USSペガサス

ページ名:USSペガサス

USSペガサス

クラス:

艦種:

登録番号:

NCC-53847

所属:

乗員数:

80名

艦長:

エリック・プレスマン大佐

状態:

損失 (2358年)
 USSペガサス(USS Pegasus NCC-53847)は惑星連邦宇宙艦隊24世紀に保有していたオーベルト級宇宙艦である。ペガサスは新型宇宙艦に搭載される予定の様々な新技術のテストベッドとして使用され、ペガサスで検証された様々な技術が後にギャラクシー級の開発で採用された。

 2358年、ペガサスはエリック・プレスマン大佐の指揮下にあった。後のUSSエンタープライズD副長となるウィリアム・T・ライカー(当時少尉)が宇宙艦隊アカデミーを卒業後最初に配属された艦でもあった。ライカー少尉が配属された同年、ペガサスはアルジェロン条約に違反する位相遮蔽装置のテストを実施していた。しかし、テスト中に機関室で爆発事故が起こり、多数の死傷者を出す結果となった。そのため、当時の副長と機関部長を含む多くのクルーが違法なテストを中止するよう求めてプレスマン艦長に対して反乱を起こした。ライカー少尉とプレスマン艦長の他7名が反乱に抵抗し、脱出ポッドで艦を脱出したが、脱出直後にペガサスは閃光に包まれ大爆発を起こしたように見えた。そして、残骸は発見されなかったため、長らくペガサスはワープ・コアが爆発し消失したと信じられていた。しかし、実際にはペガサスはデヴォリン星系の小惑星ガンマ601で位相遮蔽から実体化し難破していた。

 ペガサスの生存者は、ペガサスの破壊が機関室の事故が原因であると述べ、遮蔽装置の開発及びテストや乗員の反乱については一切口外しなかった。法務総監は元乗員の報告が不完全であるとして詳細調査を指示したが、実際には追跡調査は一切行われずに宇宙艦隊情報部によって機密情報として闇に葬られた。

 宇宙暦47457.1(2370年)、ロミュラン・ウォーバードのIRWテリックスがデヴォリン星系でペガサスの残骸の一片を発見した。この情報を知った当時の艦長であるプレスマン少将は、ロミュランよりも早く遮蔽装置を発見するためにUSSエンタープライズDを調査に派遣した。巨大な小惑星の内部に侵入したエンタープライズによって、岩盤に船体の半分が埋まった状態にあるペガサスを発見した。この発見により、違法な遮蔽装置の研究及び開発と艦で起こった反乱等の事故の一部始終が発覚し、プレスマン少将は軍法会議にかけられることとなった。(TNG:難破船ペガサスの秘密

ライカーの艦長待機室に置かれたUSSペガサスのモデル

 およそ10年後、 USSタイタンの艦長となったライカーは艦長待機室のデスクにUSSペガサスの金色のモデルを南北戦争時の第102ニュー・ヨーク歩兵隊の軍帽を並べて飾っていた。(LD: ケイション 彼の目は開かれた)

クルー[]

オーベルト級宇宙艦
USSビコUSSボーンステル • USSコクレーン • USSコペルニクスUSSグリソム(NCC-638) • USSオーベルト • USSペガサス • USSラマン • SSツィオルコフスキーSSヴィコUSSヨセミテ名称不明

背景[]

4本のナセルを示すディスプレイ

 「ペガサス」の名はギリシャ神話の翼のある馬からきている。

 制作スタッフの元々の意図では、ペガサスは4本のナセルを持つ宇宙艦としてデザインされていたようである。証拠としては、ペガサスの機関部の場面で見られるディスプレイがあり、これによればペガサスは4本のナセルを持つシャイアン級コンステレーション級、あるいは別のタイプの宇宙艦のはずだったと考えられる。

 リック・スターンバックは「"The Pegasus" Ship Concept Semi-ORIGINAL Sketch」という名の、初期のペガサスのコンセプト画をeBayのオークションに出した。これは2009年12月1日に売られた。これの記述のうち関係ある部分を複製したのが以下である。

This is an 11"x17" semi-original pen and ink and pasteup drawing for a concept for making the U.S.S. Pegasus out of Enterprise-C physical model parts, instead of re-using the model of the U.S.S. Oberth science ship. Drawing is signed in the lower right.

 要約するならば、「当初はエンタープライズCなどのようなアンバサダー級の変形型が使われるはずだったが、オーベルト級の模型が再使用されることになった」とのことである。(ちなみに、ペガサスが登場するTNG第7シーズンという時期はCGモデルへの置き換えが始まる直前であった。なお、オーベルト級のスタジオモデルは、後の『スタートレック:ジェネレーションズ』の最後に登場する名称不明の救援船を最後に使われなくなる。)



特に記載のない限り、コミュニティのコンテンツはCC BY-NCライセンスの下で利用可能です。

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。


最近更新されたページ

左メニュー

左メニューサンプル左メニューはヘッダーメニューの【編集】>【左メニューを編集する】をクリックすると編集できます。ご自由に編集してください。掲示板雑談・質問・相談掲示板更新履歴最近のコメントカウン...

に現れた時のQ()性別:男性種族:Q/一時的に人類(2366年)所属:Q連続体配偶者:Q子供:Q俳優:ジョン・デ・ランシー日本語吹替声優:羽佐間道夫他のQについては、Q(曖昧さ回避)を参照。 Qは、...

L・イサオ・テラカ

L・イサオ・テラカ大佐(2365年)性別:男性種族:人類所属:惑星連邦宇宙艦隊階級:大佐役職:USSラントリー艦長状態:死亡(2365年)出生:2335年死亡:2365年俳優:不明。[1] L・イサ...

J・P・ハンソン

J・P・ハンソン中将性別:男性種族:人類所属:惑星連邦宇宙艦隊階級:中将状態:戦死(2367年)俳優:ジョージ・マードック J・P・ハンソン(J.P. Hanson)中将は、24世紀後半の宇宙艦隊提...

J・M・コルト

コルト秘書(2254年)性別:女性種族:人類所属:惑星連邦宇宙艦隊役職:秘書状態:現役(2254年)俳優:Laurel Goodwin J・M・コルト(J.M. Colt)は23世紀中期においてUS...

黄色矮星

典型的な黄色矮星である太陽。 黄色矮星(yellow dwarf)は恒星の種類の1つでGタイプ恒星とも呼ばれる。水素-ヘリウム変換反応が起きている。太陽は著名な黄色矮星である。 2356年、マグナス・...

麦人

現実世界(制作視点での記事)麦人本名:寺田 誠性別:男性誕生日:1944年8月8日出身地:東京都武蔵野市演じたキャラクター:ジャン=リュック・ピカード、アルマス 麦人(むぎひと)は、日本の男性声優、舞...

魚雷ランチャー

 魚雷ランチャー(Torpedo launcher)とは、光子魚雷等の実弾兵器の発射装置の一般呼称である。同時に探査機などの発射装置としても使用される。この種の装置は、惑星連邦、クリンゴン帝国、ロミュ...

魚雷

USSエクセルシオによる光子魚雷射撃 魚雷(torpedoe)とは、自走能力と誘導能力を有した実弾兵器である。22世紀から24世紀のほとんどの宇宙艦においては標準の兵装の一つである。 魚雷兵器はディス...

駆逐艦

 駆逐艦(Destroyer)とは艦種の一つであり、19世紀末に登場した。第二次世界大戦までは魚雷を主兵装とし、駆逐艦隊は別名水雷戦隊と呼ばれていた。20世紀後半の海軍では対空・対潜能力を兼ね備えた5...

首席士官

 首席士官もしくは先任士官(Ranking officer)とは、指揮系統の優先権を示す為の制度及び役職の一つである。 同じ階級を持った士官が複数いる中で、指揮系統の混乱を防ぐ為に同じ階級内でも命令権...

飛行恐怖症

新時間軸(2233年分岐)飛行恐怖症(Aviophobia)は飛ぶ乗り物に乗るのが怖い症状のこと。 レナード・マッコイは2255年、宇宙艦隊アカデミーに向かうシャトルクラフトの席にすぐ座らなかった。彼...

風林火山戦略

 風林火山戦略(Fuurinkazan battle strategies)は惑星連邦の民間戦略家カイル・ライカーがかつて東京基地に居留している間に考案した戦略であった。ライカーはこの東京での仕事を完...