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『ドラガリアロスト』（Dragalia Lost）は、任天堂が2018年9月27日に配信を開始したスマートデバイス向けゲームアプリ。Android、iOSに対応。略称は『ドラガリ』。
2022年11月30日にサービスを終了した。
目次
概要[]
任天堂と、ソーシャルゲームの国内最大手Cygamesの共同開発・運営で誕生したアクションRPG。2018年4月27日に任天堂とCygamesが業務提携を行うことを発表し、それと同時に本作のタイトル及びメインキャラクターたちのビジュアルが公開、公式ツイッターアカウントの開設が行われた。その後公式アカウントによる各種基本情報の紹介の後に8月30日に本作のシステムの大枠を紹介する「Dragalia Lost Direct」が公開され（現在公開終了）、9月27日にサービスを開始した。
2021年8月27日に運営規模の縮小を発表し新規イベントの打ち止めが行われ、2022年3月22日にストーリーの完結とその後のサービス終了が発表。同年8月30日にサービス終了の日程が11月30日であることが発表され有償アイテム「ドラゴンダイヤ」の販売が打ち止めとなった。
特徴[]
キャラクターやアイテムなど、かなり多くの要素を『神撃のバハムート』『ナイツオブグローリー』『グランブルーファンタジー』などCygamesの過去作品のものを利用している。一方で任天堂IPからの要素は少なく、同じくスマートデバイス向けゲームの『ファイアーエムブレム ヒーローズ』とのコラボイベントが2度行われた程度でとどまっている。その他のコラボレーションとしては『ロックマン』『モンスターハンター』『ペルソナ5 スクランブル』、Cygamesの『プリンセスコネクト! Re:Dive』とのコラボイベントが存在した。
ゲーム内楽曲のほとんどは、アーティストのDAOKOによる音楽が使用されていた。本作向けの描き下ろし楽曲の他、過去のリリース曲のインストアレンジやリミックスなども起用されている。2年目を過ぎたころからはDAOKOによる新曲の追加はなくなり、他のアーティストによるサウンドも増え始めていった。
人物キャラクターのデザインはさいとうなおきが担当。操作キャラクターは1人を除き[1]全員声優によるボイスが与えられており、攻撃に合わせて掛け声を発する。メインストーリーやイベントストーリーは多くがフルボイスで展開されていた。各キャラクターを強化していくと閲覧できる「キャラストーリー」も☆5キャラクターのものはフルボイスで展開されていたが、2019年12月2日に登場したタイコウボウ以降は☆4以下のキャラクターのもの同様掛け声ボイスのみのものとなった[2]。
ゲーム内容[]
最大4人のキャラクターを編成してステージを進み、最深部にいるボスを撃破すればクリアとなるステージクリア制アクションRPG。各キャラクターは装備する武器種により近距離攻撃が得意、遠距離攻撃が得意、ヒット&アウェイが得意、回復が得意などが異なり、挑むクエストに合わせて編成を入れ替えていく必要がある。また、各キャラクターにはそれぞれ「ドラゴン」を設定でき、アルべリア王家の力で「竜化」と呼ばれる変身を行うことができる。力を借りるドラゴンによってパワーや技の種類なども違うためこちらも装備をその都度考える必要がある。
ゲーム中の操作[]
キャラクターの進行方向をタップし続けることで移動、画面をタップすることで攻撃、スライドをすることで回避行動を行う。タップを長押ししてから離すことで「バーストアタック」を発動できる。画面左下のステータスバーのキャラクターのアイコンをタップすると次の編成キャラへの交代ができる。アビリティアイコンをタップすることでキャラクター固有や武器固有のアビリティを発動させられるが、使用後は一定時間使えないインターバルタイムが存在する。
敵を倒したり、ステージ中にある「ドラゴンピラー」を破壊したりすると竜化ゲージがたまり、これが1ゲージぶん溜まることで竜化を行うことができる。竜化中は操作キャラクターの体力が減らなくなる、攻撃の威力や範囲が大幅に上昇する、相手の攻撃を喰らってもひるまないなどのメリットが存在するが、ひるまない代わりに相手の攻撃を受けると変身し続けられる時間が減るため注意。
キャラクターの強化[]
キャラクターの強化方法は、キャラクター自身の経験値をためてレベルアップする、素材を使って武器を強化する、「竜輝の護符」を装備・強化する、マナを使用してキャラクターの「マナサークル」を解放する、といった手段がある。マナサークルが特に重要であり、マナサークルを解放していくとレベルアップの上限の開放、☆3、☆4キャラクターを☆5へ「覚醒」させられる、キャラストーリーの開放といったキャラの強化に欠かせない項目が開かれる。
ストーリー[]
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ゲームモード[]
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登場キャラクター[]
第七位王子本作の主人公。アルべリア王国の王位継承権第七位の王子。デフォルト名は「ユーディル」で、名前はプレイヤーが自由に設定できる。ミドガルズオルムをはじめとする多くのドラゴンとの契約を交わす複竜契約者。ゼシア主人公の双子の妹。保有するマナが豊富で、王位継承権を手放しイリア教会の巫女として活動。アローラスの姿をした魔神にさらわれ、そののち体を奪われディアネル帝国の皇帝となる。ナーム王子とゼシアとは幼馴染の小さな妖精。元気なムードメーカー。エルフィリスイリア教会の聖騎士。教会を追われ刺客に襲われていたところを王子たちに助けられる。槍の名手。ランザーヴ腕利きの傭兵。王族に良い印象を持っておらず王子たちに戦いを仕向け、その後は力を認めて手を貸す。腕っぷしが強く、大きな斧を軽々と扱う。クラウ建国王アルベリウスの元従者で、霧の森で300年間聖城を守っていた。癒しの魔法の使い手で、身の回りの世話や家事もこなす。リュカディアネル帝国を名乗りだした元アルべリア軍に村を襲われたフォレスティアの若者。いたずら好きで、様々な薬や道具を作って皆を困らせる。そのほかの全キャラクターについては、ドラガリアロストの登場キャラクターの一覧やカテゴリを参照。
メディア展開[]
漫画[]
ドラガリアロスト本作を原作とし、アプリ及びWebサービス『サイコミ』で公開された、藤村あゆみによるコミカライズ作品。なぜかわずか第2話で連載が終了し存在を抹消された。小説[]
ドラガリアロスト 王子とドラゴンの力 - 角川つばさ文庫メインストーリーのムム加入までを描いた、はせがわみやびによる小説。LINEスタンプ[]
ドラガリアロスト - Cygames（クリエイターズスタンプ）作中のスタンプを使用した16個セットのLINEスタンプ。120円。ドラガリアロスト Ver.2 - Cygames（クリエイターズスタンプ）Twitter上のイラスト企画「りゅうのおにわ」での姿で描かれたドラゴンたちを用いた32個セットのLINEスタンプ。120円。ドラガリアロスト - Cygames（クリエイターズスタンプ）作中のスタンプや「ゆるがりあ」のネタを取り入れつつ彩色が異なるイラストを使用した40個セットのLINEスタンプ。120円。Cygamesスペシャルスタンプ - Cygames（公式スタンプ）Cygames10周年を記念した、Cygames作品のキャラクターが集合するスタンプ。本作のキャラクターのスタンプも存在。250円。その他[]
CygamesFes2018記念イラストにユーディルが描かれている。Cygames コーポレートアニメーションムービー『Follow Your Fantasy』Cygames10周年を記念したアニメーションムービー。ユーディル、ゼシア、ナームが出演。ユーディルは通常バージョン、ドラフェスバージョンの2種類の衣装で登場している。ファイアーエムブレム 生座談会 vol.510周年を迎えた『ファイアーエムブレム 覚醒』についての談義が行われ、クロムの外部出演作品のテロップに本作も記載されている。Cygames MONSTER CREATIONSCygames作品に登場するモンスターの一部をピックアップし開発の裏側を語るオンライン展示コンテンツ。本作からも一部モンスターが出張。関連作品[]
神撃のバハムート10周年記念ガチャイベント「超神撃フェス」で、クエストに出撃可能な「ぷちキャラ」としてユーディルが参戦。カードイラストにはナーム、ミドガルズオルム、エルフィリスも映っている。また、10周年記念イベント「終焉の創生竜と重なる希望」にもユーディル、ナーム、ミドガルズオルムが出演している。プリンセスコネクト! Re:Dive本作でコラボイベントが行われた時期にこちらでもコラボログインボーナスが発生しており、そのイラストとしてユーディル、クラウ（野食殿Ver.）、ミツバ（野食殿Ver.）が登場。また同時期に「ギルドハウス」に配置可能な家具として「ピップルのおうち」が配布。配置することでピップルがギルドハウス内を勝手に歩き回るようになる。家具「どこでもシチュー鍋」「本格仕様のオーブン」をいっしょに配置しておくと、ピップルが自ら料理されに行く専用アクションも見られる。クイズマジックアカデミー本作に関するクイズも収録している。余談[]
- 本作の発表前後は任天堂が特許を巡ってコロプラとの裁判をしていた真っただ中であったため、本作のゲームシステムが同社の『白猫プロジェクト』と類似性があることについてユーザーからの声があがっていたことがあった。
- 2019年3月ごろから数ヶ月の間、Twitterにて「#ドラガリ」でツイートをするとハッシュタグの横にミドガルズオルムの顔アイコンが表示されていた。現在は期間を終えている。
- サービス終了後から半年弱経った2023年4月10日から、Cygamesのオンラインストア「CyStore」で過去のグッズの再販を行う「CyStore 蔵出しWeek」が行われ、本作のグッズの一部が対象になった。サービス終了後にもかかわらず供給が行われたことから注文が多くあったのか、同サイトのランキング上位を本作のグッズが占めるという珍しい事態が起こった。
脚注[]
関連記事[]
- Cygames
- ファイアーエムブレム ヒーローズ
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