TV第2シリーズ

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ルパン三世
アニメ:ルパン三世(TV第2シリーズ)
原作モンキー・パンチ
監督鈴木清順
シリーズ構成大和屋竺
キャラクターデザイン北原健雄
音楽大野雄二
アニメーション制作東京ムービー
製作トムス・エンタテインメント
放送局日本テレビ系列
放送期間1977年10月3日 - 1980年10月6日
話数全155話
コピーライト表記©モンキー・パンチ/TMS・NTV
テンプレート使用方法 ■ノート

『ルパン三世』(ルパンさんせい)は、漫画家モンキー・パンチ原作のアニメルパン三世』で1977年10月3日-1980年10月6日に放送されたシリーズ。

目次

概要[]

ルパン三世のシリーズ中で、最も有名なシリーズである。現在まで引き継がれる「ルパンのモンキー面」や「赤いジャケット」のイメージ、テーマ曲「ルパン三世のテーマ」もこのシリーズで生まれたものである。

前作『TV第1シリーズ』は、本放送時は低視聴率から打ち切りになったが、再放送にて高視聴率をあげていた。これを受けて本作品は、『TV第1シリーズ』後半の方向性を継承して、家族全員が楽しめるファミリーアニメとして放送された。とは言え、長期に渡る放映期間の中で、ハードボイルドなエピソードから、脚本の浦沢義雄と作画の青木悠三のコンビによるスラップスティック調のコメディーまで、多彩なエピソードを幅広く揃えるのもこのシリーズの特徴である。ヒロインの峰不二子が肉感たっぷりのグラマラスなビキニの水着姿を披露している回が比較的多いのもこのシリーズであった。

なお本放送時では高視聴率を上げており、当時の裏番組(『おれは鉄兵』『激走!ルーベンカイザー』『メガロマン』等)を打ち切りに追い込んだが、終盤ではTBS系で『クイズ100人に聞きました』や『ガンダム』ブームの影響を受けて放映された『宇宙戦士バルディオス』等で視聴率が下っていった。

日本テレビ系放映ながらプロ野球中継、大晦日特番、正月特番がない月曜日という恵まれた時間帯だったこともあり、3年間に155話が製作され、ルパン三世のTVアニメ全3シリーズ中、最も長期間放映された。また本作放送中の1978年と1979年には、劇場映画作品が2作製作されている(『ルパン三世 ルパンVS複製人間』、『ルパン三世 カリオストロの城』)。

物語後半からであるが、日本で初めてステレオ放送されたTVアニメである。

TV第1シリーズとの主な違い[]

ルパン達は世界中で活躍し、彼らを追う銭形も警視庁からICPOに出向する。五ェ門の表記が五右ェ門に変更。『TV第1シリーズ』で言及されていた「ルパン帝国」の存在設定が無くなる。

基本的にレギュラー5人は揃っており、ルパン、次元、銭形は毎回登場していたが、五ェ門と不二子は稀にストーリー上の絡みがなく未登場の回も何話かあった。また不二子はその回のゲストキャラクターが変装する回があった。

ルパンの愛車が前作のメルセデス・ベンツSSKからアルファロメオ・グランスポルト・クアトロルオーテに。この他にもMiniや前作終盤及び映画『ルパン三世 カリオストロの城』にも登場したフィアット・500など、多彩な車を乗り分ける。

ルパンのジャケットの色が違う。『TV第1シリーズ』を「青ジャケ」「緑ジャケ」と呼ぶのに対し、こちらは「赤ジャケ」と呼ばれる。大塚康生によるとジャケットの色が変わった理由はスポンサーであるバンダイの商品が緑のままだと旧作のスポンサーである浅田飴の商品と区別がつかなくなる恐れがあったからだそうである[1]

声優変更で峰不二子が増山江威子、石川五ェ門が井上真樹夫へと変更され、以後ルパンシリーズで担当し続けており、山田康雄がルパンを担当する期間より長くなった。 音楽は山下毅雄から大野雄二へと変更。よりジャズ色の強いファンク、ディスコ、フュージョン路線の楽曲が並ぶ。本シリーズ以降、ルパンの音楽担当は大野で定着する。

『新ルパン三世』(アニマックスでは『ルパン三世(新)』)と呼ぶこともある(『新ルパン三世』(略称「新ル」)と言った場合、通常は原作の漫画よりもこちらを指す事が多く、原作の方は「原新ル」などと表記し区別される)。

制作局がよみうりテレビから日本テレビになっている(但し、制作表記に日本テレビの名はクレジットされていない)。

製作陣[]

演出の軸は『宇宙戦艦ヤマト』、『氷河戦士ガイスラッガー』の石黒昇、東映動画系の新田義方、中野健治、キャラクターデザインの北原健雄は全話の作画監督も担当し作画面の責任を負った。前番組の『元祖天才バカボン』から引き継いだ東京ムービーのスタッフ陣や『合身戦隊メカンダーロボ』の演出陣である。脚本は、前シリーズから引き続き、大和屋竺、山崎忠昭ら、日活などで活躍した実写畑系ライターが顔を揃えた。彼らの人脈から、映画監督の高橋伴明、本作で脚本家デビューを果たした浦沢義雄らも加わる。シリーズ途中からは監修として映画監督鈴木清順も参加した。また、日活出身の選曲家・鈴木清司による独特の音楽演出手法(劇伴を細かく編集し、半ば効果音のように1コマ単位で映像に合わせる)は、前番組同様に随所で試みられた。

前シリーズの演出家3人の内、大隈正秋と高畑勲は参加していない。宮崎駿は、劇場映画第2作『ルパン三世 カリオストロの城』を監督するため、日本アニメーションから東京ムービー系のテレコム・アニメーションフィルム(以下テレコム)に移籍している。テレコムの社員の仕事として、本シリーズ後半で照樹務名義で2作品の脚本と演出を担当している(第145話「死の翼アルバトロス」、最終話「さらば愛しきルパンよ」)。すでに出来上がっていたルパン三世のキャラクターデザインからかなり外れていたため、一度は局側から受け取りを拒否されている。

前シリーズでキャラクターデザイナー、作画監督を担当した大塚康生は、『TV第2シリーズ』の企画内容を知り、素直には喜べなかったそうである。彼も、劇場映画作品への参加を東京ムービー社長から誘われ、シンエイ動画からテレコムへと宮崎同様に移籍していた。だが劇場版第1作『ルパン三世 ルパンVS複製人間』では製作がすでに進行していたため、監修名義でほとんど何もしなかった。宮崎駿が監督を務めた第2作『ルパン三世 カリオストロの城』には作画監督として参加している。TV版には、原画の下請けを担当するテレコムの、新人アニメーターの教育係として参加している。大塚は、第72話「スケートボード殺人事件」にて、人手不足を補うため久々に作画に参加、前シリーズ風のルパンたちを描く。このテレコム作画回は新作スタッフによってすべて本シリーズの顔に修正された。その後もテレコムが作画を担当した第82話「とっつぁん人質救出作戦」、第84話「復讐はルパンにまかせろ」、第99話「荒野に散ったコンバットマグナム」、第105話「怪奇鬼首島に女が消えた」まで本シリーズのデザインに基づいた修正が施された。だが、その後もキャラクターデザインを尊重しない作画が続いたため、作画監督は修正を放棄してしまう。第143話「マイアミ銀行襲撃記念日」からは修正がなされず、前述の「ルパンの顔が違う」と局側から一度は納品拒否される事態が生じたのはこのためである。

なお、このシリーズから、2001年放送のTVスペシャル第13作『ルパン三世 アルカトラズコネクション』まではメインスタッフ、キャストがほぼ変わらずに推移する。キャストはともかく、スタッフでは文芸の飯岡順一、撮影の長谷川肇、小林健一およびトムスフォトスタッフ、音楽の大野雄二、音楽監督の鈴木清司、録音の加藤敏、編集の鶴渕充寿、音響効果の糸川幸良、以上の面子は以後24年に渡り、劇場映画、TVシリーズ、TVスペシャル全作品に携わっている。2008年現在でも、飯岡順一、大野雄二、鈴木清司、加藤敏、小林健一やトムス・フォトスタッフの野村隆、金井弘は現役で登板し続けている。

評価・影響[]

本作が放映された当時は『宇宙戦艦ヤマト』のヒットにより女子中高生を中心としたアニメブームが起きていた。

版権元の日本テレビ音楽によると、本作の当初の商品化収入は同時期の『家なき子』の2割に満たなかったそうである。そうした状況を打破したのはサンスター文具の発売した文房具である。サンスターも低年齢向けを得意としており、中高生向けには自信がなかったが、その層の商品を育てたいという意志はあった。サンスターは日本テレビ音楽と幾度も商品化の会議を重ねデザインを決定し、中高生向けのキャラクター商品に抵抗を持つ流通を説得し、なんとか発売にこぎつけた。

中高生向けのテレビキャラクター文房具はこれまでほとんど存在せず、商品は大人気となった。自信が持てなかったサンスターが生産を絞ったことによる品薄がそれに拍車をかけた。サンスターのヒットを見た各社は中高生向けの商品を携え、本作に殺到した。本作の商品化収入は放映開始1年で『家なき子』を越え、終了時には日本テレビ音楽過去最大のものとなった。このため本作は中高生向けの商品化で初めて成功したテレビアニメという評価を得ている。

海外でも放映され、特にフランス・イタリアでの評価が高い。ちなみにアメリカではナチスに関連が深い第3話は未放送である。再放送回数は多数あり、現在までに日本テレビ系のみならず様々な局で放映される。日本のテレビアニメーションで最も再放送回数の多い作品である。

2000年頃までは日本テレビでは平日夕方、よみうりテレビでは日曜正午枠でよく再放送されていた。特によみうりテレビでは長年にわたり毎週二話ずつ、全話をループ状態(最終話まで放送したあとまた第1話に戻る)で放送し続けていた事もあり、関西出身の一定の世代には作品が深く浸透しているようである(KinKi Kidsの堂本剛は「関西で日曜のお昼といえばルパン!」と語っている)。今では地上波での放送は減ったもののCS(アニマックス)での再放送が多い。日本テレビのプロデューサーである武井英彦は「1989年の『ルパン三世 バイバイ・リバティー・危機一発!』に始まるTVスペシャルは、本シリーズの再放送が高視聴率だったために誕生した企画」と述べている。

放送期間など[]

  • 放送期間:1977年10月3日-1980年10月6日
  • 放送回数:全155話
  • 放送時間:毎週月曜日19時-19時30分
  • 放送局:日本テレビ放送網

スタッフ[]

  • 原作:モンキー・パンチ
  • 企画:藤岡豊(TMS(ノンクレジット))、吉川斌(NTV)
  • 監修:鈴木清順(第52話から)
  • 音楽:大野雄二
  • プロデューサー:高橋靖二(NTV)、高橋美光(TMS)
  • シリーズ構成:大和屋竺
  • 文芸担当:飯岡順一
  • キャラクターデザイン:北原健雄
  • 作画監督:北原健雄、児玉兼嗣、朝倉隆、丹内司
  • 作画監督補:児玉兼嗣、朝倉隆
  • 原画:青木悠三、大塚康生、友永和秀他
  • 作画監修:大塚康生(テレコム回の一部参加)
  • 美術監督:龍池昇、清水一利
  • 美術設定:曽我元、橋本三郎、山本二三
  • 撮影監督:小林健一、長谷川肇
  • 録音監督:加藤敏
  • 選曲:鈴木清司
  • 音響効果:糸川幸良(宮田音響)
  • 制作担当:堀越とおる(NTV)、仙石鎮彦(TMS)
  • レイアウト:葛岡博
  • 現像:東京現像所
  • 制作協力:東京ムービー、テレコム・アニメーションフィルム
  • 製作:東京ムービー新社
    • 再放送における表記は、1990年代はキョクイチ東京ムービー、2000年以降はトムス・エンタテインメントになっている。

声の出演[]

主題歌[]

オープニング・テーマ[]

  • ルパン三世のテーマ」(1977年)
    • 作曲・編曲:大野雄二
    • 演奏:ユー&エクスプロージョン・バンド
    • 使用:第1話〜第26話

初回放送の第27話のみ効果音なしのバージョンである。

  • 「ルパン三世のテーマ(ヴォーカル・ヴァージョン)」(1978年)
    • 歌詞原案:鴇田一枝
    • 作詞:千家和也
    • 作曲・編曲:大野雄二
    • 唄:ピートマック・ジュニア
    • 使用:第27話〜第51話
  • 「ルパン三世'79」(1979年)
    • 作曲・編曲:大野雄二
    • 演奏:ユー&エクスプロージョン・バンド
    • 使用:第52話〜第103話

第98話まではモノラル版で放送されていたが、第99話で初めてステレオ版(その他効果音入り)が放送され、以降、モノラル版とステレオ版が混在している。

  • 「ルパン三世'80」(1980年)
    • 作曲・編曲:大野雄二
    • 演奏:ユー&エクスプロージョン・バンド
    • 使用:第104話〜第155話

最初のヴァージョンは、1990年発売のCDボックス第2弾で「ルパン三世'78」と曲名が表記され、以降、ヴォーカル版との区別を図る目的で、「ルパン三世のテーマ'78」「ルパン三世'78」と表記されるようになるが、シングル盤発売当時の曲名は「ルパン三世のテーマ」である。

ヴォーカル版は当初、水木一郎によって録音されたが採用されず、ピートマック・ジュニアによるヴァージョンが採用されたという経緯がある。水木版は2003年発売のCD『ルパン三世 1977 ミュージックファイル』と『ルパン三世 1978 ミュージックファイル』にて、ようやく陽の目を見ることになった。なお同テーマ曲は、現在も日本の高校野球などで、応援歌の定番としても有名である。

エンディング・テーマ[]

  • 「ルパン三世 愛のテーマ」(1977年)
    • 作曲・編曲:大野雄二
    • 演奏:ユー&エクスプロージョン・バンド
    • 使用:第1話〜第26話
  • 「ルパン三世 愛のテーマ(ヴォーカル・ヴァージョン)」(1978年)
    • 歌詞原案:鴇田一枝
    • 作詞:千家和也
    • 作曲・編曲:大野雄二
    • 唄:水木一郎
    • 使用:第27話〜第51話
  • 「ラヴ・スコール」(1979年)
    • 作詞:槇小奈帆
    • 作曲・編曲:大野雄二
    • 唄:サンドラ・ホーン
    • 使用:第52話〜第103話
  • 「ラヴ・イズ・エヴリシング」(1980年)
    • 作詞:奈良橋陽子
    • 作曲・編曲:大野雄二
    • 唄:木村昇
    • 使用:第104話〜第155話

ステレオ放送[]

第99話「荒野に散ったコンバットマグナム」で、テレビ用アニメーションとしては初のステレオ放送が開始された。家庭用テレビの多くがまだ音声多重放送に対応していなかった時期の物で、実験的導入であったともされる。

その後、後番組の『あしたのジョー2』が全話ステレオで放送され、そのさらに後番組の『新・ど根性ガエル』は3話までステレオで放送されたが、その後はモノラル放送に戻った。1984年に放映されたTV第3シリーズ『ルパン三世 PartIII』も全話モノラル放送であった[2]。ほとんどのアニメは「子供向け」というイメージもあり、モノラル収録・放送のままで、ステレオ放送がテレビアニメに本格的に採用されるのは、1990年代以降である。

本放送では、第103話以降すべての話数がステレオ放送されたが、かなりの話数のステレオマスター(シネテープ)が現存していないため、現在発売されているDVDは、第103話以降でも音声がモノラル収録(フィルム焼き込みの光学録音)のものが多数ある他、再放送もモノラル放送での実施となっている。

サブタイトル一覧[]

サブタイトル放送日脚本コンテ演出
1ルパン三世颯爽登場1977年10月3日山崎忠昭御厨恭輔
2リオの夕陽に咲く札束1977年10月10日今野鑲
3ヒトラーの遺産1977年10月17日金子裕石黒昇棚橋一徳
4ネッシーの唄が聞こえる1977年10月24日大和屋竺
5金塊の運び方教えます1977年10月31日城山昇
6ピサの斜塔は立っているか1977年11月7日金子裕奥田誠二
7ツタンカーメン三千年の呪い1977年11月14日佐々木正広御厨恭輔
8ベネチア超特急1977年11月21日今野鑲松浦錠平
9浮世絵ブルースはいかが1977年11月28日毛利蘭佐々木正広
10ファイルM123を盗め1977年12月5日城山昇奥田誠二棚橋一徳
11モナコGPに賭けろ1977年12月12日今野鑲宮本清司御厨恭輔
12大統領への贈り物1977年12月19日城山昇石黒昇棚橋一徳
13サンフランシスコ大追跡1977年12月26日金子裕宮本清司御厨恭輔
14カリブ海の大冒険1978年1月9日山崎忠昭松浦錠平
15名探偵空をゆく1978年1月16日金子裕中野健治
16二つの顔のルパン1978年1月23日田上雄御厨恭輔
17オイルダラーを狙え1978年1月30日新田義方
18ブラックパンサー1978年2月6日金子裕宮本清司
19十年金庫は破れるか1978年2月13日城山昇
20追いつめられたルパン1978年2月20日小山俊一郎奥田誠二
21五右ェ門の復讐1978年2月27日皿田オイル野田作樹
22謎の女人館を探れ1978年3月6日城山昇佐々木正広
23第4次元の魔女1978年3月13日大和屋竺奥田誠二
24怪盗ねずみ小僧現わる1978年3月20日宮田雪宮本清司
25必殺鉄トカゲ見参1978年3月27日城山昇新田義方
26バラとピストル1978年4月3日大和屋竺奥田誠二
27シンデレラの切手はどこへいった1978年4月10日金子裕
28女刑事メロン1978年4月17日松浦錠平
29電撃ハトポッポ作戦1978年4月24日大和屋竺新田義方
30モロッコの風は熱く1978年5月1日城山昇松浦錠平
31白夜に向かって撃て1978年5月8日大和屋竺奥田誠二
32ルパンは二度死ぬ1978年5月15日柳弘通
33オリオンの王冠は誰のもの1978年5月22日七條門佐々木正広
34吸血鬼になったルパン1978年5月29日宮田雪石黒昇
35ゴリラギャングを追っかけろ1978年6月5日七條門新田義方
36月影城の秘密をあばけ1978年6月12日柳弘通
37ジンギスカンの埋蔵金1978年6月19日奥田誠二
38ICPOの甘い罠1978年6月26日金子裕新田義方
39香港の夜空にダイヤは消えた1978年7月3日今野鑲松浦錠平
40ミサイルジャック作戦1978年7月10日毛利蘭三家本泰美三家本泰美
41かぐや姫の宝を探せ1978年7月17日宮田雪石黒昇
42花嫁になったルパン1978年7月24日山浦弘靖三家本泰美
43北京原人の骨はどこに1978年7月31日毛利蘭石黒昇
44消えた特別装甲車1978年8月7日今野鑲御厨恭輔御厨恭輔
45殺しはワインの匂い1978年8月14日奥山貞行青木悠三
46ルパン お高く売ります1978年8月21日城山昇三家本泰美
47女王陛下のズッコケ警部1978年8月28日高橋伴明御厨恭輔
48非常ベルにルパンは笑う1978年9月4日今野鑲
49可愛い女には毒がある1978年9月11日つるもみすけ
今野鑲
三家本泰美
50私が愛したルパン(前篇)1978年9月18日金子裕青木悠三御厨恭輔
51私が愛したルパン(後篇)1978年9月25日
52エマニエルは天使のささやき1978年10月2日金子裕
城野楊子
三家本泰美
53狂気のファントマ・マークIII1978年10月9日金子裕
掛川正幸
御厨恭輔
54半七刑事 十年目の約束1978年10月16日大久保昌一良宮本一夫御厨恭輔
55花吹雪 謎の五人衆(前篇)1978年10月23日高階秋成石原泰三三家本泰美
56花吹雪 謎の五人衆(後篇)1978年10月30日
57コンピューターかルパンか1978年11月6日金子裕青木悠三御厨恭輔
58国境は別れの顔1978年11月13日石倉八木
59マダムXの不思議な世界1978年11月20日杉村のぼる沼尻東三家本泰美
60インドに自殺の花が咲く1978年11月27日大原清秀御厨恭輔
61空飛ぶ斬鉄剣1978年12月4日大久保昌一良石原泰三三家本泰美
62ルパンを呼ぶ悪魔の鐘の音1978年12月11日金子裕奥田誠二御厨恭輔
63罠には罠を!1978年12月18日大久保昌一良石倉八木三家本泰美
64クリスマスは女神の手に1978年12月25日高階秋成御厨恭輔
65ルパンの敵はルパン1979年1月8日山崎忠昭石原泰三三家本泰美
66射殺命令!!1979年1月15日高階秋成沼尻東
67ルパンの大西遊記1979年1月22日大原清秀奥田誠二御厨恭輔
68カジノ島・逆転また逆転1979年1月29日浦沢義雄
69とっつぁんの惚れた女1979年2月5日杉村のぼる石原泰三三家本泰美
70クラシック泥棒と九官鳥1979年2月12日宮田雪御厨恭輔
71ルパン対新選組1979年2月19日大久保昌一良石原泰三三家本泰美
72スケートボード殺人事件1979年2月26日宮田雪奥田誠二御厨恭輔
73花も嵐も泥棒レース1979年3月5日金子裕
74恐怖のカメレオン人間1979年3月12日大原清秀御厨恭輔
75不二子に花嫁衣裳はにあわない1979年3月19日金子裕石倉八木
76シェークスピアを知ってるかい1979年3月26日高階秋成沼尻東三家本泰美
77星占いでルパンを逮捕1979年4月2日宮田雪豊田茂吉田しげつぐ
78ロボットの瞳にダイヤが光る1979年4月9日浦沢義雄青木悠三御厨恭輔
79ルパン葬送曲1979年4月16日高階秋成石原泰三三家本泰美
80最後の差し入れはカップラーメン1979年4月23日金子裕
81不二子! 男はつらいぜ1979年4月30日高階秋成御厨恭輔
82とっつあん人質救出作戦1979年5月7日四十物光男吉田しげつぐ
83ルパンの大西部劇1979年5月14日高階秋成
84復讐はルパンにまかせろ1979年5月21日奥田誠二御厨恭輔
85ICPOマル秘指令1979年5月28日青木悠三吉田しげつぐ
86謎の夜光仮面現わる1979年6月4日宮田雪石原泰三三家本泰美
87悪魔がルパンを招くとき1979年6月11日杉村のぼる御厨恭輔
88ルパンの南極北極大冒険1979年6月18日鈴木岬一南敦吉田しげつぐ
89ドロボウ交響曲を 鳴らせ1979年6月25日四十物光男石原泰三三家本泰美
90悪い奴ほど大悪党1979年7月2日浦沢義雄御厨恭輔
91時を駆ける少女1979年7月9日大久保昌一良西牧秀夫
92マダムと泥棒四重奏1979年7月16日浦沢義雄沼尻東三家本泰美
93万里の長城インベーダー作戦1979年7月23日大原清秀石倉八木
94ルパン対スーパーマン1979年7月30日鈴木岬一
杉和幸
石倉八木吉田しげつぐ
95幽霊船より愛をこめて1979年8月6日杉村のぼる吉田しげつぐ
96ルパンのお料理天国1979年8月13日金子裕青木悠三御厨恭輔
97ルパン一世の秘宝を探せ1979年8月20日山崎忠昭石原泰三三家本泰美
98父っつあんのいない日1979年8月27日高橋伴明
杉和幸
99荒野に散ったコンバット・マグナム1979年9月3日大和屋竺吉田しげつぐ
100名画強奪ウルトラ作戦(原案:杢野武彦)1979年9月10日浦沢義雄石原泰三三家本泰美
101ベルサイユは愛に燃えた(原案:木宮茂)1979年9月17日大久保昌一良御厨恭輔御厨恭輔
102ルパンはシャネルがお好き(原案:岡田貴夫)1979年9月24日高階航西牧秀夫
103狼は天使を見た(原案:藤本敬三)1979年10月1日大和屋竺石原泰三三家本泰美
104もっとも危険な黄金ベッド1979年10月8日高階航西牧秀夫御厨恭輔
105怪奇鬼首島に女が消えた1979年10月15日宮田雪御厨恭輔
106君はネコ ぼくはカツオ節1979年10月22日浦沢義雄青木悠三
107結婚指輪は呪いの罠1979年10月29日四十物光男
108哀しみの斬鉄剣1979年11月5日岡本一郎御厨恭輔
109ルパン 史上最大の苦戦1979年11月12日杉村のぼる永丘昭典
110激写 これが不二子だ1979年11月19日杉江慧子石原泰三三家本泰美
111インベーダー金庫は開いたか?1979年11月26日高階航佐々木正広
112五右ェ門危機一髪1979年12月3日金子裕石黒昇
113作戦名は忠臣蔵1979年12月10日大久保昌一良石原泰三三家本泰美
114迷画 最初の晩餐の秘密1979年12月17日宮田雪山田勝久御厨恭輔
115モナリザは二度微笑う1979年12月24日金子裕佐々木正広三家本泰美
116108つの鐘は 鳴ったか1979年12月31日宮田雪石原泰三
117チューインガム変装作戦1980年1月7日浦沢義雄青木悠三御厨恭輔
118南十字星がダイヤに見えた1980年1月14日大原清秀石黒昇
119ルパンを殺したルパン1980年1月21日高垣幸三御厨恭輔
120フランケンシュタイン ルパンを襲う1980年1月28日宮田雪南敦
121オレの爺さんが残した宝物1980年2月4日杉江慧子石原泰三三家本泰美
122珍発見 ナポレオンの財宝1980年2月11日高階航山田勝久御厨恭輔
123泥棒はパリで1980年2月18日三家本泰美
1241999年ポップコーンの旅1980年2月25日浦沢義雄青木悠三御厨恭輔
125オイルダラーの大謀略1980年3月3日杉村のぼる
126地獄へルパンを道づれ1980年3月10日宮本一夫
127直撃! デッドボール作戦1980年3月17日大原清秀吉田しげつぐ三家本泰美
128老婆とルパンの泥棒合戦1980年3月24日浦沢義雄青木悠三御厨恭輔
129次元に男心の優しさを見た1980年3月31日金子裕
130ルパン対奇人二面相1980年4月7日大久保昌一良石原泰三三家本泰美
131二人五右ェ門斬鉄剣の謎1980年4月14日荒木芳久御厨恭輔
132霊山ヒマラヤの泥棒教団1980年4月21日高屋敷英夫石原泰三三家本泰美
133熱いお宝に手を出すな1980年4月28日杉江慧子御厨恭輔
134ルパン逮捕頂上作戦1980年5月5日宮田雪青木悠三御厨恭輔
135毒薬と魔術とルパン三世1980年5月12日荒木芳久
三島久乃
石黒昇
136ゴールドバタフライの復讐1980年5月19日四十物光男山田勝久三家本泰美
137華麗なるチームプレイ作戦1980年5月26日杉和幸石原泰三
138ポンペイの秘宝と毒蛇1980年6月2日浦沢義雄青木悠三御厨恭輔
139ルパンのすべてを盗め1980年6月9日金子裕石川類
140狼は走れ 豚は転がれ1980年6月16日高階航佐々木皓一三家本泰美
1411980 モスクワ黙示録1980年6月30日高屋敷英夫
142グランドレース 消えた大本命1980年7月7日大久保昌一良石黒昇
143マイアミ銀行襲撃記念日1980年7月14日浦沢義雄青木悠三吉田しげつぐ
144不二子危機一髪救出作戦1980年7月21日杉村のぼる
桂一水
145死の翼アルバトロス1980年7月28日照樹務(宮崎駿)
146ルパン 華麗なる敗北1980年8月4日四十物光男石川類御厨恭輔
147白夜に消えた人魚1980年8月11日いとうまさお高屋敷英夫
148ターゲットは555M1980年8月18日金子裕石原泰三三家本泰美
149ベールをはいだメッカの秘宝1980年8月25日高階航青木悠三御厨恭輔
150ピアノ交響曲「動物園」1980年9月1日大久保昌一良石川類
151ルパン逮捕ハイウェイ作戦1980年9月8日宮田雪吉田しげつぐ
152次元と帽子と拳銃と1980年9月15日杉村のぼる石黒昇
153神様のくれた札束1980年9月22日金子裕吉田しげつぐ
154ヘクサゴンの大いなる遺産1980年9月29日杉和幸石原泰三三家本泰美
155さらば愛しきルパンよ1980年10月6日照樹務(宮崎駿)

※サブタイトルのバックのBGMの後半部分は、大野が作曲した時代劇「戦国ロック はぐれ牙」の主題歌「はぐれ節」を流用。

使用された原作[]

  • 第5話「金塊の運び方教えます」 - 『新ルパン三世』No.88「金車鉱炉」原作では金でできた車から金塊を生成しているが、アニメではその逆(盗んだ金塊で黄金の車体を作っている)。
  • 第14話「カリブ海の大冒険」 - 『ルパン三世 新冒険』第26話「宝がザクザク(その1)」、第27話「宝がザクザク(その2)」
  • 第16話「二つの顔のルパン」 - 同第30話「ジキル・ルパンとハイド・ルパン(その1)」、第31話「ジキル・ルパンとハイド・ルパン(その2)」
  • 第19話「十年金庫は破れるか」 - 同第8話「ルパンと金庫破り(その1)」、第9話「ルパンと金庫破り(その2)」
  • 第21話「五右ェ門の復讐 」 - 同第25話「五右ェ門の復讐」
  • 第22話「謎の女人館を探れ」 - 『新ルパン三世』No.4「ロータ・猿宇の忠告」
  • 第23話「第4次元の魔女」 - 『ルパン三世』第23話「現代下克上」
  • 第25話「必殺鉄トカゲ見参」 - 『新ルパン三世』No.18「鉄トカゲ(前篇)」、No.19「鉄トカゲ(後篇)」
  • 第28話「女刑事メロン」 - 同No.3「刑事メロン」
  • 第29話「電撃ハトポッポ作戦」 - 『ルパン三世』第88話「せいては盗をしそんじる(その1)」
  • 第31話「白夜に向かって撃て」 - 同第32話「ルパンの法則」
  • 第37話「ジンギスカンの埋蔵金」 - 『ルパン三世 新冒険』第24話「いただきーッ」、第27話「宝がザクザク(その2)」原作第24話からは冒頭、原作第27話からは末尾のシーンをそれぞれ参考にしている。
  • 第40話「ミサイルジャック作戦」 - 『新ルパン三世』No.33「コン・ジャック」
  • 第46話「ルパン お高く売ります」 - 『ルパン三世』第9話「集まれ奇人ども」、第81話「能ある悪党は牙をかくす(その1)」ちなみに原作9話のレギュラーヒロインキャラはフウテン探偵だがアニメでは峰不二子になっている。
  • 第63話「罠には罠を!」 - 『新ルパン三世』No.37「鬼出神没」
  • 第70話「クラシック泥棒と九官鳥」:同No.8「1人180役」のルパンの自首〜脱獄までを冒頭部分の参考にしている。
  • 第79話「ルパン葬送曲」 - 『ルパン三世 新冒険』第34話「ルパン送葬曲(その1)」、第35話「ルパン送葬曲(その2)」
  • 第97話「ルパン一世の秘宝を探せ」 - 『ルパン三世』第91話「我が盗争(その1)」、第92話「我が盗争(その2)」
  • 第99話「荒野に散ったコンバット・マグナム」 - 『新ルパン三世』No.23「ウエスタン次元」
  • 第105話「怪奇鬼首島に女が消えた」 - 同No.13「What's happened? 」
  • 第108話「哀しみの斬鉄剣」 - 同No.50「五右ェ門流し」、No.51「五右ェ門星」
  • 第112話「五右ェ門危機一髪」 - 同No.32「盗怪道五十三次」
  • 第118話「南十字星がダイヤに見えた」 - 同No.97「スナイパア」
  • 第121話「オレの爺さんが残した宝物」 - 同No.79「血路」、No.80「穴路」
  • 第132話「霊山ヒマラヤの泥棒教団」 - 同No.69「変装防止(前篇)」、No.70「変装防止(後篇)」
  • 第133話「熱いお宝に手を出すな」 - 同No.45「ちがう穴のムジナ」、No.46「ちがう穴の泥棒」
  • 第137話「華麗なるチームプレイ作戦」 - 同No.82「三死がなくて……五に練習」、No.83「八苦がなくて十に成功」
  • 第139話「ルパンの全てを盗め」 - 同No.84「ボディ・チェンジャ」、No.85「ボディ・スチール」

予告編でのルパンの決め台詞は「また会おうぜ!」(各話の内容に応じて口調が変化することもある)だが、第20話「追いつめられたルパン」では「無事だったら会おうぜ」、第155話(最終話)「さらば愛しきルパンよ」では「別れがつらいぜ」だった。なお、新番組予告では、前番組が『元祖天才バカボン』だったため「パパしゃん、ご苦労様でしたナノダ」と始まっている。

ブラジャーなどの下着が出るシーンや女性キャラの露出度が多かったせいか、1978年には日本PTA連合会からワーストテレビ番組(現在は子供に見せたくない番組)のワースト10に入れられてしまった。アニメがワースト番組となった元祖。

本シリーズでは、アニメでは初めてオープニングクレジットでメインキャストの声優が表示されるというテレビドラマに即した方式がとられた。この方式を採用した作品は他にも「キャッツ・アイ」や「機動警察パトレイバー」がある。TV第2シリーズで二階堂有希子に代わり峰不二子役になった増山江威子は当時、日本テレビに来た視聴者達のキャスト変更に対する批判の投書を数々見せられ、「こんな悲しい事はなかった」と後に語っている。しかしそれが発奮材料になって自らの持ち味を生かし新たな不二子を作り上げたという。

  • 第1話「ルパン三世颯爽登場」

TV第1シリーズを見たことがない人に対して、キャラクター紹介的なニュアンスのある作品にもなった。

  • 第3話「ヒトラーの遺産」

登場したヒトラーの遺産は、ヒトラーが最初は画家を目指していたが挫折し、その時のコンプレックスが独裁者になるきっかけとなった事実に即したオチとなっている。またヒトラーを題材としている故、日本国外での放映時にはハーケンクロイツ等が放送国の放映倫理に引っかかり放送されない場合がある。

  • 第5話「金塊の運び方教えます」

作中、金塊自動車で走行中の検問シーン直前の会話中に次元と五ェ門の声が途中で入れ替わってしまっている。後で元に戻っているが、原因は不明。

  • 第7話「ツタンカーメン三千年の呪い」

アイキャッチに「タタリじゃ〜」とルパンの声が入る。この回で、ルパンがファラオの黄金のマスクを盗んで呪われてしまっていたため。台詞は映画『八つ墓村』のパロディで、当時の流行語でもあった。

  • 第8話「ベネチア超特急」

後に劇場用35ミリ版フィルムにブロー・アップ再編集し、1978年度春の東宝チャンピオンまつりにて併映された。また、この作品はセガ製作のシューティングゲーム「ルパン三世 THE SHOOTING」の最初のステージとして登場する。

  • 第11話「モナコGPに賭けろ」

ルパンがドライブしたマシンがタイレル・P34だった他、当時F1ドライバーだったニキ・ラウダも登場している。

  • 第15話「名探偵空をゆく」

アイキャッチまでの間、銭形警部を除いたメインキャラクターが全く登場していない(4人が全員誰かに変装していたため)。

  • 第19話「十年金庫は破れるか」

当時テレビゲームが流行っていたので任天堂のテレビゲーム15を登場させた。

  • 第20話「追い詰められたルパン」、第29話「電撃ハトポッポ作戦」、第97話「ルパン一世の秘宝を探せ」

これらの3話は旧シリーズでは没となったが、新シリーズで実現した3話である。

  • 第37話「ジンギスカンの埋蔵金」

ルパンファミリーが空港から強奪した飛行機を工事中の平泉付近の東北自動車道に着陸させる設定なのだが、東北自動車道は本放送の7か月前に一関IC - 盛岡南IC間がすでに開通していた。

  • 第58話「国境は別れの顔」他

石倉八木という人は、北原健雄によれば『無敵超人ザンボット3』、『無敵鋼人ダイターン3』、『機動戦士ガンダム』、『伝説巨神イデオン』の富野由悠季という説がある。

  • 第61話「空飛ぶ斬鉄剣」

これと同じ様に悪役が乗っている車を五右ェ門に真っ二つされ悪役が爆死するラストシーンがあるルパン三世 PartIIIの「友よ深く眠れ」は同じ大久保昌一良の脚本である。

  • 第66話「射殺命令!!」

この話では、ダムダム弾の使用禁止について次元が説明する場面がある。その中で次元が「ダムダム弾は1929年のベルサイユ条約で使用禁止になった」と語っているが、ベルサイユ条約が調印されたのは1929年ではなく、1919年である。さらに、ダムダム弾が使用禁止となったのは、1899年の第1回ハーグ国際平和会議および、1907年の第2回ハーグ国際平和会議によってである。したがって、「ダムダム弾はベルサイユ条約で使用禁止になった」という次元の説明は、大きな間違いということになる。ハーグ陸戦条約も参照。なお、上述のハーグ陸戦条約23条によるダムダム弾(拡張弾)の使用禁止は軍隊においての使用を禁ずるもので、警察での使用は禁じられておらず、貫通による二次被害を避ける目的等でホローポイント弾等の同種の弾が使用されている。

  • 第68話「カジノ島・逆転また逆転」

浦沢義雄の脚本家デビュー作でもある。

  • 第73話「花も嵐も泥棒レース」

局アナ時代の徳光和夫が本人の役で出演している。日本テレビでの本放送日1979年3月5日は、奇しくも徳光の代表番組と言える「ズームイン!!朝!」の放映開始日でもあった。最後の泥棒オリンピックのゴール地点が破壊されるシーンで、逃げ惑う人々の中に、右往左往している『天才バカボン』のバカボンのパパが紛れ込んでいる(このことは、『トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜』でトリビアとして紹介された)。

  • 第74話「恐怖のカメレオン人間」

ピンク・レディーの「カメレオン・アーミー」が使用されている。前半は前奏や間奏、エンディングの一部が、後半では1コーラスが歌入りで使用されている。

  • 第78話「ロボットの瞳にダイヤが光る」、第106話「君はネコ僕はカツオ節」、第117話「チューインガム変装作戦」

すべて浦沢義雄脚本と青木悠三絵コンテで、また、どれもニューヨーク・ブロードウェイが舞台となっていることから、別名「ブロードウェイ・シリーズ」とも呼ばれる。

  • 第93話「万里の長城インベーダー作戦」

当時スペースインベーダーが流行っていたのでインベーダー砲台もどきの戦車を登場させた。また、当時中国は文化大革命が終わった直後で、それにちなんだエピソードも登場する。

  • 第98話「父っつぁんのいない日」

自らの手柄、出世の為銭形射殺を命じたトリュフォー警視役に加藤精三が声を当てているが、彼は後に「風魔一族の陰謀」で銭形本人をも演じる事になる。

  • 第100話「名画強奪ウルトラ作戦」

番組放送の100回記念企画で、一般からオリジナルストーリーの公募をし、5000編以上の作品から4編が選ばれ、 脚本家の潤色を経て100話から4話分放送された。本作の放送日(9月10日)は、奇遇にもルパン三世の声優を担当している山田康雄の誕生日でもある。このことは、山田の追悼本である「ルパン三世よ永遠に-山田康雄メモリアル-」に掲載されている山田がアニメージュに1979年の1年間掲載した手記にも書かれてある。

  • 第101話「ベルサイユは愛に燃えた」

『ベルサイユのばら』のオスカルと共演をしている。公募作品ならではの珍事。オスカルの声優は、ベルばら本編と同じ田島令子が担当されたという誤記があるが、実際に担当したのは二木てるみである。ちなみに二木は『ベルサイユのばら』と同じ国と時代を舞台とする『ラ・セーヌの星』の主役声優であった。

  • 第104話「もっとも危険な黄金ベッド」

酸と塩基を中和させる為に「水酸ナトリウム」を使用するという筋書きであるが、化学的には「水酸化ナトリウム」である。銭形警部の本名が本人が差し出す名刺で「銭形幸一」と確認できるシーンがある。

  • 第111話「インベーダー金庫は開いたか?」

第93話と同様に今度はインベーダー金庫を登場させた。

  • 第119話「ルパンを殺したルパン」

ルパンと不二子の出会いの場所がギリシャのパルテノン神殿であるというシーンがある。

  • 第154話「ヘクサゴンの大いなる遺産」

シナリオ段階では前後編で最終話になるはずだったが、しかし編成の都合で1話完結となってしまった。

作品の舞台[]

前作と違いは今作の新ルパン三世は全世界が舞台であり、欧米が圧倒的に多い。しかしそれと対照的にアジアとアフリカは少ない。アジアで頻繁に舞台になっているのはアジアの先進国である日本と香港が数回で、他のアジアもあるが1回か2回ぐらいである。アフリカは南アフリカ共和国やモロッコなどで数回で、それ以外は架空の国である。主にルパン一味は金持ちや銀行などが多く存在する先進国に現れるようである。ルパン一味は主要国の言語が話せると思われる。この時代は冷戦時代であったために超大国・ソ連に関連する人物も多く登場していた。

最高視聴率[]

  • 30.5% 1979年1月22日、第67話 (ビデオリサーチ調べ、関東地区)

ネット局[]

  • 日本テレビ(制作局)
  • 札幌テレビ
  • 青森放送
  • 秋田放送
  • テレビ岩手
  • 山形放送
  • ミヤギテレビ
  • 福島中央テレビ
  • 新潟総合テレビ
  • 長野放送→テレビ信州(開局前のサービス放送時に、最終回のみ)[3]
  • 山梨放送
  • テレビ静岡(静岡けんみんテレビ(現・静岡朝日テレビ)開局後も引き続き放送)→静岡第一テレビ
  • 中京テレビ
  • 北日本放送
  • 北陸放送
  • 福井放送
  • よみうりテレビ
  • 日本海テレビ
  • 西日本放送[4]
  • 四国放送
  • 高知放送
  • 南海放送
  • 広島テレビ
  • 山口放送
  • 福岡放送
  • テレビ長崎
  • 熊本放送
  • テレビ大分
  • 宮崎放送
  • 鹿児島テレビ
  • 琉球放送[5]

脚注[]

  1. 東京ムービーアニメ全史
  2. 当作品並びに『PartIII』の本放送が放送された当時は、音声多重放送が未実施のネット局もあった。ちなみに、北海道の札幌地区以外の道内の各地域ではアナログ放送における音声多重放送は未実施であった。
  3. 但し、TV第1シリーズは信越放送で放送された。
  4. 当時の放送エリアは香川県のみだった。
  5. 但し、TV第1シリーズPartIIIは沖縄テレビで放送された。

関連項目[]

  • TV第2シリーズの登場人物
・話・編・歴
ルパン三世
原作
レギュラーアニメ
劇場映画
ルパンVS複製人間 - カリオストロの城 - バビロンの黄金伝説 - 風魔一族の陰謀 - くたばれ!ノストラダムス - DEAD OR ALIVE
TVスペシャル
1:バイバイ・リバティー・危機一発! - 2:ヘミングウェイ・ペーパーの謎 - 3:ナポレオンの辞書を奪え - 4:ロシアより愛をこめて - 5:ルパン暗殺指令 - 6:燃えよ斬鉄剣 - 7:ハリマオの財宝を追え!! - 8:トワイライト☆ジェミニの秘密 - 9:ワルサーP38 - 10:炎の記憶 - 11:愛のダ・カーポ - 12:1$マネーウォーズ - 13:アルカトラズコネクション - 14:EPISODE:0 ファーストコンタクト - 15:お宝返却大作戦!! - 16:盗まれたルパン - 17:天使の策略 - 18:セブンデイズ・ラプソディ - 19:霧のエリューシヴ - 20:sweet lost night - 21:the Last Job - 22:血の刻印
クロスオーバー作品:ルパン三世VS名探偵コナン
OVA
ゲーム
タイトー版 - クリフハンガー - パンドラの遺産 - THE SHOOTING - 魔術王の遺産 - コロンブスの遺産は朱に染まる - ルパンには死を銭形には恋を
実写・ミュージカル
テーマソング・CD・主題歌
登場人物
ルパン三世 - 次元大介 - 石川五ェ門 - 峰不二子 - 銭形警部 - 魔毛狂介 - ルパン二世
一覧(ゲストキャラクター - テレビ第一期登場人物 - テレビ第二期登場人物 - テレビ第三期登場人物)
主要スタッフ
モンキー・パンチ - 藤岡豊 - 宮崎駿 - 大隈正秋 - 押井守(押井版ルパン三世) - 大野雄二 - 山下毅雄 - 馬飼野康二(第1シリーズのレコード音源) - 鈴木清司 - 山崎忠昭 - 大和屋竺 - 鈴木清順 - 青木悠三
関連作品
モンキーパンチ漫画活動大写真
関連項目
ルパン8世 - ルパン三世officialマガジン - ルパン三世S - ルパン三世Y - ルパン三世M - M.F.C. - 浜中町 - 金曜ロードショー - ルパン三世よ永遠に-山田康雄メモリアル- - トムス・エンタテインメント(東京ムービー) - 讀賣テレビ放送 - 日本テレビ放送網 - 日本テレビ音楽

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