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この項目では、『ファイアーエムブレム』第1作目について説明しています。
- 第1作目リメイク+新作の2部作であるSFCソフト・第3作目についてはファイアーエムブレム 紋章の謎をご覧ください。
- DSソフト・リニューアル・リメイクである第11作目についてはファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣をご覧ください。
テンプレート:コンピュータゲーム『ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣』(ファイアーエムブレム あんこくりゅうとひかりのつるぎ[1])は1990年4月20日ファミリーコンピュータ用ソフトとして任天堂から発売されたシミュレーションロールプレイングゲームシリーズであるファイアーエムブレムシリーズ第一作目である。
2009年10月20日に、Wiiのバーチャルコンソールで提供された(要500ポイント)。
なお、本項では必要に応じて『暗黒竜と光の剣』『新・暗黒竜と光の剣』をそれぞれ『暗黒竜』『新・暗黒竜』と略記する。
概要[]
シリーズの第一作で、シリーズ全ての基礎を築いた。味方と一部敵キャラクターにその人物をあらわす顔が表示されたため、生きている存在とプレイヤーに感じさせ、感情移入を高めることに成功している。これまでの戦略シミュレーションゲームとは違い、ただの駒に過ぎなかったユニットに命と個性が付き、原則として戦いで死亡すると生き返らない[2]というシビアなゲームシステムと重厚なファンタジーシナリオが話題を呼んだ。
発売当初はソフトの値崩れが激しく不評であったが発売半年後に一部のライターが好意的に取り入れたり、遊んだゲームプレイヤーの口コミでファン層を増やした作品でもある[3]。
当時のTVCMでは、ゲーム画面を一切出さず「ファイアーエムブレムのテーマ」にのせて、中世騎士の格好をした一団が唱和するという一風変ったCMが放送される。同様の趣向は、『ファミコンウォーズ』や『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』でも見られた。
ゲームデザイナーにFEシリーズの生みの親であるIS・加賀昭三[4]。ディレクターに任天堂開発第一部・寺崎啓祐[5]。音楽にIS・馬場由佳[6]、任天堂開発第一部・田中宏和[7]。グラフィックデザインに任天堂開発第一部・大澤徹[8]。スペシャルサンクスにIS・成広通[9]。プロデューサーに任天堂・横井軍平[10]が担当している。
ストーリー[]
地竜王メディウスと勇者アンリとの戦いから100年後、突如復活したメディウスにより、アカネイア大陸は戦乱の時を迎える。アンリが建国したアリティアもメディウス率いるドルーア帝国とその連合軍によって滅ぼされてしまった。王子であるマルスは姉のエリスの助けによって、辺境の国のタリスへと亡命するも、エリスはドルーア帝国に味方する魔道士ガーネフによってさらわれてしまう。
2年後、マルス達アリティアの戦士たちはタリス城の海賊襲撃をきっかけに、ドルーア帝国を打破するべく、そして愛する姉を取り戻すべく立ち上がるのであった。
テンプレート:ネタバレ
世界背景[]
ファイアーエムブレム#シリーズ共通用語を参照。『紋章の謎』以降から追加した設定は一切記載しない。
アカネイア王国アカネイア大陸の諸国を統率する宗主国。大陸で最も歴史があり、後に後述の7つの王国に分裂する。物語のおよそ100年前、ドルーア帝国の侵攻により壊滅的な打撃を受ける。今回のドルーア戦争の勃発により王都パレスは陥落。王女・ニーナを残し、王族は全て処刑されてしまう。アリティア王国主人公マルスの先祖である英雄・アンリによってアリティアに建国された王国。初代国王・アンリは100年前、神剣ファルシオンを手に地竜王・メディウスを倒す。アンリは英雄と称えられ、地方であったアリティアも王国へと発展した。今回のドルーア戦争が始まり、マルスの父であったコーネリアス王は神剣ファルシオンを携えアカネイア王国の救援へと向かった。グルニアの黒騎士団と戦闘中、同盟国グラの裏切りにあい壊滅し、アリティア王国は滅びた。オレルアン王国大陸の北東部、最も北に位置する大国。「草原の王国」と呼ばれることも多く、草原の広がる土地柄で、馬の運用が発達している。狼騎士団の強さは有名である。アカネイア王国とは係わり深い国。今回のドルーア戦争ではマケドニア軍の侵攻に占領されるが、オレルアン王弟・ハーディンはアカネイア王都パレス陥落の際に王女・ニーナをかくまって、反乱軍を興す。それ以来、ゲリラ闘争を繰り返している。グルニア王国大陸の南西に位置する王国。騎士の国。カミュ将軍率いる黒騎士団は、大陸最強と名高いグルニアの精鋭部隊である。アカネイア王国に反感を抱いていたグルニアは、国王の気弱さもあり、今回の戦争でドルーア帝国と同盟を結ぶ。しかし、王女・ニーナと恋仲にあるカミュ将軍は、祖国と恋人の間で苦悩する。「木馬隊」なる戦車軍団も有名である。マケドニア王国ドルーアの南に位置する森林・山岳地帯にある国家で、飛竜・天馬を多く産し、竜騎士団はグルニアの黒騎士団と並び称されるほどの精鋭部隊である。他にもペガサスナイトからなる白騎士団も存在する。実権がミシェイルに移ると、ドルーアとの同盟を宣言する。王女・ミネルバに謀反の危機を感じたミシェイルは、妹であるマリアを幽閉し反逆を抑えた。グラ王国アリティアの東隣に位置する王国。今回の戦争で国王・ジオルは、ドルーアに与して同盟国アリティアを裏切り、アリティア軍を背後から急襲した。タリス王国小部族の長であった人物がタリス島の部族を統一し、建国した王国。東大海に浮かぶ島国だが、ガルダなどの東海岸も治める。建国されて間もないため国力は低く、正式な騎士団が無い状態で傭兵に戦力を頼っており、一度は海賊の侵攻で城が陥落している。今回のドルーア戦争によって祖国を追われたアリティアの王子・マルスに、タリス王は惜しみない援助をする。カダイン魔道国。大陸西部の砂漠地帯に位置し、魔道を修行する者が集まる魔道学院が設置されている。国交や戦争には無干渉であったが、今回の戦争で暗黒司祭・ガーネフがカダインを制圧後ドルーアと与した。ドルーア帝国広大な原生林が広がるアカネイア大陸の南西部のジャングル。この地方の覇者が地竜・メディウスである。メディウスは大陸制覇の野望を抱き、アカネイア大陸に侵攻したが、英雄・アンリによってメディウスは倒され滅亡した。しかし100年後に永い眠りから覚めたかのようのメディウスが復活し、かつての無念を晴らすかの如くグルニア王国とマケドニア王国を併合しドルーア帝国を復活させた。カシミア国アカネイア連邦に属する小国で、大陸とはカシミア海峡にかかる橋で繋がっている。この地には秘宝が眠っているラーマン寺院がある。ゲームシステム[]
詳細は「ファイアーエムブレム」を参照
本作で既にファイアーエムブレムシリーズの骨子となるシステムは完成しており、後の作品でも概ねこの作品に倣っている。
後のシリーズに継承されていない要素として。
敵に止めを刺せなかった場合の経験値が敵にダメージを与えたポイント数による入り方[11]これによって攻撃力の高いユニット、高LVユニット、上級職ユニットでも経験値の入り方が大きい半面、攻撃力の低いユニットには経験値の入り方が少ないため、以降の作品ではどのユニットでも一律に入り、高LVユニットや上級職ユニットには経験値の入り方に制限が加えられている。僧侶系のユニットは杖を使うことでは経験値を得られず、敵から攻撃されることでその敵を倒した際と同等の経験値を得ることこのシステムは、遊び慣れていない人には育成が非常に困難、慣れた人には仲間にしたマップでLV20まで育成が出来ると言う大きな差があるため、以後使われていない[12]。0パーセントの成長率が無くなった一部のキャラクターに最大4つ、盗賊キャラクターの武器レベル他のパラメーターがLVが上がっても全く上昇しなかったが[13]、以降の作品では最低1パーセントを越える設定になっている。敵ユニットの運全ての敵ユニットの運のパラメーターが存在していない、ゆえにデビル系の武器で自爆する事は無い(闘技場の敵は運が存在すると言う報告もある)。外伝までは運の数値は魔法回避率と必殺率に関係していたが紋章以降は必殺回避率が設定され運の数値が使われる事になったので、『外伝』以降[14]強敵限定に運の数値が改正されている。全キャラクターの魔法防御のパラメーターが上昇しない、敵の魔法防御が0のままガトー(魔法防御7)を除いたキャラクターの魔法防御はLVが上がっても全く上昇しないため、一時的に魔法防御が上がるアイテムやパラメーターを永久に強化するアイテム「魔よけ」を使用しないといけなかったが、『紋章の謎』以降から[15]、この要素が改正されている。敵の魔法防御も一律0なので速さの数値によっては魔道士系が有利すぎるため、以降の作品では解消されている。魔法の改正魔道書はアイテムの持っている攻撃力でダメージを与え、杖はアイテムの持つポイント数のみで回復が出来るだけだったが、以降の作品では魔力とアイテムなどの持つ数字から攻撃や回復[16]が出来る様になっている。攻撃魔法・ウォームの性能が変更。『暗黒竜』では射程1~2で味方でも使用可能であったが、『紋章の謎』では敵専用武器限定で射程が3~10に変更。戦闘による計算式の変更システムが『暗黒竜』を元にした『紋章の謎』では幾つか加算されている程度であった。マップシステムの変更敵フェイズ時にもカーソルが動く行動が以降の作品で削除。マップで回復出来る地形が『暗黒竜』ではその場所に立っても何も表示されなかったが、『外伝』では光のエフェクトによる合図、『紋章の謎』以降はHPゲージも表示され解りやすくなった。味方ターンフェイズ時に画面が暗転する仕様が以降の作品では削除されている。8章のある手順から9章に起こるバグ技の「影武者部隊」も当然削除されている[17]。1回行動した後に待機主に、「武器の受け渡し後に即待機[18]」「武器を装備した後に待機」というシステムだったので、以降の作品では「武器を受け渡し後に、傍に敵がいた場合攻撃が出来る」他と幅広くなっている。ゲーム・コマンドの表示変更ターン数を知るコマンドが「しょじきん」のコマンドからでしか見ることが出来なかったが、以降の作品では「状況」のコマンドに変更になった。ターン数の最大表示が『暗黒竜』では最大255までであったが、『外伝』[19]以降の作品999ターン以上[20]表示されるようになった。「預かり所」の仕様廃止マップに入らないとアイテムの受け渡しが出来ない、40個しか預けられない、手数料10Gを払う、1ユニットしか入れないのでターン数を消費するため、以降の作品では沢山預けられる「輸送隊[21]」と言う形でユニット選択画面でアイテムを受け渡しや整理が出来る、手数料が無料、戦闘マップ時に主人公[22]や1部のシリーズではそれに準じたユニットから最大4人に受け渡しが出来る様になったのでターン数の消費が減った。アイテム・盗賊の鍵の廃止盗賊限定アイテム。アイテム欄に入れないと使えない上に入手場所が限られているため、以降の作品[23]では鍵が無くても盗賊が宝箱、扉[24]、跳ね橋などの仕掛けを外せるようになった。アイテム能力、表示、所有数の変更『暗黒竜』での「メリクル」はマルス専用のレイピアでLVUP時にパラメーターが2ポイント上がる能力があったが、『紋章の謎』ではソードに変更されマルス以外の剣使いなら誰でも使用可能、獲得経験値も2倍という効果になり、LVUP時にパラメーター2ポイントアップに近い能力を星のオーブや星のかけらに移行する。重量も『暗黒竜』と比べても重く変更されている。アイテムの表記が『暗黒竜』では名前のみだったが、以降の作品ではアイテムの横に武器、杖、アイテムのアイコンも表示されるようになった。更に『暗黒竜』では敵の武器には強度が無かったが[11]、以降の作品ではアイテムシステムが異なる『外伝』[25]除いた作品では1部のユニットやラストボス除いた敵の持つ武器に強度がつきパラメーターにも表示されるようになった。アイテムの所有数は武器、道具合わせて4つだったが、以降の作品では『外伝』[25]を除いた作品では多く持つ事が出来、戦略に幅が広がった。通常の店と秘密の店の変更武器屋、道具屋、秘密の店では要らなくなったものが全く売る事が出来ず「捨てる」のコマンドで無くすしか出来なかったが、以降の作品[26]では要らなくなった物が売れるようになった。秘密の店は『紋章の謎』では一部の武器、杖などのアイテムだけが変更される。全部の店共通で、アイテムを購入すると、そのユニットの所有するアイテムの限界を超えた場合、アイテムを減らさない限り売ってもらえないが、以降の作品では[27]、所有するアイテムが限界に達しても、輸送隊に送られるようになった。闘技場の変更ゲームが進み、キャラクターの成長率が良い、良いアイテムが購入や入手が出来るなどの条件と金額の対戦相手が解れば弱点を突いて戦うことが可能(例、アーマーナイトにアーマーキラーを装備して対戦する)。星のオーブを持ってメリクルレイピアやグラディウス[28]などの重量が軽い最高攻撃力武器を装備して対戦すれば、貴重な武器の強度を減らさず速攻で倒せる。持ち込んだ武器の強度が対戦中に無くなったら、後述のキャンセルが出るまで無抵抗状態になるため、以降の作品[29]ではかなり規制や改正がかけられている。ユニットの対戦相手の中には、サンダーやボーガンなどの必殺付き武器を持っている対戦相手が多いものや、使用ユニットと対戦相手の武器によっては「相手が無抵抗状態で倒せる」組み合わせもあり以降の作品では改正されている。経験値の入り方は倒すと非常に大きく、対戦相手の入る経験値次第ではたった2戦でLVUPする事もあるので、以降の作品ではかなり規制が入っている。トライアングルアタックが使用する事が可能で、2人でも出来る裏技がある上に、ペガサスナイト三姉妹全員成長率が良いために非常に倒しやすく、以降の作品では全く使えなくなっている。途中でのキャンセルが味方、敵合わせて10ターンで勝負がつかない場合にのみしかきかず、以降の作品では途中で「戦闘開始前にBボタンでキャンセル」が出来るようになった。ストーリー設定及び言語の変更『暗黒竜』におけるストーリーはシンプルな「勧善懲悪」な内容であったが、『紋章の謎』以降は様々な設定が追加される。『暗黒竜』には名前が無かった「タリス王」が「モスティン[30]」、「グルニア王」が「ルイ」と言う名前が追加、『紋章の謎』から追加になった「アカネイアの初代国王・アドラ一世」「マルスの曾祖父・マルセレス」「マケドニアの初代国王・アイオテ」などの人物が多数増える。国名も「アカネイア王国」が「アカネイア聖王国」変更。『暗黒竜』の戦争名が「暗黒戦争」、『紋章の謎』第2部の戦争名が「英雄戦争」と言う名前に変更され、ストーリーに幅が広がった。オープニング、エンディングでのメッセージが『暗黒竜』では英語だったが、以降の日本版の作品では日本語になっている。公式イラストの変更、味方キャラクターの顔グラフィックが同じマルス、シーダ、ペガサスナイト三姉妹[31]の服装はギリシャ神話風のデザインであったが、以降の作品では中世ヨーロッパ風に変更されている。他に1部のキャラクターが美形になったり、髪型や髪色が変更されているキャラクターもいる。味方キャラクターの中には、2人以上顔グラフィックが同じであったが[32]、以降の作品[33]では味方キャラクターの顔グラフィックに差別化をしている。シューターの性能、戦闘グラフィック、仕様などの変更射程が大きく変更。『紋章の謎』では『暗黒竜』に登場した兵種・シューターを扱うキャラクターである、ジェイクとベックが削除になったため、敵専用ユニットで「動かない高射程武器」に変更になったが、武器の攻撃は1部の仕様が変更になった以外は変わっていない。その代わり『暗黒竜』『新・暗黒竜』よりも守備力が非常に低い上に、室内戦ではシューターではなく、遠距離魔法を使う魔道士系に変更される[34]。戦闘グラフィックは『暗黒竜』『紋章の謎』では全武器が固有のグラフィックであったが性能が異なっているのでグラフィックが変更されている。マムクートとメディウスの変更竜石の強度が無制限であったが以降の作品では味方キャラクターの竜石には強度がついた。使用回数も『紋章の謎』以降かなり少なくなっている。また、あるアイテムを使うとバヌトゥとチキの守備力が99[35]になり、武器とブレス攻撃に対しての無敵技が削除された。火竜、魔竜、神竜の戦闘グラフィックが『暗黒竜』『紋章の謎』『新・暗黒竜』の3作品で全く形状が一致しない。魔竜は「魔法攻撃」に対して「攻撃封じ」の能力があったが、以降の作品では、この能力は魔道士系には完全に不利な上に『紋章の謎』ではある条件で味方キャラクターに、このユニットになれる者がいるために削除されたが、『紋章の謎』では射程が2に変更、更に魔法防御も高めなので若干魔道士系が不利になっている。メディウスに関しては、『暗黒竜』では守備力修正が非常に高く「間接攻撃を封じる能力」と「魔法攻撃」に対して「攻撃封じ」の能力があったが、『紋章の謎』ではメディウス以外の地竜も登場する事もあり、ダメージ半減の能力が追加されたが、守備力修正と間接攻撃及び魔法を封じる能力が削除され(但し暗黒戦争編では魔法が無効)魔法攻撃と間接攻撃のキャラも参加出来る様になったが、前術の射程2が追加され違う意味で難易度が上がっている。アカネイア大陸・ファイアーエムブレムの設定と形状の変更設定が「覇者の証」から「紋章の盾」に変更。これによってファイアーエムブレム入手後に『暗黒竜』ではマルスの名前の側に表示される緑の盾形状の「印」が、「盾」に変更し、アイテム欄と名前の横に「盾のアイコン」が表示される。そのため、戦闘グラフィックも『暗黒竜』では最初から盾を装備していたが、『紋章の謎』では「ファイアーエムブレム」入手後に盾を装備している。マルスの戦闘グラフィックとファルシオンの性能の変更マルスの戦闘グラフィックはレイピア系、レイピア系必殺、剣系、剣系必殺、ファルシオンの5種類。『紋章の謎』でも継続になっているがグラフィックは全て一新されている。また『暗黒竜』『紋章の謎』の戦闘グラフィックから『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』に登場するマルスのモーションを作成している事が『DX』のアンケート集計拳などで判明している[36]。ファルシオンは、アニメーションオフにしてもオン状態になる仕様とマムクートによる「ブレス攻撃以外の直接攻撃を封じる能力」が以降の作品では削除され、重量も『暗黒竜』と比べてかなり重くなっている。他に戦闘グラフィックも『暗黒竜』『紋章の謎』共通して「剣に光を集める演出」があるが、グラフィックだけが変更されている。それ以外の変更点はファイアーエムブレム 紋章の謎#ゲームシステム、ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣#ゲームシステムを参照。
クラス[]
ユニットの特性についてはファイアーエムブレム#ユニットを参照。クラスの後の()内表記は『暗黒竜』『紋章の謎』の戦闘画面などでの略記。最大LVは全クラス共通20である。テンプレート:節スタブ
下位クラス[]
ソシアルナイト(Sナイト)使用できる武器は剣と槍。アーマーナイト(Aナイト)使用できる武器は剣と槍。なお、『暗黒竜』では上位クラスへのクラスチェンジができない。ペガサスナイト(Pナイト)使用できる武器は剣と槍。傭兵使用できる武器が剣。戦士『暗黒竜』では上位クラスへのクラスチェンジができない。海賊『暗黒竜』では上位クラスへのクラスチェンジができない。歩兵ユニットで唯一海上を渡れるユニットである。アーチャーハンターよりも力は無いが守りが堅い。ハンター『暗黒竜』では上位クラスへのクラスチェンジができない。ホースメン使用できる武器が弓。上位クラスへのクラスチェンジができない。魔道士魔法が攻撃手段のユニット。『暗黒竜』ではダメージが固定されているため、防御の高いユニットに対し非常に有効である。僧侶杖を使用できるユニット。攻撃はできない。『暗黒竜』では敵からダメージをうけると「○○のこうげきをたえきった」と表示され、経験地を得ることができる。上位クラス[]
パラディン使用できる武器が剣と槍。ドラゴンナイト(Dナイト)使用できる武器が剣と槍。勇者使用できる武器は剣。スナイパー使用できる武器が弓。司祭特殊クラス[]
盗賊使用できる武器が剣。将軍使用できる武器が剣[37]。シューター使用できる武器の射程が2の戦車。コマンド使用できる武器が剣。マムクート『暗黒竜』では竜石の使用回数に制限がない。ロード使用できる武器が剣。キャラクター紹介[]
詳細は「ファイアーエムブレムの登場人物 (アカネイア大陸)」を参照
テンプレート:ネタバレ終了
章タイトル一覧[]
章数 | タイトル |
---|
1章 | 「マルスのたびだち」 |
2章 | 「ガルダのかいぞく」 |
3章 | 「デビルマウンテン」 |
4章 | 「そうげんのたたかい」 |
5章 | 「オレルアンのせんしたち」 |
6章 | 「ファイアーエムブレム」 |
7章 | 「レフカンディのわな」 |
8章 | 「みなとまりワーレン」 |
9章 | 「ペラティのかりゅう」 |
10章 | 「プリンセス・ミネルバ」 |
11章 | 「ノルダのいちば」 |
12章 | 「アカネイア・パレス」 |
13章 | 「グルニアのもくばたい」 |
14章 | 「かなしみのだいち・グラ」 |
15章 | 「まどうのくにカダイン」 |
16章 | 「アリティアのたたかい」 |
17章 | 「スターロード・マルス」 |
18章 | 「グルニアくろきしだん」 |
19章 | 「マムクート・プリンセス」 |
20章 | 「ブラックナイツ・カミュ」 |
21章 | 「けっせんマケドニア」 |
22章 | 「てんくうをかけるきし」 |
23章 | 「あくのしさいガーネフ」 |
24章 | 「マムクートのおうこく」 |
終章 | 「えらばれしものたち」 |
関連する当時の『暗黒竜と光の剣』開発者の主なコメント[38][39][]
- (1991年当時)新システム「RPGSLG[40]」について、普通のシミュレーションゲームでは何だか硬い。純粋に楽しむだけでは感情移入が出来ない。SLGも好きだけどRPGの要素を加味して感情移入出来る様にしたかった。逆にRPGと言うのは主人公が何時も1人だから、ある程度、作り手の与えられたストーリーでしか展開出来ないと言う事を述べた後、遊ぶ人によって、使うユニットによって展開が変わっているようにシミュレーションを加え、こういうシステムにしたと語っている[41]。
- FEの人それぞれの遊び方については、ユニットの使い方、戦略が、人それぞれ違うのでしょうから色々な終わり方になると思うが、プレイすると解ると思いますがどうでも良いキャラクターはあまりいなく、大事にしてやると結構強くなる様な事は用意されているため、友人同士と遊んでいて自分はこんなやりかたでやったんだなどの自慢の仕方が出来る情報交換が出来ると述べていた[41]。
- SLGにしては物足りない点と言う声に関しては、ゲームセンターでもそうですがマニアの人を中心を考える流れであるが、任天堂製のゲームは最後まで行くのは簡単で誰にでも触れる事がベースであり、SLGの部分では食い足りないとしても全体のゲームバランスが一番大切な事と出来るだけ数字のデータは排除して数値は一切出て来なくても、全体を見た中でダメージだ、怖いなとかの感覚で遊んでもらえれば。ただ子供相手にやっているというのは駄目。子供を馬鹿にしてはいけない。大人は我慢してくれるが子供は我慢してくれない。子供は大人よりも凄い。と言うのが定説なっていると述べている[41]。
- ゲームで表現したかった事については、もっとドラマティックなものがあってもいいと思って、キャラクターに痛みを感じられるようにと、そのために死んだら生き返れない事に慎重にならざるを得ないようにしたと述べた後、その分、愛情を持って接してあげればそれに報いる結果となりますと語っている[41]。
- 「今作品でやりきれなかった事」については、マルチプレイヤー的なものにしたくてRPGSLGにしたがまだ一本道だった事と折角沢山のユニットを育てても使えるユニットはごく僅かなため、まだ使いたいと言う気持ちがあると思う、だからいくつもの同時進行で舞台分けをして色々な展開が出来るものにしたいと述べていた[41]。
- 任天堂スタッフの秘話では『暗黒竜と光の剣』は、構想から3年を費やしている。最初にクリアーしたのは製作に全く関わっていないグラフィックデザイナーであり、ゲームを知らない人でも楽しめて攻略出来ると言う事が売りですから喜ばしいと言う事が記述されている。また、前述の寺崎啓祐は「キャラの個性に注目」。前述の大澤徹は「何度やってもあきません」と言うコメントを述べている。キャラクターに対しては恋人選びをする程思い入れが強く、人気キャラクター投票まで記載されている。詳細はオレルアン王国#その他の話題とマケドニア王国 (ファイアーエムブレム)#その他の話題、「小学館 任天堂公式ガイドブック ファイアーエムブレム百科」を参照。
- (1996年当時)「ファイアーエムブレムの世界観はどのように生まれたのか?」と言う質問に、特に原典となるものは無く、全て作者個人の創作によるものです。強いて言えばギリシャ神話などの影響を多少は受けていると述べている[41]。
- SLGRPGと言うジャンルにするにあたって、開発中最も苦心した事に関しては、SLGはRPGとは違って時間的な連続性を持たない上に、表現出来る情報も少ないため、物語の進行にかなり苦労した。(ゲーム発売後)複雑な世界観をプレイヤーが理解してくれるかと心配したが、多くのプレイヤーが想像力を働かせて理解してくれたようです。FEの特有なクリエイティブな感性を持つプレイヤーのおかげでシナリオSLGと言う新たなるジャンルの確立が出来たと述べていた[41]。
各種メディア関連商品[]
書籍[]
- ファイアーエムブレム・ザ・コンプリート(NTT出版)
- 1996年5月20日発行 ISBN 4-87188-822-3
『暗黒竜』『外伝』『紋章の謎』との合同ファンブック。FE3作品のキャラクター、アイテム、国の紋章など設定資料集。『ファイアーエムブレム 紋章の謎 (OVA)』の紹介と参加声優のインタビュー。ファンによる投稿などがある。本文イラストに漫画家・田村由美と水玉螢之丞、イラストレーター・寺田克也。漫画に水縞とおる、那州雪絵他が参加している。
漫画[]
テンプレート:漫画複数人により、本作を題材にした漫画作品が発表されている。その多くが女性漫画家であるためか、単に見栄えを考慮してか、登場人物が本作からは想像できないほど美化されている傾向にある。
佐野真砂輝&わたなべ京ファイアーエムブレム(角川書店) 全5巻1992年『増刊『ASUKA』ファンタジーDX』新春号から連載を開始し、1997年『ファンタジーDX』7月号で終了したFE漫画。ストーリーはオリジナルゲームの「マルスの旅立ち」から「アカネイア・パレス」まで描かれている[42]。詳細は「ファイアーエムブレム (佐野真砂輝&わたなべ京)」を参照
箱田真紀ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣 (漫画)(エニックス) 全12巻『月刊Gファンタジー』連載。マルスの一人称が原作の「僕」でなく「私」であるなど、著者による大胆な解釈とアレンジが加えられている[42]。画集「箱田真紀の世界」には加賀昭三との対談を掲載。詳細はファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣 (漫画)を参照。島田ひろかずファイアーエムブレム(宝島社) 全1巻『ファミリーコンピュータMagazine』連載。ストーリーはオリジナルゲームの最初から最後まで描かれている[42]。カミュの回は後にコミックマスターエクストラ1号(発行ホビージャパン、企画編集ファミリーソフト)に掲載されたもの。なおこの漫画が最初のFE漫画だと言うことが「任天堂公式ガイドブック ファイアーエムブレム紋章の謎」の島田のインタビューで判明している。そのため服装が『暗黒竜』に準じている。詳細は「ファイアーエムブレム (島田ひろかず)」を参照
上田信舟ファイアーエムブレム 風の魔道士(エニックス) 全1巻1998年3月28日初版発行 ISBN 4-87025-305-41992年頃にコミックスーパーファミコンセレクション(辰巳出版)に連載されたものを単行本化。作者のデビュー作でもある。(以上、4コマ・アンソロジーは除く)
小説・ゲームブック[]
テンプレート:Portal 文学
山口宏小説ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣(双葉社ファンタジーノベルシリーズ)1992年10月26日初版発行 ISBN 4-575-23131-2木川明彦・画。ゲームブックファイアーエムブレム 幻の王国(双葉社・ファミコン冒険ゲームブック)1990年7月12日初版発行 ISBN 4-575-76149-4著者:黒トレス 制作:スタジオ・ハード イラスト:さとう・こう別次元に存在する幻の王国・フェルトニアを舞台にマルスが戦う外伝的ストーリー。ドラマCD[]
- 電撃CD文庫 ベストゲームセレクション7 ファイアーエムブレム 旅立ちの章(メディアワークス・電撃CD文庫)
テンプレート:Main2
- 脚本:あかほりさとる 画・中澤一登/臣士れい
- ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣(エニックス) Vol.1~4
テンプレート:Main2
- 箱田真紀のコミカライズが原作。
- ファイアーエムブレム 黎明編/紫嵐編(BMGビクター)テンプレート:Main2佐野真砂輝&わたなべ京のコミカライズが原作。文化放送「アニマガパラディ・ドラマワールド」内で放送されたラジオドラマ(全8話)を収録。
CD(サウンドトラック・アレンジ)[]
- ファイアーエムブレム -G.S.M NINTENDO 3-(ポニーキャニオン)
- ファイアーエムブレム キャラクター・テーマ集(日本コロムビア)
- 1990年9月21日発売 COCA-6675 ※カセットテープ有
- 作曲:馬場由佳 編曲:林有三 演奏:HAYASHI ORCHESTRA 製作協力:任天堂株式会社(HIROKAZU TANAKA)
『暗黒竜』に収録された音楽をキャラクターのイメージにあわせてアレンジした曲とオリジナルSEメドレーが収録されているゲームミュージックCD。キャラクターのイメージ曲に関しての詳細はファイアーエムブレムの登場人物 (アカネイア大陸)#その他の話題を参照。 - トーイ・ミュージック2 ファイアーエムブレム(東芝EMI)
- FIRE EMBLEM THE BEST1(ポリスター)2枚組CDで『外伝』の曲とセットである。
その他[]
- ファイアーエムブレムTCG(NTT出版)『紋章の謎』には登場しなかった『暗黒竜』のキャラクターが5-044~5-049でカード化されている。
その他の話題[]
テンプレート:雑多な内容の箇条書き
- ファンファーレ
- このゲームの宝箱の開けた時のファンファーレが、『ファイアーエムブレム外伝』のLVUP時ファンファーレと同じである。また一部を除いた『パネルでポン』シリーズの5連鎖時のファンファーレにも起用されている。
- アンケートハガキ
- 『暗黒竜』のソフトに同梱された、アンケートハガキを任天堂に送ると、『小学館 任天堂公式ガイドブック ファイアーエムブレム百科』か『任天堂オリジナルマリオトランプ』の2択で商品が当たる懸賞があった。
- 小学館 任天堂公式ガイドブック ファイアーエムブレム百科 任天堂公式ガイドブック ファイアーエムブレム紋章の謎
- 当時、ポケモン株式会社の社長、石原恒和が東京藝術大学講師時代、上記の『暗黒竜』の攻略本にてコラムを執筆。このゲームのコラムで『ゼルダの伝説』と『ドラゴンクエストIV』に接した時の新しさを感じ、更に「システム的に超画期的ではない」と言う前置を述べた後「登場するキャラクター様々な所に個性がある」「戦争としてのマップではなく長い旅の一場面のマップ」「ファンタジー世界のリアリティが高い」「極めて豊富な種族と性格」「ゲーム舞台の的確な設定」「敵だと思っていたキャラクターが味方についた時の嬉しさと演出」「エンディング」「時間をかけて緻密にゲームシステム作り上げた上にシナリオが良い塩梅で適合させていった粘り強いクリエイターが存在する」「ゲームの出来は若干荒いがウォーシミュレーションを縦糸にRPGを横糸にして、右方の文法引用しあいながら織り上げた織物のようなゲーム」「ウォーシミュレーションでもない、RPGでもないちょっと変わったのめり込み方をするゲームの登場」と述べていた。
- プロ棋士・神吉宏充のコラムでは終始ざっくばらんな大阪弁で第1章から第3章まで攻略本並のタクティクスが記載されている。このコラムでゲーム序盤戦に登場するキャラクターを、「マルス:王将」「ジェイガン:飛車」「シーダ:角行」「ドーガ:金将」「ゴードン:桂馬」「アベル、カイン:香車」「オグマ:銀将」「ザジ、マジ、バーツ:歩」と将棋の駒に例えられているが、「リフ」は回復能力を持つ能力が将棋の駒には無いため、例えられる事が出来なかったが「この能力は羨ましい」と語っていた。また、「歩」に例えられた戦士キャラ3人に対しては「歩ほど大事な駒はない」と述べていた。
- 漫画家・しりあがり寿のコラムでは「戦場より」では『暗黒竜』『信長の野望』『スーパー大戦略』の比較を面白解説で語っている。『暗黒竜』に到っては筆者がマルスになりきって台詞でお笑い風に解説し、オチにはシーダが死んだため「リセット」で締めている。「武将列伝」においては「ジェイガン」「マチス」「リフ」「バーツ」をイラストつきでお笑い風に解説をしている。詳細は「アリティア王国#騎士団」「マケドニア王国 (ファイアーエムブレム)#貴族・領民」「タリス王国#傭兵団」「タリス王国#貴族・領民」の各キャラクターの項目を参照。
- 更に、しりあがり寿、後述のジョルジョ中治[43]、上記の「各種メディア関連商品」で『暗黒竜』の作品に関わった著名人が数名、同出版社『紋章の謎』の攻略本にてコラムやインタビューに参加をしている。詳細はファイアーエムブレム 紋章の謎#その他の話題、「小学館 任天堂公式ガイドブック」を参照。
- 新紀元社 ファイアーエムブレムタクティクス
- この著者である梅原隆夫は『暗黒竜』に関して「パソコンゲームにひけをとらない優れたSLGで良い物は受け入れるまで時間がかかる」「戦略SLGとしてはファンタジーが仇になっているが、優れているファンタジーゲームでもある」「死んだキャラは消えてゆく。苦労を共にした様々な仲間達が死んでいく事は耐えがたい苦痛になり、それは感情移入といっても良い」「ファルシオンで戦うマルスは、最初にダッシュをして斬った後に、鮮やかなバック転を見せてくれる。実に爽快である」「エンディングは良く出来ていて、映画『アメリカン・グラフィティ』を思わせる。続編を匂わせるメッセージもあった。是非とも作って欲しい」と述べていた。
- 星のカービィ スーパーデラックス 星のカービィ ウルトラスーパーデラックス
- 「洞窟大作戦」にて『暗黒竜』のマルスのファルシオンが宝物として登場した。
- 大乱闘スマッシュブラザーズDX
- 「対戦ゲーム」の「名前の登録」を「おまかせ」にすると、稀にオグマ、ナバール、チキ[44]、リンダが登場する。
- 「仲間入りの曲~ファイアーエムブレムのテーマ」のメドレーアレンジ曲が収録されている(この曲は『大乱闘スマッシュブラザーズX』にも起用されている)。
- 大乱闘スマッシュブラザーズX
- 『ファイアーエムブレムのテーマ』に敵側戦闘音楽が間奏に入っている。
- 「敵戦闘マップ曲~ゲーム開始時の会話曲~味方戦闘マップ曲」のメドレーアレンジ曲が収録されている。
- Touth-DS.JP - 桜井政博さんが訊く『ファイアーエムブレム新・暗黒竜と光の剣』
- 社長の岩田聡がE3出張のために『スマブラ』シリーズの生みの親である桜井政博が『新・暗黒竜と光の剣』のインタビューを担当した。担当した経緯は、2002年8月のHAL研究所主催の『スマブラDX』のオーケストラコンサートの時、ステージ上で桜井政博が『ファイアーエムブレム』の歌をうたっていた事と、『ファイアーエムブレム』シリーズに精通しているとの事である。この『訊く』のインタビューで『暗黒竜』の事も触れている(詳細は外部リンク先を参照)。
- 『暗黒竜』を愛好した人々
- 前述の桜井政博は会社に入社した頃に先輩社員が『暗黒竜』を遊んでいる時、海賊が無愛想に斧を振る姿を見て即行で『暗黒竜』を購入したエピソード[36][45]や、『暗黒竜』『紋章の謎』のナバールが好きだと言うことが判明している[46] 。他にもマルス、シーダ、チキ、チェイニーに関しても様々なコメント等がある。詳細は「ファイアーエムブレムの登場人物 (アカネイア大陸)#サムシアン関係のナバール」「マルス (ファイアーエムブレム)#大乱闘スマッシュブラザーズシリーズでのマルス」「シーダ#シーダの説得で仲間になった人物」「前術の『大乱闘スマッシュブラザーズDX』の脚注」「マムクート#神竜族のチェイニー」を参照。
- 前術の『暗黒竜』を好意的に取り入れたライターの1人として、当時ファミ通のライターであったジョルジョ中治[43]が挙げられる。特に『暗黒竜』に対しての情熱は業界随一で、この当時ゲーム編集者の立場を利用してFEの面白さを吹聴し、その過程で『FE教団』と言う架空の団体を設立した上に教祖と名乗り、イエス・キリストの仮装をして任天堂に訪問し、開発者のインタビューしたと語っている。2007年以降『FE教団』は消滅しているがその教義はプレイヤーの胸にあると記述されている[47]。
- 上記の「各種メディア関連商品」の佐野真砂輝&わたなべ京は、FE漫画単行本第1巻の後書き「AMUSE PRESS2」において、『暗黒竜』にはまったエピソードがある。詳細はファイアーエムブレム (佐野真砂輝&わたなべ京)#その他の話題を参照。
- 『ファミ通』2007年11月2日号「あの人のセレクトはコレ!未来に伝えたいゲーム」にてプロレスラーの三沢光晴のお気に入りのゲームに『暗黒竜』を上げている。
- ゲームリパブリック社長・岡本吉起は、『Nintendo DREAM』2008年11月号では『ファミコン25周年連続企画 ファミコンと僕と思い出の一品~高橋名人&岡本吉起さん対談~』にて、岡本吉起の「ファミコンに関するお気に入りの一品」で6本のソフトを出し、その中に『暗黒竜』が入っていた。更にゲームリパブリックの公式HPには『暁の女神』も遊んでいる事も述べていた。
脚注[]
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- ↑ サブタイトル「暗黒竜と光の剣」の「剣」の部分の読み方については、テレビコマーシャルでも「ファイアーエムブレム」の部分しか読まれなかったため公式に提示された読み方は無く資料により「つるぎ」と「けん」が併存していたが、ゲーム本編ではメッセージが全て平仮名と片仮名で構成されており第14章「かなしみのだいち・グラ」でモロドフがファルシオンを「ひかりのつるぎ」と呼んでいることから「つるぎ」が正式な読みであると考えられて来た。しかし『新・暗黒竜と光の剣』ではテレビコマーシャルでも「けん」と呼んでいる(本編中のメッセージは漢字を使用、ルビ無し)。同様の事例として『ファイアーエムブレム 封印の剣』と続編『烈火の剣』が前者は「ふういんのつるぎ」であるのに対して後者が「れっかのけん」に変更されている。その他に箱田版のドラマCDではタイトルが「暗黒竜と光のけん」と読まれている。『大乱闘スマッシュブラザーズX』の公式HPスマブラ拳!!では日本版とアメリカの英語版以外の「音楽」の隠しコンテンツ「隠しを含めた全曲リスト」では「Hikari no Ken」と表記されている。欧州版『新・暗黒竜』公式サイトの「Media」のコンテンツから「Video」での『暗黒竜』の紹介においては「Tsurugi」と表記されている。
- ↑ 復活の杖オームを使用することにより、特定のマップで1名のみ復活させることが可能である。
- ↑ ファイアーエムブレム・ザ・コンプリート「FE出生秘話」より。
- ↑ エンディングスタッフロールには「SCINARIO」と記載されているが、小学館「任天堂公式ガイドブック ファイアーエムブレム百科」のインタビューには「ゲームデザイナー」と紹介されているため。
- ↑ エンディングスタッフロール「DIRECTOR」に「KEISUKE TERASAKI」と記載。また、寺崎は小学館「任天堂公式ガイドブック ファイアーエムブレム百科」に登場している上に(この書籍での紹介は「開発第一部」のみである)、同出版社「任天堂公式ガイドブック ファイアーエムブレム紋章の謎」と「任天堂公式ガイドブック ファイアーエムブレム紋章の謎PROFESSIONAL」の2冊に「全作品を担当」と言う記述があるため。更に「PROFESSIONAL」には「FEの育ての親とも言える」と言う記述もある。
- ↑ エンディングスタッフロール「MUSIC」に「YUKA TSUJIYOKO(辻横由佳)」ではなく、「YUKA BANBA」と記載。他に小学館「任天堂公式ガイドブック ファイアーエムブレム紋章の謎PROFESSIONAL」に「FC版第1作目、外伝、今作品を担当」と言う記述もある。
- ↑ エンディングスタッフロール「MUSIC」に「HIROKAZU TANAKA」と記載。
- ↑ エンディングスタッフロール「GRAPHIC DESIGNERS」に「THORU OHSAWA」と記載。また、大澤は小学館「任天堂公式ガイドブック ファイアーエムブレム百科」にも登場している。
- ↑ 以下の外部リンク先を参照。ほぼ日刊イトイ新聞 - 樹の上の秘密基地『ファイアーエムブレム封印の剣』そのゲームを誰が作ったか?任天堂・西村建太郎&インテリジェントシステムズ・成広通 インタビューその1 “GBAでシミュレーションゲームを作る”のインタビューの紹介で「第1作目から関わっている」と記述されている。該当する名前が「SPECIAL THANKS」に「PAPA NARIHIRO」しかいないため(『暗黒竜』のエンディングスタッフロールで、プログラマーには「MASAHARU TANI」「MASAYUKI IMANISHI」「KOUJI YOSHIDA」「KEI FUKURA」としか記載されていない)。2作目の『外伝』エンディングスタッフロールでも、同じ担当と名称で記載されている。正式にFEの開発に参加したのは、小学館「任天堂公式ガイドブック ファイアーエムブレム紋章の謎PROFESSIONAL」にて「今作品より参加」と言う記述があり、エンディングスタッフロールにチーフプログラマーと記載されている『紋章の謎』からである。書籍においても佐野&わたなべ版の漫画においては第1巻の後書きでスペシャルサンクスに「任天堂のスタッフの皆様」と「SHOUZOH・KAGA」しか記載しておらず、小学館「任天堂公式ガイドブック ファイアーエムブレム百科」は上記の脚注にしか登場している加賀昭三、寺崎啓祐、大澤徹しかおらず、「任天堂公式ガイドブック ファイアーエムブレム外伝百科」においては加賀昭三しか登場していないため。後は、桜井政博さんが訊く『ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣』において、成広が「任天堂でハードを作っていた人たちと協力しながら、オブザーバーのような立場で『暗黒竜』の開発を進めていた」と述べている点で。
- ↑ エンディングスタッフロール「PRODUCER」に「GUNPEI YOKOI」と記載。
- ↑ 11.011.1 『ファイアーエムブレムタクティクス』より。
- ↑ 『外伝』でもゲームの序盤では、回復で経験値が得られないが攻撃魔法(表記がゲームでは「黒魔法」。取扱説明書では「白魔法」と表記されているため)・リザイアで経験値が得られるようになっている。
- ↑ 『任天堂公式ガイドブック ファイアーエムブレム百科』「仲間ユニット成長率一覧表」より。
- ↑ 『外伝』でもボスユニットの運が0は継続されているが、パラメーターに表示されてはいないが、リゲルの皇帝・ルドルフが幸運が40も上がる「天使の指輪」を装備しているため。継続はしていない。
- ↑ 『外伝』ではキャラクターの初期パラメーターからの固定数値によるシステムになっている。
- ↑ 『外伝』は「魔道書」ではなく「黒魔法」。「杖」ではなく「白魔法」と言うHPを削って魔法を使う特殊なシステムになっているため。
- ↑ 『ファイアーエムブレムタクティクス』「COLUMN・影武者部隊の活用」より。
- ↑ 『外伝』でも、このシステムは継承しているが、全アイテムの性能と所有できる数が『暗黒竜』とは異なっている。
- ↑ 『外伝』ではストーリー通過に必須なマップのみに「0/40」の制限ターンが表示され、それ以外のマップではターン自体が表示されないシステムのため。
- ↑ この999ターン以上が表示されているFEシリーズは『蒼炎の軌跡』『暁の女神』のみである。
- ↑ 『外伝』ではアイテム数に制限があるため、「輸送隊」ではなくフリーマップ時に「持ち物」のコマンドから「預かる」「交換する」「受け取る」のシステムになる。また、アルム軍、セリカ軍にあるアイテムの受け渡しは「ノーマルモード」では交換数限定の「商人」を使った受け渡し。「イージーモード」ではフリーマップ時に「持ち物」のコマンドからアルム軍、またはセリカ軍からアイテムが交換出来るシステムになっている。『聖戦の系譜』では特殊なシステムのため、「預かり所」が復活したが仕様は「城内限定」「個人所有のアイテムのみしか預けられない」「手数料は無料」と『暗黒竜』とは異なっている。受け渡しも1部のアイテム除いたほとんどがGを消費する「中古店」でしか出来ない。
- ↑ 『蒼炎の軌跡』『暁の女神』の主人公にはこのシステムは搭載されていない。
- ↑ 『外伝』では盗賊ユニット自体が居ないため、『紋章の謎』から採用になる。
- ↑ 『蒼炎の軌跡』では武器を使って壊す事も出来る。
- ↑ 25.025.1 詳細はファイアーエムブレム外伝#ゲームシステムを参照。
- ↑ お店のシステムが無い、またはゲームシステムが他のFEシリーズとは異なる『外伝』『聖戦の系譜』は除く。
- ↑ 『外伝』ではアイテムを購入するシステム自体が存在しないため、『紋章の謎』からの採用になる。
- ↑ 但し、闘技場でパルティアを使用して戦うことはかなり厳しい。弓兵のほとんどがクラスチェンジ不可なキャラが多い上に成長率も高くなく、対戦相手の技数値が高い上に使用武器のほとんどが必殺付き武器のため。
- ↑ 闘技場のシステムが無い『外伝』『蒼炎の軌跡』『暁の女神』は除く。
- ↑ このキャラクターだけは『ファイアーエムブレム・ザ・コンプリート』からの追加人物である。
- ↑ ファミリーコンピュータMagazine、とじこみ付録「ファイアーエムブレム 特選11キャラ!!マルスを慕う女性図鑑」より。
- ↑ この中には色違いまたは服装に若干変更があるキャラクターもいる。同じ顔グラフィックキャラクターの詳細はファイアーエムブレムの登場人物 (アカネイア大陸)#その他の話題、「顔グラフィック」を参照。
- ↑ 『外伝』では服のみの流用だけに留まり、同じ顔グラフィックキャラクターは存在しない。ペガサスナイト三姉妹とジークは前作の流用であるものの左右反転に変更されている。
- ↑ それ以外のシリーズでは、『外伝』には兵種・シューター自体がいない、『聖戦の系譜』以降は敵専用ユニットと動かない性能は変わっていないが「高射程弓武器」に変更になる。また1部のシリーズではある条件で弓歩兵ユニット限定でシューターが使用可能である。
- ↑ 『ファイアーエムブレムタクティクス』「COLUMN・チキの守備力アップ(実際はバヌトゥも可能)」より。ただし守備力が21~98の状態だと、敵から一撃で倒されるバグ技でもある。
- ↑ 36.036.1 2つの出典共通。以下の外部リンク先を参照。速報スマブラ拳!!アンケート集計拳。他にマルスに関しては、『X』では、シリーズは記述されていないが、今作品のために『ファイアーエムブレム』を遊び込んでいる事が、エンターブレイン社の「桜井政博のゲームについて思うこと DX Think about the Video Games」と言う書籍で判明している。『新・暗黒竜』から作成は桜井政博さんが訊く『ファイアーエムブレム新・暗黒竜と光の剣』 番外編「新しくなったマルス」のインタビューで「『X』のマルスのデザインが完成した後に『新・暗黒竜』のマルスを知った」と言う記述があるため、ほぼ不可能である。
- ↑ 但し、魔法剣サンダーソードだけは使用不可である。
- ↑ 任天堂公式ガイドブック ファイアーエムブレム百科より。
- ↑ ファイアーエムブレム・ザ・コンプリートより。
- ↑ 当時はこのジャンルで表記されていた。
- ↑ 41.041.141.241.341.441.541.6 加賀昭三によるコメントより。
- ↑ 42.042.142.2 『暗黒竜』の漫画3作品と『紋章の謎OVA』においてオリジナルゲームにはないアリティア王国陥落からタリスまで落ち延びるエピソードが追加されている。4作品とも『新・暗黒竜』の序章とは異なっている。詳細はマルス (ファイアーエムブレム)#その他の話題の「ゲーム以外のメディアにおける描写」、アリティア王国#王室関係の「エリス」を参照。
- ↑ 43.043.1 ライター名は、FEのゲームに登場する「ジョルジュ」と間違えられやすいが「ジョルジョ」が正しい表記である。
- ↑ 以下の外部リンク先を参照。 速報スマブラ拳!!アンケート集計拳
- ↑ 以下の外部リンク先を参照。桜井政博さんが訊く『ファイアーエムブレム新・暗黒竜と光の剣』 第2回「リニューアルされた『暗黒竜と光の剣』」
- ↑ 以下の外部リンク先を参照。オンラインガイドスマブラ拳!!アンケート集計拳
- ↑ エンターブレイン ファイアーエムブレム 暁の女神 パーフェクトガイドブック 「FE信者に贈る! おいらと『ファイアーエムブレム』と17年(空白あり)」より。
参考文献[]
- 任天堂公式ガイドブック ファイアーエムブレム百科 1990年5月20日発行 小学館(株) ISBN 4-09-104115-9
- ファイアーエムブレムタクティクス 1991年3月15日発行 新紀元社(株) ISBN 4-88317-600-2
- 任天堂公式ガイドブック ファイアーエムブレム外伝百科 1992年4月10日発行 小学館(株) ISBN 4-09-104197-3
- 任天堂公式ガイドブック ファイアーエムブレム紋章の謎 1994年2月20日発行 小学館(株) ISBN 4-09-102465-3
- 任天堂公式ガイドブック ファイアーエムブレム紋章の謎PROFESSIONAL 1994年5月20日発行 (株)小学館 ISBN 4-09-102476-9
- ファイアーエムブレム 暁の女神 パーフェクトガイドブック 2007年4月16日 エンターブレイン(株) ISBN 9784757735361
外部リンク[]
- ファイアーエムブレムミュージアム【FIRE EMBLEM MUSEUM】 暗黒竜と光の剣
- インテリジェントシステムズの旧初期FE公式サイト
- インテリジェントシステムズのFE公式サイト
- バーチャルコンソール ファイアーエムブレム暗黒竜と光の剣
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