ピクセル

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『ピクセル』（Pixels）は、2015年に公開されたアメリカ映画。本国では7月24日に、日本では9月12日に公開された。
本記事ではそのもととなる、2010年に公開された短編映画についても記述する。

概要[]

ゲーム中ドット絵をそのまま立体化したような姿をした80年代のアーケードゲームのキャラクターが地球の各所で侵略活動を行うという節の、実写とCGを織り交ぜた映画。侵略者は『スペースインベーダー』『パックマン』『アルカノイド』など古典といえるゲームのキャラクターたちで、その中にドンキーコングも登場している。

2010年版ではゴミ捨て場に捨てられたテレビから出現したピクセルの塊が分裂して侵略者を生み出した。2015年版では、1982年に宇宙人との交流を期待してNASAが打ち上げたメッセージに同封された地球の文化の映像を見た「ヴォルーラ星人」がこれを"宣戦布告"と判断してしまい、その幾年か後に送り込んできた刺客ということになっている。

登場した任天堂要素[]

2010年版[]

• 侵略者のひとりとしてドンキーコングが登場。ニューヨークにあるエンパイアステートビルの頂上からピクセルで構成されたタルを投げ、当たった建物を破壊・ピクセル化させている。
  • エンパイアステートビルにゴリラが登るという構図は『キングコング』のパロディも内包しているものと思われる。

2015年版[]

• 主人公サム・ブレナーが参加した1982年開催のゲーム大会の最終種目が『ドンキーコング』。サムはゲームのパターンを把握する能力に長けたが、このゲームに固有のパターンが存在しないこととこれにより惜しくも敗れ2位になったことから、サムはドンキーコングに対する苦手意識を抱えるようになった。

• 『センチピード』に地球側チーム「アーケーダーズ」が勝利した際に、トロフィーとして一般女性のもとに『ダックハント』のイヌが送られた。登場した直後はカモをつかんでいた。

• ラドローが『スーパーマリオブラザーズ』のドット絵のマリオが描かれた服を着ているシーンがある。

• ヴォルーラ人側の総攻撃のシーンで、ワシントンD.C.に一瞬だけ『ドンキーコング』の姿のマリオが登場、人を襲っている。日本での知名度が低いゲームが多く参戦した本作において、公開前のテレビ番組での宣伝の際にはこのわずかなシーンのマリオがスローで取りざたされることが多かった。

• ボス・ギャラガを模した敵の母艦の中で待ち受けるヴォルーラ人のボスがドンキーコング。『ドンキーコング』の25mを舞台に戦い、最終的にはハンマーを遠投してコングにぶつけて倒し決着。

余談[]

• 1982年頃の流行文化をメッセージとして送ったとされるが、『ダックハント』『テトリス』など一部のゲームはそれ以降に発売された作品であり若干矛盾が生じる。いちおうメッセージの打ち上げ時期は明確になっていない。なお『ぷよぷよ』など一部作品は発売時期の相違から除外されている。

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