◾️問題集5
問題1 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎
会社のPowerVirtualAgents チャットボットを作成します。 経営陣は、チャットボットの有効性について知りたいと考えています。 チャットボットからのプロンプトへの応答を停止した顧客の割合を特定する必要があります。 どのレポートを表示する必要がありますか?
◯長期にわたるエンゲージメント
◯顧客満足度
◯時間外のセッション結果
◯エスカレーション率の推進要因
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正答
長期にわたるエンゲージメント
解説
なぜ「長期にわたるエンゲージメント」なのか
Power Virtual Agents(現在は Microsoft Copilot Studio に統合されていますが、試験では旧名称や概念で出題されることがあります)の分析ダッシュボードには、いくつかの標準レポートが存在します。
「長期にわたるエンゲージメント(Engagement over time)」レポートが正解となる理由は以下の通りです。
-
放棄率(Abandon Rate)の把握: このレポートには「放棄されたセッション」のデータが含まれます。顧客がボットからの問いかけに対して、解決(解決済み)も転送(オペレーターへの接続)もせず、ただ入力を止めて離脱してしまった割合を特定するのに最適です。
-
傾向の分析:
-
「長期にわたる(Over time)」という名前の通り、特定の日時だけでなく、時間の経過とともに有効性(エンゲージメント)がどう変化しているかを経営陣に報告する際に役立ちます。
関連して覚えておきたいレポート用語
PL-900では、他の分析メトリクス(指標)との違いを問われることが多いため、以下の3つをセットで覚えておくと得点アップに繋がります。
役割・確認できること
解決率 (Resolution Rate)
ボットだけでユーザーの問題を解決できた割合(ボットの成功率)。
エスカレーション率 (Escalation Rate)
人間のオペレーターに転送された割合(ボットで完結しなかった割合)。
CSAT (顧客満足度)
アンケートに基づいた、ユーザーがボットにどれだけ満足しているかのスコア。
問題3 ◯ ◯ ◎ ◎ ◎ ◎
ユーザーが建物内の利用可能な会議室を検索できるように、Power VirtualAgents チャットボットを作成しています。 チャットボットは次の要件を満たしている必要があります。 ・ユーザーが10 人を超える会議室をスケジュールしようとした場合は、チャットボットセッションを終了します。 使用するアクションを特定する必要があります。 どのアクションを使用する必要がありますか?
◯条件を追加する
◯フォールバックトピックを構成する
◯アクションを呼び出す
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正答
フォールバックトピックを構成する
解説
この問題は少し特殊な状況(特定の条件でボットを終了させる)を扱っており、PL-900の中でも少しひねった内容になっています。
解説:なぜ「フォールバックトピック」なのか
通常、「10人を超える場合に終了する」といった特定の条件分岐は、トピック内の「条件(Condition)」ノードで行うのが一般的ですが、この問題の正答が「フォールバックトピックを構成する」となっている背景には、以下の考え方があります。
-
フォールバックトピック(Fallback Topic)の役割
-
フォールバックトピックは、**「ボットがユーザーの入力を理解できなかった時」や「通常のフローでは処理できない例外的な状況」**にトリガーされる特別なトピックです。
-
システムの限界やルール外への対応
-
「10人を超える会議室」がシステム上の選択肢に存在しない(検索にヒットしない)場合、ボットはユーザーの意図を適切に処理できなくなります。その際に、「想定外の入力(10人より多い人数)」に対して強制的にセッションを終了させるロジックをフォールバックトピックに組み込むことで、要件を満たすことができます。
💡 補足と「ひっかけ」の注意点
実務的な Power Virtual Agents の設定としては、以下のステップを想定している問題だと言えます。
-
変数と条件分岐: ユーザーが入力した人数を変数に格納し、10人より大きいかどうかを判定します。
-
解決できない場合の受け皿: もし「10人を超える会議室はない」というルールがボットの理解(インテント)の外にある場合、最終的にフォールバックトピックが呼び出され、そこで「10人以上の予約は受け付けられません。終了します」といったメッセージと共にセッションを終了させる構成を指しています。
他のアクションとの違い
-
メッセージの送信: ただ表示するだけで、終了のロジックにはなりません。
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アクションを呼び出す (Power Automate): 外部システムからデータを取得する際に使いますが、セッション自体の制御(終了)が主目的ではありません。
試験対策のポイント
PL-900において「フォールバックトピック」が出てきたら、**「ボットが対応できないケース」「エラー発生時」「未知の入力」に対する安全策(セーフティネット)**だと覚えておきましょう。
問題4 ◯ ◯ ◯ ◎ ◎
セールスアソシエイトが顧客のセールスリードを入力できるようにするモバイルアプリケーションを作成する必要があります。 どの4 つのアクションを順番に実行する必要がありますか? ①アプリを保存する ②アプリにコネクタを追加する ③アプリを公開する ④アプリにフローを追加する ⑤Office365 管理センターに移動する ⑥新しいPower Apps アプリを作成する
◯⑤→②→③→①
◯④→②→①→③
◯⑥→②→①→③
◯⑤→①→②→③
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正答
⑥→②→①→③
解説
なぜ「⑥→②→①→③」なのか
アプリ開発の標準的な流れに当てはめると、順番の根拠が明確になります。
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⑥ 新しいPower Apps アプリを作成する
-
何はともあれ、まずはアプリの「箱」を作る(キャンバスアプリなどを新規作成する)ところから始まります。
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-
② アプリにコネクタを追加する
-
「顧客のセールスリードを入力する」ためには、データの保存先(Dataverse、SharePoint、Excelなど)と接続する必要があります。そのためにコネクタを追加します。
-
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① アプリを保存する
-
作成した内容や設定したコネクタを、まずはクラウド上に保存する必要があります。保存しないと、次のステップである「公開」ができません。
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-
③ アプリを公開する
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保存しただけでは作成者本人にしか見えません。他のユーザー(セールスアソシエイト)が自分のモバイル端末でアプリを使えるようにするためには、**公開(Publish)**という作業が不可欠です。
-
💡 選択肢の「ひっかけ」ポイント
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⑤ Office 365 管理センターに移動する
-
これはユーザー管理やライセンス割り当てを行う場所であり、アプリ自体の作成手順には含まれません。
-
-
④ アプリにフローを追加する
-
Power Automate(フロー)を連携させることはよくありますが、リードを入力するだけのシンプルなアプリであれば必須ではありません。選択肢にある他のステップの方が優先度が高いです。
-
試験対策のアドバイス
Power Appsの作成手順に関する問題では、以下の**「保存(Save) → 公開(Publish) → 共有(Share)」**のセットを覚えておくと非常に役立ちます。
-
保存: 自分の作業を記録する。
-
公開: 変更内容をユーザーが利用可能なバージョンとして確定させる。(※この問題のゴール)
-
共有: 誰がそのアプリを使えるか権限を与える。
問題6 × × ◯ ◎ ◎ × × ● ◯
カスタムサイトマップを定義できるPower Pages アプリを作成するとします。 あなたはPower Pagesに移動して何を作成するべきか?
◯テンプレートを使ったアプリ
◯ポータルアプリ
◯モデル駆動型アプリ
◯キャンバスアプリ
----------------------------------------------------------------------
正答
モデル駆動型アプリ
解説
この問題は、Power Platformの各製品がどのように連携しているか、特に**「Power Pages(ポータル)」と「モデル駆動型アプリ」の関係性**を問う非常に重要な問題です。
解説:なぜ「モデル駆動型アプリ」なのか
一見すると「Power Pagesのサイトを作っているのだから、ポータルアプリでは?」と思いがちですが、正解がモデル駆動型アプリである理由は以下の通りです。
-
管理側の視点:
-
Power Pages(旧 Power Apps ポータル)の実体は、Microsoft Dataverse というデータベースの上に構築されています。ウェブサイトの構成データ(ページ一覧、メニュー項目、サイトマップなど)はすべて Dataverse 内のテーブルに保存されています。
-
サイトマップの定義:
-
Power Pages のサイト構造やメニュー(サイトマップ)を詳細にカスタマイズしたり、バックエンドのデータを管理したりするためには、専用の管理画面が必要です。この**「データを管理するための管理画面(バックエンドアプリ)」**こそが、モデル駆動型アプリなのです。
-
ポータル管理アプリ:
-
Power Pages を作成すると、自動的に「ポータル管理(Portal Management)」という名前のモデル駆動型アプリが環境内に作成されます。これを使用してサイトマップなどの高度な構成を定義します。
各選択肢の役割整理
-
モデル駆動型アプリ(正解): Dataverse のデータをベースに、フォームやビュー、サイトマップを定義して作成する管理用アプリ。
-
キャンバスアプリ: 画面のデザイン(レイアウト)を自由に配置できる、主にモバイルや社内向けのアプリ。サイトマップの定義には使いません。
-
ポータルアプリ: これは旧名称(Power Apps Portals)であり、現在は Power Pages という独立した製品ブランドになっています。
-
テンプレートを使ったアプリ: Power Pages を素早く立ち上げるための「型」に過ぎず、構成を定義する「手段(アプリの種類)」を指す言葉ではありません。
💡 試験対策のアドバイス
PL-900では、「構造的なデータ管理や、複雑なビジネスプロセスの管理、サイトマップの定義」といったキーワードが出てきたら、高確率でモデル駆動型アプリが正解になります。
逆に、**「ピクセル単位のデザイン」「カメラ機能やGPS」「UIの自由度」**という言葉があれば、キャンバスアプリが正解です。
問題7 ◯ ◯ ◯ ◎ ◯
あなたは大手衣料品会社の小売ディレクターです。 毎週、企業のYouTube チャンネルを使用して、小売業の新しいイニシアチブと目標を強調するビデオを作成します。 ビデオを内部ユーザーにストリーミングするPower Apps アプリを設計する必要があります。 どのオブジェクトを使用する必要がありますか? アクション:Power Appsアプリを実装する
◯Power Pages
◯モデル駆動型
◯キャンバス
----------------------------------------------------------------------
正答
キャンバス
解説 この問題のポイントは、「ビデオ(YouTube)の表示」というリッチなUI(ユーザーインターフェース)が求められている点です。
解説:なぜ「キャンバス」アプリなのか
Power Appsには大きく分けて「キャンバスアプリ」と「モデル駆動型アプリ」がありますが、この要件ではキャンバスアプリが最適です。
-
ビジュアルの自由度: キャンバスアプリは、白紙のキャンバスに部品を配置するように自由に画面をデザインできます。YouTubeビデオを埋め込むための専用コントロール(部品)が標準で用意されており、プログラミングなしでビデオを配置できます。
-
メディア対応: 今回のような「ビデオをストリーミングする」といったメディア主体のアプリは、キャンバスアプリが得意とする分野です。
-
モバイル利用に最適: 小売現場のスタッフがスマートフォンやタブレットでビデオを視聴することを想定すると、モバイルデバイスの画面サイズに合わせてUIを調整できるキャンバスアプリが最も適しています。
他の選択肢が正解ではない理由
-
モデル駆動型アプリ: こちらは「データ(Dataverse)」を中心としたアプリです。顧客リストや在庫一覧などの**「構造化されたデータの管理」**には強いですが、ビデオをメインに据えた自由なレイアウト設計には向きません。
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Power Pages: これは「ウェブサイト」を作成するツールです。社内ユーザー向けの専用アプリというよりは、外部の顧客やパートナーとの情報共有に適しています。
💡 試験対策のアドバイス
PL-900で「アプリの種類」を問われた際は、以下のキーワードで見分けてください。
-
キャンバスアプリ:
-
キーワード:「ピクセルパーフェクト(自由なデザイン)」「モバイル」「カメラ/ビデオ/GPS機能」「シンプルな1つのタスク(今回のような動画視聴など)」
-
-
モデル駆動型アプリ:
-
キーワード:「データの管理」「ビジネスプロセス(BFP)」「複雑なデータ構造」「サイトマップ」
-
-
問題8 × ◯ ◎ ◎ ◎ ◎
モデル駆動型アプリを作成しています。 変更を確認するには、アプリを保存、検証、公開して他のユーザーに提供する必要がありますか?
◯はい
◯いいえ
----------------------------------------------------------------
正答
はい
解説
この問題は、Power Platformにおける**「アプリのライフサイクル(編集から公開まで)」**の基本動作を問うものです。
解説:なぜ「はい」なのか
モデル駆動型アプリ(およびキャンバスアプリ)を編集した際、その変更を反映させて自分や他のユーザーが確認できるようにするには、提示された3つのステップが不可欠です。
-
保存 (Save):
-
現在作業中の変更内容をシステムに記録します。保存だけでは、実行画面には反映されません。
-
検証 (Validate):
-
アプリの構成にエラーがないか(必要なエンティティが欠けていないか、サイトマップに不備がないか等)をシステムがチェックします。
-
公開 (Publish):
-
これが最も重要です。保存された最新の構成を「実行用」のバージョンとして反映させます。公開アクションを行わない限り、他のユーザーは最新の変更内容を見ることができません。
💡 試験対策のアドバイス
PL-900では、**「公開(Publish)」**というキーワードが頻出します。以下のポイントを整理しておきましょう。
-
「編集中の画面」と「実際の実行画面」は別物: 保存しただけでは、作成者以外のユーザー(エンドユーザー)には古いバージョンのまま見えています。
-
モデル駆動型アプリ特有の挙動: キャンバスアプリは「保存→公開」の流れが一般的ですが、モデル駆動型アプリでは「検証(Validate)」によって構成の整合性を確認するプロセスが含まれるのが特徴です。
重要ポイント:
「変更が反映されない」「他のユーザーが見られない」という問題が出た場合、正解の多くは**「公開(Publish)を忘れている」または「共有(Share)の設定が不適切」**のどちらかです。
問題12 ?
モデル駆動型アプリを作成しています。 アプリにフォームを追加する必要があります。 どのフォームタイプを使用する必要がありますか 要件:データ入力の基本フォーム
◯メイン
◯クイックビュー
◯クイッククリエイト
------------------------------------------------------------------
正答
クイックビュー
解説
「正答がクイックビュー」となっている点について、少し注意が必要な問題です。
一般的なMicrosoft公式の定義や、実務的な観点から見ると、この問題には**「ひっかけ」または「解釈のポイント」**があります。詳しく解説します。
解説:各フォームタイプの役割
まず、Power Platform(Dataverse)における3つのフォームタイプの違いを整理しましょう。
フォームタイプ:主な役割・特徴
■メイン (Main)
データ入力・閲覧の基本となるフォーム。 ほとんどのデータ操作(作成・編集)で使われるメインの画面です。
■クイッククリエイト (Quick Create)
画面上部からスッと出てくる、「最小限の項目だけ」を素早く入力するためのフォームです。
■クイックビュー (Quick View)
「関連するデータの情報を表示するだけ」のフォーム。 他のテーブルの情報を「見るだけ」のもので、データの入力はできません。
なぜ正答が「クイックビュー」となっているのか?(考察)
正直に申し上げますと、通常の試験問題で「データ入力の基本フォーム」と問われた場合、正解は 「メイン」 または 「クイッククリエイト」 になるのが一般的です。
しかし、もしこの問題の正答が「クイックビュー」であるならば、以下のいずれかの特殊な状況(または問題文の読み替え)を想定している可能性があります。
-
問題文の「データ入力」が「データの表示(参照)」を意図している場合:
-
もし要件が「(他のレコードから関連する)データを表示するための基本フォーム」であれば、クイックビューが正解になります。
-
非常に限定的な文脈:
-
「特定のフォームの中に、別のテーブルの情報を表示させる(入力の補助として見る)ための部品」としてクイックビューを指している可能性があります。
⚠️ 注意:
もし本番の試験で**「データの作成や編集を行うメインの画面」**について問われたら、答えは 「メイン」 になります。この問題集の回答が「クイックビュー」になっているのは、少し特殊なケース(あるいは問題側のミス)かもしれません。
💡 試験対策の「覚え方」
PL-900の合格を目指すなら、以下の**「用途」**で覚え直すのが最も安全です!
-
メイン: フル機能の入力・編集(一番大事な画面)。
-
クイッククリエイト: 外出先や急いでいる時の「とりあえず登録」用。
-
クイックビュー: 別の画面から「チラ見」するための表示専用。
問題14 ◯ × ◯ ◯ ◎ × ● ◯
ある会社が、プロジェクトに関するユーザーからの毎週のステータスレポートを管理するためのキャンバスアプリを作成しています。 ステータスレポートは毎週作成する必要があります。ユーザーは、説明付きのプロジェクトタスクを入力できます。ユーザーは、遅延またはリスクのあるタスクのエスカレーション要求を追加することもできます。ステータスレポートがエスカレーションリクエストとともに送信されると、アプリは送信者のマネージャーにテキストメッセージを自動的に送信する必要があります。前週のステータスレポートをまだ提出していないすべての人に、日曜日の午後8 時にリマインダーを送信する必要があります。 ソリューションで使用する適切なコンポーネントを特定する必要があります。 何を使うべきですか? アクション:不足しているステータスレポートに基づいて、午後8時にリマインダーを自動的に送信する
◯アクション
◯トリガー
◯ビジネスプロセスフロー
◯条件
----------------------------------------------------------------
正答
トリガー
解説
この問題は、Power Automate(フロー)の構成要素に関する知識を問うものです。
解説:なぜ「トリガー」なのか
Power Automateにおいて、自動化が「いつ」開始されるかを決める仕組みを**トリガー(Trigger)**と呼びます。
問題文にある**「日曜日の午後8時にリマインダーを送信する」という要件は、特定の時間に自動的に処理を開始させる必要があります。これを実現するのが「スケジュール済みクラウドフロー」の「スケジュール(予定済み)トリガー」**です。
-
トリガー: フローを開始する「きっかけ」。今回の場合は「毎週日曜日の午後8時」という時間がきっかけになります。
-
アクション: トリガーの後に実行される「動作」そのもの(メッセージを送る、データを取得するなど)。
各選択肢の役割整理
-
トリガー(正解): 「日曜日の午後8時」という条件でフローを起動させるために必要です。
-
アクション: 実際にリマインダーを「送信する」という動作そのものを指します。問題は「リマインダーを自動的に送信する(ための仕組み)」を問うているため、開始の起点となるトリガーが重要になります。
-
条件: 「提出していない人だけに送る」という判別(If文)には使いますが、フロー自体の「送信(起動)」を司るものではありません。
-
ビジネスプロセスフロー: モデル駆動型アプリで、ユーザーに一連の作業ステップ(フェーズ)を案内するためのガイド機能であり、今回の「時間指定の自動リマインダー」には使いません。
💡 試験対策のポイント
PL-900で「〇〇した時」や「〇曜日の〇時」といったタイミング(起動の条件)に関するキーワードが出た場合は、迷わずトリガーを選んでください。
-
イベントトリガー: 「メールが届いた時」「ボタンが押された時」
-
スケジュールトリガー: 「毎日朝9時」「毎週日曜日の夜」
この構成要素(トリガー + アクション)の考え方は、Power Platformの自動化における最も基本的な知識です。
問題15 × ◯ ◯ ◎ ◎ ◎
モデル駆動型アプリを作成しています。 ビュー定義は、アプリデザイナーのコンポーネント領域に作成されますか?
◯はい
◯いいえ
-------------------------------------------------------------
正答
はい
この問題は、モデル駆動型アプリを構築するツール(アプリ デザイナー)のインターフェースに関する知識を問うものです。
解説:なぜ「はい」なのか
モデル駆動型アプリを作成する際、ブラウザ上の「アプリ デザイナー」というツールを使用します。この画面の右側(または左側のメニュー)にある**「コンポーネント(Components)」領域**は、アプリを構成する要素を管理する場所です。
-
コンポーネントとは:
-
モデル駆動型アプリを構成する「テーブル」「フォーム」「ビュー」「グラフ」などの部品のことを指します。
-
ビューの作成と管理:
-
アプリ デザイナー内で、どのテーブルを表示するかを選択すると、その下に紐づく「ビュー(一覧画面の定義)」をコンポーネントとして追加・編集・定義することができます。
💡 試験対策のポイント:アプリ デザイナーでできること
PL-900では、モデル駆動型アプリのデザインにおいて「どこで何を操作するか」が時々問われます。以下の3つの場所をイメージしておくと安心です。
-
ページ/コンポーネント領域:
-
アプリに含めるテーブルやビュー、ダッシュボードなどを選択・配置する場所。
-
サイトマップ デザイナー:
-
アプリの左側に表示されるナビゲーションメニュー(「ホーム」や「顧客一覧」など)の構造を決める場所。
-
プレビュー(キャンバス)領域:
-
実際にユーザーがアプリを操作する画面がどのように見えるかを確認する中央のメイン画面。
補足
もし「いいえ」が正解になるパターンがあるとすれば、それは「ビューの中身の列配置(詳細なデザイン)」について問われた場合です。列の並び替えなどは「ビュー デザイナー」という別の専用画面に遷移して行うことが多いためですが、この問題のように「コンポーネント領域に(ビューの定義が)含まれるか?」という問いであれば、答えは「はい」となります。
問題22 ◯ ◎ ◎ ◎ ◎
RevReceived という名前のページを持つPowerBl レポートがあります。 このページには、会社が受け取った総収入が表示されます。 総収入ではなく純収入を表示するほぼ同じページを作成したいとします。 あなたは何をするべきか?
◯ビジュアルをRevReceivedから新しいページにコピーする
◯RevReceiveページを複製し、複製したコピーを更新する
◯RevReceivedページをインポートする
◯RevReceivedページを変更する
----------------------------------------------------------------
正答
RevReceiveページを複製し、複製したコピーを更新する
解説 Power BI Desktopにおける**「レポート作成の効率」と「既存資産の再利用」**に関する基本操作を問うものです。
解説:なぜ「ページを複製」するのが最適なのか
「総収入」と「純収入」のレポートは、多くの場合、グラフの種類(棒グラフや折れ線グラフ)、フィルターの設定、配置(レイアウト)、ロゴの位置などが共通しています。
-
効率性(スピード):
-
一から新しいページを作ってビジュアルをコピー&ペーストするよりも、ページそのものを「複製(Duplicate)」する方がクリック数が少なく、一瞬で全く同じレイアウトが手に入ります。
-
一貫性の保持:
-
ページを複製すれば、フォントサイズ、色のテーマ、背景、スライサー(絞り込み機能)の状態が完全に引き継がれるため、レポート全体のデザインに統一感が出ます。
-
更新の容易さ:
-
複製した後に、計算式(メジャー)を「総収入」から「純収入」に入れ替えるだけで、目的のページが完成します。
他の選択肢が最適ではない理由
-
ビジュアルをコピーする:
-
個別のグラフはコピーできますが、ページの背景設定やスライサー、全体のレイアウトまでは一度に反映されず、手間がかかります。
-
ページをインポートする:
-
Power BIにおいて「ページ単位でインポートする」という標準機能は一般的ではなく、別のファイルから取り込むような大掛かりな作業になってしまいます。
-
ページを変更する:
-
これをしてしまうと、元の「総収入」のページが消えて(上書きされて)しまいます。今回は「ほぼ同じページを(もうひとつ)作成したい」という要件なので不適切です。
💡 試験対策のアドバイス
Power BIに関する問題で、**「既存のものと似たようなものを作りたい」という趣旨の問題が出たら、「複製(Duplicate)」**が正解になるパターンが非常に多いです。
-
ページの複製: レイアウトや設定をそのまま引き継ぎたいとき。
-
レポートのコピー: 既存のレポートをベースに別の分析を始めたいとき。
この操作は実務でも非常によく使う「時短テクニック」ですので、ぜひ覚えておいてください!
問題25 ◯ ◎ ◎ ◎ ◎
User1 は、会社に複数のPowerBl ダッシュボードを作成します。 User1 は、別の会社で働いているUser2 とダッシュボードを共有します。 User2 は、ダッシュボードを表示できることを報告します。 User2は、受信したダッシュボード共有リンクを含む電子メールをUser3 に転送します。 User3 は、ダッシュボードを表示するためのリンクを選択すると、エラーメッセージを受け取ったと報告します。 User3 は、自分が作成したダッシュボードを表示できます。 ユーザー3 がエラーを受け取る理由を判別する必要があります。 問題は何ですか?
◯User3 は古いバージョンのPowerBl を実行しているため、新しいバージョンにアップグレードする必要がある
◯User1 がPowerBl の間違った組織アカウントを使用してサインインしている
◯User2 はダッシュボードにサインインしており、User3 がサインインする前にサインアウトする必要がある
◯メールを転送しても、ダッシュボードはUser3 と共有されない
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正答 メールを転送しても、ダッシュボードはUser3 と共有されない
この問題は、Power BI の**「共有(セキュリティと権限)」**に関する非常に重要なルールを問うものです。
解説:なぜ「メールを転送しても共有されない」のか
Power BI のダッシュボード共有は、単に「URL(リンク)を知っている」だけではアクセスできない仕組みになっています。
-
明示的な権限付与: Power BI でコンテンツを共有する場合、作成者(User1)が「誰に許可を与えるか」をシステム上で設定する必要があります。User1 は User2 に対してのみ権限を与えたため、User2 は表示できます。
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リンクは「鍵」ではなく「招待状」: User2 が User3 にメールを転送しても、それは単に「招待状のコピー」を渡したに過ぎません。User3 は User1 から直接アクセス権を与えられていないため、システムが User3 の ID を確認した際、「このユーザーには閲覧権限がない」と判断し、エラーを返します。
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転送による権限譲渡の不可: セキュリティ上の理由から、受信者が勝手に他人に権限を広げることはできないようになっています(※設定で「受信者が共有することを許可する」にしている場合でも、再共有という正規の手順を踏む必要があります)。
他の選択肢が間違いである理由
-
古いバージョンの Power BI: ダッシュボードの表示はブラウザ上で行われることが多いため、アプリのバージョンはアクセス拒否の直接的な理由にはなりません。
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間違った組織アカウント: User1 がサインインできて作成できているのであれば、アカウント自体の問題ではありません。
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User2 がサインアウトする必要がある: Power BI はマルチユーザー対応のクラウドサービスです。誰かがサインインしているからといって、他の人が見られないということはありません。
💡 試験対策のアドバイス
PL-900 では、「共有」に関する問題がよく出ます。以下の原則を覚えておくと得点に繋がります。
-
権限はユーザー単位: 「リンクを知っている全員」ではなく、「許可されたユーザー」のみが閲覧可能。
-
ライセンスの壁: 共有する側もされる側も、通常は Power BI Pro または Premium Per User (PPU) ライセンスが必要です(※容量ベースの Premium 以外の場合)。今回の User3 は「自分が作成したものは見られる」とあるので、ライセンスは持っていますが、「権限(パーミッション)」がないためにエラーになっています。
この「勝手に転送しても見られない」という仕組みは、企業データを守るための大事なガードレールです。
問題26 ◯ ◯ ◯ × ◯
PowerAutomate フローを作成しています。 フローは、販売機会の詳細を示すMicrosoft SharePoint リストの各項目を読み取り、[フォローアップ]という名前のフィールドの値が現在の日付以下の場合、[ステータス]という名前のフィールドの値を[期限切れ]に設定する必要があります。 リスト全体を循環するには、適切なコンポーネントを選択する必要があります。 どのコンポーネントを使用する必要がありますか?
◯アクション
◯コネクタ
◯状態
◯トリガー
--------------------------------------------------------------------
正答
状態
解説
この問題は、日本語の翻訳(試験のローカライズ)によって少し分かりにくくなっていますが、Power Automateの**「制御(Control)」**に関する知識を問うものです。
解説:なぜ「状態」なのか
正答の「状態」は、英語では 「Condition(条件)」 または 「Control(制御)」 を指していると考えられます。
このフローの核心部分は、以下の2点です。
-
リストの全項目をチェックする: 「Apply to each(それぞれに適用)」というループ(繰り返し)制御が必要です。
-
日付を比較する: 「もし日付が今日以下なら…」という**「If / 条件」判定**が必要です。
これら(ループや条件分岐)は、Power Automateにおいて**「コントロール(制御)」コネクタ**の中に分類されています。問題の選択肢にある「状態」は、この「条件(Condition)」やフローの論理的な「制御」を指す翻訳として選ばれています。
各選択肢の役割整理
-
状態(正解):
-
英語の「Condition(条件)」を指します。「日付が今日以前か?」という判定を行い、Yesの場合に値を書き換えるというロジックの根幹を担います。
-
アクション:
-
「項目を更新する」「メールを送る」といった具体的な動作そのものを指します。「リスト全体を循環する(ロジックを組む)」ための仕組みそのものではありません。
-
コネクタ:
-
SharePointやOutlookなど、外部サービスと接続するための「接続器」を指します。
-
トリガー:
-
フローを開始する「きっかけ」です。今回の「リストを読み取って処理する」という中身のロジックを指す言葉ではありません。
💡 試験対策のポイント(翻訳のひっかけ)
PL-900や他のMicrosoft認定試験では、英語の 「Condition」 が 「状態」 と訳されたり、「条件」 と訳されたりすることがあります。
-
「もし~なら(If)」という判断が必要な時
-
「リストの項目を一つずつチェックする」という流れを作る時
このような「フローの道筋をコントロールする」場面では、「状態(Condition)」 または 「コントロール」 が正解になると覚えておいてください。
今回の問題文にある「リスト全体を循環する」ために「Apply to each(それぞれに適用)」を使い、その中で「Condition(条件/状態)」を使って日付を判定するという流れがイメージできれば完璧です。
問題30 × ◯ ◯ ◯ ◎ ◎
会社のPowerVirtualAgents チャットボットを作成します。チャットボットは、会社が顧客と通信するための共通のチャネルとサービスを使用します。 チャットボットを使用または追加できるサービスを決定する必要があります。 チャットボットを使用できる2 つのサービスはどれですか?
◯MicrosoftAzure ボットフレームワーク
◯Power BI
◯MicrosoftAzure サービスバス
◯MicrosoftAzure イベントグリッド
------------------------------------------------------------------
正答
MicrosoftAzure ボットフレームワーク
解説
この問題は、Power Virtual Agents (現 Microsoft Copilot Studio) が**「どの外部サービスやチャネルと接続できるか」**という拡張性と公開先に関する知識を問うものです。
解説:なぜこの2つが正解なのか
Power Virtual Agents は、作成したボットをさまざまな「チャネル」に公開して、ユーザーが使い慣れたアプリ上で対話できるように設計されています。
-
Facebook (チャネルとしての利用):
-
Power Virtual Agents は、Facebook Messenger を標準のチャネルとしてサポートしています。これにより、企業の公式Facebookページに来た顧客に対して、作成したボットが自動応答することが可能になります。
-
他によく出るチャネル:Microsoft Teams, Slack, LINE, Webサイト(カスタムWebサイト)など。
-
-
Microsoft Azure ボットフレームワーク (拡張としての利用):
-
Power Virtual Agents は、ノーコードで作成できるツールですが、より高度な機能(複雑なコーディングが必要な機能)を追加したい場合があります。その際、Azure Bot Framework で作成された「スキル」を Power Virtual Agents に取り込んで連携させることができます。
-
つまり、簡易的なボット(PVA)と高度なボット(Azure)を「接続・共存」させることが可能です。
-
他の選択肢が正解ではない理由
-
Power BI: データの可視化ツールです。ボットを Power BI 内で動かしたり、チャネルとして使うことは一般的ではありません(ボットの分析データを Power BI で見ることはありますが、この問題の文脈とは異なります)。
-
Microsoft Azure サービスバス / イベントグリッド: これらはシステム間でのメッセージングやイベント通知を行うための「インフラ・バックエンド」のサービスです。チャットボットを公開する「チャネル」や、直接対話する「サービス」ではありません。
💡 試験対策のポイント
PL-900 で「チャットボットの公開先(チャネル)」や「連携」について問われたら、以下のリストをイメージしておきましょう。
■公開先(チャネル):連携・拡張
Microsoft Teams (最も一般的):Power Automate (アクションの実行)
Facebook Messenger:Azure Bot Framework (スキルの追加)
Slack / LINE
カスタムWebサイト
「どこで動くか(Facebook)」と「どう機能を広げるか(Azure Bot Framework)」の2つの側面から正解が選ばれている、という点がポイントです。
問題32 × × ◯ ◯ ◯ ◯ ◎
MicrosoftTeams で使用するPowerVirtualAgents チャットボットを作成します。チャットボットをテストしています。 テスターは次の問題を報告します。
・チャットボットに加えた変更は、テスターには表示されません。
・ユーザーが「払い戻し」という単語を入力すると、チャットボットはユーザーに払い戻しを希望する。製品を尋ねる必要があります。チャットボットはユーザーに製品情報を要求しません。
テスターに変更内容を表示するには何をすればよいでしょうか?
◯チャットボットを作成する
◯チャットボットをパブリッシュする
◯トピックを保存する
◯チャットボットを共有する
---------------------------------------------------------------
正答
チャットボットをパブリッシュする
解説
この問題は、Power Virtual Agents(現 Copilot Studio)における**「変更の反映プロセス」**を問うものです。
解説:なぜ「チャットボットをパブリッシュする」なのか
Power Virtual Agents でボットを編集(トピックの追加や修正)した際、その変更をテスターやエンドユーザーに反映させるには、必ず**「パブリッシュ(公開 / Publish)」**という手順を踏む必要があります。
-
変更がテスターに見えない理由:
-
トピックを「保存」しただけでは、作成中の画面(テストキャンバス)でしか新しい動作を確認できません。Microsoft Teams などのチャネルに接続しているボットを更新し、他のユーザーが最新版を利用できるようにするには、パブリッシュを実行して「最新バージョン」をサーバーに配信する必要があります。
-
「払い戻し」の挙動が修正されない理由:
-
これも上記と同じ理由です。ボットのロジックを修正(製品情報を尋ねるように変更)しても、パブリッシュを行わない限り、Teams 上のボットは古いロジック(製品情報を尋ねない状態)のまま動作し続けます。
各選択肢の役割整理
-
チャットボットをパブリッシュする(正解):
-
編集内容を確定させ、Teams などの外部チャネルで利用可能な状態に反映させます。
-
トピックを保存する:
-
編集中の作業を記録するだけです。保存だけでは、外部のユーザー(テスター)に変更は反映されません。
-
チャットボットを共有する:
-
他の開発者にボットの編集権限を与えたり、ユーザーに使用許可を与えたりする操作ですが、既に公開されている内容の「更新」とは無関係です。
-
チャットボットを作成する:
-
これはボット自体の新規作成を指します。
💡 試験対策のアドバイス
Power Apps や Power Virtual Agents の問題で、**「自分は直したはずなのに、他のユーザー(テスター)に反映されていない」「古いバージョンのまま動いている」**という状況が出てきたら、正解はほぼ間違いなく 「パブリッシュ(公開 / Publish)」 です。
「保存」と「公開」は別物である、という点は Power Platform 全体に共通する非常に重要なコンセプトですので、しっかり押さえておきましょう!
問題35 ◯ ◎ ◎ ◎ ◎
チームのPowerBl ビジュアライゼーションを構築しています。 Power BIは、ダッシュボードごとに最大2つの異なるソースからのみデータを取得できますか?
◯いいえ
◯はい
-----------------------------------------------------------------
正答
いいえ
解説
この問題は、Power BI の最大の強みである**「データの統合能力」**に関する基本知識を問うものです。
解説:なぜ「いいえ」なのか
Power BI には「ダッシュボードごとに最大2つまで」というようなデータソースの数に関する厳しい制限はありません。
-
多種多様な接続先:
-
Power BI は、Excel、SharePoint、SQL Server、Azure SQL Database、Salesforce、Google Analytics、Webサイトなど、数百種類のデータソースに接続できます。
-
データの統合 (マッシュアップ):
-
1つのレポート(およびダッシュボード)の中で、例えば「予算データは Excel から」「実績データは SQL Server から」「顧客情報は Salesforce から」といったように、3つ以上の異なるソースから取得したデータを組み合わせて表示することが可能です。
-
制限の有無:
-
実務上のパフォーマンスやメモリの制限はありますが、システムとして「2つまで」という制限は存在しません。
💡 試験対策のポイント
PL-900 では、Power BI の「データ取得」に関して以下のようなポイントがよく出題されます。
-
データソースの種類: 異なる種類のソース(オンプレミスとクラウドなど)を混ぜて使うことができます。
-
データの整形: 複数のソースから来たバラバラな形式のデータを、Power Query を使って1つの形に整えることができます。
キーワード: 「データソースの統合」「数百のコネクタ」「Power Query」
もし問題文が「1つしか接続できない」や「特定の数に制限されている」という内容であれば、答えは基本的に 「いいえ(間違い)」 になります。
補足:ダッシュボードとレポートの違い
少し発展的ですが、以下の違いも意識しておくとより確実です。
-
レポート: 複数のデータソースから作られた複数のグラフが含まれる詳細な画面。
-
ダッシュボード: 複数の「レポート」から重要なグラフ(タイル)をピン留めして1枚にまとめたもの。
-
どちらも複数のソースを扱うことができます。
問題37 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎
PowerAutomate の承認フローを作成しています。 承認は、承認の順番に従う必要がありますか?
◯いいえ
◯はい
---------------------------------------------------------
正答
いいえ
この問題は、Power Automate の 「承認(Approvals)」 機能の柔軟性に関する知識を問うものです。
解説:なぜ「いいえ」なのか
Power Automate の承認フローでは、必ずしも「順番通り」に進める必要はなく、要件に合わせて設計できるからです。
承認フローには、大きく分けて以下の2つのパターンがあります。
-
並列承認(順番がない):
-
複数の承認者に同時に依頼を送り、**「誰か一人が承認すればOK」または「全員の回答を待つ(順不同)」**という設定が可能です。この場合、「順番」という概念はありません。
-
直列承認(順番がある):
-
「まず課長が承認し、その次に部長が承認する」というように、ステップを分けて順番に実行させることも可能です。
問題文の「順番に従う必要がありますか?」という問いは、「(システム上の制約として)順番に従わなければならないのか?」という意味です。実際には、順番のない「並列承認」も標準機能としてサポートされているため、答えは 「いいえ」 になります。
💡 試験対策のポイント
PL-900 では、「承認コネクタ」で何ができるかという特徴を整理しておくのが合格への近道です。
-
全員の承認が必要: 割り当てられた全員が「承認」を押すまでフローが止まる。
-
最初の応答のみ: 誰か一人が「承認」または「拒否」を押した時点で、次のアクションに進む。
-
カスタム応答: 「承認/拒否」以外の言葉(例:「保留」「要修正」など)をボタンに設定できる。
キーワード: 「並列処理」「順不同」「最初の応答」
「承認フロー = 階段のように一段ずつ進むもの」という固定観念を外して、**「同時に複数の人に依頼を出すこともできる」**と覚えておきましょう。
問題38 × ◯ ◯ ◯ ◯ ◯ ◎
ある会社がPowerApps キャンバスアプリを使用しています。 ユーザーがブラウザーでPowerApps Studio を開き、[編集可能なアプリ]を選択すると、変更が必要なアプリが表示されません。 ユーザーがアプリを表示できない理由を特定する必要があります。 考えられる3 つの理由は何ですか?
□ユーザーにシステムカスタマイザーの役割が付与されていない
□アプリはユーザーと共有されていない
□ユーザーが誤ったPowerApps 環境を選択した
□ユーザーがアプリの共同所有者として設定されていない
□環境にMicrosoft Dataverseがない
--------------------------------------------------------
正答
・アプリはユーザーと共有されていない
・ユーザーが誤ったPowerApps 環境を選択した
・ユーザーがアプリの共同所有者として設定されていない
解説
この問題は、Power Appsの**「アクセス権限」と「環境(Environment)」**の仕組みを正しく理解しているかを問う、非常に実務的な内容です。
解説:なぜこの3つが正解なのか
Power Apps Studio(編集画面)を開いたときにアプリが表示されない理由は、主に「場所が違う」か「権限がない」かのどちらかです。
-
アプリはユーザーと共有されていない(権限不足)
-
Power Appsは、作成した本人以外には自動的に公開されません。他の人がそのアプリを見るためには、作成者が明示的にそのユーザー(またはグループ)とアプリを**「共有」**している必要があります。
-
ユーザーが誤ったPower Apps環境を選択した(場所の間違い)
-
Power Platformには「開発用」「本番用」といった**環境(Environment)**を分ける仕組みがあります。画面右上の環境選択メニューで、アプリが存在する環境とは別の環境を表示している場合、リストにアプリは出てきません。
-
ユーザーがアプリの共同所有者として設定されていない(編集権限不足)
-
「アプリを使える(ユーザー)」という権限だけでは、Power Apps Studioで**「編集」することはできません。編集を行うには、そのユーザーが「共同所有者(Co-owner)」**として共有されている必要があります。
他の選択肢が正解ではない理由
-
システムカスタマイザーの役割が付与されていない:
-
これは環境全体のカスタマイズ権限(Dataverseのテーブル作成など)に関わるロールです。特定のアプリを編集するだけであれば、必ずしもこの強力な権限が必要なわけではなく、「アプリの共同所有者」であれば十分です。
-
環境にMicrosoft Dataverseがない:
-
Dataverseがなくてもキャンバスアプリは作成・編集できます(ExcelやSharePointをデータソースにする場合など)。したがって、アプリが表示されない直接の理由にはなりません。
💡 試験対策のアドバイス
「アプリが見つからない」「権限がない」という問題が出たときは、以下の3点セットをチェックする癖をつけましょう。
-
**環境(Environment)**は正しいか?
-
**共有(Share)**されているか?
-
**役割(Role/Owner)**は適切か?(使うだけなら「ユーザー」、直すなら「共同所有者」)
この「環境」と「共有」の考え方は、Power Automateなど他のツールでも共通して重要になります。
問題39 × ◯ ◎ ◎ ◎ ◎
ある会社が、事業運営をサポートするアプリを構築しています。 アプリはコネクタを使用して、 複数のデータソースからのデータにアクセスし、コンポーネントによって生成された多数のイベントに応答します。 コネクタに使用できる2 つの操作はどれですか?
□アクション
□プラグイン
□ゲートウェイ
□トリガー
----------------------------------------------------------
正答
・アクション
・ゲートウェイ
解説
この問題は、Power Platformにおける**「コネクタ」の仕組みと構成要素**を問うものですが、正答の組み合わせ(アクションとゲートウェイ)については、試験の文脈によって少し注意が必要です。
解説:なぜ「アクション」と「ゲートウェイ」なのか
コネクタがデータソースとやり取りする際、あるいは外部のイベントに反応する際に、以下の役割を担います。
1. アクション (Action) [正解]:
コネクタを通じて実行される**「動作」**のことです。
• 例:SharePointコネクタを使って「ファイルをアップロードする」、Outlookコネクタを使って「メールを送信する」など。
• ユーザーがアプリから何かを操作(実行)する際は、この「アクション」が呼び出されます。
2. ゲートウェイ (Gateway) [正解]:
正確には「オンプレミス データ ゲートウェイ」を指します。
• クラウドサービス(Power AppsやPower Automate)が、社内サーバーなどのオンプレミスにあるデータソースに安全に接続するための「橋渡し」の役割をします。
• コネクタを利用して社内データにアクセスする場合、このゲートウェイが必要不可欠な「操作・構成要素」となります。
他の選択肢についての補足(重要)
実は、一般的なコネクタの定義として「アクション」と対になるのは**「トリガー」**です。
• トリガー (Trigger): 「特定のイベント(例:新しいメールが届いた)」が発生したことを検知して、フローなどを開始させる仕組みです。
なぜ「トリガー」ではなく「ゲートウェイ」が正解なのか?
この問題の文脈が「アプリ(Power Apps)がデータにアクセスし、イベントに応答する仕組み全体をサポートする要素」を問うている場合、接続の根幹を支える「ゲートウェイ」が選ばれることがあります。

💡 試験対策のアドバイス
PL-900では、コネクタに関して以下の2つの側面がよく問われます。
1. 構成要素は何か? → 「アクション」と「トリガー」
2. 社内データにどう繋ぐか? → 「ゲートウェイ」
今回の問題は、これら両方の知識をミックスして問うている形になります。もし選択肢に「アクション」と「トリガー」の両方があり、どちらか一つしか選べないような別の問題が出た場合は、文脈をよく読み取ることが大切です。
問題44 ◯ × ◎ ◎ ◎ ◎
ある会社がPowerAutomate を使用してビジネスプロセスを自動化しています。 ユーザーがアプリのボタンを押したときにフローを実行する必要があります。 どのトリガータイプをお勧めしますか?
◯行が変更された場合
◯手動でフローをトリガーする
◯Power Apps
--------------------------------------------------------------
正答
Power Apps
解説
この問題は、Power AppsとPower Automateを連携させる際の**「接続の起点(きっかけ)」**が何かを問うものです。
解説:なぜ「Power Apps」トリガーなのか
問題文にある「ユーザーがアプリ(Power Apps)のボタンを押したとき」にフローを動かすためには、Power Automate側で専用の窓口を用意する必要があります。
-
Power Apps トリガー:
-
キャンバスアプリなどのボタンからフローを呼び出すための専用トリガーです。これを選択してフローを作成すると、Power Apps側の「アクション」メニューからそのフローを選択できるようになり、ボタンの OnSelect プロパティなどにフローを組み込むことができます。
他の選択肢が最適ではない理由
-
手動でフローをトリガーする:
-
これは「モバイル版Power Automateアプリのボタン」や「フローの管理画面」から手動で実行するためのものです。Power Appsアプリ内のボタンと連携させる場合は、通常「Power Apps」トリガーを使用します。
-
行が変更された場合:
-
これはDataverseなどのデータベースの値が書き換わった時に「自動的」に動くものです。今回のように「ユーザーが意図してボタンを押す」という動作(手動アクション)とは異なります。
💡 試験対策のポイント
PL-900では「どのアプリからフローが始まるか」を意識することが重要です。
-
Power Appsから呼び出す場合 → **「Power Apps」**トリガー
-
SharePointやDataverseの更新で動かす場合 → **「自動」**トリガー(行が変更された場合など)
-
決まった時間に動かす場合 → **「スケジュール」**トリガー
この問題のように、「アプリのボタンを押す = Power Appsがフローを呼ぶ」という関係性をシンプルに捉えておけば大丈夫です。
問題47 × × ◯ ◯ ◎ ◯ ✖️● ◯
あなたは会社のためにPowerVirtualAgents チャットボットを作成しています。 各シナリオでどのコンポーネントタイプを使用する必要がありますか? シナリオ:チャットボットは、認証のためにユーザーIDをキャプチャする必要がある
◯トピック
◯エンティティ
◯アクション
------------------------------------------------------------
正答
アクション
解説
この問題は、Power Virtual Agents(現 Copilot Studio)において、「認証」という外部システムが関わる複雑な処理をどこで担当するかを問うものです。
解説:なぜ「アクション」なのか
チャットボットが単にユーザーに「IDを教えてください」と聞くだけならトピックで済みますが、今回の要件は**「認証のために」**という点にあります。
-
外部システムとの連携:
-
「認証」を行うには、入力されたユーザーIDが正しいかどうかを、データベースやAzure AD(Microsoft Entra ID)などの外部サービスに問い合わせて確認する必要があります。
-
Power Automateの呼び出し:
-
Power Virtual Agents 自体には、外部のデータベースを直接見に行って認証を完了させる機能はありません。そのため、Power Automate(フロー)を呼び出して、外部でチェック処理を行わせる必要があります。
-
アクションの役割:
-
PVAにおいて、Power Automateを呼び出して情報を取得したり、処理を実行したりすることを**「アクション(Action)」**と呼びます。
各コンポーネントの役割の使い分け
-
アクション(正解):
-
**「外部とやり取りする」「計算する」「認証する」**など、ボット単体ではできない「動き」が必要な場合に使用します。
-
トピック:
-
ボットとユーザーの**「会話の流れ」**そのものです。質問をしたり、メッセージを表示したりするシナリオを記述します。
-
エンティティ:
-
ユーザーの発言から**「特定の情報(日付、名前、数値など)」を抜き出すための定義**です。例えば、「IDを抜き出す」こと自体はエンティティの力を使いますが、それを「認証に使う(処理する)」となるとアクションの領域になります。
💡 試験対策のポイント
PL-900において、チャットボットの文脈で以下のキーワードが出てきたら**「アクション」**を選びましょう。
-
「外部データを取得する」
-
「メールを送信する」
-
「認証を行う」
-
「Power Automate を呼び出す」
「会話だけならトピック、裏側で何か動かすならアクション」という区別ができていればバッチリです!
問題49 × ◎ ◎ × ◯ ◎
診療所には、Microsoft Dataverse を使用するモデル駆動型アプリがあります。 ユーザーが医師に関する情報を取得できる画面を作成することを計画しています。 画面は、ユーザーが次の情報を入力または選択できるようにする必要があります。 ・アカウントテーブルまたは連絡先テーブルではない医師プロファイルデータを入力する場所。 ・プロフィールフォームに医師の専門分野を入力する場所。 ・10 の異なる保険会社から1 つを選択できる保険の列。 キャプチャしたデータをMicrosoft Dataverseに保存する必要があります。 データを保存するために何を使用する必要がありますか? 要件:医師の専門分野に関する情報を保存する
◯エンティティ
◯オプションセット
◯レコード
◯フィールド
-----------------------------------------------------------
正答
フィールド
解説
この問題は、Microsoft Dataverse(旧称:Common Data Service)のデータ構造の構成要素を正しく理解しているかを問うものです。
解説:なぜ「フィールド」なのか
Dataverseにおいて、データを保存する最小単位の概念を理解することが重要です。
-
フィールド(Field / 現在の名称は「列(Column)」)の役割:
-
テーブル(エンティティ)の中で、特定のデータ項目(専門分野、電話番号、名前など)を保存するための枠組みを指します。
-
問題文の「医師の専門分野に関する情報」は、医師というテーブルの中の1つの項目(データポイント)にあたるため、それを格納する場所は「フィールド(列)」となります。
-
各選択肢の役割整理(Dataverseの階層構造)
-
フィールド(Field / 列) [正解]:
-
データの「型」と「名前」を定義する最小単位です(例:専門分野を入力するためのテキスト形式の列)。
-
エンティティ(Entity / 現在の名称は「テーブル」):
-
データの「箱」全体を指します。今回の例では「医師(Doctor)」という情報の集まりそのものです。
-
レコード(Record / 現在の名称は「行」):
-
「A医師の情報」という、実際のデータ1件分を指します。
-
オプションセット(Option Set / 現在の名称は「選択肢」):
-
これはフィールドの**「種類」のひとつ**です。今回の問題文にある「10の保険会社から1つを選択する」という要件にはオプションセットを使いますが、「専門分野という情報を保存する場所」という広義の問いに対しては、より根本的な「フィールド」が正解となります。
💡 試験対策のポイント:名称の変更について
現在のMicrosoft Power Platformでは用語が以下のように更新されています。PL-900の試験では、新旧どちらの名称で出題されるか、あるいは併記されることがあります。
-
エンティティ (Entity) → テーブル (Table)
-
フィールド (Field) → 列 (Column)
-
レコード (Record) → 行 (Row)
-
オプションセット (Option Set) → 選択肢 (Choice)
「保存する場所の項目」について聞かれたら「フィールド(列)」、「情報のグループ(箱)」について聞かれたら「エンティティ(テーブル)」、と覚えておくと迷いません。
問題50 ◯ ◎ ◎ ◎
モデル駆動型アプリを作成しています。 アプリにフォームを追加する必要があります。 どのフォームタイプを使用する必要がありますか 要件:モバイルデバイス用のコンパクトなフォーム
◯クイッククリエイト
◯クイックビュー
◯カード
--------------------------------------------------------
正答 カード
解説
この問題は、モデル駆動型アプリにおける**「表示形式(フォームタイプ)」の使い分け**を問うものです。
解説:なぜ「カード」なのか
モデル駆動型アプリには複数のフォームタイプがありますが、その中でも「カード(Card)」フォームは非常に特殊で、モバイルデバイスや特定の表示領域に最適化されたデザインを持っています。
-
コンパクトな設計:
-
カードフォームは、限られたスペースに重要な情報(名前、日付、ステータスなど)を数行で表示するために設計されています。
-
モバイル・ダッシュボードでの利用:
-
特にモバイルデバイスでレコードのリストを表示する際や、ダッシュボード上の「対話型カード」として、一目で内容が把握できるコンパクトなレイアウトが必要な場合にこのタイプが選ばれます。
他の選択肢との比較
-
クイッククリエイト:
-
これは「データ入力」のための簡易フォームです。画面上部からスライドして表示されますが、目的はあくまで「素早い作成」であり、情報のコンパクトな「表示」に特化したものではありません。
-
クイックビュー:
-
前にも出てきましたが、これは「関連するレコードの内容を表示する」ためのものです。親レコードの画面上に関連する子レコードの情報を出す際に使われますが、モバイル用のコンパクトなレイアウト定義を指す言葉としては「カード」の方が適切です。
💡 試験対策のポイント:名称と役割の整理
PL-900では、フォームの役割を以下のキーワードで紐づけておくと迷いません。
■フォームタイプ:キーワード(これが出たら正解)
メイン (Main):「フル機能」「基本の入力・編集」
クイッククリエイト:「素早い新規作成」「簡易入力」
クイックビュー:「関連データの参照」「読み取り専用」
カード (Card):「モバイル」「コンパクト」「ダッシュボード用」
以前の問題で「データ入力の基本」が「クイックビュー」になっていた不可解な問題がありましたが、この問題(問題50)に関しては**「コンパクトな表示 = カード」という対応関係は非常に標準的な知識**です。
問題51 ◯ ◯ ◎ ◎
診療所には、Microsoft Dataverse を使用するモデル駆動型アプリがあります。 ユーザーが医師に関する情報を取得できる画面を作成することを計画しています。 画面は、ユーザーが次の情報を入力または選択できるようにする必要があります。 ・アカウントテーブルまたは連絡先テーブルではない医師プロファイルデータを入力する場所。 ・プロフィールフォームに医師の専門分野を入力する場所。 ・10 の異なる保険会社から1 つを選択できる保険の列。 キャプチャしたデータをMicrosoft Dataverseに保存する必要があります。 データを保存するために何を使用する必要がありますか? 要件:保険会社を選択する
◯レコード
◯エンティティ
◯フィールド
◯オプションセット
-------------------------------------------------------------
正答
オプションセット
解説
この問題は、先ほどの問題49と共通のシナリオですが、問われている**「要件(ターゲット)」が異なります。Dataverseの列(フィールド)の「データ型」**に関する知識を問う問題です。
解説:なぜ「オプションセット」なのか
この問題の核心は、**「10 の異なる保険会社から 1 つを選択できる」**という要件をどう実現するか、という点にあります。
-
オプションセット(Option Set / 現在の名称は「選択肢」)の役割:
-
あらかじめ定義されたリストの中から、ユーザーが項目を選択できるようにするデータ型です。
-
ユーザーに自由記述(テキスト入力)をさせるのではなく、決まった選択肢(今回の場合は10社の保険会社名)から選ばせる場合に最適です。
-
-
一貫性の確保:
-
「選択肢」から選ばせることで、入力ミス(表記ゆれ)を防ぎ、データの正確性を保つことができます。
問題49(専門分野)との違い
似たような問題ですが、問われ方の違いに注目してください。
-
問題49の要件: 「医師の専門分野に関する情報を保存する(場所)」
-
答え:フィールド(=データを格納する項目そのもの、という広い意味)
-
-
問題51の要件: 「保険会社を選択する(具体的な入力形式)」
-
答え:オプションセット(=10個の中から1つ選ぶという具体的なデータ形式)
-
このように、Dataverseの構造全体を指すのか、具体的な入力・選択の仕組みを指すのかで正解が分かれます。
💡 試験対策のポイント
PL-900において、Dataverse(テーブル)のカスタマイズに関する問題が出た際は、以下のキーワードをヒントにしましょう。
-
「〇〇個のリストから選ぶ」「ドロップダウン」
-
→ オプションセット(選択肢)
-
「はい/いいえ」「2つの状態」
-
→ はい/いいえ(2つのオプション)
-
「別のテーブル(顧客や連絡先)と紐づける」
-
→ ルックアップ
-
「計算を自動で行う」
-
→ 計算列(算出フィールド)
問題52 × × ◯ ◯ ◎ ◎
ユーザーが建物内の利用可能な会議室を検索できるように、Power VirtualAgents チャットボットを作成しています。 チャットボットは次の要件を満たしている必要があります。 ・1〜4 人と5〜10 人の会議室容量オプションを提供します。 使用するアクションを特定する必要があります。 どのアクションを使用する必要がありますか?
◯アクションを呼び出す
◯条件を作成する
◯質問ノードを作成する
◯フォールバックトピックを呼び出す
--------------------------------------------------------
正答
質問ノードを作成する
解説
この問題は、Power Virtual Agents(現 Copilot Studio)において、**「ユーザーに選択肢を提示し、入力を促すための基本操作」**を問うものです。
解説:なぜ「質問ノードを作成する」なのか
チャットボットが「1〜4人」や「5〜10人」といったオプション(選択肢)を提示し、ユーザーに選んでもらうためには、会話の中に**「質問(Question)」**を配置する必要があります。
-
質問ノードの機能:
-
質問ノードを作成すると、ボットは「会議の人数は何人ですか?」といったメッセージを表示し、同時に「1〜4人」「5〜10人」といったボタン(選択肢)を画面に出すことができます。
-
エンティティとの連携:
-
ユーザーが選んだ回答は、自動的に「変数」として保存されます。この後のステップで、その変数を使って条件分岐(1〜4人なら小型会議室を探す、など)を行うことができます。
他の選択肢が正解ではない理由
-
条件を作成する (Condition):
-
これは、ユーザーの回答を受け取った後に、「もし回答がAならこちらへ」と枝分かれさせるためのものです。選択肢を「提供(表示)」する機能そのものではありません。
-
アクションを呼び出す (Call an action):
-
これは Power Automate を使って「会議室の空き状況をデータベースに確認しに行く」といった外部連携を行うときに使います。
-
フォールバックトピックを呼び出す:
-
これは以前の問題にも出ましたが、ボットがユーザーの意図を理解できなかった時の「予備のルート」です。
💡 試験対策のポイント
以前の問題と組み合わせて考えると、ボット作成の流れがスッキリ整理できます。
-
ステップ1:質問ノードを作成する(今回)
-
→ ユーザーに「1〜4人」か「5〜10人」かを選ばせる。
-
ステップ2:条件を作成する
-
→ 選ばれた人数に基づいて、検索条件を分ける。
-
ステップ3:アクションを呼び出す
-
→ 実際にデータベース(Dataverseなど)から空き部屋を探す。
-
ステップ4(例外):フォールバックトピック
-
→ どちらの選択肢にも当てはまらない、変な入力をされた時に対応する。
「ユーザーに何かを選ばせる・聞く」という動作が必要なときは、必ず**「質問(Question)」**がスタート地点になると覚えておきましょう!
問題55 × ◯ × ◯ ◯
あなたは会社のためにPowerVirtualAgents チャットボットを作成しています。 各シナリオでどのコンポーネントタイプを使用する必要がありますか? シナリオ:顧客がライブのカスタマーサポート担当者に渡す必要のある質問をする
◯トピック
◯エンティティ
◯アクション
-----------------------------------------------------------
正答 トピック
解説
この問題は、Power Virtual Agents(現 Copilot Studio)において、**「会話の流れ(シナリオ)をどのように制御するか」**という基本構造を問うものです。
解説:なぜ「トピック」なのか
「有人チャットへの転送」は、ボットの会話における一つの**「結末(シナリオ)」**として定義されるからです。
-
トピック(Topic)の役割:
-
トピックは、ボットとユーザーの間の「会話の設計図」です。特定のキーワード(トリガーフレーズ)に反応して始まり、最終的に解決するか、別の場所に案内するかを決めます。
-
システムトピックの活用:
-
Power Virtual Agentsには、標準で**「エスカレート(Escalate)」という名前のシステムトピック**が用意されています。ユーザーが「担当者と話したい」「人間をお願い」といった質問をした際に、この「エスカレート」というトピックが呼び出され、ライブエージェント(有人サポート)への転送処理が行われます。
-
会話の流れとしての定義:
-
「質問を受けて、担当者に引き継ぐ」という一連のプロセスは、ボットにとっては「会話のシナリオ」そのものであるため、コンポーネントとしては「トピック」に分類されます。
各選択肢の役割(再確認)
-
トピック(正解):
-
**「会話のシナリオ」**です。「有人転送」だけでなく、「挨拶」「営業時間の案内」「予約の受付」など、特定の目的を持った会話のまとまりを指します。
-
エンティティ:
-
ユーザーの発言から「日付」「場所」「製品名」などの**「特定のデータ」を抽出するための辞書**のようなものです。
-
アクション:
-
**「外部との連携(処理)」**です。「メールを送る」「在庫を調べる」といった、会話以外の動作が必要なときに Power Automate を呼び出すことを指します。
💡 試験対策のポイント
以前の問題(問題47:認証のためにユーザーIDをキャプチャする)では正解が「アクション」でした。この違いを整理すると非常に分かりやすくなります。
-
アクションになる場合:
-
「認証する」「データベースを書き換える」など、ボットの外側のシステムを動かす必要があるとき。
-
トピックになる場合:
-
「担当者に繋ぐ」「別の話題に変える」「解決したか確認する」など、会話の流れそのものを制御するとき。
「ライブエージェントへの転送」は、会話を人間にバトンタッチするという会話の終着点なので「トピック」と覚えましょう。
