肺がんー小細胞肺がんー限局型小細胞肺がんー化学放射線療法ー免疫療法

ページ名:肺がんー小細胞肺がんー限局型小細胞肺がんー化学放射線療法ー免疫療法

【第2相試験】

Park S et al. Eur J Cancer. 2022. PMID 35500460
・限局型小細胞肺がん(LS-SCLC)に対する同時化学放射線療法へのデュルバルマブ併用
・第2相試験、韓国
<結論>限局型小細胞肺がんに対する化学放射線療法とデュルバルマブの同時併用の安全性プロファイルは忍容可能で、臨床的有効性は有望な結果であった。
・全身療法:シスプラチン、エトポシド、デュルバルマブを3週毎、4サイクル投与
・胸部放射線療法:52.5Gy/25回(1日1回照射)、免疫化学療法第3サイクルより開始
・同時化学放射線療法後、デュルバルマブによる地固め療法を4週毎、最大2年間継続
・化学放射線療法奏効例に対しては予防的全脳照射(PCI)を推奨した。
・51例を登録し、50例が解析対象となった。
・経過観察期間(中央値)26.6ヶ月
・無増悪生存期間(中央値)14.4ヶ月(95% CI 10.3-NA)、2年無増悪生存率:42%
・全生存期間(中央値)未到達、2年全生存率:68%
・PD-L1陰性群(20例)と比較して、PD-L1陽性群(22例)の無増悪生存(HR 0.70, 95% CI 0.31-1.58)や全生存(HR 0.64, 0.22-1.84)の延長との有意な関連を認めなかった。
・PCIの適応と判断された43例のうち、PCI非施行群(21例)と比較して、PCI施行群(22例)では、初期の再発部位として脳転移の発生が少なかった(14% vs 43%, SS)


 

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