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この記事は、制作上の観点の要件にそぐわない記載があるため、注意が必要であると判断されました。
制作上の観点については、Memory Alpha:制作上の観点を参考にしてください。
この記事のノートを参照して、この記事の制作上の観点要件を満たさない箇所を確認して編集から修正を行ってください。ウィリアム・T・ライカー大佐(2379年)
2361年の上陸任務中の転送事故により、本人の複製が生まれた。全く同じ遺伝子と事故までの記憶を持つ彼はトーマス・ライカーと名乗ることになった。
幼き日のウィル。
2335年8月19日に地球のアラスカ、ヴァルディーズで父親カイル・ライカー、母親ベティ・ライカーの一人息子として生まれる。(StarTrek.com、TNG:イカルス伝説、TNG: 謎めいた記憶喪失、TNG: もう一人のウィリアム・ライカー) 彼の遠い祖先は北アメリカに居住しており、先祖の一人には米国南北戦争に従軍したサディウス・ライカー大佐がいる。(VOY:Q1、Q2)
彼がほんの二歳の時に母親ベティが亡くなり、父親一人に育てられることとなった。(TNG:インターフェイス救出作戦) 父親は仕事優先の人間で、母親の死は父親のせいだと思い込むこととなる。そして、それはその後30年に渡って彼のトラウマとなってしまうのである。
学校に行き始めた頃、ウィルは新しい友人に自分の母親はまだ生きていると話していた。彼はとても頻繁にその話をしていたので、いつしか本当に自分の母親はまだ生きていると思い込むようになった。彼の教師と父親のカイルは、母親はもう死んでしまい戻ってはこないということをウィルに納得させなければならなかった。ウィルはその日は夜通し泣いたが、母親の死を受け入れることが大事な一歩だと気付いた。(TNG:インターフェイス救出作戦)
ファイル:Anbo-jytsu arena.jpg暗棒術の試合をするライカー親子。
2350年、彼が15歳のときに父親のカイルは彼を捨てて出て行ってしまった。ウィルは父親を恨み、その後15年間和解することはなかった。(TNG:イカルス伝説)
ウィリアム・ライカーは2353年に宇宙艦隊アカデミーへ入学した。その時の教官はヴァルカン人であった。そのヴァルカン人教官は士官候補生のパーソナルファイルのすべてを暗記していた。(TNG:悲しみのアカデミー卒業式) アカデミー時代にはポール・ライスと親友であった。(TNG:生き返った死の宇宙商人)
ソリア艦との戦闘シミュレーションにおいて、彼はソリア艦の視界の盲点に隠れるという戦術を考案した。この巧妙な戦術は記録に残るものであった。(TNG:限りなき戦い)
2357年の卒業時の成績は、8番目であった。彼は35歳よりも前に艦長となることを目指していた。(TNG:戦闘種族カーデシア星人・前編、TNG: もう一人のウィリアム・ライカー)
アカデミー卒業の七ヵ月後に、彼はエリック・プレスマン大佐指揮下のUSSペガサスへと配属された。彼の最初の役職は操舵士官であった。ボイレン大尉はまだ若々しい彼に「ベビーフェイス少尉」というあだ名をつけた。(TNG:難破船ペガサスの秘密) また、艦内ではフィル・ウォレスと親しかった。(ENT:最後のフロンティア)
アカデミー卒業後の最初の任務において、彼は「艦隊の誓い」に関する重大な試練に直面することとなる。プレスマン艦長は、アルジェロン条約違反となる「遮蔽装置」の開発を極秘に進めていたのである。この事に対して艦の上級士官とクルーのほとんどが反乱を起こした。しかし、彼は艦長への忠誠心の為ブリッジ士官の中で唯一艦長の側につき、脱出ポッドに移動するまでの間艦長を守り、他のクルーとの銃撃戦を演じた。僅か数名のクルーも艦長側に付き無事艦を脱出することに成功したが、脱出後艦は残ったクルー71名と共に爆発消滅してしまった。
プレスマンはライカーの忠誠心を褒め称えたが、彼自身は自分の決断は本当に正しかったのかどうかという疑念をずっと抱き続けた。その後宇宙艦隊法務部がペガサス事件の調査を行ったが、プレスマンの命令により遮蔽装置開発の事実はすべて伏せられた。そして、それらが明るみに出ることも、艦内での反乱も明るみに出ることもなく、それ以降事件の追跡調査は行われることはなかった。 (TNG:難破船ペガサスの秘密)
ベータゼットでのライカーとトロイ(2366年)
ペガサス事件の後、2356年に彼はベータゼットに配属となる。その時にベタゾイドと人類のハーフであるディアナ・トロイと出会い、「イムザディー(ベタゾイド語で最愛の人の意)」と呼ばれる関係、つまり恋仲となる。
数年関係は続いたものの、ライカーは恋よりもキャリアを優先し、二人は破局することとなる。(TNG:未知への飛翔、TNG: 愛なき関係、TNG: もう一人のウィリアム・ライカー)
2361年までにライカーはUSSポチョムキン(NCC-18253)に配属され階級は大尉になっていた。彼はこの艦で、惑星の磁極に留まることで敵のセンサーをくらます戦法を編み出した。(TNG:限りなき戦い)
2361年、ライカーはネルヴァラ4号星への上陸班を率い、惑星上の前哨基地に取り残された研究者を救出した。ライカーは最後に転送収容されたが、惑星大気の影響で彼の信号が分散する恐れがあったため転送主任は抑制ビームを二重にした。再物質化の段階では不要な片方のビームは停止させられたが、実は反射されたビームがライカーの複製を地表につくっていた。ポチョムキンのクルーはそれに気付かず、以降8年間このライカーは惑星に取り残された。
無事だった方のライカーは後に「非常な勇敢さ」を讃えられ少佐に昇進し、すぐにUSSフッド(NCC-42296)へ副長として転属した。(TNG:もう一人のウィリアム・ライカー)
USSフッドの艦長はロバート・デソト大佐だった。この当時の艦隊規則では、外交を伴わない上陸任務は副長が指揮することになっていた。もちろん艦長の命令が優先される。アルタイル3号星への危険な上陸任務にデソト艦長が上陸しようとした時、ライカーは軍法会議も覚悟で艦長の上陸をいさめた。彼には「艦と艦長を守るのが副長の使命」という信念があった。(TNG:未知への飛翔)
ライカーは、2364年、USSエンタープライズDに副長として配属された。以降、特殊な状況下を除き、同艦が2371年にヴェリディアン3号星で大破・除籍されるまで副長を続けた。
最初の年[]2364年、ライカーはフッド勤務時にUSSドレイクの艦長就任要請を受けるもこれを断り、同時期に辞令が出ていたUSSエンタープライズDの副長への就任要請を受けて、はくちょう座アルファ星デネブ星系のデネブ4号星にあるファーポイント基地で着任する。(TNG:未知への飛翔、TNG: 生き返った死の宇宙商人)
戦闘記録[]ライカーは、戦術家としての優れた才能をエンタープライズDでも存分に発揮し、それは、同艦で経験した戦闘の中でも存分に活用されることになった。
2365年、ライカーは宇宙艦隊初めての軍事演習において、一時的ながらもUSSハサウェイの艦長に就任する。
この際に、データ少佐は過去にライカーが行なった戦術から、ライカーが奇襲攻撃を仕掛けてくる可能性に触れていた。
そして、実際の演習時でもエンタープライズDのスクリーンのセンサーシステムに侵入し、ロミュランのウォーバードの映像を陽動に使用、この隙にエンタープライズに大きな「ダメージ」を与えた。だが、ここでフェレンギの乱入によって演習が中断されると、使用不可能になっていたはずのワープ機能を利用し、エンタープライズと共にフェレンギ・マローダー、クリークタを追い払うことに成功した。(TNG:限りなき戦い)
また、2366年、ボーグによる第一次太陽系侵攻が発生した際、ピカードが拉致・同化され、J・P・ハンソン中将の命令により、大佐へ昇進、エンタープライズの指揮を引き継いだ。(TNG:浮遊機械都市ボーグ・前編)
2367年初頭に発生したウォルフ359の戦いで宇宙艦隊の部隊が全滅した中、ライカーとエンタープライズのクルーはボーグ・キューブを追い、ライカーの指揮の元、ロキュータスとなっていたピカードを奪還。そして、ボーグによる第一次太陽系侵攻を寸前で阻止することに成功した。
ピカードがエンタープライズの艦長に戻った後、ライカーは再び中佐となり、副長としてエンタープライズに残った。(TNG:浮遊機械都市ボーグ・後編)
2364年、エンタープライズはガンマ・タウリ4号星から盗まれたエネルギー変換器を取り返すために、デルファイ・アーデュー4号星軌道上までフェレンギ・マローダーを追跡した。この時、同惑星上には既に滅亡しているトコン帝国の防衛システムが存在し、エンタープライズとフェレンギ・マローダーは共にエネルギーを吸い取られ、航行不能に陥った。ライカーはデータ、ナターシャ・ヤー、ウォーフ、ジョーディ・ラフォージと共に転送降下し、ここでトコン帝国の門番と遭遇する。トコン帝国の門番は、孫子とその兵法に興味を持ち、ライカーにその問いを投げかけた。ライカーは、その孫子の兵法を引用した上で、その意味を正確に答え、門番の興味を引いた。彼は門番を説得し、エンタープライズとフェレンギ・マローダーにエネルギーを戻させ、クルーたちの窮地を救った。それだけでなく、彼は文化交流を行ない、親睦を深めるも、最後には門番が再び眠りに付くのを見守った。(TNG:謎の宇宙生命体)
極秘任務[]ペガサス事件の再燃[] 2370年、ロミュラン中立地帯においてUSSペガサスの残骸が発見され、エンタープライズにエリック・プレスマン中将が乗艦することになる。この時にライカーは12年前の自身の決断と向き合うことになり、アルジェロン条約に違反した行動を取るプレスマンに従うか、それとも、上官であるピカードと宇宙艦隊の規則に従うべきか、決断を迫られた。
この時、ライカーはトロイの助言に従って2161年のエンタープライズ(NX-01)における出来事を再現したホログラムを体験し、それまでの12年間で積んだ経験や、ペガサスでの自分の行動の是非、自身が最も信頼する上官であるピカードへの忠誠、そして、このホログラムでの体験から総括し、結果、ライカーはプレスマンに逆らい、ピカードに対して、USSペガサスにおいて位相遮蔽装置の実験が行なわれていた事実を打ち明けた。
プレスマンがウォーフによって連行される中、12年前に彼に従った違反行為を重く見たライカーは自ら拘留室へと入ったが、ピカードはそのライカーの決断に対して、再び彼を信頼し、副長としての職務に復帰させた。(TNG:難破船ペガサスの秘密、ENT:最後のフロンティア)
ライカーはピカードがバクーの星で、ソーナと宇宙艦隊による強制移住を阻止する妨害作戦を行なっている最中、エンタープライズの指揮を執った。
この時、ブライヤー・パッチ内でソーナの巡洋戦艦2隻から追撃を受け、アイソリティック兵器による攻撃まで受け、この攻撃をしのぐためにワープ・コアを犠牲にすることになった。その後、ライカーはソーナ艦に向き直り、ライカー作戦を実行する。ライカーはステアリング・コラムを起動してエンタープライズを手動操縦し、ブライヤー・パッチ内に充満する引火性の強いメトリオン・ガスをバサード・コレクターで採集。貯蔵セルが満杯になったところで、それらをソーナ艦の前に吹き付けた。これに対して発砲したソーナ艦は、1隻は破壊され、もう一隻は大破して航行不能となった。
そして、エンタープライズは連邦評議会に対して、バクーの強制移住が連邦の規約に違反することを訴え、強制移住計画を中止させることになった。
この後、ライカーはバクー星に戻り、ルアフォの旗艦の航行力を奪った上で、ソーナ収集艦の自爆装置を起動したピカードを間一髪で救出した。(スタートレック:叛乱)
ライカー中佐は乗り込んで来たレムス人と戦うチームを率いた。
ウィリアム・ライカーのUSSエンタープライズEでの最後の任務は2379年、シンゾン政務長官との遭遇であった。ライカーはUSSタイタンでのトロイとの人生を始めたいと切望していたが、シンゾンを止めることの重要性を理解し敵のセラロン放射兵器が地球に対して使われるのを防ぐためにはどんな犠牲をも払いたいと思っていた。
シミターはバッセン断層の戦いでエンタープライズを攻撃して弱らせ、何人かのクルーを乗り込ませた。ライカーとウォーフは保安部隊を連れて侵入者のレムス人と戦った。ヴァイスロイはブリッジにいるピカード艦長を誘拐するためにジェフリーズ・チューブに入った。ライカーはそれを追い、戦いは肉弾戦にもちこまれた。ライカーは最終的にヴァイスロイをメンテナンス・シャフトに突き落として倒した。(スタートレック:ネメシス)
艦長へのオファー[]ライカーはポチョムキン時代にポーカーを覚え、上官を相手に腕を磨くと同時に、ゲームを通じてクルーとコミュニケーションを図ることを覚える。(TNG:若き勇者達)
父親のカイルとは2365年にエンタープライズで15年ぶりに再会した。ウィルは暗棒術という武術で父親と対戦して今までの鬱憤をすべて吐き出し、和解することが出来た。(TNG:イカルス伝説)
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