ボーグ・キューブ

ページ名:ボーグ・キューブ

ボーグ・キューブ

艦種:

キューブ

所属:

全長:

約3,000m

全幅:

約3,000m

全高:

約3,000m

速度:

乗員数:

12万9,000以上

武装:

各種魚雷
切断ビーム
トラクター・ビーム
シールド無効化装置
磁器誘導弾頭

防御:

状態:

現役 (2370年代後半)
 ボーグ・キューブ(Borg cube)とは、ボーグ集合体が保有する主力宇宙艦である。

目次

概要[]

 宇宙艦隊による公式記録によると、最初にボーグ・キューブの存在が確認されたのが2365年J-25星系にてUSSエンタープライズ(NCC-1701-D)が遭遇した事例とされている。しかし、その約10年前の2353年にボーグを研究する民間の科学者のハンセン夫妻がUSSレイブンでボーグ・キューブと遭遇していたことが後に判明している。(TNG:無限の大宇宙、VOY:心の傷を越えて、VOY:ボーグ暗黒フロンティア計画・前編
 2366年末、ボーグによる第一次太陽系侵攻が開始され、その翌年の2367年にはウォルフ359の戦いにおいてたった一隻のボーグ・キューブによって40隻中39隻が撃沈されるという大損害を被り、その後2373年第二次太陽系侵攻においても、数十隻の艦が撃沈させられている。(TNG:浮遊機械都市ボーグ・後編スタートレック:ファーストコンタクト
 デルタ宇宙域のボーグ・スペースには何千ものキューブが存在していると考えられており、宇宙艦隊によって直接確認された最も大規模なキューブによる艦隊は15隻から成るものであった。(VOY:生命体8472・前編)
 生命体116と呼ばれる種族の出身であるアートゥリスは、故郷がボーグに襲われた際には、彼らの母星が何百ものキューブによって包囲されたと語った。(VOY:裏切られたメッセージ)

戦術情報[]

デザイン[]

 ボーグ・キューブの特徴は、立方体の船体であることが挙げられる。1辺約3km、約27立方キロメートルの大きさであり、約12万9,000体のドローンを収容している。
 また、様々な種族から同化した科学技術を結集した極めて高度な宇宙艦であり、武装や防御力において他を凌駕する能力を持っている。シェルビー少佐の分析によると、動力源が船体各所に分散している為、船体の78%がダメージを受けても正常航行に支障がないという脅威の耐久力も持っている。
 艦内環境は摂氏39.1度、湿度92%、気圧102キロパスカルに保たれており、ボーグにとって最適な環境に設定されている。

推進システム[]

Borg_conduit_drive.jpg

トランスワープコンジットへ突入する様子

 ボーグ・キューブはトランスワープ・ハブによるネットワークを用いることにより、通常のワープ航法を遥かに越える速度で銀河中を移動することが可能であった。トランスワープ・ハブに突入する際に非常に大きな重力的負荷が船体にかかることがわかっており、ボーグ・キューブはこれを回避する為の極めて高度な機構を備えていることも分かっている。また、トランスワープ・ハブの内部では非常に強力な時間的圧力にさらされ時空分裂を引き起こす為、クロノトンを用いて調整しながら進むこともわかっている。(VOY:幻の帰還計画、VOY:対決する時空)

戦術システム[]

 ボーグ・キューブの基本的な戦術として、相手の艦をトラクター・ビームで捕捉し、シールド無効化装置等を駆使し相手の防御力を奪い、艦を同化するというものである。また、場合により防御力を奪った相手艦の船体の一部を切断ビームで文字通り切り取り同化するという戦術を用いる場合もある。(TNG:無限の大宇宙TNG:浮遊機械都市ボーグ・前編DS9:聖なる神殿の謎

ボーグ・キューブから発せられたトラクター・ビームと切断ビーム
トラクター・ビームに捕捉され、切断ビームによる攻撃を受けるUSSエンタープライズ
エンタープライズの円盤部の一部を切断ビームで切り取っている

 また、ウォルフ359の戦いにおいては抵抗する敵艦に対して破壊を目的とした攻撃を行っている。

シールド無効化装置を使用するキューブ
シールド無効化装置の効果

 キューブが捕捉対象の艦を無効化するために用いる手段の一つとして、シールド無効化装置で対象を攻撃し、敵のシールドを無力化するというものである。実際に、ギャラクシー級のシールドはキューブからの三回の射撃によってシールドが無力化された。
 また、敵の艦のセンサーと転送機能を混乱させる為にかく乱電波を出す場合も報告されている。
 キューブは実に多種多様な武器を装備しているが、その中にはディスラプター・ビームや魚雷も含まれていることが確認されている。
 キューブの船体はトリタニウム合金製であり、アブレーティブ装甲によって高度に装甲化されていることが特徴である。このアブレーティブ装甲は宇宙艦隊においてもディファイアント級プロメテウス級ソヴェリン級にも断熱被膜塗装として導入されている画期的な装甲技術であるが、ボーグ・キューブに適用されているこの装甲はそれらの比にならない程高性能であることが知られている。
 また、キューブのシールドは宇宙艦隊のそれが基本的に全攻撃周波数に対応したシールドであるのに対して、ボーグにおいては特定の攻撃周波数に適応するシールドを生成する。そのため、最初の1~2回の攻撃では効果を挙げることが出来ても、直ちにその攻撃に対する耐性を習得し、次の攻撃には完全に適応する能力を持っている。

補助艦艇[]

Borg_Sphere_emerges.jpg

崩壊寸前のキューブから射出されるボーグ・スフィア

 ボーグ・キューブは基本的にどんな種類の宇宙艦も同化することが可能である。一例として、ボーグ・スフィアを脱出艇代わりにキューブから射出した例もあるが、元々搭載されていたものなのかどうかについては明らかにされていない。(スタートレック:ファーストコンタクト



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