42)、少数個転移(HR 2.1)が全生存の有意な予測因子であった。
シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。
・T1-2N1・炎症性乳がん・少数転移/オリゴ転移・転移性脳腫瘍・ネオアジュバント化学療法...
<後ろ向き研究>Rogé M et al. Int J Radiat Oncol Biol Phys. 2024. PMID 38621608・炎症性乳がんに対する乳房切除術後放射線治療...
・体幹部定位放射線治療・免疫療法・vs 手術...
<第2相試験>Ito K et al. Jpn J Radiol. 2024. PMID 38625476・子宮頸がん、腔内小線源治療不適格例に対する体幹部定位放射線治療(SBRT)・第1...
Zhang Q et al. Int J Radiat Oncol Biol Phys. 2024. PMID 38631536・切除不能III期非小細胞肺がんに対する化学放射線...
・救済放射線治療(SRT)・炭素イオン線治療/重粒子線治療・骨盤内リンパ節転移陽性(N1)・少数転移/オリゴ転移・有害事象<第2相試験>Nakamura K et al. Int J Clin Onc...
<ランダム化試験>Zhang Q et al. Int J Radiat Oncol Biol Phys. 2024. PMID 38631536・切除不能III期非小細胞肺がんに対する化学放射線療法...
・寡分割照射・体幹部定位放射線治療(SBRT)・免疫療法・EGFR変異陽性・KRAS遺伝子変異...
・vs 通常分割照射...
・アジュバント放射線療法<レトロスペクティブ研究>Zou MX et al. Cancer Med. 2023. PMID 37329224・胸腺扁平上皮がんの予後因子・レトロスペクティブ研究、中国・...
<レトロスペクティブ研究>Fu H et al. Ann Surg Oncol. 2016. PMID 26474558・胸腺がんに対する外科的手術施行例の予後・レトロスペクティブ研究、中国<結論>胸...
・胃がん・外陰がん・肝細胞がん・胸腺腫瘍・子宮頸がん・食道がん・腎細胞がん・膵臓がん・前立腺がん・胆道がん・直腸がん・頭頸部がん・肉腫・乳がん・尿管がん・脳腫瘍・肺がん・皮膚がん・少数転移/オリゴ転移...
・胸腺がん...
<第3相試験>Machiels JP et al. Lancet Oncol. 2024. PMID 38561010・局所進行頭頸部扁平上皮がんに対する化学放射線療法;ペンブロリズマブ併用 vs 化...
・寡分割照射・化学放射線療法・緩和照射・再照射・舌がん・中咽頭がん・少数転移/オリゴ転移...
・アジュバント放射線治療...
<レトロスペクティブ研究>Tian Q et al. J Clin Oncol. 2024. PMID 38560819・早期舌扁平上皮がん(T1-2N0M0)に対する術後放射線治療(PORT)・後ろ...
・免疫療法併用・カルボプラチン併用・ラパチニブ...
・(化学)放射線療法...
Okonogi N et al. Jpn J Radiol. 2024. PMID 38568430・外陰がんに対する根治的(化学)放射線療法、JROSG調査・対象:外陰がん(扁平上皮がん/腺がん)、...