スペースフィーバー

スペースフィーバー（Space Fever）は、1979年に任天堂レジャーシステムより稼働された業務用シューティングゲーム。

概要[]

当時社会現象を巻き起こしたタイトーの『スペースインベーダー』を真似て作成した、任天堂純正のコピーゲーム。開発者は後にファミリーコンピュータの開発にも携わった上村雅之で、「自分ならこう作る」とアレンジを施したことを書籍「新・電子王国4」のインタビューで語っている。

ゲーム内容[]

自機を左右に移動させ、ボタンで弾を撃ちエイリアンを打ち落としていくという内容は『スペースインベーダー』と同じ。ゲームの最中にUFOが飛んできて高得点、というのも『スペースインベーダー』と同じ。本作は「3種類のゲームが選択可能」という点で差別化が図られており、ゲーム開始時に選択することができる。

ゲームAは、エイリアンの軍団が中央に間を開け左右それぞれの塊が中央に寄ったり遠ざかったりしながら移動する。ゲームBはエイリアンの軍団が一列ずつ現れ、それが下に下がると上から次の列が現れ…を繰り返して近づいてくる。ゲームCはもう『スペースインベーダー』と同じ動き。

関連作品[]

スペースフィーバー ハイスプリッター続編。スペースファイアバード『ギャラガ』に近い、オリジナルの固定画面シューティングゲーム。ポケットカメラ「スペースフィーバー2」というシューティング式ミニゲームを内蔵。なおこちらの内容はスペースインベーダーよりは『ギャラガ』に近い。

是非[]

• 世間的にはいわゆる海賊版にあたる本作ではあるが、その当時、任天堂は「インベーダーゲームのプログラムに著作権が認められるか否か」という議論に疑問を唱えており、テレビ番組「ルポルタージュにっぽん」のインタビューに応じた当時社長の山内溥は「遊び方にパテントはない」「アミューズメント業界の発展のためには、むしろそういったものを相互に公開し共有していくことが大事」という論を提唱した。なお、任天堂もオリジナルタイトルで成功を収めるとその海賊版を次々に摘発するようになる。

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