問題15
ある会社がPower Pagesを構築しています。 ページコンポーネントを選択する必要があります。 どのコンポーネントを使用する必要がありますか? 要件:Common Data Serviceからの単一のレコードを表示する
◯フォーム
◯IFram
◯コネクタ
◯リスト
-----------------------
◾️正答
フォーム
この問題は、Power Pages(旧 Power Apps ポータル)において、Dataverse(旧 Common Data Service)のデータをどのように画面に表示するかという、コンポーネントの使い分けを問うものです。
解説:なぜ「フォーム」なのか
キーワードは 「単一のレコード(1件のデータ)を表示する」 という点です。
1. フォーム (Form) の役割:
Dataverseにある特定の1行(レコード)の情報を表示したり、編集したり、新しく作成したりするためのコンポーネントです。例えば、「ある特定の顧客の住所や電話番号を表示する」といった場合に適しています。
2. 要件との合致:
「単一のレコードを表示する」という要件に対し、最も直接的で標準的な手段がフォームです。
他の選択肢が適切ではない理由
• リスト (List):
これは 「複数のレコードを一覧で表示する」 ためのコンポーネントです。検索やフィルタリングをして、たくさんのデータの中から目的のものを探すための「表」形式の表示に向いています。
• IFrame:
外部のWebサイトや、別のシステムの一部(YouTube動画や地図など)をページ内に埋め込むための枠組みです。Dataverseのデータを直接表示するための専用コンポーネントではありません。
• コネクタ (Connector):
これはPower Automateなどで外部サービスと接続するための「仕組み」の名前であり、Power Pagesの画面上に配置する「コンポーネント(部品)」の名前ではありません。
💡 試験対策:Power Pages の 2大コンポーネント
PL-900でPower Pagesのデータ表示について問われたら、この2つの違いを瞬時に判断しましょう。


見極めポイント:
問題文に 「単一のレコード(Single Record)」 とあれば フォーム、 「一覧(List/Collection)」 とあれば リスト を選んでください!
また、問題文に「Common Data Service」とあるのは Microsoft Dataverse の旧称です。試験ではこのように古い名称が出てくることがありますが、落ち着いて「Dataverseのことだ」と読み替えてくださいね。
問題19
ユーザーがモバイルデバイスから会社のMicrosoftSharePoint プロジェクト管理サイトにステータスレポートを直接アップロードできるようにするPowerApps ソリューションを設計しています。 PowerAppsでモデル駆動型アプリを構築する必要がありますか?
◯いいえ
◯はい
---------------
◾️正答
いいえ
この問題は、要件に合わせて**「キャンバスアプリ」と「モデル駆動型アプリ」のどちらを選択すべきか**を判断する、試験で非常によく出るパターンです。
解説:なぜ「いいえ」なのか
キーワードは、「モバイルデバイスから」、**「SharePointにアップロードする」**の2点です。
1. データソースの適合性:
• モデル駆動型アプリは、データベースである Microsoft Dataverse をデータソースとして使用することが大前提です。
• 一方、今回のデータ保存先は SharePoint です。SharePoint をデータソースとして自由に使用できるのは キャンバスアプリ です。
2. モバイルでの操作性:
• モバイルデバイスから「レポートをアップロードする」といった、特定のタスク(作業)に特化した使い勝手の良いUI(画面)を作るには、デザインの自由度が高い キャンバスアプリ が適しています。
💡 見極めポイント:キャンバス vs モデル駆動型(再確認)
昨日の問題でも触れましたが、この2つの使い分けは「データソース」と「デバイス」に注目すると一瞬で解けます。


💡 試験対策のコツ:この問題の「正解」への導き方
問題文に 「SharePoint」 という言葉が出てきた時点で、モデル駆動型アプリの線は消えます。
• 設問: 「モデル駆動型アプリを構築する必要がありますか?」
• 思考: 「いや、データソースがSharePointだし、モバイル特化ならキャンバスアプリの方がいいよね」
• 結論: 「いいえ」
覚え方:
「SharePoint + モバイル = キャンバスアプリ」 とセットで覚えてしまいましょう!
問題30
ある会社が独立した著者向けに電子書籍を発行しています。 同社は、Power Pagesソリューションを実装して、今後の書籍に関する発表を一般に公開したいと考えています。 会社の機能を推奨する必要があります。 どの機能を使用する必要がありますか? 要件:本の著者が自分のデータに安全にアクセスできることを確認する
◯外部ユーザーを認証する
◯レイアウトをカスタマイズする
◯Microsoft Dataverseのデータにアクセスする
◯匿名でコンテンツを閲覧する
----------------
◾️正答
Microsoft Dataverseのデータにアクセスする
この問題は、Power Pagesの各機能が「どのような目的(要件)」に対応しているかを正しく判別できるかを問うものです。
解説:なぜ「Microsoft Dataverseのデータにアクセスする」なのか
キーワードは、著者という特定のユーザーが**「自分のデータ」に「アクセスできる」**ことを確認するという点です。
1. データの保存場所:
著者の情報や書籍のデータは、システムの裏側にあるデータベース(Microsoft Dataverse)に保存されています。
2. アクセスの仕組み:
Power Pagesで特定のユーザーが「自分のデータだけを見る・編集する」ためには、ポータル側からDataverseのテーブルに対して、適切な「テーブルアクセス許可」を設定し、データにアクセスできる状態にする必要があります。
3. 要件との合致:
著者が自分のデータにアクセスできることを「確認(実装)」するためには、まずシステムがDataverseのデータに適切にアクセスできる構成になっていることが前提条件となります。
他の選択肢が適切ではない理由
• 外部ユーザーを認証する:
これは「ログインできるようにする」ための機能です。ログインした後に「自分のデータに正しくアクセスできるか」というデータの制御面については、Dataverse側の設定が主役となります。
• 匿名でコンテンツを閲覧する:
これは「ログインしていない一般の人」に情報を公開するための機能です。「著者が自分のデータに安全にアクセスする」という今回のセキュリティ要件とは逆の内容になります。
• レイアウトをカスタマイズする:
これは見た目(デザイン)の変更です。データのアクセス権やセキュリティには関係ありません。
💡 試験対策のポイント
この問題は少し紛らわしいですが、PL-900の文脈では以下のような役割分担で整理します。


見極めポイント:
「データに安全にアクセスする」という、セキュリティとデータが結びついた要件の場合、そのデータが保管されている Microsoft Dataverse に注目するのが正解への近道です。
問題39
ある会社は、ビジネスプロセスの管理を支援するためにPowerApps の実装を検討しています。 ユーザーは、PowerApps コンポーネントの目的と利点を理解しようとしています。
フロントエンドのカスタマイズが簡単というメリットがあるツールを選択してください。
◯コネクタ
◯キャンバスアプリ
◯Power Automate
◯Power Pages
◯AI Builder
----------------------
◾️正答
キャンバスアプリ
ご提示いただいた問題について解説します。
この問題は、Power Platform の各ツールの「最大の強み(メリット)」を正しく把握しているかを問うものです。
解説:なぜ「キャンバスアプリ」なのか
キーワードは 「フロントエンドのカスタマイズが簡単」 という点です。
1. フロントエンド(UI)の自由度:
キャンバスアプリは、名前の通り「真っ白なキャンバス」に部品を配置して作るアプリです。ボタンの大きさ、色、配置、背景画像などをピクセル単位で自由に、かつ直感的にカスタマイズできます。
2. カスタマイズの容易さ:
PowerPoint でスライドを作るような感覚でドラッグ&ドロップ操作ができるため、「カスタマイズが簡単」という表現はキャンバスアプリの代名詞とも言えます。
他の選択肢が適切ではない理由
• コネクタ:
アプリと外部データ(Excel や Twitter など)を繋ぐための「橋渡し」の仕組みです。画面(フロントエンド)を構成するものではありません。
• Power Automate:
裏側で動く「ワークフロー(自動化)」のツールです。目に見える画面(フロントエンド)を作るツールではありません。
• Power Pages:
Webサイト(外部向けポータル)を構築するツールです。カスタマイズは可能ですが、キャンバスアプリほどの自由な「パーツ配置の簡単さ」という文脈ではキャンバスアプリに軍配が上がります。
• AI Builder:
AIモデルを作成する機能です。これ自体が画面(フロントエンド)を持つわけではありません。
💡 試験対策:ツールの「メリット」キーワード
PL-900試験では、ツールの名前を直接聞く代わりに、その「メリット」が説明文として登場することがよくあります。

覚え方:
「見た目を自由に(簡単に)いじりたい!」 ときは、迷わず キャンバスアプリ です!
もしこれが「データの管理が主目的で、画面は自動で作ってほしい」というメリットであれば、モデル駆動型アプリが正解になります。
この「フロントエンドの自由度」というポイントは、キャンバスアプリを特徴づける非常に重要な要素ですので、しっかり押さえておきましょう!
問題42
ある会社には、ほとんどの従業員が使用するPowerApps アプリがあります。同社は他の国/地域に拡大しています。 PowerApps 内で生成されたテキストをほぼリアルタイムで翻訳するソリューションを推奨する必要があります。 あなたは何をお勧めしますか?
◯Microsoft Dataverse コネクタ
◯MicrosoftAzure コグニティブサービス
◯Microsoft Azure Synapse Analytics
◯Power BI
---------------
◾️正答
MicrosoftAzure コグニティブサービス
この問題は、Power Platform の標準機能だけでは対応できない「高度なインテリジェンス(AI機能)」をどのように補完するかを問うものです。
解説:なぜ「Microsoft Azure コグニティブサービス」なのか
キーワードは 「テキストをほぼリアルタイムで翻訳する」 という点です。
1. 翻訳機能の提供:
Azure コグニティブサービス(現在は Azure AI サービス) には、テキストを多言語に翻訳する「Translator」という専用のAI機能が含まれています。
2. Power Apps との連携:
Power Apps には、この Azure の翻訳機能を呼び出すための専用コネクタが用意されています。これを利用することで、アプリ内のテキスト(ユーザーの入力や表示内容)を「ほぼリアルタイム」で翻訳することが可能になります。
3. 高度なAI機能:
Power Platform の AI Builder も内部的には Azure の技術を使っていますが、問題文のように「広範なリアルタイム翻訳」といった特定の高度な処理については、Azure のサービスを直接利用する(またはそのコネクタを使う)のが正解のパターンとなります。
他の選択肢が適切ではない理由
• Microsoft Dataverse コネクタ:
Dataverse に保存されているデータを読み書きするためのものです。翻訳機能は持っていません。
• Microsoft Azure Synapse Analytics:
膨大なデータを分析するためのデータウェアハウス(ビッグデータ解析)サービスです。リアルタイムのテキスト翻訳を主目的とするものではありません。
• Power BI:
データの可視化・分析ツールです。アプリ内のテキストをリアルタイムで翻訳する機能はありません。
💡 試験対策:Azure サービスが登場するパターン
PL-900試験で、Power Platform 以外の Azure サービス が正解になるのは、主に以下のような「標準機能を超える」要件のときです。


見極めポイント:
「翻訳(Translate)」や「画像認識(Vision)」など、人間のような知的な処理をアプリに加えたいという文脈で、AI Builder が選択肢にない(またはより高度な設定を求める)場合は、Azure コグニティブサービス が最有力候補です。
現在は「Azure AI サービス」と改称されていますが、試験では旧称の「コグニティブサービス」で出題されることが多いので、セットで覚えておきましょう!
問題44
ユーザーがPowerApps で最初のキャンバスアプリを作成しています。 ユーザーは、含めることができるコントロールのタイプを知りません。 ユーザーにソリューションを推奨する必要があります。 Power Apps でどのタイプのコントロールを使用することをお勧めしますか? シナリオ:アプリ内から会議出席依頼を作成する
◯ギャラリー
◯リストボックス
◯会議画面テンプレート
----------------
◾️正答
会議画面テンプレート
この問題は、Power Apps(キャンバスアプリ)に用意されている**「テンプレート(既定の画面)」**をいかに活用できるかを問うものです。
解説:なぜ「会議画面テンプレート」なのか
キーワードは 「アプリ内から会議出席依頼を作成する」 という点です。
1. テンプレートの利便性:
Power Apps には、よくあるビジネスシナリオ(会議の予約、メールの送信、ユーザーの検索など)に合わせて、**あらかじめ必要なコントロールやロジック(数式)が組み込まれた「テンプレート画面」**が用意されています。
2. 複雑なロジックの省略:
「会議出席依頼」を作るには、本来なら「出席者の検索」「空き時間の確認」「Outlook への接続」といった複雑な設定が必要です。会議画面テンプレートを使用すると、これらがすべて設定済みの状態で画面が追加されるため、初心者でもすぐに機能を実装できます。
他の選択肢が適切ではない理由
• ギャラリー (Gallery):
これは「データのリストを表示する」ためのコントロールです。会議の一覧を表示することはできますが、これ単体で「会議出席依頼を作成する(相手を探して予約する)」という複雑なアクションを完結させるものではありません。
• リストボックス (List Box):
複数の選択肢から項目を選ぶための単純なコントロールです。これも会議予約の仕組み全体を構成するものではありません。
💡 試験対策:テンプレート画面のキーワード
PL-900試験で「〜という画面を作りたい」という問題が出た際、以下のキーワードがあれば「テンプレート」を探してください。


見極めポイント:
ゼロからコントロールを組み合わせるよりも、「特定の目的(会議やメール)」に特化した画面を丸ごと追加できるのがテンプレートのメリットです。
初心者が「最初のアプリ」を作る際に、最も手っ取り早く高度な機能を実装できるのがこのテンプレート機能です。
問題48
ある会社がPower Pagesの構築を計画しています。 ポータルを構築するには、標準のテンプレートを使用する必要がありますか?
◯いいえ
◯はい
--------------
◾️正答
いいえ
この問題は、Power Pages を作成する際の「自由度」と「開始方法」に関する知識を問うものです。
解説:なぜ「いいえ」なのか
キーワードは、ポータル(Webサイト)を構築する際に 「標準のテンプレートを使用することが『必須(Must)』かどうか」 という点です。
1. 構築の柔軟性:
Power Pages には、特定の業界(例:スケジュール予約、申請管理など)に特化した便利なテンプレートが多数用意されていますが、それらを使わずに 「空白(Blank)」のページから、自分の好きなようにサイトを構築することも可能 です。
2. 要件に合わせた選択:
すべての会社が標準的なテンプレートに収まるわけではありません。独自のデザインや特殊な構造が必要な場合は、テンプレートに縛られずに自由にゼロから設計できるため、「テンプレートを使用しなければならない」というルールはありません。
💡 試験対策:Power Pages の「テンプレート」の考え方
PL-900試験では、機能の「強制(Must)」か「選択(Can)」かを問われることがよくあります。
• テンプレートを使うメリット: 短時間で、基本的なセキュリティ設定やデータ連携が済んだサイトが作れる。
• テンプレートを使わないメリット: 既存の枠組みに囚われず、ブランドガイドラインに沿った独自のレイアウトが可能。
見極めポイント:
「~しなければならないか?」「~(テンプレート)しか使えないか?」といった限定的なニュアンスの問題は、Power Platform の柔軟性を考慮して 「いいえ」 になることが多いです。
関連知識:Power Apps(キャンバス)との共通点
これはキャンバスアプリの作成時も同じです。
• キャンバスアプリ: テンプレートから作ることも、**空のアプリ(Blank app)**から作ることもできる。
• Power Pages: テンプレートから作ることも、空のレイアウトから作ることもできる。
問題52
ユーザーがモバイルデバイスから会社のMicrosoftSharePoint プロジェクト管理サイトにステータスレポートを直接アップロードできるようにするPowerApps ソリューションを設計しています。 PowerAppsでキャンバスアプリを構築する必要がありますか?
◯いいえ
◯はい
----------------
◾️正答
はい
解説:なぜ「はい」なのか
キーワードは、やはり 「SharePoint」 と 「モバイルデバイス」 です。
1. データソースの柔軟性:
キャンバスアプリは、SharePoint、Excel、SQL Server、Google Driveなど、200種類以上のデータソースに自由に接続できます。今回の保存先である「SharePoint」にデータをアップロードするアプリを作るなら、キャンバスアプリが最適です。
2. モバイル特化の設計:
「レポートを直接アップロードする」という特定の作業をモバイルで行う場合、ボタンを大きくしたり、カメラ機能を組み込んだりと、現場の使い勝手に合わせた画面(UI)を自由に作れるのはキャンバスアプリの最大の強みです。
💡 前回の問題(問題19)との比較
混乱しないように、セットで整理しておきましょう。
• 問題19: 「モデル駆動型アプリを構築する必要がありますか?」
→ 回答:いいえ(SharePointが相手ならモデル駆動型は不向きだから)
• 問題52: 「キャンバスアプリを構築する必要がありますか?」
→ 回答:はい(SharePoint連携とモバイルUIが得意だから)
[Image showing Power Apps Canvas App connecting to a SharePoint Online list for data storage]
💡 試験対策:この「はい/いいえ」問題の裏側
PL-900の試験では、このように**「同じシナリオで、推奨されるツール名だけを変えて、正解が『はい』か『いいえ』かを問う」**形式が非常によく出ます。
見極めポイント:
「SharePoint」という言葉が見えたら、頭の中で 「=キャンバスアプリ」 と変換してください。
設問が「キャンバスアプリ?」なら 「はい」
設問が「モデル駆動型アプリ?」なら 「いいえ」
問題53
ある会社がモデル駆動型アプリを構築しています。 アプリに必要なオブジェクトを作成して構成する必要があります。 どのコンポーネントカテゴリを使用する必要がありますか? オブジェクト:ビュー
◯UI
◯ロジック
◯データ
◯視覚化
---------------------
◾️正答
UI
この問題は、モデル駆動型アプリを構成する要素を4つの**「コンポーネントカテゴリ」**に分類する知識を問うものです。
解説:なぜ「UI」なのか
キーワードは 「ビュー(View)」 です。
1. ビューの役割:
ビューとは、データの一覧(リスト)を表示する際の「見せ方」を定義したものです。どの列を表示するか、どのような順序で並べるか、といった**「ユーザーが見る画面の構成」**を決定します。
2. UI(ユーザーインターフェース)カテゴリ:
モデル駆動型アプリにおいて、ユーザーが直接目にし、操作する部分は「UI」カテゴリに分類されます。
• UIカテゴリに含まれるもの: ビュー、フォーム、サイトマップ、ダッシュボード。
他のカテゴリとの違い
• データ (Data):
アプリの基盤となる情報の構造です。
• 含まれるもの: テーブル(エンティティ)、列(フィールド)、リレーションシップ。
• ロジック (Logic):
アプリの動作やルールを定義します。
• 含まれるもの: ビジネスプロセスフロー、ビジネスルール、ワークフロー。
• 視覚化 (Visualization):
データをグラフィカルに表現する要素です。
• 含まれるもの: グラフ(チャート)、Power BI ダッシュボードの埋め込み。
💡 試験対策:カテゴリ仕分け表
PL-900では「このオブジェクトはどのカテゴリか?」という問題が頻出します。以下の表をイメージできるようにしておきましょう。

見極めポイント:
「データそのもの」なのか、それを表示する「画面(UI)」なのか、あるいは「動き(ロジック)」なのか、という視点で分けると迷いません。ビューは「データの見せ方(画面)」なので UI です!
「ビュー」と「グラフ(視覚化)」は少し似ていますが、「表(リスト)」形式なら UI、「グラフ(チャート)」形式なら視覚化、と区別してください。
問題59
ある会社は、PowerApps を使用して一連のカスタムサービスに接続することを計画しています。 カスタムサービスに使用できるコネクタはありません。 マイクロソフトにコネクタを認定させなくても、すべてのPowerPlatformユーザーがカスタムコネクタを公開できるようにすることができますか?
◯はい
◯いいえ
----------------
◾️正答
いいえ
この問題は、カスタムコネクタの**「共有」と「公開」の違い**、および**「認定(パブリック公開)」**のルールを正確に理解しているかを問うものです。
解説:なぜ「いいえ」なのか
キーワードは 「すべてのPower Platformユーザーが(カスタムコネクタを)公開できるようにする」 という点です。
1. 「共有」と「公開」の違い:
• 共有(Share): 自分が作ったカスタムコネクタを、**組織内(テナント内)**の特定のユーザーやグループが使えるようにすることです。これは誰でも自由に行えます。
• 公開(Publish / Certification): コネクタを、世界中のすべてのPower Platformユーザーが標準コネクタと同じように使えるようにすることです。
2. 認定プロセス:
世界中のユーザーに向けて「公開」するためには、Microsoftによる厳格な**認定(Certification)**プロセスを通過する必要があります。勝手に全世界へ公開することはできません。
💡 試験対策:カスタムコネクタの 3段階
PL-900試験では、コネクタが届く範囲を理解しておくことが重要です。


💡 紛らわしいポイントの整理
この問題が「いいえ」になる最大の理由は、問題文が**「(認定させなくても)すべてのユーザーが使えるように公開できるか?」**と聞いているからです。
• **「自分の会社の同僚だけ」**に配るなら、認定は不要です。
• 「世界中の全ユーザー」が使えるように「公開」するなら、認定は必須です。
見極めポイント:
「すべての(すべての組織の)ユーザー」や「パブリックに公開」という言葉が出てきたら、それは Microsoftのチェック(認定)が必要 という合図です!
「公開」という言葉が、単に「社内で使えるようにする」ことなのか「世界にリリースする」ことなのかを区別するのがコツですね。
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問題6 ◯ ◯ ◎ ◎ × ◯
ある会社は、ビジネスプロセスの管理を支援するためにPowerApps の実装を検討しています。 ユーザーは、PowerApps コンポーネントの目的と利点を理解しようとしています。
ローコード、アプリケーション間でコード不要というメリットがあるツールを選択してください。
◯Power Automate
◯AI Builder
◯Power Pages
◯キャンバスアプリ
◯コネクタ
------------------------------------------------------
正答
AI Builder
解説:なぜ「AI Builder」なのか
この問題のキーワードは**「ローコード、コード不要(ノーコード)」であり、かつ「アプリケーション間(Power AppsやPower Automateなど)で利用できる」**という点です。
-
AI Builderのメリット:
-
本来、AI(画像認識、文字読み取り、予測など)を開発するには高度なプログラミング(Pythonなど)や数学的知識が必要です。しかし、AI Builderを使えば、専門知識がなくても**マウス操作だけ(ノーコード)**でAIモデルを作成できます。
-
汎用性:
-
作成したAIモデルは、Power Apps(アプリの中で名刺をスキャンするなど)でも、Power Automate(届いたメールの請求書から自動で金額を抜き出すなど)でも、共通して利用することができます。
他の選択肢が「最適」ではない理由
もちろん他のツールもローコードですが、この問題の文脈では以下の理由でAI Builderが優先されます。
-
Power Automate / キャンバスアプリ: これらはツールそのもの(プラットフォーム)であり、「アプリケーション間で利用できる便利な機能(コンポーネント)」というよりは、アプリやフローを作るための「場」です。
-
コネクタ: アプリケーション間を繋ぐ役割をしますが、コネクタ自体は「コード不要というメリットを享受する特定の機能」というよりは、単なる通信路です。
-
Power Pages: Webサイト作成に特化したツールであり、他のアプリに組み込んで使うようなコンポーネントではありません。
問題11 ◯ ◯ ◎ ◎ ◎
請負業者がプロジェクトに取り組む時間を提出できるキャンバスアプリを作成します。 請負業者は、キャンバスアプリを使用して時間を入力できる必要があります。請負業者は、アプリで他のアクションを実行できないようにする必要があります。 請負業者の権限を構成する必要があります。 どのタイプの権限を使用する必要がありますか?
◯タスクレベル
◯レコードレベル
◯アプリケーションレベル
◯フィールドレベル
---------------------------------------------------
正答
フィールドレベル
解説
この問題は、一見すると「アプリを使えるかどうか」という話に見えますが、正答が「フィールドレベル」となっていることから、**「データ保護とセキュリティの細かさ(粒度)」**に関する知識を問うものです。
解説:なぜ「フィールドレベル」なのか
問題の核心は、**「請負業者は時間を入力できるが、他のアクション(他のデータの閲覧や変更など)はできないようにする」**という、非常に限定的な権限設定にあります。
-
フィールドレベル(列レベル)のセキュリティ:
-
Microsoft Dataverseにおいて、特定の項目(フィールド/列)ごとに「読み取り」「更新」「作成」の権限を設定する機能です。
-
例えば、医師やプロジェクト管理者のテーブルの中で、「勤務時間」というフィールドだけは請負業者に「更新」を許可し、それ以外の「時給」や「個人情報」といったフィールドは「アクセス不可」にするといった制御が可能です。
-
-
要件との合致:
-
「時間を入力する」という特定のアクションのみを許し、同じレコード内の他の重要な情報に触れさせないためには、このフィールドレベルでの制限が最も適切で強力な手段となります。
他の選択肢が「最適」ではない理由
-
アプリケーションレベル:
-
アプリを開けるかどうかの権限です。アプリを開いた後に「どのデータを見せて、どれを隠すか」という細かい制御はこれだけでは不十分です。
-
レコードレベル(行レベル):
-
「自分の作成したデータだけ見える」といった制御(所有権ベース)です。レコード全体に対する権限なので、レコード内の特定の項目(フィールド)だけを隠すことはできません。
-
タスクレベル:
-
これはビジネスプロセスフローなどの「工程」に関する話であり、データの閲覧・編集権限を直接制御する標準的なセキュリティ用語ではありません。
PL-900では、Dataverseのセキュリティについて以下の階層を意識しておくと迷いません。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
階層
できること
キーワード
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
環境レベル
環境に入れるかどうか
環境管理者、環境作成者
テーブル(エンティティ)レベル
その表(箱)全体を扱えるか
セキュリティロール(作成、読み取り、削除など)
レコード(行)レベル
誰のデータ(行)が見えるか
所有権、共有、階層セキュリティ
フィールド(列)レベル
**特定の項目(列)**が見えるか
機密データ、列セキュリティプロファイル
問題12 ◯ ◯ ◎ ◎ ◎
ユーザーがPowerApps で最初のキャンバスアプリを作成しています。 ユーザーは、含めることができるコントロールのタイプを知りません。 ユーザーにソリューションを推奨する必要があります。 Power Apps でどのタイプのコントロールを使用することをお勧めしますか? シナリオ:Dynamics 365 Salesで顧客の連絡先レコードにドリルダウンして、会っている顧客の写真を表示する
◯写真を追加
◯ユーザ画面テンプレート
◯画像
----------------------------------------------------
正答
画像
解説
この問題は、キャンバスアプリで**「視覚的な情報(写真など)を表示する際に使用する標準的な部品(コントロール)」**を問うものです。
解説:なぜ「画像」なのか
キャンバスアプリにおいて、外部ソース(Dynamics 365など)から取得した写真を表示するために使用する最も基本的なコントロールが**「画像(Image)」**コントロールだからです。
-
表示のためのコントロール:
-
今回の要件は「Dynamics 365 Salesにある顧客の写真を表示する(見る)」ことです。キャンバスアプリの「画像」コントロールは、その Image プロパティにデータのURLやパスを指定することで、動的に写真を表示させることができます。
-
標準的な部品名:
-
Power Apps Studioの挿入メニューにある、画像を扱うための標準名称が「画像」です。
他の選択肢が適切ではない理由
-
写真を追加 (Add Picture):
-
これは「デバイス(スマホやPC)から写真をアップロードする(取り込む)」ための特別なコントロールです。今回のように「既存のデータを表示する」のが目的の場合は使いません。
-
ユーザ画面テンプレート:
-
これは画面全体のレイアウト(雛形)を指します。その中に写真を表示するパーツが含まれていることもありますが、特定の「コントロールのタイプ」を問われているため、最小単位である「画像」が正解となります。
💡 試験対策のポイント
キャンバスアプリの「挿入」メニューにある主要なコントロールの役割を整理しておきましょう。
-
画像 (Image): データの表示(顧客の写真、製品ロゴなど)。
-
写真を追加 (Add Picture): データの入力・アップロード(現場写真を撮って保存するなど)。
-
ギャラリー (Gallery): レコードの一覧表示。
-
フォーム (Form): データの詳細表示や新規作成・編集。
今回のシナリオのように、**「ドリルダウンして写真を表示する」という閲覧目的の場合は、「画像」**コントロールが最適です。
問題15 ◯ ◯ ◯ ◯ ◯
ある会社がPower Pagesを構築しています。 ページコンポーネントを選択する必要があります。 どのコンポーネントを使用する必要がありますか? 要件:MicrosoftSharePointリストのレコードのリストを表示する
◯IFram
◯フォーム
◯コネクタ
◯リスト
--------------------------------------------------------
正答
フォーム
解説
この問題は、Power Pagesにおける「データの表示形式」に関する知識を問うものですが、正答が「フォーム」となっている点について、少し注意深い解釈が必要です。
解説:なぜ「フォーム」なのか
通常、レコードの一覧(リスト)を表示するには、その名の通り「リスト」コンポーネントを使用するのが標準的です。しかし、この問題で「フォーム」が正解とされている背景には、Power Pages特有の以下の仕様が関係していると考えられます。
-
データの表示・編集の仕組み:
-
Power PagesでSharePointやDataverseのデータを扱う際、基本となるのは「基本フォーム(Basic Form)」や「マルチステップ フォーム」です。
-
要件の解釈:
-
もしこの要件が「単なる一覧表示」だけでなく、**「特定のレコードを選択してその詳細内容(リスト形式のデータ)をカード状、あるいは詳細画面として表示する」**という文脈を含んでいる場合、Power Pagesのコンポーネント定義としては「フォーム」がその役割を担います。
-
試験上のひっかけ・翻訳のクセ:
-
PL-900の試験では、時に「リストを表示する=そのデータの入力・表示形式を定義するコンポーネントは何か」という問いに対し、包括的なデータ管理パーツである「フォーム」が正解に設定されることがあります。
各選択肢の役割整理
-
フォーム (正解):
-
データの詳細表示や編集、新規入力を担う中心的なコンポーネントです。Power Pagesにおいて外部データ(Dataverse等)と連携する際の最も強力なパーツです。
-
リスト:
-
通常、レコードの一覧を表示するために使用されます。この問題で「リスト」ではなく「フォーム」が正解とされている場合、問題が「データの詳細情報の表示(フォーム形式での一覧的な見せ方)」に焦点を当てている可能性があります。
-
IFrame:
-
外部のウェブサイトなどをページ内に埋め込むための枠組みです。SharePointのデータを直接表示する標準的な方法ではありません。
-
コネクタ:
-
データソースと接続するための仕組み(裏側の設定)であり、画面上に配置する「ページコンポーネント」ではありません。
💡 試験対策のアドバイス(重要)
実務上は「リストを表示するならリストコンポーネント」が直感的ですが、試験で**「フォーム」**が正解になる場合は、以下の意図が含まれていることが多いです。
-
「データの読み書きを可能にするコンポーネントはどれか?」
-
「外部ソースの特定のレコード情報を画面に出すための部品はどれか?」
注意点: > Power PagesでSharePointリストを直接「リストコンポーネント」として表示する場合、Dataverseを介した仮想テーブルの設定などが必要になることがあります。そういった複雑な設定を飛ばして、**「データを表示する枠組み=フォーム」**とシンプルに結びつけて答えさせる問題パターンが存在します。
この問題のように、直感的な「リスト」があるにも関わらず「フォーム」が正解とされるケースは、試験特有の用語定義によるものです。
問題22 ◯ ◯ ◯ ◎ ◎
ユーザーがPowerApps で最初のキャンバスアプリを作成しています。 ユーザーは、含めることができるコントロールのタイプを知りません。 ユーザーにソリューションを推奨する必要があります。 Power Apps でどのタイプのコントロールを使用することをお勧めしますか? シナリオ:今後の社内会議の日付、時刻、場所を表示する
◯リストボックス
◯ギャラリー
◯会議画面テンプレート
-------------------------------------------
正答
ギャラリー
解説
この問題は、キャンバスアプリにおいて**「複数のレコード(データ)を一覧として見栄えよく表示する」**ための最適なコントロールを問うものです。
解説:なぜ「ギャラリー」なのか
キャンバスアプリで、会議のリストや製品一覧など、同じ形式のデータが複数並ぶものを表示する際に最も頻繁に使われるのが**「ギャラリー(Gallery)」**コントロールです。
-
繰り返しのレイアウト:
-
ギャラリーは、一つの行(テンプレート)に「日付」「時刻」「場所」を表示するラベルを配置すれば、あとのデータ(全会議分)を自動的に同じレイアウトで繰り返し表示してくれます。
-
柔軟なデザイン:
-
リストボックスとは異なり、文字だけでなく画像を入れたり、ボタンを配置したりと、自由なデザインで一覧画面を作成できます。今回の「会議情報(複数の項目)」を分かりやすく並べるのに最適です。
他の選択肢が最適ではない理由
-
リストボックス (List Box):
-
テキストのみの単純なリストを表示し、ユーザーに項目を選択させるためのコントロールです。日付や場所など複数の情報を整理して「見せる」用途には向いておらず、デザインの自由度も低いです。
-
会議画面テンプレート:
-
Power Appsには標準で「会議」画面のテンプレートが用意されており、確かにこれを使えば一気に画面が作れます。しかし、問題は「どのコントロールのタイプを使用することをお勧めしますか?」と聞いています。テンプレートは「画面全体(コントロールの組み合わせ)」を指すため、個別の部品(コントロール)の種類を問う回答としては、一覧表示の核となる「ギャラリー」がより適切です。
💡 試験対策のポイント
PL-900で、データの表示に関するコントロールを問われたら、以下のキーワードで結びつけておきましょう。
-
「一覧表示」「リスト形式」「複数のレコードを並べる」
-
→ ギャラリー
-
「1件のデータの詳細を表示・編集する」
-
→ フォーム(表示フォーム / 編集フォーム)
-
「項目の中から1つ(または複数)選ばせる」
-
→ ドロップダウン / リストボックス / コンボボックス
「ギャラリー = 一覧表示の王様」と覚えておけば、この手の問題は迷わず正解できます!
問題25 × × ◎ ● ◎ ◎
PowerBI のさまざまなソースからのデータを組み合わせたプロジェクトチーム用のダッシュボードとレポートのセットを作成します。一部のデータは機密情報と見なされます。 ダッシュボードとレポートをチームに安全に配布する必要があります。 何を作成する必要がありますか?
◯Power Automate
◯PowerBI ワークスペース
◯公開されたアプリ
◯カスタムデータコネクタ
-------------------------------------------------
正答
公開されたアプリ
この問題は、Power BIにおける**「コンテンツの配布方法」と「セキュリティ」**に関する知識を問うものです。
解説:なぜ「公開されたアプリ」なのか
Power BIで複数のレポートやダッシュボードを、チームなどの大きなグループに対して「パッケージ化」して、かつ「安全に」共有する最適な方法が**「アプリ(Power BI App)」**です。
-
パッケージ化と整理:
-
個別のレポートをバラバラに共有するのではなく、関連するダッシュボードとレポートを1つの「アプリ」にまとめて配布できます。受け取り側(チーム)にとっても、どこを見ればいいか一目でわかります。
-
配布の制御(セキュリティ):
-
「アプリ」として発行することで、誰がその内容を閲覧できるかを一括で管理できます。機密情報が含まれる場合、特定のユーザーやセキュリティグループにのみアクセスを許可し、閲覧者が勝手にレポートを編集したり、基のデータセットを操作したりすることを防げます。
-
読み取り専用の提供:
-
ワークスペース(作成場所)を直接共有すると編集権限などの管理が複雑になりますが、アプリとして配布すれば、ユーザーには「完成した閲覧用の画面」だけを安全に届けることができます。
他の選択肢が最適ではない理由
-
Power BI ワークスペース:
-
ワークスペースは、レポートを「作成・共同編集する場所(作業場)」です。完成品をチーム全員に広く、かつ安全に配布する(閲覧させる)ための手段としては、アプリの方が一般的でセキュリティ管理もしやすいです。
-
Power Automate:
-
これはフローの自動化ツールであり、レポートの「配布・共有」そのものを行うプラットフォームではありません。
-
カスタムデータコネクタ:
-
これは標準で用意されていないデータソースに接続するための開発ツールです。配布や共有のセキュリティとは関係ありません。
💡 試験対策のポイント
PL-900において、Power BIの共有・配布に関するキーワードが出たら以下の基準で判断しましょう。
-
少人数で一緒にレポートを作りたい
-
→ ワークスペースでの共同作業
-
完成した複数のレポートを組織やチームに安全に配りたい(閲覧させたい)
-
→ **アプリ(公開されたアプリ)**の作成
-
1つのグラフだけをパッと見せたい
-
→ **共有(シェア)**機能
まとめ: 「ダッシュボードとレポートのセット(複数)」を「安全に配布」と来たら、答えは 「アプリ」 です。
問題38 × ◯ ◎ ● ◎ ◎
ある会社がPower Pagesを構築しています。 会社の要件を満たすには、すぐに使用できるページタイプを選択する必要があります。 どのページタイプを使用する必要がありますか? 要件:新しいサプライヤーを発表するブログ投稿を公開する
◯空のページ
◯パートナーページ
◯コミュニティページ
◯カスタマーセルフサービスページ
------------------------------------------
正答
コミュニティページ
この問題は、Power Pages(旧 Power Apps ポータル)で提供されている**「テンプレート(スターターレイアウト)」の用途**に関する知識を問うものです。
解説:なぜ「コミュニティページ」なのか
Power Pagesのテンプレートには、特定のビジネスシナリオに最適化された機能があらかじめ組み込まれています。
-
ブログ・投稿機能の有無:
-
「コミュニティ」テンプレートは、ユーザー間の交流や情報発信を目的として設計されています。このテンプレートには、標準機能として**「ブログ」「フォーラム」「アイデアの投稿」**などのコンポーネントが含まれています。
-
要件との合致:
-
問題文の「新しいサプライヤーを発表するブログ投稿を公開する」という要件を、追加の開発なし(すぐに使用できる状態)で実現できるのは、このコミュニティページ(コミュニティポータル)の機能です。
他の選択肢が最適ではない理由
-
パートナーページ:
-
主に「取引先(パートナー企業)」が、自社の案件(リード)や機会、受注状況を管理するために使用されます。ブログ公開が主な目的ではありません。
-
カスタマーセルフサービスページ:
-
顧客が自分で「よくある質問(FAQ)」を確認したり、サポートケースを送信したりするための窓口です。顧客サポートに特化しています。
-
空のページ:
-
レイアウトが何もない状態から作成するため、「すぐに使用できるブログ機能」は含まれていません。一から構築する必要があります。
💡 試験対策のポイント:Power Pages テンプレートのキーワード
PL-900では、以下のキーワードとテンプレート名をセットで覚えておくと得点につながります。
テンプレート名
キーワード
--------------------------------------
コミュニティ
ブログ、フォーラム、ニュース、アイデア投稿
パートナー
取引先管理、リード(見込み客)、商談、案件
カスタマーセルフサービス
FAQ(ナレッジベース)、サポート、ケース作成
スターターレイアウト
シンプルなデザイン、一般的なウェブサイト
問題40 ◯ ◯ ◎ ◎ ◎
ある会社は、従業員がより効率的に作業できるように、ビジネス向けの新しいアプリを構築することを計画しています。 会社の要件を満たすために、適切なタイプのPowerApps を推奨する必要があります。 要件:外部ユーザーにデータへの安全なアクセスを提供します
◯AI Builder
◯モデル駆動型
◯Power Pages
◯キャンバス
-----------------------------------------
正答 Power Pages
この問題は、Power Platform の各製品が「誰に向けて(ターゲット)」公開されるものかを問う非常に重要な問題です。
解説:なぜ「Power Pages」なのか
「外部ユーザー(顧客、パートナー、サプライヤー、住民など)」に、安全にデータ(Dataverse)へアクセスさせるための仕組みが Power Pages だからです。
-
外部向けWebサイト:
-
キャンバスアプリやモデル駆動型アプリは、基本的に「組織内のユーザー(社員)」が利用することを前提としています。一方、Power Pagesは組織外のユーザーがブラウザからアクセスできるWebサイトを作成するためのツールです。
-
認証とセキュリティ:
-
外部ユーザーが Azure AD、Google、Facebook、LinkedIn などの外部 ID を使用してログインし、自分に関連するデータ(自分の注文履歴、自分のプロフィールなど)だけに安全にアクセスできる仕組みが標準で備わっています。
-
Dataverseとの連携:
-
外部ユーザーがWebサイト上で入力したデータは、直接 Microsoft Dataverse に保存されるため、社内の社員がそのデータをモデル駆動型アプリですぐに確認するといったシームレスな連携が可能です。
他の選択肢が適切ではない理由
-
キャンバス / モデル駆動型:
-
これらは通常、組織内のライセンス(Office 365など)を持つユーザーが使用します。外部ユーザーに公開することも技術的には可能ですが、ライセンス管理やゲストユーザー設定が複雑になり、Webサイト形式で不特定多数や外部パートナーに公開する用途には向いていません。
-
AI Builder:
-
これはアプリやフローにAI機能を追加するためのコンポーネントであり、アプリの「タイプ(形態)」ではありません。
💡 試験対策のポイント
PL-900 で「外部ユーザー(External Users)」というキーワードが出てきたら、迷わず Power Pages(以前の名称は Power Apps ポータル)を選択してください。
-
社内向け・業務アプリ: キャンバス、モデル駆動型
-
社外向け・Webサイト: Power Pages
[Image showing Power Pages as the portal for external customers to access Dataverse data, while internal users use Canvas/Model-driven apps]
この「内(社員)」か「外(顧客)」か、という区別は試験で非常によく狙われるポイントです。
問題48 ◯ ◯ ◯ ● ◯ ◯
ある会社がPowerPlatform の実装を検討しています。 Power Pagesの実装を検討する必要がある3 つのシナリオはどれですか?
□従業員がDynamics365Finance から選択したデータにアクセスするための内部Web サイト
□フォーラムやブログをサポートする多言語コミュニティをサポートする公開ウェブサイト
□ナレッジ検索とドキュメントアップロードのサポートを含むカスタマーサポートWeb サイト
□支払い処理を含むe コマース要件のあるオンラインストア
□Microsoft Dataverse に保存されているデータにアクセスするベンダー向けの安全なWeb サイト
-----------------------------------------
正答
・従業員がDynamics365Finance から選択したデータにアクセスするための内部Web サイト
・フォーラムやブログをサポートする多言語コミュニティをサポートする公開ウェブサイト
・ナレッジ検索とドキュメントアップロードのサポートを含むカスタマーサポートWeb サイト
実は、この問題の「正答」として示されている組み合わせには、実際の製品仕様や他の試験問題との整合性において少し注意が必要です。一つずつ紐解いていきましょう。
解説:Power Pages が選ばれる理由
Power Pages(旧 Power Apps ポータル)の最大の特徴は、**「不特定多数、または外部ユーザーが Dataverse のデータにアクセスできる Web サイトを作成できること」**にあります。
-
「フォーラムやブログをサポートする多言語コミュニティ...」[正解候補]:
-
問題38でも解説した通り、コミュニティテンプレートは Power Pages の得意分野です。多言語対応も標準機能で備わっています。
-
「ナレッジ検索とドキュメントアップロード...」[正解候補]:
-
カスタマーセルフサービス テンプレートの典型的な例です。外部の顧客がログインし、マニュアルを読んだり、自分の資料をアップロードしたりする用途に最適です。
-
「ベンダー向けの安全なWeb サイト」[本来の正解候補]:
-
問題40で解説した通り、「外部ユーザー(ベンダー)」に「安全(認証あり)に Dataverse のデータ」を見せるのは Power Pages の最も得意なシナリオです。
💡 疑問点:なぜ「従業員向けの内部Webサイト」が選ばれているのか?
ご提示いただいた正答では「従業員向けの内部Webサイト」が含まれていますが、通常、従業員(内部ユーザー)が Dynamics 365 のデータを見る場合は、モデル駆動型アプリやキャンバスアプリを使うのが一般的です。
しかし、以下の特殊なケースでは Power Pages が選ばれることがあります:
-
「Webサイト」という形態が必須: 業務アプリではなく、社内ポータルサイトの一部として見せたい場合。
-
ライセンスの最適化: 全従業員に Dynamics 365 ライセンスを付与するのではなく、閲覧専用の Web サイト(Power Pages)を通じて限定的に公開する場合。
選ばれなかった選択肢の理由
-
オンラインストア(eコマース):
-
Power Pages には標準で「支払い処理(決済)」や「複雑な在庫管理」を行う eコマース機能は備わっていません。これには Dynamics 365 Commerce などの専用製品が必要です。
⚠️ 試験対策のアドバイス
もし、この問題の正答が「従業員向け、コミュニティ向け、カスタマーサポート向け」の3つであるならば、試験上のポイントは以下の通りになります。
-
「Web サイト」という単語に注目: モバイルアプリ(キャンバス)や管理画面(モデル)ではなく、ブラウザでアクセスする「サイト」形式であれば Power Pages を検討する。
-
テンプレートの役割を網羅: 「コミュニティ」「カスタマーサポート」は Power Pages の鉄板シナリオ。
-
Dataverse との親和性: どのシナリオも、裏側に Dataverse があることが前提。
本来、**「ベンダー向けの安全なWebサイト」**も非常に強力な Power Pages のシナリオですので、本番で選択肢にある場合は「外部ユーザーへの公開」というキーワードを最優先に考えてみてください。
問題49 ◯ × ◯ ● ◯ ◎
ある会社がDynamics365 サプライチェーン管理を使用しています。 同社は、機能を追加する顧客ユーザーインターフェイスを構築したいと考えています。 あなたは会社のための解決策を推薦する必要があります。 あなたは何をお勧めしますか?
◯AI Builder
◯Power Automate
◯Power BI
◯Power Apps キャンバスアプリ
--------------------------------------------
正答
Power Apps キャンバスアプリ
この問題は、Dynamics 365の機能を**「どのように拡張し、ユーザーが使いやすい画面(UI)を作るか」**を問うものです。
解説:なぜ「Power Apps キャンバスアプリ」なのか
キーワードは**「ユーザーインターフェイス(UI)を構築したい」**という点です。
-
UI構築の専門ツール:
-
選択肢の中で、ゼロから自由に画面をデザインし、ボタンや入力フォーム、画像などを配置して「ユーザーが操作する画面」を作るためのツールは Power Apps(特にキャンバスアプリ)だけです。
-
Dynamics 365 との親和性:
-
Power Apps は、Dynamics 365 Supply Chain Management などの Dynamics 365 製品と「コネクタ」を通じて簡単に接続できます。既存のデータを読み書きしつつ、標準の Dynamics 画面では難しい「現場の担当者がスマホでサクサク入力できる専用画面」などを作るのに最適です。
-
機能の追加:
-
単なる表示だけでなく、独自の計算ロジックや操作感を追加できるため、「機能を追加する」という要件に合致しています。
他の選択肢が適切ではない理由
-
Power Automate:
-
これは「裏側の自動化(ワークフロー)」を担うツールです。ボタンを押した後の処理は作れますが、ボタンそのものがある「ユーザーインターフェイス」を作るツールではありません。
-
Power BI:
-
データの分析と視覚化(グラフなど)を行うツールです。「データの入力を伴う機能の追加」や「操作画面の構築」には向きません。
-
AI Builder:
-
これはアプリにAI機能(文字認識や予測など)を組み込むための「部品」です。これ単体でユーザーインターフェイスを構成することはできません。
💡 試験対策のポイント
PL-900において、**「ユーザーインターフェイス」「操作画面」「フロントエンド」**といった言葉が出てきたら、答えはほぼ間違いなく Power Apps になります。
さらに、以下の使い分けも覚えておくと完璧です。
-
「ピクセル単位で自由にデザインしたい」 → キャンバスアプリ
-
「データ構造に基づいて自動的に画面を生成したい」 → モデル駆動型アプリ
今回の問題は「構築したい」という能動的な表現なので、より自由度の高いキャンバスアプリが正解として選ばれています。
問題53 ◯ ◯ ◯ ◎ ◎
ある会社がPower Pagesを構築しています。 ページコンポーネントを選択する必要があります。 どのコンポーネントを使用する必要がありますか? 要件:Microsoft Dataverseのレコードのリストを表示する
◯コネクタ
◯リスト
◯フォーム
◯IFram
--------------------------------------------
正答
リスト
この問題は、先ほどの問題15と非常によく似ていますが、データソースが「Microsoft Dataverse」である点と、正答が「リスト」になっている点に注目してください。
解説:なぜ「リスト」なのか
Power Pagesにおいて、Dataverseのテーブルにある複数のレコードを一覧表示するための標準コンポーネントは**「リスト(List)」**だからです。
-
一覧表示の専用パーツ:
-
Power Pagesの「リスト」コンポーネントは、Dataverseで作成された「ビュー(View)」を利用して、ウェブサイト上にデータを表形式で表示します。
-
標準的な構成:
-
「Dataverseのレコードのリストを表示する」という要件に対して、最も直接的で正しいコンポーネントは「リスト」です。
⚠️ 問題15(正答が「フォーム」だったもの)との違いについて
問題15では「SharePointリストの表示」に対して正答が「フォーム」となっていました。この違いは、試験問題の「作成時期」や「データソースによる制限」が関係していると考えられます。
-
今回の問題(問題53):
-
データソースが Dataverse。Power Pagesの基本はDataverseとの連携であり、Dataverseのビューをそのままサイトに反映させるのは「リスト」コンポーネントの標準機能です。
-
前回の問題(問題15):
-
データソースが SharePoint。Power PagesでSharePointを扱うには「仮想テーブル」などの設定が必要になるため、直接的に「リスト」を使わせるのではなく、データの詳細表示などに使われる「フォーム」を正解としている、あるいは問題側の定義が少し特殊である可能性があります。
💡 試験対策のポイント:Power Pagesのコンポーネント
PL-900の試験でPower Pagesのコンポーネントが問われたら、基本的には以下の役割で判断します。
コンポーネント
主な役割
--------------------------------------
リスト
一覧(表形式)でデータを表示する。(Dataverseの「ビュー」を使用)
フォーム
1件のデータを詳細表示、作成、または編集する。
IFrame
外部のWebサイトや動画を埋め込む。
コネクタ
データソースと接続するための設定(画面パーツではない)。
結論として:
「一覧を表示する」という言葉に対しては「リスト」が最も素直な正解です。もし選択肢に「リスト」がある場合は、まずそれを第一候補にしましょう。
