◾️問題集3
問題× x ◯
ある会社は、サードパーティのクラウドベースのソリューションのデータに基づいてDynamics365 アクションを定期的に実行するワークフローを作成することを計画しています。ワークフローを作成するためにどの機能を使用する必要がありますか? アクション:Power Automateがサードパーティアプリケーションと相互作用できることを確認します
◯ゲートウェイ
◯コネクタ
◯ロジックアプリ
◯トリガー
-----------------------------------
◾️正答
コネクタ
この問題は、Power PlatformやDynamics 365が**「外部のシステム(サードパーティ製アプリ)」と会話するための基本的な仕組み**を問うものです。
解説:なぜ「コネクタ」なのか
Power Automateなどのツールが、外部のサービス(Twitter、Salesforce、Google Drive、自社システムなど)と接続し、データをやり取りするための「架け橋」となる部品が**「コネクタ(Connector)」**です。
1. 相互作用(やり取り)の窓口:
問題文にある「Power Automateがサードパーティアプリケーションと相互作用できることを確認する」ためには、そのアプリ専用のコネクタが必要です。コネクタがあることで、プログラムを書かなくてもそのアプリの「データを読み取る」ことや「何か操作(アクション)を実行する」ことが可能になります。
2. 標準・カスタムの存在:
Microsoftは数百種類の標準コネクタを用意していますが、独自のソリューションであれば「カスタムコネクタ」を作成して接続することもできます。
他の選択肢が最適ではない理由
• ゲートウェイ (On-premises Data Gateway):
これは「クラウド」と「オンプレミス(自社内のサーバー)」を繋ぐための専用の通り道です。今回の問題は「クラウドベースのソリューション」が相手なので、ゲートウェイは不要です。
• トリガー (Trigger):
これは「ワークフローを開始するきっかけ(例:メールが届いた時)」のことです。相互作用するための「仕組み全体」を指すものではありません。
• ロジックアプリ (Logic Apps):
Azureで提供されている、Power Automateの兄弟のような開発者向けツールです。機能そのものではなく「ツール名」であるため、この文脈では不適切です。
💡 試験対策のポイント
PL-900で「外部システムとの接続」「サードパーティ製品とのやり取り」というキーワードが出たら、真っ先に 「コネクタ」 を探してください。
• 外部のクラウドアプリと繋ぎたい → コネクタ
• 社内の(インターネットに繋がっていない)サーバーと繋ぎたい → ゲートウェイ
• 接続先がまだリストにない → カスタムコネクタ
覚え方:
コネクタ = 外の世界と話すための「翻訳機付きのプラグ」
この解説で、コネクタの役割はイメージできましたでしょうか?
「サードパーティ = 外部 = コネクタ」という結びつきは試験で非常に重要です!
ゲートウェイとコネクタの「判断基準」
試験問題で「接続」の話が出たら、以下のどちらのパターンかを一瞬止まって確認してみてください。
1. 「オンプレミス(自社設置サーバー)」 や 「ローカルデータ」 と繋ぎたい
→ オンプレミスデータゲートウェイ が必要。
(※インターネット越しに直接触れないデータを、安全に通すための「トンネル」のイメージです)
2. 「クラウドベースのサービス」 や 「SaaS(Twitter, Salesforce, Googleなど)」 と繋ぎたい
→ コネクタ だけでOK。
(※相手もクラウドにいるので、トンネル(ゲートウェイ)は不要で、共通の「プラグ(コネクタ)」を差し込むだけで会話できます)
💡 試験での読み替えテクニック
• 「サードパーティのクラウド」 = ネット上の他社サービス = コネクタ
• 「社内のレガシーシステム」 = ネットに繋がっていない = ゲートウェイ
問題文に「クラウドベースの」とあったら、むしろ**「あ、ゲートウェイは不要なんだな(選択肢から外そう)」**と判断する材料にするのがコツです。
問題× x ◯
ある会社が、住宅および企業の顧客にオンサイトの建築コンサルティングサービスを提供しています。 同社は、コンサルタントがモバイルデバイスのボタンを押して、ユーザーの現在地をテキスト通知として会社に送信できるシンプルなアラートシステムを実装したいと考えています。 通知を送信するボタンフローを作成する必要があります。 どの順序でアクションを実行する必要がありますか? ①フローに新しいステップを追加する ②トリガーを追加する ③テキスト通知を送信するコネクタとアクションを選択する ④アクションのプロパティを設定する ⑤フローを保存する
◯①→③→④→②→⑤
◯①→③→②→④→⑤
◯③→①→④→②→⑤
◯②→①→③→④→⑤
-------------------------------------
◾️正答
②→①→③→④→⑤
この問題は、Power Automateでワークフロー(フロー)を作成する際の、基本的かつ論理的な手順を問うものです。
解説:なぜ「②→①→③→④→⑤」の順序なのか
Power Automateでフローを作成する際、必ず守らなければならない「設計のルール」があります。
1. ② トリガーを追加する(まず「きっかけ」を決める)
すべてのフローは「何が起きたら動くか」というトリガーから始まります。今回の場合は「モバイルデバイスのボタンが押されたとき」というボタン型トリガーを最初に配置する必要があります。
2. ① フローに新しいステップを追加する(「次に何をするか」の枠を作る)
トリガーの次は、実際に行う作業(アクション)を追加するための新しいステップ(枠)を作成します。
3. ③ テキスト通知を送信するコネクタとアクションを選択する(「何を使って何をするか」を決める)
新しいステップの中で、数あるコネクタの中から「通知」や「Twilio」などを選び、「テキスト通知(SMS)を送信する」という具体的なアクションを選択します。
4. ④ アクションのプロパティを設定する(「内容」を細かく決める)
アクションを選んだら、送信先の電話番号や「現在地は〇〇です」といったメッセージの内容など、具体的な設定(プロパティ)を打ち込みます。
5. ⑤ フローを保存する(最後に「完了」させる)
すべての設定が終わったら、最後に「保存」をしてフローを有効化します。
💡 試験対策のポイント
Power Automateの手順問題が出たときは、以下の「3つの絶対ルール」を覚えておくと迷いません。
• ルール1:トリガー(きっかけ)が絶対先頭!
選択肢の中で「トリガーを追加」が一番最初に来ていないものは、その時点で除外できます。
• ルール2:選択してから設定!
「アクションを選ぶ(③)」のが先で、そのあとに「その中身(プロパティ)を埋める(④)」という順番になります。中身を先に設定することはできません。
• ルール3:保存は最後!
設定が終わっていないフローは保存できないため、保存(⑤)は必ず最後の手順になります。
覚え方:
きっかけ(トリガー)→ 枠作り(ステップ)→ 道具選び(アクション)→ 詳細設定(プロパティ)→ 保存
この流れは、ボタンフローだけでなく、メールが届いた時に動くフローや、スケジュールで動くフローなど、すべてのPower Automateフローで共通です。
問題21◯ ◯ ◎
ソフトウェア会社は、PowerAutomate の使用を計画しています。 パブリックカスタムコネクタを作成するには、Microsoft AzureAPIアプリを使用する必要がありますか?
◯はい
◯いいえ
-----------------------------------
◾️正答
はい
この問題は、カスタムコネクタを**「パブリック(一般公開)」**にするための要件、特にバックエンドのAPIをどこに配置すべきかという非常に専門的な知識を問うものです。
解説:なぜ「はい」なのか
結論から言うと、Microsoftが提供する認定プログラムを通じてカスタムコネクタを世界中に公開(パブリック化)するためには、その接続先となるAPIが**「Azureなどのパブリッククラウド上でホストされ、インターネットからアクセス可能であること」**が要件となっているからです。
1. カスタムコネクタの仕組み:
カスタムコネクタは、既存のREST API(Web上のプログラムの窓口)をPower Platformから呼び出せるようにする「ラッパー(包み紙)」のようなものです。
2. Azure APIアプリの役割:
自作のプログラム(API)を外部から使える形で公開するのに最も適した場所の一つが Microsoft Azure API Apps です。
3. パブリック公開の要件:
自分たちだけで使う「プライベート」なカスタムコネクタであればどこでも構いませんが、Microsoftの「認定コネクタ」として公式リストに載せてパブリックに公開する場合、APIが信頼できる環境(Azure等)にあり、かつ外部から接続できるURLを持っていることが実質的な前提となります。
💡 試験対策のポイント:カスタムコネクタの「公開」
PL-900において「カスタムコネクタのパブリック公開」という言葉が出てきたら、以下のセットを覚えておいてください。
• ベースとなるもの: REST API
• ホスト場所: Azure API Apps(またはパブリックなWebサービス)
• 公開のプロセス: Microsoftによる認定(Certification)が必要
補足:
近年のアップデートや実際の開発では、Azure以外のパブリックなAPIでも可能ですが、試験(特にPL-900)においては**「公式の認定コネクタ=Azure上のAPIをベースにする」**という結びつきが「正答」として設定されることが一般的です。
問題 ◯ ◯ ◯
会社のPowerVirtualAgents チャットボットを構築する必要があります。 どのコンポーネントを使用する必要がありますか? 要件:キーワードや質問を特定し、それらを問 題に関連付ける
◯変数
◯トリガーフレーズ
◯エンティティ
--------------------------------
◾️正答
トリガーフレーズ
この問題は、Power Virtual Agents(現在は Copilot Studio と呼ばれています)において、**「チャットボットがどのようにしてユーザーの意図を理解し、特定の会話(トピック)を開始するか」**という仕組みを問うものです。
解説:なぜ「トリガーフレーズ」なのか
キーワードは**「キーワードや質問を特定し、それらを問題(トピック)に関連付ける」**という点です。
1. 会話のきっかけ(トリガー):
チャットボットがどの話題について話すべきかを判断するための「合図」がトリガーフレーズです。
2. 具体例:
例えば、「営業時間を知りたい」という問題(トピック)に対して、「開店時間は?」「何時までやってる?」「営業時間」といった複数のキーワードや質問を登録します。これがトリガーフレーズです。
3. 関連付け:
ユーザーが入力した文章の中にこれらのキーワードが含まれていることをAIが特定すると、対応するトピックが自動的に開始されます。
他の選択肢が最適ではない理由
• エンティティ (Entity):
これは、ユーザーの発言の中から**「特定の情報(日付、都市名、電話番号、色など)」を抜き出すための仕組み**です。例えば「東京の天気を教えて」と言われた際、「東京」という場所の情報を抽出するのがエンティティの役割です。会話を「開始」させるためのキーワードそのものではありません。
• 変数 (Variable):
これは、会話の中で取得した情報を**一時的に保存しておくための「箱」**です。例えば、ユーザーの名前を「変数」に入れておき、後で「〇〇さん、こんにちは」と呼びかける際に使います。
💡 試験対策のポイント
PL-900でチャットボットの問題が出た際は、以下の3要素を役割ごとに整理しておくと完璧です。

覚え方:
トリガーフレーズ = 「どの話題か」を決める
エンティティ = 「中身のデータ」を抜き出す
問題 × ◯ ◯
会社はPowerAutomate を使用しています。 フローをトリガーできる3 つのアイテムはどれですか?
□Microsoft Outlook 365
□Microsoft365 管理センター
□Microsoft Windows デスクトップ
□ライフサイクルサービス
□Microsoft Dataverse
--------------------------------
◾️正答
Microsoft Outlook 365
ライフサイクルサービス
Microsoft Dataverse
この問題は、Power Automate が**「どのサービスと連携して(コネクタを通じて)フローを開始できるか」**という、トリガーの対象範囲を問うものです。
解説:なぜこの3つが正答なのか
Power Automate のトリガーは、特定のサービスで「何かが起きた(作成された、更新された、メールが届いたなど)」ことを検知して動作します。
1. Microsoft Outlook 365 [正解]:
最も一般的なトリガーの一つです。「新しいメールが届いたとき」「予定表にイベントが追加されたとき」などをきっかけにフローを開始できます。
2. Microsoft Dataverse [正解]:
Power Platform の中心となるデータベースです。「行(レコード)が追加されたとき」「値が更新されたとき」など、業務データに変化があった際にフローを動かすために頻繁に使われます。
3. ライフサイクルサービス (LCS) [正解]:
主に Dynamics 365 Finance や Supply Chain Management の導入・管理に使われるツールです。これも Power Automate のコネクタが存在しており、特定のイベントをトリガーとしてフローを実行することが可能です。
他の選択肢が適切ではない理由
• Microsoft 365 管理センター:
これはユーザーの作成やライセンスの割り当てなど、管理者が「設定」を行うための場所です。ここでの操作自体をトリガーとしてフローを起動する標準的な仕組みは用意されていません。
• Microsoft Windows デスクトップ:
「Windows のデスクトップ画面そのもの」はサービスやデータベースではないため、そこでの操作(右クリックした、など)を直接のトリガーにすることはできません(※Power Automate Desktop を使って手動で起動することは可能ですが、トリガーの「アイテム」としては不適切です)。
💡 試験対策のポイント
PL-900 で「フローをトリガーできるもの」を問われたら、**「コネクタが存在し、かつデータやイベントが発生する場所かどうか」**を考えます。
• よく出るトリガー対象:
• Outlook(メール受信)
• SharePoint(ファイルのアップロード、リスト作成)
• Dataverse(データの変更)
• Forms(回答の送信)
• Twitter(特定のハッシュタグの投稿)
• Dynamics 365(商談の成立など)
注意ポイント:
「ライフサイクルサービス(LCS)」が正解に含まれているのは少し専門的ですが、Dynamics 365 を利用している企業向けの試験(この問題の前提)では、LCS も立派なデータ・イベント発生源として扱われます。
問題 ◯ ◯ ◯
ある会社がPower Automate を使用してビジネスプロセスを自動化しています。 インスタントフローのトリガーを推奨する必要があります。 どのトリガータイプをお勧めしますか? 要件:ユーザーがモバイルフローアプリのボタンを押したときにフローを実行する
◯選択したファイルの場合(SharePoint)
◯選択した行
◯Power Apps
◯手動でフローをトリガーする
--------------------------------
◾️正答
手動でフローをトリガーする
この問題は、Power Automateの**「インスタントフロー(ボタンフロー)」**における、最も基本的かつ汎用的なトリガーを問うものです。
解説:なぜ「手動でフローをトリガーする」なのか
キーワードは**「モバイルフローアプリのボタンを押したとき」**です。
1. 「手動でフローをトリガーする」トリガーの役割:
このトリガー(以前は「モバイル用ボタン」と呼ばれていました)は、まさに「ユーザーが好きなタイミングで、スマホのアプリやWeb画面からボタンをポチッと押して実行する」ためのものです。
2. 要件との完全な一致:
問題文にある「モバイルフローアプリのボタンを押したとき」にフローを開始したい場合、このトリガーを選択するのが標準の手順です。このトリガーを使うと、ユーザーに「名前」や「場所」などの入力を求めることもできます。
他の選択肢が最適ではない理由
• Power Apps:
これもボタンで起動するフローに使われますが、これは「Power Appsで作成したアプリ画面の中にあるボタン」から起動する場合のトリガーです。今回の要件は「モバイル(Power Automate)フローアプリのボタン」なので不適切です。
• 選択したファイルの場合(SharePoint):
これはSharePoint上の特定のファイルを選択したときに、そのファイルに対してアクション(承認など)を行うためのトリガーです。
• 選択した行:
これはExcelやDataverseの特定のデータ(行)を選択したときに実行するためのトリガーです。
💡 試験対策のポイント:インスタントフローの「3大ボタン」
PL-900では、インスタントフロー(手動実行型)の「どこから実行するか」によるトリガーの使い分けがよく出ます。

覚え方:
「手動で(Manually)」という言葉は、特定のアプリ(SharePointやPower Appsなど)を経由せず、Power Automate自身のボタン機能を使うときに選ぶ!と覚えておきましょう。

💡 試験対策:トリガーを見分ける「魔法のキーワード」
試験で「ボタンで実行したい」という問題が出たら、以下のキーワードをセットで覚えてください。
• パターンA:Power Automate 自身のボタンを使いたい
• キーワード:「モバイルフローアプリ」「Flowボタン」「ウィジェット」
• 正解:手動でフローをトリガーする(Manually trigger a flow)
• パターンB:自作した Power Apps の画面から実行したい
• キーワード:「アプリのボタン」「キャンバスアプリから」
• 正解:Power Apps(Power Apps trigger)
まとめ
• **前回の問題(問題31)**は、Power Automateというツールの「中」にあるボタンを使うので「手動で~」が正解。
• 今回の問題は、Power Appsという別のツールの「中」にボタンを置くので「Power Apps」トリガーが正解。
「ボタン」という言葉だけで判断せず、そのボタンが**「どこに置いてあるか」**に注目するのが、このひっかけ問題を攻略する唯一のポイントです。
問題40 ◯ ◯ ◯
ある会社がDynamics365 サプライチェーン管理を使用しています。 特定のユーザーが管理する顧客の1 つに対して販売注文を作成する場合は、Microsoft Outlook タスクを作成して、必要なフォローアップアクティビティを実行するようにユーザーに通知する必要があります。 Outlook タスクを作成する機能を実装する必要があります。 どの2 つの機能を使用する必要がありますか?
□マイクロソフトフロー
□AI Builder
□Power Apps
□ビジネスイベント
□Microsoft Dataverse
-------------------------------
◾️正答
マイクロソフトフロー
ビジネスイベント
この問題は、Dynamics 365の**「特定の出来事」をきっかけにして、外部のアプリ(Outlook)で自動的にアクションを起こす**ための仕組みを問うものです。
解説:なぜ「マイクロソフトフロー」と「ビジネスイベント」なのか
この問題のポイントは、Dynamics 365 Supply Chain Management(SCM)という大規模なシステムの中で起きたことを、どうやって Power Automate に伝えるかという点にあります。
1. マイクロソフトフロー (Power Automate) [正解]:
「Outlook タスクを作成する」という具体的な自動化アクションを実行するためのツールです。
※注:試験問題では、Power Automate の旧称である「マイクロソフトフロー(Microsoft Flow)」と表記されることがよくあります。
2. ビジネスイベント (Business Events) [正解]:
Dynamics 365 SCM などの財務・運用アプリ特有の仕組みです。「販売注文が作成された」といったシステム上の重要なイベントを、外部(この場合はフロー)に「今、注文が作られましたよ!」と通知(送信)するための発信機のような役割を果たします。
他の選択肢が適切ではない理由
• Power Apps: これはユーザーが操作する「画面(UI)」を作るためのツールです。今回のような「裏側での自動通知」には不要です。
• AI Builder: AIによる予測や画像認識が必要なシナリオではありません。
• Microsoft Dataverse: Dynamics 365 SCM は Dataverse とは別の独自のデータベース構造を持っているため、SCM 内のイベントを直接トリガーにする場合は「ビジネスイベント」を使用するのが最適解となります。
💡 試験対策のポイント:Dynamics 365 SCM との連携
PL-900 で Dynamics 365 (特に Finance / Supply Chain Management) の自動化が出た場合、以下の組み合わせがセットで出てくることが多いです。
• きっかけ: ビジネスイベント (Business Events)
• 実行: マイクロソフトフロー (Microsoft Flow / Power Automate)
覚え方:
Dynamics 365 SCM で何かが起きたとき、それを外部に「知らせる」のが ビジネスイベント。その知らせを受け取って「動く」のが フロー です。
問題45 ◯ ◯ ◯
プロジェクトの締め切りが近づいています。プロジェクトマネージャーは、まだ完了していない重要なタスクがいくつかあると報告しています。 プロセスを合理化するには、PowerAutomate を実装する必要があります。 どのタイプのフローを使用する必要がありますか? 要件:タスクが完了するたびに、ユーザーがプロジェクトリーダーにメールを送信できるようにする
◯自動化
◯ビジネスプロセス
◯インスタント
◯予定
--------------------------------
◾️正答
自動化
この問題は、Power Automateの**「フローの種類(タイプ)」**を、発生するイベントの性質に合わせて正しく選択できるかを問うものです。
解説:なぜ「自動化(Automated)」なのか
キーワードは**「タスクが完了するたびに(=何かが起きたときに)」**という点です。
1. 「自動フロー(Automated Flow)」の定義:
特定のサービス(この場合はタスク管理アプリなど)で「イベント」が発生したことを検知して、自動的に動き出すフローのことです。
2. イベントとの連動:
「タスクが完了する」というのは、システム上の明確なイベントです。このイベントを**トリガー(引き金)**として、人間が何もしなくても裏側でメールが飛ぶようにするのが「自動化」フローの役割です。
3. 要件との合致:
ユーザーがいちいちボタンを押すのではなく、「完了」という状態の変化に合わせてシステムが自動で動くことで「プロセスを合理化」するという目的に最も適しています。
他の選択肢が適切ではない理由
• インスタント(Instant):
これは「ユーザーがボタンを手動で押したとき」に実行されるものです。今回の要件は「タスク完了時」というイベントに依存しているため、手動ではなく自動が適しています。
• 予定(Scheduled):
これは「毎日午前9時」などの決まった時間に実行されるものです。タスクがいつ終わるかは予測できないため、スケジュール型は向きません。
• ビジネスプロセス(Business Process Flow):
これは、Dynamics 365などで「ステージ1:受付」→「ステージ2:審査」のように、人間が順番に進めるべきステップをガイドするための画面上の仕組みです。自動でメールを送る「処理」そのものを指すタイプではありません。
💡 試験対策のポイント:3つのクラウドフローの使い分け
PL-900では、この3つの使い分けが非常によく出題されます。

覚え方:
「~したとき」「~されるたびに」と来たら 「自動」。
「ユーザーが~したいときに実行する」「ボタンを押す」と来たら 「インスタント」。
「定期的に」「毎朝」と来たら 「予定」。
今回の問題文には「タスクが完了するたびに」という明確なタイミング(イベント)の指定があるため、「自動化」が正解となります。
問題46 ◯ ◯ ◯
プロジェクトの締め切りが近づいています。プロジェクトマネージャーは、まだ完了していない重要なタスクがいくつかあると報告しています。 プロセスを合理化するには、PowerAutomate を実装する必要があります。 どのタイプのフローを使用する必要がありますか? 要件:毎週の終わりに完了したタスクのリストを自動的に送信する
◯ビジネスプロセス
◯自動化
◯インスタント
◯予定
----------------------------
◾️正答
予定
この問題は、先ほどの問題45と非常によく似ていますが、**「いつ、何がきっかけでフローが動くか」**という条件(要件)が異なります。この違いを見極めるのが、PL-900試験攻略の最大の鍵です。
解説:なぜ「予定(Scheduled)」なのか
キーワードは**「毎週の終わりに(=決まった周期で)」**という点です。
1. 「予定フロー(Scheduled Flow)」の定義:
あらかじめ設定した**特定の時間や周期(分、時間、日、週、月単位)**に従って、自動的に実行されるフローのことです。
2. 要件との合致:
今回の要件は「毎週の終わり」という定期的なスケジュールに基づいています。何かのイベント(タスク完了など)を待つのではなく、時間が来たら勝手に動き出す必要があるため、「予定」フローが最適解となります。
💡 前回の問題(問題45)との決定的な違い
似たようなシチュエーションでも、きっかけが違うだけで正解が変わります。
💡 試験対策:フローのタイプを見分けるキーワード
問題文の中に以下の言葉が入っていないかチェックしてください。
• 予定(Scheduled)になるキーワード:
• 毎週、毎日、毎朝
• 1時間ごと、〇日おき
• 定期的に、スケジュールの
• 自動化(Automated)になるキーワード:
• ~されたとき、~のたびに
• 作成されたら、更新されたら
• メールが届いたら
• インスタント(Instant)になるキーワード:
• 手動で、ボタンを押したとき
• ユーザーが必要なときに
まとめ
この問題45と46をセットで解くことで、「タイミング(イベント)」なら「自動」、**「スケジュール(時間)」なら「予定」**という使い分けが完璧に整理できたはずです!
問題48 × × ×
企業は、サードパーティのアプリケーションと電子メールによる承認プロセスを使用しています。 月末に、IT 部門はデータをMicrosoft Excel に入力して、ピボットグラフを作成します。 グラフとレポートを生成するには、Excel ピボットグラフでDynamics365 フィールドサービスと同じデータソースを使用する必要があります。 解決策を推奨する必要があります。 あなたは何をお勧めしますか? 要件:レポートデータに接続する
◯Dynamics365フィールドサービス
◯AppSourceのサードパーティ
◯Microsoft Dataverse と Power BI
◯カスタムコードフラットファイル統合
------------------------------------
◾️正答
Dynamics365フィールドサービス
この問題は**「非常に特殊な(あるいは少し古い)正答」**として理解する必要があります。
現在の Power Platform の標準的な考え方(特に PL-900 試験の原則)からすると、少し混乱しやすいポイントがありますので、丁寧に解説します。
解説:なぜ「Dynamics 365 フィールドサービス」が正解なのか
この問題のポイントは、**「Excel でピボットグラフを作る際に、Dynamics 365 のデータと『全く同じもの』を直接参照したい」**という点にあります。
1. データの一貫性:
「Dynamics 365 フィールドサービスと同じデータソースを使用する」という要件に対し、最も直接的な回答として「そのデータを持っているソース(Dynamics 365 フィールドサービス)自体に接続する」という論理が選ばれています。
2. Excel と Dynamics 365 の連携:
Dynamics 365 (Model-driven apps) には、データを Excel にエクスポートしたり、Excel から直接データに接続したりする標準機能が備わっています。これを利用することで、データの鮮度を保ったまま Excel でピボットグラフを作成できます。
⚠️ 注意:他の選択肢(特に Dataverse)との関係
本来、Dynamics 365 フィールドサービスのデータは Microsoft Dataverse に保存されています。そのため、現代の試験問題であれば、「Microsoft Dataverse と Power BI」 が最も推奨される「レポート生成」の正解になることが多いです。
しかし、この問題で「Dataverse」ではなく「Dynamics 365 フィールドサービス」が正解となっている理由は、以下のニュアンスが含まれているからだと推測できます。
• 「同じデータソースを使う」という表現への直球の回答:
「Aと同じものを使いたい」→「A(そのもの)を使う」という、問題文の文言に忠実な選択。
• Power BI を使わない要件:
要件が「Excel ピボットグラフを作成する」ことに限定されているため、Power BI という別のツールの導入を「余計な提案」とみなしている可能性があります。
💡 試験対策のポイント
この問題のように、選択肢に「Dataverse」と「Dynamics 365 製品名」が並んでいる場合は、以下の基準で判断してください。
• 「レポートや分析を強化したい(Power BIを使う)」 とあれば、Dataverse + Power BI。
• 「既存のシステム(Dynamics 365)と全く同じデータをそのままExcel等で扱いたい」 という、直接的な「データソースの同一性」が強調されている場合は、その製品名。
覚え方:
「フィールドサービスと同じデータソースを使ってレポートしたい」
= 「(そのデータを持っている)フィールドサービスに接続する」
問題52 ?
ある会社が住宅用アパートを建てて販売しています。同社はDynamics365Sales を使用して販売機会を管理しています。 経営陣は、販売機会が創出されたときにモバイルデバイスで通知を受け取る必要があります。 要件に対応するには、推奨されるPowerPlatform コンポーネントを選択する必要があります。 どの2 つのコンポーネントをお勧めしますか?
◯Power Automate
◯Power BI
◯Microsoft Dataverse
◯AI Builder
-----------------------------
◾️正答
Power Automate
AI Builder
問題8 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎
電子メールの添付ファイルをOneDriveforBusiness に保存するPowerAutomate フローがあります。 フローが機能していない理由を特定する必要があります。 目標を達成するための3 つの可能な方法は何ですか?
□Power Automate 管理センターに移動し、プロジェクトを表示する
□フローに移動し、実行履歴を表示する
□PowerAutomate ポータルの[アクションアイテム]セクションに移動する
□Power Automate Web ポータルに移動し、[通知の表示]をクリックする
□フローの修復のヒントを有効にする
------------------------------------
◾️正答
フローに移動し、実行履歴を表示する
Power Automate Web ポータルに移動し、[通知の表示]をクリックする
フローの修復のヒントを有効にする
◾️解説
実行履歴はその名の通り
通知の表示は重要アラートが確認可能
フローの修復はフローの自動分析が可能
◾️問題15 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎
プロジェクトの締め切りが近づいています。プロジェクトマネージャーは、まだ完了していない重要なタスクがいくつかあると報告しています。 プロセスを合理化するには、PowerAutomate を実装する必要があります。 どのタイプのフローを使用する必要がありますか? 要件:タスクを完了するためのすべてのステップが、すべてのチームメンバーによって一貫して実行されていることを確認する
◯インスタント
◯ビジネスプロセス
◯予定
◯自動化
------------------------------------
◾️正答
ビジネスプロセス
◾️解説
1回目の32と類似しているが、要件は全メンバーにタスクを一貫して実行されていることを確認するなので、ビジネスプロセスになる
◾️問題16 ◯ ◎ ◯ ◯ ◎ ◎ ◎ ◎ ◯
ある会社がDynamics365 サプライチェーン管理を使用しています。 Power Automate を使用して、原材料の受け取りと追跡のプロセスを自動化する必要があります。 どのタイプのコネクタを使用する必要がありますか?
□動的信号
□Fin&Ops 用のDynamics 365
□Microsoft Dataverse
□Dynamics 365
------------------------------------
◾️正答
Microsoft Dataverse
◾️解説
使用しているサービス:Dynamics 365 サプライチェーン管理(SCM)
• 行いたいこと:Power Automate を使って
• 原材料の受け取り
• 追跡プロセス
を自動化したい
つまり、SCM のデータと直接連携して自動処理したいという要件です。
⸻
■なぜ「Microsoft Dataverse」コネクタなのか?
Dynamics 365 の多くのアプリ(特に顧客管理、営業、サービス系)は
Microsoft Dataverse のデータベース基盤を利用して動いています。
Power Automate の Dataverse コネクタを使えば:

つまり Dataverse コネクタは Dynamics 365 SCM のデータを安全に操作できる公式手段です。
⸻
■なぜ「Dynamics 365 コネクタ」ではないの?
Power Automate には「Dynamics 365 コネクタ」もありますが…

試験では常に最新の正解を選ばせるため
「Microsoft Dataverse」が正解になります。
◾️問題19 ◯ ◎◎ ✖️◯ ◎ ◎ ◯ ◯ ◎
会社のPowerVirtualAgents チャットボットを構築する必要があります。 どのコンポーネントを使用する必要がありますか? 要件:ユーザーの応答から特定の種類の情報を識別する
◯変数
◯トリガーフレーズ
◯エンティティ
------------------------------------
◾️正答
エンティティ
◾️解説
エンティティは、
ユーザー入力の中の特定カテゴリーのデータを自動認識して抽出する機能です。
◾️問題23 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎
ソフトウェア会社は、PowerAutomate の使用を計画しています。 組織内の他の部門のユーザーがコネクタを使用する前に、カスタムコネクタを認証する必要がありますか?
◯はい
◯いいえ
◾️正答
いいえ
◾️解説
Power Automate では、組織内で作成した カスタムコネクタはすぐ共有できる 仕様です。
• MSの公式審査や外部承認 不要
• 権限(環境セキュリティ)さえ設定すれば使用可能
◾️問題26 ◯ ◯ ◯ ◯ ◯ ◎ × ◯ ◯ ◎ ◎
◎
1つのコネクタを使用するキャンバスアプリを作成しています。 コネクタによってPowerApps に提供される2 つのオブジェクトはどれですか?
□カスタマイズ
□トリガー
□アクション
□テーブル
--------------------------------------
◾️正答
アクションとテーブル
◾️解説
Power Apps(キャンバスアプリ)では、外部サービスと接続するために コネクタ(Connector) を使用します。
例:SharePoint、Dataverse、SQL Server、Outlook など
コネクタをアプリに追加すると、その外部サービスの機能やデータにアクセスできるようになります。
[コネクタ]
├ テーブル:データを取得(読み取り)
│ └ 例:Customers、Orders
└ アクション:外部サービスへ処理を依頼
└ 例:SendEmail、PatchRecord
◾️問題30 × ◯ ◯ ◯ ◯ ◎ ◯ ◯ ◯ ◎
ある会社は、サードパーティのクラウドベースのソリューションのデータに基づいてDynamics365 アクションを定期的に実行するワークフローを作成することを計画しています。ワークフローを作成するためにどの機能を使用する必要がありますか? アクション:サードパーティアプリケーションのデータ変更を定期的にチェックします
□コネクタ
□直接クエリ
□アクション
□トリガー
--------------------------------------
◾️正答
トリガー
◾️解説
目的:
• サードパーティのアプリのデータ変更を 定期的にチェック
• 変更を検知したら Dynamics 365 のアクションを実行
つまり、
「定期的にチェックする仕組み」が必要です。
「定期的に実行される仕組み」が必要
→ 何がきっかけ(トリガー)で動くのか?
トリガーはフローの 開始条件 を提供します。
今回のケースでは「定期的に」実行したいので、
⏱ スケジュール トリガー(毎5分、毎日など)
🌩 イベント トリガー(変更時など)
いずれも トリガーが発火 → フローが実行 → Dynamics 365 アクション
コネクタは
サードパーティサービスや Dynamics 365 などにアクセスして
データを読み書きする手段
であり、
• フローを開始するもの(=トリガー)
ではありません。
◾️問題37 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎
ある会社は、Dynamics365 サプライチェーン管理とDynamics365 セールスの間でデータを同期することを計画しています。 Microsoft Azureデータ移行を使用して、アプリ間でデータを同期できますか?
◯はい
◯いいえ
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◾️正答
いいえ
◾️解説
Azure Data Migration(Azure Database Migration Service など)は “移行ツール” であり
継続的なデータ同期を行うサービスではない ためです。
◾️問題47 × ◯ ◯ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎
ある会社は、Power Automateを使用してタスクを自動化することを計画しています。
機能に一致しているフローを選択してください。 機能:オンデマンドでタスクを開始できるフロー
◯トリガー
◯インスタント
◯ビジネスプロセス
◯スケジュール
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◾️正答
インスタント
◾️解説
「オンデマンド=ユーザーが必要な時だけ、任意のタイミングで実行」
インスタントとはユーザーが手動で開始(ボタン、Power Apps、Power Automate アプリから)ことなのでこの選択が正答
