小島洋子

小島 洋子

英語名

Yoko Kojima

種族

人間（故人）

シリーズ

ファミコン探偵倶楽部シリーズ

初登場作品

ファミコン探偵倶楽部PART2 うしろに立つ少女

初登場年

1989

作者

坂本賀勇

性別

女

年齢

16歳（享年）

職業

高校生

小島洋子（こじま ようこ、Yoko Kojima）は、ファミコン探偵倶楽部シリーズの登場人物。『PART2』の物語のきっかけとなる殺人事件の被害者の女子高生。

概要[]

ヒロインである橘あゆみの親友にして、本作の事件の発端となる被害者。
私立丑美津高校の1年A組、学籍番号は1989-523[1]。享年16歳。

黒のロングヘアで、やや表情が暗いが美麗な顔立ち。発見時には丑美津高校の制服である襟とスカートの青いセーラー服を身に着けていた。あゆみとは非常に仲が良く、二人で「探偵クラブ」というサークルを立ち上げて身近な出来事の調査を行い互いに報告しあうという活動をしていた。

デビュー作[]

• 初登場

1989年5月23日発売のファミリーコンピュータ ディスクシステム用ソフト『ファミコン探偵俱楽部PART2 うしろに立つ少女』。

作中でのデビュー・基本情報[]

空木探偵事務所に警察からの電話があり、空木俊介と主人公が現場へ駆けつけると「地元の高校生と思しき少女の死体が川岸に浮かんでいるところを、通りがかった人が通報してくれた」との話を警察から告げられる。到着時点では身元すら判明していなかった。遺体は鑑識の到着が遅れているためすぐ見せてはもらえないが、周辺の川岸の調査を行うと彼女のものと思しき生徒手帳が発見され、そこで身元が判明。
その後、鑑識や警察関係者がそろったところで主人公も死体を調査してもらえることとなり、そこで姿が初めて公開される。衣服の乱れは見られなかったが、首元の髪をどけてもらうと手による絞殺の痕が発見され、これが殺人事件であることが判明する。
身元が判明したことで学校に連絡が入り、駆け付けた担任の日比野達也と親友の橘あゆみはその姿を見てたいそう驚いていた。

以下情報、ストーリーネタバレにつき閲覧注意。

　洋子と仲が良かったあゆみは、協力のため洋子の事件直前までの話を主人公に話した。あゆみとともに「探偵クラブ」というサークルを作っていたこと、そのサークル活動の一環としてそれまでは二人で手分けして調査をしていたのに事件直前までは一人で黙々と何かの調査をしていたことを話した。洋子の母・小島秋江によると、事件前のある日、洋子が朝起きるなり「夢の中で学校の廊下を歩いていると、後ろに血塗れの女の子が立っていて「助けて… ここから出して…」という声が聞こえた」と話したのだという。この話を聞くなりあゆみは学校に伝わる『うしろの少女』という怪談のことを思い出し、それについての調査も行っていたと思われることを話した。怪談について様々な情報をあたっていたらしく、美術教師の駒田哲治にも話が行っていたという。また、洋子の様子がおかしくなって数日たったころにあゆみが大鏡を前にしていると洋子が後ろに現れ「うしろの少女のことだけど… 彼女 本当に…今もあなたのうしろに立っているかもしれないわよ…」と発言をのこしたことがあったという。また、同じ地域で15年前に起きた「金田事件」という殺人事件についても洋子が調べていたかもしれないという話がわかった。

以下情報、ストーリー中盤ネタバレにつき閲覧注意。

　容疑者と考えられた一人の無実が判明してあゆみが落ち着きを取り戻すと、洋子と仲が良かったという河合ひとみという生徒を紹介される。洋子は、最強のオトコを目指すひとみを励まし、ともに笑ってくれた親友であったという。友人を亡くした二人は事件解決のため、主人公に協力することを要請、ともに協力関係となる。美術室に展示されている肖像画があゆみ曰く「洋子に似てる」という。そのことを駒田に尋ねると、その絵のモデルは「金田事件」の時期に行方不明となり「うしろの少女」の怪談のモデルとされた"浅川しのぶ"であることが判明。絵の作者である桂木良子のもとへたずねると、ある日家に洋子が訪ねて来たのだが、その姿が15年前のしのぶそっくりであったという。その時の洋子の様子は徒手帳の洋子の写真とは印象が違っていたらしく、その話し方やしぐさはしのぶそっくりであったという。そして洋子は去り際に「しのぶさんは、今でも丑美津高校のどこかにいます」と一言のこしていったという。洋子としのぶがそっくりであることに疑問を抱いたあゆみが洋子の母親に尋ねに行くと、洋子としのぶがいとこ同士の関係であったことが判明。親戚付き合いが途絶えていたらしく、しのぶが事件と関わっていたこと秋江は知らなかったらしい。おかしくなった洋子としのぶがあまりにも似ているため、あゆみは「しのぶの魂が洋子に乗り移ったのではないか」とも考えるようになるが…。

以下情報、ストーリー核心のネタバレにつき閲覧注意。

　洋子を殺した犯人は、担任の日比野達也であった。全ての真相を知ってしまった洋子は事件の夜、金田事件の犯人でもあった日比野を大鏡の前に呼び出し「先生… 先生は 昔… 人を殺したわね…」と伝えた。その時の洋子の姿は前述の通りしのぶそっくりであり、しのぶをも殺した犯人の日比野は恐怖のあまり逆上し「そうだ! 15年前お前を殺したのはこの俺だ!」そう叫ぶと、我を忘れて洋子の首を絞めていた。総事件の全貌を伝え主人公らを殺そうとした日比野が大鏡にナイフを突き立てると、鏡の裏からミイラとなった女子学生の死体が覆いかぶさった。この瞬間、あゆみは洋子の言っていた「あなたのうしろ」とは、鏡に映ったあゆみの後ろのことを指していたことに気づく。洋子の死体は日比野は学校に放置していたはずだが、日比野をかばうため校長の浦部忠志により川へ運ばれていたことがのちの調査で判明した。日比野が「川で発見された」洋子を見て驚いていたのには、そういった背景がある。

登場作品[]

ファミコン探偵俱楽部PART2 うしろに立つ少女（ファミコンディスク版、ニンテンドウパワー版、Switch版）メイン登場作品。

関連人物[]

小島秋江（こじま あきえ）洋子の母親、40歳。娘を亡くした悲しみの中、主人公らに情報提供の協力をしてくれる。橘あゆみ親友。「探偵クラブ」の一員。河合ひとみ親友。ひとり空回りするひとみを、洋子は笑いながら励ましたという。日比野達也洋子のクラスの担任教師。

余談[]

• 死体を調査するシーンでは調べるカーソルを胸部やスカートなどに合わせると鑑識に静止されるテキストがみられる。もちろんサービスカットも存在しない。

脚注[]

1. ↑ Nintendo Switch版にて判明。数列の由来は、原作ディスクシステム版の発売年月日から。

関連記事[]

• 橘あゆみ
• 浅川しのぶ

特に記載のない限り、コミュニティのコンテンツはCC BY-SAライセンスの下で利用可能です。