ストーリーグ2
最終話 世界が終わり、始まる日。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー暗い闇の中に沈む僕は、ただみんなの未来を祈っていた。 この想いが…&...
公開・召喚戦士※完成
・鳥飛亜(決戦装備)
24話・10月
公開・ディビニダト
25話・最終回
公開・偽神ロスト
アババば
ば
、
あらすじ
本来の歴史から剥離してしまった天宮。 ここでは真駆参大将軍による力の統治が行われていた。 その『力による統治』の要たる存在、『七人の超将軍』・・・。 頑駄無軍団の最高戦力にして正義の代行者たる彼らからは、『虚無』を感じ取れ、いつしか『七人の欠落した超将軍』と呼ばれるようになっていった。
そんな真駆参大将軍の『力による統治』と、頑駄無軍団による暴虐非道に対してかつての烈光頑駄無は武者駆路守(むしゃくろす)と名乗り、頑駄無軍団と真駆参大将軍に対するレジスタンス軍団を結成した。
彼らはゲリラ的に活動を行っていたが、超将軍たちにより窮地に追いやられる。
その時、暗雲を割り天空から一人の少年武者が落ちてくる。
窮地を脱した武者駆路守たちと少年武者の出会いはやがて、SD理を取り戻す戦いへと発展していく。
第一話『空から来た未来』
真駆参大将軍の力による統治された天宮。
ここでは頑駄無軍団と多くのレジスタンスが日々争い続けていた。
平和が欠落したこの世界では かつての英雄『烈光頑駄無』は『駆路守』と名を変え反政府レジスタンス“絆我斗衆(ばんがーどしゅう)”に身を寄せていた。
今日は決起の日。
その目的は正義の象徴たる銀の楯の奪取。
烈破忍軍、猛者一族そして絆我斗衆ら多くのレジスタンスが天宮の正義を奪い取る為に決起するのであった。
多くの犠牲が出た。 だが作戦は成功した。
猛者一族が暴れ、その鎮圧の隙を突き烈破忍軍が道を作り、絆我斗衆がついに奪った!……と一同は思った。
しかし状況は一変した。
天宮最高戦力“七人の超将軍”が現れたのだ。
襲弐「超将軍が四人だと!?」
駆路守『ここでやられるわけにはいかない!』
獣王の咆哮が大気を震わせ
天地の一撃が大地を砕き
雷鳴の砲が空を焼き
荒鬼の凶刃が血の雨を降らした!
荒鬼「反逆者“駆路主”よ!銀の楯を還しキサマはここで死ね!!」
その時であった。
空から“七つの光を放つ何か”が落ちてきた!
それの登場は戦場を混乱させた。
しかし好機でもあった。
襲弐「駆路守!逃げるぞ!!銀の楯を忘れるなよ!」
駆路守『今のは…?…何!若い武者?えぇい!戦場に置いておくわけにもいくまい!!』
荒鬼「逃がすかっ!!」
その時、空から落ちてきた「何か」はさらに光を強めた!
その瞬間、銀の楯から銀狼剣が抜けた。
剣を掴んでいた荒鬼は突然の出来事に体勢を崩す。
駆路守『チャンスだ!みんな逃げるぞ!!』
混乱に乗じて逃げ延びた絆我斗衆 は、 多くの仲間の犠牲と引き換えに『銀の楯』の奪取に成功した。
荒鬼「クソォ!反逆者め!!銀狼剣しか取り返せぬとは!クソォ!クソォ!クソォ!!」
別たれた銀の楯と銀狼剣
これは何を意味するのだろうか? そして落ちてきた若武者。
今、天宮のSD理を正す戦いが始まる。
次回を待て!
二話 『獣の森』
空から落ちてきた若武者の名は鳥飛亜。
聞けば記憶は曖昧でなぜあの場にいたか自分でもわからないらしい。
得体の知れぬ若武者ではあるが、放っておくこともできず駆路守は鳥飛亜を同行させる事にした。
電瑠汰(でるた)「港まで森を抜けて行きましょう。遠回りですが追っ手を巻くには迂回するほうが良いでしょう。」
銀の楯奪取には成功した絆我斗衆はアジトである黒守暴穏島へ向かっていた。
電瑠汰の進言もあり森からの迂回路をとることにした。
森を進む駆路守達。
襲弐(……気配がする。獣か?)
そして……
駆路守(囲まれてるな?)
襲弐(しかたあるまい……)
駆路守『みんな!走れ!!』
使留吼1「ギギギ……!?」
使留吼2「ギギギギギギーー!!!」
絆我斗衆を逃がすまいと隠れていた“獣”達は姿を表し襲いかかってきた!
電瑠汰「ま、まさかあれは!獣王が従える“獣”!?」
襲弐「いいから走れ!!追い付かれるぞ!」
鳥飛亜「うわぁぁぁぁ!!」
駆路守『鳥飛亜!?』
???「ピンチか!?弓銃壱!!」
使留吼達に襲われピンチの絆我斗衆に猛者一族が助けに現れた!
駆路守『飛銀(びぎな)!来てくれたのか!?』
飛銀「待たせたな弓銃壱!さぁ野郎共!獣狩りだ!!」
猛者一族「ウォォォォォ!!」
森は乱戦となったが猛者一族の援護もあり絆我斗衆は“獣”達を退けることに成功した。
しかし負傷者も多く、一同は街へ薬品の調達へ向かうのであった。
次回を待て!
公開予定
フレンズ
デルタ
飛銀(?)
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※案2
獣王「うわー!君が逆賊のフレンズだね。森、ケモノパークへようこそー」
駆路守『お前は超将軍…獣王!?』
森の奥で超将軍の獣王頑駄無が手下の“獣”達と待ち構えていた。
自らも“獣”の姿に変幻し襲いかかる獣王。森の中での乱戦が始まった!
襲弐「獣風情が!!」
駆路守『しかしこうも地の利を活かされては!』
獣王「ハハハ!これでオワリだよ!!ショタ化ビーーム(仮称)!!」
駆路守『くっ!!』
咄嗟に銀の楯で防いだ駆路守。銀の楯はビームを弾き返した!
獣王「えーー!?」
すると銀の楯で弾いたビームが森に火をつけてしまった。
獣王「あわわ!ケモノパークが燃えちゃう!みんなの……お家が燃えちゃうーー!」
駆路守『氷鋭刃!!』
駆路守の放った氷鋭刃は辺りを凍てつかせ炎を止めた。
駆路守『さぁ……続きだ!』
獣王「……ううん、狩りっこは終わりだよ。さぁみんな帰るよ!」
獣王を退けた駆路守達。しかし負傷者は多く薬品の調達の必要も出た為
一同は町へと立ち寄るのであった。
次回を待て!
※公開予定
ケモノフレンズ
デルタ
三話『そして山賊は吠える』
駆路守、襲弐、鳥飛亜、飛銀は“町”までやってきた。
負傷した仲間達の為、薬品の調達に来たのだ。
すると駆路守はかつて仲間であった烈空と再会する。
烈空「お前…烈光頑駄無……?」
駆路守『……烈空?』
烈空「……ハッ!まだお上にケチ付けて反政府活動をしているのか?お前。」
烈空「轟天様が亡くなられて、天宮は変わったのだ。流されてしまえよ。お前も……」
駆路守『烈空!天宮がこのままで良いのか!?轟天様の目指した天宮は……!』
烈空「うるさいっ!その名は捨てた。それにもう……轟天様はいないのだ……。」
かつての仲間の“今”に、物悲しさを感じる駆路守であったが薬品を手に入れ、森で待つ仲間の元へ向かうのであった。
駆路守達が皆との合流場所につくとそこは死屍累々の地獄てあった。
生き残った電瑠汰の話では超将軍の一人、天地頑駄無が攻めてきたのである。
銀の楯も奪還されてしまっていた。
あまりにも愕然とした出来事で言葉もでない。すると、
飛銀「うぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
飛銀の咆哮であった。
その咆哮は駆路守達を正気にさせた。
駆路守『……追うぞ。天地頑駄無を!』
駆路守達は天地頑駄無追う。
次回を待て!
※公開予定
烈空(世捨て)
猛者射鋭
猛者電殴
天地(シルエットのみ?)
四話 『 激突!天地頑駄無』
うっかり「兄貴!奴等の向かった方角に建物を見つけましたぜ!」
風車「あれが天地頑駄無のアジトに違いありません!」
駆路守達は天地頑駄無のアジトへ突入した。
中には天地頑駄無と荒鬼頑駄無が居た。
荒鬼「何故キサマ達がここに!?天地、後は任せるぞ。」
銀の楯を持って銀帝城に帰還しようとする荒鬼頑駄無。
駆路守『待て!!』
天地「オイオイ、行かせないぜ!?」
立ち塞がる天地頑駄無。
飛銀「駆路守、俺がやる。子分達の敵(かたき)だ。」
駆路守と襲弐は小さく頷く。
天地「行かせねぇよ!」
飛銀「お前の相手は俺だ!!!!」
天地頑駄無と猛者飛銀の戦いが始まった。
天地「やるなあ!お前。そうかお前、猛者一族の飛銀か?」
飛銀「そうだ!お前に子分達を潰された猛者飛銀だ!」
天地「あぁ!あーー!!あの雑魚共か?ハハ、ハハハハハ!!」
飛銀「何がぁ……楽しい!?」
天地「猛者一族、とんだ雑魚の集まりかと思えば!お前は強いな!?猛者飛銀!!」
飛銀「それは俺が!お前を殺す男だからだぁぁあ!!」
激しいぶつかり合い。
しかし最後に立っていたのは天地頑駄無であった。
次回を待て!
※公開予定
天地
五話 案1『うまれた疑心』
荒鬼「ちっ!」
襲弐「今だ駆路守!奪い返せ!!」
駆路守『荒鬼頑駄無!!』
荒鬼「おのれ!反逆者共め!!」
襲弐とのコンビネーションにより銀の楯を奪い返した駆路守は天地のアジトに戻った。
駆路守『飛銀……!?』
天地「荒鬼、しくじったか。オイ逆賊!!ここは退け!」
襲弐「バカめ!この好機、逃すものか。」
天地「そこの男、このままだと死ぬぞ?」
駆路守『……わかった。退こう。』
襲弐「駆路守!?」
天地「しばらく銀の楯はあずけてやる!」
天地のアジトから撤退した道中。
飛銀「ろくに身体も動かない。子分もいない。猛者一族は終わりだ。すまない。弓銃壱……」
猛者飛銀と別れた絆我斗衆は本拠地である黒須暴隠島へ渡る為、港へ向かう。
しかしまたもや頑駄無軍団の追っ手が現れた。
襲弐「おかしい。何故こうも我々の行動が読まれる?……まさか内通する者が?」
これまでの行動を思い返す襲弐はあることに気づいた。
襲弐「電留汰の進言の後に敵の襲撃がおこっている!?」
次回を待て!
※公開予定
襲弐
六話『雷鳴が響く』
港へ辿り着いた絆我斗衆 。 そこには荒鬼頑駄無が軍勢を率いて待ち構えていた。
襲弐(やはり待ち構えているか。頑駄無軍団)
荒鬼「逆賊ども!キサマ等の船は我々が抑え……」
襲弐「今だ!はぜろ飛離!!!」
荒鬼頑駄無が言い切る前に“船”が爆発炎上した!!
頑駄無軍団の先回りを読んでいた襲弐はからくり伝書鳩“飛離”を飛ばし
有事に備えて船に仕掛けたあった爆薬。そこを目掛けて飛離を飛ばし自爆させ、爆薬を誘爆させたのだ。
船の爆破の隙に逃げ出す絆我斗衆。
ある程度逃げた場所で襲弐は電留汰に刃を向ける。
襲弐「キサマが内通者であろ?電留汰。」
電留汰「気づいていましたか。しかし私の真の姿までは…どうです?」
すると電留汰に雷が落ちた。
否!
電留汰が雷を“纏った”のである!!
雷鳴「我が名は雷鳴。超将軍がひとり!」
襲弐と雷鳴の戦いが始まった。
熾烈な剣激の応酬。
しかし勝利は襲弐のものであった。
雷鳴「私を……斬るのですか?」
襲弐「斬るさ。お前達は兄上が築いた全てを奪った盗人。その罪は死で償え。」
絆我斗衆はとある岬へ辿り着いた。 そこで待つ一人の女性。
舎支「お待ちしていました襲弐さま。さぁご要望の品を用意しております。」
襲弐の要望した品。それは“光輝の盾”であった!
次回を待て!
※公開予定
雷鳴
ジムさん
F90っ娘(希望)
七話『黒須暴隠島へ』
(……阿修羅殿、よくこれで海渡ったな。)
(ぼく、ずっと同じ姿勢で立ってたから身体が痛いです。)
(………)
駆路守達は無事、黒須暴隠島のアジトへ銀の楯を持ち帰ることができた。
首領の姫天に駆路守は鳥飛亜のこと、今回の犠牲となった同志のことを報告した。
姫天「よくぞ、銀の楯を奪い戻ってきてくれました。そうですか、電留汰が……」
労いの言葉をかける姫天。
その時であった!
???「嫌ですねぇ、駆路守さん。裏切り者の電留汰はまだ死んでませんよ!」
声の先には倒した筈の雷鳴頑駄無がいた。
雷鳴「あなた達に復讐する為にアイツに私の身体を弄らせるのは本当に屈辱でしたが、今度こそ死んでもらいますよ!」
姫天に斬りかかる雷鳴頑駄無。
しかし襲弐がそれを阻む!
襲弐「悪いな電留汰!殺し損ねてたか!?」
雷鳴「急かなくてあなたはもちろん殺しますよ襲弐さん!だから今は退いていてください!」
倒した筈の雷鳴頑駄無。何故復活したのであろうか?
雷鳴「ち!やはり強いですね。襲弐さん!!」
襲弐「逃げるか電留汰!!」
雷鳴を追いアジトの外に出た駆路守と襲弐、すると……
???「あれあれあれあれぇ~???雷鳴さん。せっかくぼくが改造してあげたのにてんで雑魚じゃないですかぁ~?」
声の先に、超将軍の爆流頑駄無がいた。
爆流「まぁいいや。その厄介な二人をアジトの外に出してくれたなら。ぼくのからくりが後はうまくやってくれるからね!」
するとアジトのほうから爆発音がした。
次回を待て!
※公開予定
姫天
雷鳴(リベンジ)
8話『鋼鉄の超将軍』
黒煙を上げ燃えるアジト。
その煙の中に巨大な武者が……!!
爆流「くっはぁ!!どうだいどうだいどうだい!ぼくの大鋼は?大きくて!強くて!カッコいいだろぉ!!」
爆流が言うにはこの巨大な武者は“起動武者大鋼”
爆流が偶然発掘したものを極限に改造したものらしい。
爆流「さすがぼくの大鋼!もう任務を完☆遂!してるじゃあないか!?」
大鋼の両腕には姫天と鳥飛亜が掴まれていた。
駆路守『姫天!鳥飛亜!?』
爆流「大将軍さまがこの二人を連れてこいって言うからさ。もらっていくよ。」
駆路守『させるかっ!』
しかし大鋼へ駆ける駆路守の前に雷鳴頑駄無が立ち塞が
る。
だが、襲弐の姿はもうそこにはなく大鋼の腕に駆け登っていた!
襲弐「駆路守!!受け止めろぉ!!!」
そう襲弐は叫ぶと同時に刀を大鋼の腕に振り下ろす。
襲弐の刀は砕け散ったが姫天を掴む腕は砕け落ちた。
爆流「ハあぁぁぁぁ!?」
駆路守は雷鳴を押し退け地面に激突する前に姫天を抱き止めた。
爆流「ぼくの計算だと大鋼に追加した装甲の剛性はヒトが破壊するのは不可能で、そもそもこの質量を破壊するとか意味不明すぎてくぁwせdrftgyふじこlpだし豪腕とかそんなちゃちなものじゃない恐怖の片鱗を味わったとかいうかぼくの計算が間違うはずないしそもそも間違ってるのは……」
雷鳴「こうなったらダメだ。撤退するぞ……」
大鋼は背中のロケットを着火させ 空に浮かぶ。
鳥飛亜を掴み襲弐を乗せたまま。
雷鳴頑駄無は爆流頑駄無をつかみ大鋼に飛び乗り、大鋼はそのまま空に消えていってしまった。
次回を待て!
※公開予定
爆流
大鋼
9話『謁見!真駆参大将軍!!』
ここは頑駄無軍団の本丸。銀帝城。
~裁きの間~
銀帝城では真駆参大将軍と超将軍が集結し二人の“罪人”の裁きが行われていた。
真駆参の傍の男「……以上の罪から彼らには晒し首が相応しいかと?」
沸き立つ場内。
真駆参「まて…襲弐よ。キサマが気に入らぬのは俺であって“力による統治”には賛同なのだろ?我等の同士となれ。キサマはこちら側にいるべき男よ。」
襲弐「たわけ!その“気に入らぬお前”がいる限り!俺が頑駄無軍団に与することはない!」
真駆参「フ、小僧はどうだ?キサマには興味がある。」
鳥飛亜「僕もお前達には組みさない!」
真駆参の傍らの男「貴様ら!無礼である。おい、地下牢につれていけ。」
地下牢に連れていかれる鳥飛亜。
襲弐は別の場所に連れていかれたようだ。
そこに荒鬼頑駄無が現れた。
荒鬼「小僧。なぜ大将軍様の御誘いを受けぬ?あの方こそ正義の体現者であるぞ。」
鳥飛亜「荒鬼殿……本当にそうお考えなのか!?貴方は、そんな武者ではない筈だ!」
荒鬼「貴様と言葉を交わすのは初めてであろう?まぁ良い。あの時、キサマの放ったあの光。俺も興味がある。」
荒鬼「もし気が変わったなら、申し出るがよい。」
一方、拷問の間
ここで襲弐は雷鳴による拷問を受けていた。
何かを吐かせる為ではなく、それは私怨による拷問であった。
雷鳴「今日はこの辺にしてあげます。また、明日会いましょう。」
立ち去る雷鳴頑駄無。
誰も居なくなった拷問の間……
すると襲弐の頭に声が響いた。
(我が主となる武者よ。)
(この場を切り抜ける力は欲しくないですか?)
(されば、我が声に応えよ。主よ。)
襲弐が気が付くと懐に“金属のような“何か”があった。
次回を待て!
※公開予定
真駆参大将軍
十話 「覚醒する力」
鳥飛亜の刑が決まった。
決闘の間にて戦い、果てればそれまで。
生き残れば恩情を与えるというものであった。
剣を取り挑む鳥飛亜。
しかし相対するのは“超将軍の獣王頑駄無”
獣王「我が獣達の仇とはいえ、こんな小僧を相手せねばならぬとは……」
戦いは一方的であった。
獣王頑駄無の蹂躙劇である。
しかし、諦めず何度でも立ち上がる鳥飛亜。
獣王(この小僧の目、諦めぬ者の目だ。まるで太陽のような……)
荒鬼「獣王!何を呆けている!!」
鳥飛亜(あの人なら……こう動く!)
獣王「な…!にぃ!?」
鳥飛亜の一太刀が獣王を捕らえた。
その時!決闘の間に煙幕が投げ込まれた。
???「こい!小僧!!」
月光頑駄無であった。
同盟者である姫天の依頼を受けた月光頑駄無は鳥飛亜と襲弐の救出に来ていたのである。
月光「このまま襲弐も助けにいく。ついてこい小僧!」
鳥飛亜「わ、わかりました!」
拷問の間
雷鳴「なんだか上が騒がしいですねぇ……襲弐さん?」
雷鳴頑駄無駄が一旦、鞭を振るう手を止める。
襲弐「………」
雷鳴「あれ?黙りですか?寂しいじゃないですか?喋ってくださいよ。襲弐さん?」
襲弐「……月光が動いたか。頃合いだな。」
雷鳴「なんです?」
襲弐「知っているか電留汰?この銀帝城の地下は魔界と繋がってるらしいぞ。」
雷鳴「何を言っているんですか?」
襲弐「お前は終わりということだ……雷鳴頑駄無!!!」
降魔変幻!!
襲弐に身に“魔界の力”が憑依した!
襲弐「お前……しつこいんだよ。」
雷鳴「なッ!?」
咄嗟に雷砲を構え、放とうとする雷鳴頑駄無。
しかし、襲弐の神速の一撃は雷鳴頑駄無がトリガーを引く前に雷鳴頑駄無を貫いた。
そこにたどり着いた鳥飛亜と月光。
襲弐「遅かったじゃないか。月光。」
銀帝城を逃げ出す三人。
次回を待て!!
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襲弐(覚醒)
十一話『闇の足音』
町で再び鳥飛亜達は流星頑駄無と出会う。
月光「烈空ッ!多くの烈士が日夜轟天様の愛した天宮を取り戻す為に散っているというのに昼間から酒かぁッ!!」
流星「……やめろ。やめてくれ!俺はもう“烈空”の名は返上したんだ。戦いに巻き込むのはやめてくれ!俺をもう巻き込まないでくれ!!」
そう言うと流星頑駄無は逃げ出してしまった。
不論帝悪村。
月光頑駄無の情報では轟天の生家のあるこの村では今、
正義の象徴たる“銀の楯”を手にした轟天の娘を核とした反政府大連合が発足しようとしている。
そしてその会合が行われるというのだ。
目的地を不論帝悪村へ定めた鳥飛亜達。
しかし得体の知れぬ闇の闘気を纏った忍が襲いかかってきた!
剣舞風荒「………貴様…強者カ?」
突如襲い掛かる剣舞風荒。 しかし月光頑駄無はそれを捌いてみせた!
月光「笑止!その体捌き、忍びと見たが己を殺せぬ忍など愚の極み!くらえ九方零光斬!!」
剣舞風荒「グッ、お前ハ強い……強者、強者ダ!!」
剣舞風荒は狂気のはらんだ笑みを浮かべると消えてしまった。
次回を待て!!
※公開予定
烈破
ケンプファー
十二話『焔が灯る』
魔獣 蟹繰徐(カングリジョ)が森への侵入者を“王”に知らせる。
獣王「……着たか。」
駆路守は舎支、風車、うっかりと共に銀帝城へと襲弐と鳥飛亜救出の為、向かっていた。
破悪民我夢近郊の森へたどり着いた駆路守達。
獣王「ここから先へは行かせぬ。」
駆路守『獣王頑駄無か!?』
うっかり「兄貴!囲まれてますよ!!」
獣王頑駄無が部下の使留吼を引き連れて襲いかかってきた!
風車「なんて連携だ。気を抜いたら狩られるぞ!」
獣王と使留吼達の連携に追い詰められる駆路守達……!
駆路守『お前に構ってる余裕は……無いんだよ!! 』
駆路守が叫ぶと大地が凍り、空気が焼けた。
獣王「凍てつき……燃える!!?なんだこれは?何をしている!!?」
駆路守『烈光の陣!……お前に烈光神の怒りを叩き込んでやる!』
舎支「いけません!結晶鳳凰の加護の無い今、その力は貴方様の身体まで!」
駆路守『くらえ獣王!氷嵐焼尽断!!!』
駆路守の一撃が獣王頑駄無を捕らえた。
獣王「ぐわああああーーーーーーッ!!」
しかしそれでも、獣王頑駄無の命には届かなかった。
満身創痍の身体で立ち上がる駆路守。
獣王頑駄無も立ち上がる。
しかし獣王頑駄無は使留吼達を止めた。
獣王「この男は……まるで太陽だ。」
駆路守『なんの……つもりだ?』
するとその時!
???「やはり裏切ますか?獣王様!?」
突如、獣王頑駄無の背後へ忍達が迫る!
波瑠風主「大将軍様は仰った!獣王様に裏切りの兆候ありと!」
外道邪道「そしてそれを討ち取った者を超将軍に取り入ってくれるとォオ!」
獣王「くっダメージで……身体が!?」
外道邪道「ヒャッハハハ!これで俺達も超将軍だぁぁぁぁぁぁーーーーあァん??」
舎支「この程度で超将軍が勤まるのですか? 」
舎支が外道邪道を切り捨てた。
風車「この程度の忍術で!」
うっかり「超将軍が務まるなら俺達も超将軍でやんすね!」
そして風車とうっかりは連携攻撃で波瑠風主を撃退した。
駆路守『俺達を見逃すのか?』
獣王「わしはお前の中に太陽を見た。もうお前を斬ることはできぬ。」
獣王の森を抜け、駆路守達は破悪民我夢へ向かうのであった。
次回を・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
???「ようやく“パス”が繋がった。これでそちらの“世界”へ行ける。」
獣王の“頭の中”に聞こえる声。
獣王「お前は……誰だ?」
???「わたしはウイング。光焔のウイングだ!」
次回を待て!
※公開予定
駆路守(炎水の境地)
十三話「猛者の帰還」
首都破悪民我夢に潜入した駆路守は、再び流星頑駄無と再会した。
流星「今度はお前か、烈光。」
駆路守『烈空…?』
流星「烈破もお前も!また俺に戦えと言うのか!?天下に叛いて……本当に世を乱しているのはお前達の方ではないのか!?」
駆路守『おまえ、烈破に会ったのか?無事なのか!?』
流星「……あぁ、お前の仲間と一緒にいた。」
駆路守『仲間……?まさか鳥飛亜に襲弐!あいつら無事だったのか!』
その時!!
???「さぁ?それはどうだろう、なッ!!」
巨大な戦斧が大地を割った。
天地頑駄無である。
逃げ出す流星頑駄無!!
駆路守達は戦闘態勢に入った。
天地「さっきの腰抜け。面白いことを言ってたな?」
駆路守『なに?』
天地「この世を乱してるのはお前らの方だってよぉ!!」
駆路守『虐げられる民に目も向けないお前達が言う事かッ!?』
天地「ふん!俺は山賊。元より無法!知ったことではない。」
駆路守に降りおろされる戦斧!
しかし、割って入った“紅の猛者”がそれを受け止めた!?
天地「お前……!?」
飛銀「弓銃壱!こいつは俺の獲物だ。俺にやらせろォ!!」
猛者飛銀であった。
駆路守『飛銀!?』
飛銀「弓銃壱!お前はさっきの“お仲間”を追え……!」
天地「猛者飛銀ァ!俺に殺されかけたのを忘れたのか?なぁ!?」
飛銀「忘れられる訳がないだろうッ!……だから俺は“御礼参り”に来たのだ。」
天地「ふふふ、ふはははははははは!やはりおもしろいな、お前は!!」
飛銀「天地頑駄無!今度は俺がお前を!」
天地「いいや!!今度も俺が!!!」
飛銀・天地「「俺が勝つ!!」」
次回を待て!
※公開予定
飛銀(覚醒)
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十四話 欠落した世界
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流星頑駄無を追う駆路守の前に一人の武者が立ちはだかった。
駆路守『何者だ?』
飛天「俺の名は飛天、飛天頑駄無超将軍だ!」
駆路守『 超将軍?』
飛天「そうだとも!正義と自由と愛の味方、飛天頑駄無超将軍だ!」
駆路守『何を…ッ!超将軍に……お前たちに正義などあるものか!!』
激しく切り結ぶ両者。
駆路守『力で民を抑えつけ、天宮に血を流し続ける超将軍に正義などない!』
飛天「そう、この“欠落した世界の超将軍”にはな!」
駆路守『!!!…どういうことだ…?』
刀を収めると超将軍を名乗るその武者は語り始めた。
“この世界が本来の歴史から外れてしまっている事”
“その原因は駆路守にある事”
“そして打開するためには“鍵”が必要な事”
飛天「悪無覇域夢山に行け!“鍵”はそこにある!」
そう告げると、飛天頑駄無は消えてしまった。
一方その頃。
天地頑駄無と猛者飛銀の戦いは激しさを増していた。
天地「ハハ!楽しい!!楽しいなぁ?猛者飛銀!!!」
天地頑駄無の重い斬撃が猛者飛銀に振り下ろされる!
飛銀「クッ!戦闘狂め!だがな!!」
猛者飛銀は般若面でその斬撃を受け止めた!?
天地「やったかぁ!?」
砕ける般若面と噴き出す大量の出血を見た天地頑駄無は勝利を確信する。が!!
飛銀「やれて……ねぇぇぇぇぇよ!!!!」
猛者飛銀は“そんな事”には気にも留めず、出来た一瞬の隙を突き、真蛇大剣を天地頑駄無に叩き込んだ!!
飛銀「ハァハァ…俺の勝ち…………かな?」
しかし天地頑駄無は立ち上がる。
天地「ハハハハハ!力が溢れテクルぞ!!」
天地頑駄無は明らかに異常であった。
天地頑駄無の身体からは障気のような“闇”が溢れ出している。
天地「力がァ!溢れるぞォォォォォ!!」
天地頑駄無の姿は、“ガンダム”と呼べないモノへ変化を始めていた。
飛銀「オマエ!!闇の力に手を出すのか?らしくない……お前は他人の力を借りて戦う武者じゃないだろうがっ!!」
満身創痍の猛者飛銀は激情に任せ一閃を繰り出した。
そしてその一閃は、天地頑駄無の身体を貫くのであった。
飛銀「なんのつもりだ?なんのつもりだ天地頑駄無!?今のは! “今のは避けられた” だろう!!」
天地「さぁな?……なんでかな?…俺……は俺では無かっ…た。ハハ、ハ」
天地「……大将軍の傍らにいる男……奴に……気を付けろ。奴は……奴こそ“大将軍の闇”!」
飛銀「オ……オイ?何の話だ!?……大将軍の闇??」
天地「…………お前の勝ちだ。猛者飛銀。」
そう言い終えると天地頑駄無の塵になって消えてしまった。
駆路守『飛銀!』
流星頑駄無を見失った駆路守達が戻ってきた。
飛銀「……終わったぞ。弓銃壱。猛者一族、また同盟に復帰させてもらう。」
うっかり「うわぁ!!こいつらは!?」
風車「獣王の手下の!!」
飛銀「あぁ、山で暴れていたからな。締めた。……そしたら懐かれた。」
猛者トドゥガ「ギギギギ」
猛者アビジョ「ギギギ……」
うっかり「ええぇ?大丈夫でやんすか?」
次回を待て!
登場予定
天地(闇化)
うっかりザクレロ&風車のフリント
鋼鉄のフレンズ
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15話 最強の忍・王毒竜
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
銀帝城から脱出した月光頑駄無、襲弐、鳥飛亜、であったが突如発生した霧に包まれ、
月光頑駄無が気が付いた時、そこには襲弐と鳥飛亜の姿は無かった。
月光「二人とはぐれてしまったか。しかしなんだこの霧は?」
剣風舞荒「強者ヨ……待っテイた。」
烈破「お前は……あの時の忍?」
剣風舞荒「“強者ノ身体”……貰い……うケル!!!!」
剣風舞荒が烈破に襲いかかる!!
月光「チッ!狙いは俺か?他の二人はどこだ!?」
剣風舞荒「あの二人なラ…今……王毒竜様が……“検品”しテイらっしャる。」
烈破「検品?」
剣風舞荒「我々は“強い身体”ヲ欲しテイる……のダ。そシテ…そレハお前も……ダ!」
月光「つまり……生きているのか?」
剣風舞荒「死んデイる身体でハ……意味が無いカラな」
月光「そうか……そこまでわかればお前に用は無い。天来変幻!!」
月光頑駄無は“烈破の鎧”を召喚し、烈破頑駄無となった!
剣風舞荒「……ナにィ!?」
烈破「もうお前に用は無いと言った!滅びろ……九宝零光斬!!!! 」
烈破頑駄無の奥義が剣風舞荒に炸裂した!
烈破「二人を……探さねば!」
霧の奥へと進む烈破頑駄無。
するとそこに流星頑駄無が居た。
流星「…………烈破?」
烈破「なぜお前がいる?」
流星「知らないよ!霧に包まれたと思ったらこんな場所に居たんだ。それよりあれ……」
烈破「襲弐!鳥飛亜!……それにあいつは超将軍の王毒竜(オーヴェロン)……?」
鳥飛亜と襲弐は意識を失い捕らわれていた。
流星「あの二人に気が向いている。逃げるなら今しかない!」
烈破「俺は行く。お前は!……お前は、好きにしろ。」
流星「……あ、あぁそうさせてもらう。」
烈破頑駄無は物音を起てず、静かに王毒竜の背後に忍び寄った。
そして白刃を突き立てた!……かに見えたが。
烈破「……手応えが無い?」
王毒竜「うつせみだからな」
烈破頑駄無の刃は空を斬った。
烈破「重鈍そうな鎧のわりに身軽じゃないか?」
王毒竜「なに、この“身体”は元は優秀な忍だったのでな。実に軽やかに動く」
烈破「……お前は王毒竜ではないのか?」
王毒竜「“身体”は確かに。だが“意識”は違う。ククク!まさかお前達に復讐が出来るとはな! 烈破頑駄無よ。あの木陰にいるのは烈空頑駄無か?」
王毒竜「フハハ!憎き三烈神が二人も釣れるとはな!だが腑抜けたほうは要らぬ。死ねぇい!!」
烈破「烈空!?逃げろ!!!」
王毒竜の攻魔の盾から放たれる必殺の鉄牙毒竜衝(てつがどくりゅうしょう)!
烈破「危ない!!」
烈破頑駄無はその身を盾にして流星頑駄無を庇うのであった。
次回を待て!
登場予定
王毒竜
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー16話 烈(はげ)しい光は空を照らし闇を破る!
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烈破「逃げろ……烈空。」
烈破頑駄無は王毒竜の攻撃から流星頑駄無を庇い倒れてしまった。
流星「なぜ……なぜ庇った烈破!」
王毒竜「バカな奴め……壊れた“身体”などもう要らぬ。」
王毒竜が牙忍毒竜刀を振り上げ烈破頑駄無にトドメを刺そうとした。
しかし流星頑駄無はそれを受け止めた!?
王毒竜「腰抜けが邪魔をするな!」
流星「……たしかに、俺は戦いから逃げた腰抜けだ。今でも……逃げたい、だけど!」
流星「ここでも逃げてしまったら俺は轟天様の死を悲しむ資格すらも失ってしまう!!だから……!!」
王毒竜「ならばあの世へ!轟天に会いにいくがいい!」
流星「だから俺は…………天、来、変、幻……!!」
烈(はげ)しい光が空を破り、“烈空の鎧”が顕れた!!
烈空「今だけでも俺は “烈空頑駄無” に戻る!!」
王毒竜「こしゃくな!」
烈空頑駄無が王毒竜に立ち向かう。しかし分はまだ王毒竜にある。
王毒竜「威勢は良かったが!終りだ!!」
烈破「さ、せ、る、かッ!!」
劣勢の烈空頑駄無に烈破頑駄無が加勢する。
王毒竜「烈破!まだ動けたか!?」
烈破「どうやら寝ている場合では無いようなのでな!」
烈破「烈空!!合わせるぞ!!」
烈空「おう!!!」
二人の“烈神”のコンビネーション。
それは長く袂を断っていたとは思えぬ阿吽の連携であり、王毒竜は膝をついた。
王毒竜「ぐぬぬ……ならば闇変幻!!」
王毒竜の闇変幻!その姿は……
烈破「その姿……まさか魔殺駆か!?」
魔殺駆「そうとも!霊魂と成り果てようとも我が怨みは消えぬ!!俺は何度だって……」
???「だが、そう何度も復活されても困る。そろそろ“僕の身体”から出て行ってもらおうか?魔殺駆さま!」
王毒竜の“内側”から聞こえる“声”
魔殺駆「鉄斗羅の声?……キサマまだ意識が?なんだ?身体が?動け!どうした何故動かぬ!」
鉄斗羅「今だ!烈神達よ!!」
烈破「やるぞ!」
烈空「ああ!!!」
烈破「悪鬼!滅殺波!!!」
烈空「飛燕返し!威斧!!!」
烈破と烈空、二人の必殺の剣が魔殺駆を斬り裂いた!
そして……
鉄斗羅「ようやく、魔殺駆を追い出せたぜ!感謝するよお二人さん。」
烈空「どうやら本物の鉄斗羅?……のようだな。」
構える二人、だが……
鉄斗羅「警戒しないでくれ、僕は大将軍に忠誠を誓っているわけではない。君達と戦うつもりもないよ。」
霧が晴れてきた。
鳥飛亜と襲弐も目を覚ました。
烈空「鉄斗羅殿、君はこれからどうするのだ?」
鉄斗羅「もとより僕は大将軍の首を狙っていたんだ。あの三烈神が味方ならば勝ちの目がある。そちらにつかせてもらうよ!」
鉄斗羅を仲間に加え、一同は不論帝悪村へ向かう。
次回を待て!
登場予定
王毒竜(闇変幻)
鉄斗羅
烈空の鎧
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十七話 希望の鍵は悪無覇域夢山に
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悪無覇域夢山に到着した駆路守達を待っていたのは超将軍の千力頑駄無であった。
駆路守『超将軍!?』
うっかり「やはり罠でやんすか!?」
飛天「いや、罠ではないよ。」
飛天頑駄無が現れた。
飛天「千力は“本来の歴史を認識”している特異点。そして俺は“本来の歴史”から次元を越えてきた武者頑駄無なのだ。」
千力「このままではこの“欠落した世界”は消滅へと進んでしまう。」
飛天「故に駆路守……いや、烈光頑駄無よ!貴方はこの地で今度こそ大将軍へと覚醒し“本当の歴史”を刻まなくてならない。」
駆路守『本来の歴史……!』
山頂に辿り着いた一同。
そこには“鳳凰の姿をした象”があった。
駆路守『鳳凰像……どうしてまた?』
千力「この世界が真の大将軍の降臨を望んでいるのです。」
飛天「千力、例のものは?」
千力が取り出した“例のもの”それは“銀狼剣”であった!
千力「さぁ、この正義の証で鳳凰象を。」
その時であった。
荒鬼「させんぞ!!まさかキサマが裏切っていたとはな千力!!」
激昂した荒鬼頑駄無が親衛隊を率き連れて現れた。
飛天「大将軍!ここは俺達が引き受ける!」
荒鬼「……大将軍だと?キサマァァァァア!!!大将軍とは真駆参さまの事だ!!!!」
千力「それが間違いなのだ。荒鬼!我等が真に忠義を尽くすのは新世大将軍さまなのだ!」
荒鬼「黙れ!黙れ!黙れ!!キサマ等の虚言、ここで吐けなくしてくれるわ!!」
飛天「千力、もう無駄だ。荒鬼は“欠落”しすぎている。ここで消すぞ!」
飛天頑駄無と千力頑駄無。
二人の“超将軍”の力は群を抜いていた。
荒鬼頑駄無と親衛隊がなす術もなく倒される程に。
荒鬼「クソォ……クソォ……クソォォォォ…………!」
そして、駆路守は鳳凰象の前に立つ。
飛天「さぁ!今こそ真の大将軍の降臨だ!!」
駆路守は銀狼剣を手に取り、鳳凰像を斬り炸いた!
しかし
しかし顕れたのは……
飛天「バカな……!」
顕れたのは“黒い鳳凰”であった!!
次回を待て!
登場予定
千力
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18話 絶望の荒鬼頑駄無
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(俺達の歴史が間違っているから消えろだと?)
(俺は“争い起こす全ての者”を倒したその先に天宮の安寧があると信じ戦い続けてきた。…………なのに!!)
ならば信じ続け、戦い続けなさい。
(…………お前は?)
私は……あなたの翼。
鳳凰像から出現したのは黒い鳳凰であった。
駆路守『黒い……鳳凰?』
飛天「バカな…暗黒鳳凰(ダークフェニックス)だと!?」
千力「みんな気を付けろ。何かする気だぞ!!」
暗黒鳳凰は跳躍し、そして荒鬼頑駄無の傍らに降り立った。
(さぁ、力を求め………叫びなさい。)
荒鬼頑駄無は叫ぶ。
荒鬼「降、魔、変、幻……!!」
すると、暗黒鳳凰は“鎧”となり荒鬼頑駄無を包みこんだ。
千力「くる!」
超スピードで襲いかかる荒鬼頑駄無。
駆路守は千力頑駄無、飛天頑駄無の三人で応戦するも蹴散らされてしまう。
駆路守『くっそ!なんてスピードだ!?』
飛天「まるで歯が立たない……!」
荒鬼「………トドメ……だ!!!!!」
千力「ま、まずいぞ!!」
“銀狼剣”はいつの間にか荒鬼頑駄無の手の中に!
荒鬼「黒滅っ……!!」
銀狼剣が黒く輝く……!!
荒鬼「…………一閃斬!!!!!」
荒鬼頑駄無が放った斬撃は黒い閃光となり駆路守達を襲う!!
しかし!!!
千力「グハッ!…………みんな、大丈夫……か?」
荒鬼「己の身を盾に庇ったか……千力。」
しかし千力頑駄無は身を呈して皆を庇った。
飛天「せ……千力ぃぃぃぃぃい!!?」
駆路守『俺達を庇って……?』
荒鬼「フン……もはやキサマ達では俺に勝てはしない………………不論帝悪村」
駆路守『……何!?』
荒鬼「不論帝悪村なんだろ?……お前達の本拠地は?」
駆路守『…………』
荒鬼「既に爆流が不論帝悪村へ大軍を率いている筈なのだがな……ククク」
荒鬼「アーハハハハハハ!!」
荒鬼「今の俺ならば一跳びで不論帝悪村へ跳び、あの忌々しい轟天の忘れ形見を屠り!キサマの仲間を皆殺しにし!全てを蹂躙しするパワーがある。そしてぇぇぇ!!!」
荒鬼「そして最後に……絶望したキサマを殺してやる!!!!」
そう言い残すと荒鬼頑駄無は超スピードで飛び去ってしまった。
立ち尽くす駆路守。
駆路守『ここまで来ておきながら……』
すると
千力「おさがりで……悪いのだがね。」
千力頑駄無は“古びた石”を取り出した。
千力「これは、私がかつて得た、“大将軍の力”……その残滓(ざんし)。君が……大将軍の資格を持つ者なら、必ず君に……君に応えるだろう。」
駆路守『大将軍の力……だったもの?』
飛天「駆路守!呆けてる暇は無いぞ!乗れ!!」
駆路守『これは!?』
飛天「これは璽威猛隼(ジーファルコン)!これで“時空の狭間”を通り荒鬼頑駄無に追い付く!」
駆路守『間に合うのか……?』
飛天「俺は天才からくり師だぞ。間に合う!」
「次元跳躍装置起動!」
「空間跳躍、申の方角百十四里!時間跳躍、ぷらまい零刻!」
「目標:“この時代”の不論帝悪村!!」
「たのむぜ璽威猛隼、跳躍開始!!!!」
『待ってろよ……みんな……姫天!!』
駆路守と飛天頑駄無は荒鬼頑駄無を追う。
次回を待て!
登場予定
Gファルコン
黒翼天の荒鬼頑駄無
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19話 燃える不論帝悪村
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不論帝悪村。
今、この村には反乱軍の重鎮が集まり大規模反抗作戦への会合が行われていた。
しかし村出身の若武者、覇璃尊の報せを受けた頑駄無軍団は爆流頑駄無と“鋼鉄の軍団”を不論帝悪村に向かわせていた。
爆流「コロセ……鉄鬼軍団!」
不論帝悪村の至る箇所で炎があがり、逃げ惑う村人達。
覇璃尊「こ、これが頑駄無軍団の……御上のやることなのか!?」
惨状を見兼ねた覇璃尊が爆流頑駄無の前に飛び出した。
覇璃尊「超将軍様!これでは皆が死んでしまいます!今すぐお止めください!!」
爆流「反逆者ヲ匿ウコノ村ノ消去ハモウ決定事項ダ。オ前モ速ヤカニ消去サレロ。ヤレ、爆進丸。」
鋼鉄の武者“爆進丸”は覇璃尊に銃口を向ける。
爆流「消セ!」
姫天「そこまでです!!」
姫天頑駄無が絆我斗衆を率いて現れた!!
姫天「鳥飛亜、彼を安全な処へ。叔父上、烈破様、烈空様はあの超将軍を!」
爆流「非合理的ダガ計算通リダ。ヤハリオ前達ハ逃ゲズニ出テキタ。」
襲弐「降魔変幻!」
闇夜に紛れて襲弐は爆流に襲い掛かった。……が無数の鉄鬼武者が盾となりそれを阻んだ。
爆流「雷鳴ヲ倒シタ“力”カ。ダガ対策ハ万全ダ。頭脳マデ機械化シタ私二隙ハナイ。爆進丸ヨ。合体セヨ。」
爆流頑駄無はプロト爆進丸と合体した。
襲弐「以前と雰囲気が変わったかと思えば!キテレツな武者め!!烈破!烈空!!仕掛けるぞ!!」
絆我斗衆と爆流、鉄鬼武者軍団の乱戦。
炎に包まれた不論帝悪村は混乱の中にあった。
爆流「計算ガ終了シタ。オ前達ハ“今ノ戦力”デ消去デキル判断スル。」
爆流頑駄無は右手を高く夜空に掲げ、指を鳴らす。
爆流「デロー!大鋼!!」
パチィーーーーン!!
大気を震わせ、上空から大鋼が現れた。
襲弐「姫天、お前だけでも逃がす。ついて来い!」
姫天「だめです叔父上、不論帝悪村をこのままに逃げる事はできません。この場を去るのはあの“超将軍”を倒してから!」
襲弐「兄上のような事を!……だが機械兵だらけのこの軍団。頭を潰せば止まるかもしれぬ。」
烈空「襲弐殿、我等の大将の指示です。やりましょう!」
烈破も深く頷く。
襲弐「そうだな……首領の命だ。今度は全て砕いてやる!!!」
爆流「愚カナ。既二大鋼ハ“アップデート”シテアル。」
大鋼の巨大な剛腕が姫天達に振り下ろされる!!
その時、時空を越えて“鋼鉄の隼”が戦場に舞い降り、戦場に割って入った!
駆路守『姫天!無事か!?』
姫天「駆路守!?」
爆流「何……?時空震ヲ応用シタ超々移動……ソンナ技術ヲイッタイ?」
飛天「……俺だよ。爆流。」
爆流「オ前……!オまエ……………お前は!?」
爆流「え……お兄ちゃん?」
次回を待て!
登場予定
姫天(轟天鎧)
プロト爆進丸
鉄鬼兵
ハリソン
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
二十話 俺(ボク)は正義の超将軍
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飛天頑駄無と爆流頑駄無。次元を越えて兄弟は再会した。
爆流「お兄ちゃん、お兄ちゃんは大将軍様に粛清されて死んじゃっただろよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!?」
飛天「どうした?せっかくキメてたメカメカしい口調が崩れてるじゃないか爆流!」
爆流「うるさい!!!お前!本当に本物のお兄ちゃんなのか!?お前は何者なんだ!!!?」
飛天「俺か?俺は“欠落した超将軍”を正しにきた原初の超将軍!飛天頑駄無超将軍だ!!」
飛天頑駄無は璽威猛隼の砲撃で爆流頑駄無と鉄鬼軍団を焼き払う。
駆路守『やったか?』
爆流「超将軍のボクが!この程度でやられるわけないだろが!!!」
爆炎の中から飛び出した爆流頑駄無は大鋼に飛び移る。
爆流「奥の手を……見せてやる!!」
爆流は大鋼と合体し、歪な巨大武者となった。
爆流「ハハハハハ!大鋼と一体となったボクが文字通り虫けらのお前達をぜんぶ踏みつけて潰してやるよ!!!!」
爆流頑駄無はその巨躯で暴れ狂う。
だが!
飛天「爆流!巨大な姿が何だと言うのだ?ここに集まる勇士は誰一人としてお前に怯えたりはしない。見ろ!」
襲弐「くらえ邪黒波動螺旋撃!!」
爆流「ぐ、おのれ、膝の関節部に直撃だと???」
姫天「今です!たたみかけて!!!」
姫天頑駄無の指揮の下、不論帝悪村に集った勇士達は爆流頑駄無に立ち向かう。
爆流「虫けら共がぁぁぁぁ!無駄っていいかげんわかれよ!!頭悪いんじゃあないのかよぉぉぉぉ??」
爆流頑駄無はその巨躯に内蔵された重火器を姫天に向けて放つ。
しかし飛び込んできた“閃光”が姫天を抱えて飛び、爆流頑駄無の砲撃から避けた!
姫天「覇璃尊さん!?」
覇璃尊「あなた達は反乱分子だ。だけど本当の正義はきっとあなた達にあるんだなと私は思う。だから私も今の頑駄無軍団に反乱する!!」
駆路守『俺に続け不輪斗隊!ここで墜とす!!』
襲弐「忖斗隊!遅れをとるなよ!あのデカブツを叩け!!!」
爆流「なんだなんだなんだなんだなんだっていうんだよ?ボクは大将軍さまの勅命を遂行しているんだぞ!?ボクは天宮の超将軍だぞ?ボクたちが正義なのになんで何度も何度も何度も何度も!お前達は僕たちに刃向かうんだ!?」
飛天「それがわからない程にお前は“欠落”してしまっているのだ。爆流。」
爆流「ハッ!……お兄ちゃん。」
飛天頑駄無の駆羅星爆銃は既に爆流頑駄無の眉間に照準に捉えていた。
飛天「爆流……せめてあの世で、“こっちの俺”によろしくな。」
飛天(ごめんな。)
飛天頑駄無はそう呟くと、トリガーを引き爆流頑駄無を撃ち抜くのであった。
そして爆流頑駄無を欠った大鋼、鉄鬼軍団は残らず機能を停止した。
姫天「我々の……勝利です!!」
姫天頑駄無の勝鬨(かちどき)に湧く一同。
しかしそんな中、鳥飛亜だけが「ナニか」を感じとった。
鳥飛亜「この気配……まさか?」
そして大鋼は再び動き出すのであった。
次回を待て!
大鋼(合体)
フリント(ユリ版)
ゾンドゲー(ともはる版)
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二十一話 光が集う刻
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再び動き出した大鋼。
鳥飛亜は大鋼の中に“弟”の気配を感じとるのであった。
鳥飛亜「そんな!お前は、お前は“まだこの世界に生まれていない”のに何んでその中に居るの!?」
姫天「鳥飛亜、どうしたのですか?何か知っているのですか?」
鳥飛亜「あの中に………大鋼の中に僕の“弟”がいるのかもしれないのです。」
姫天「弟……?」
駆路守『…………わかった!』
鳥飛亜「駆路守さん…?」
駆路守『何故だかわからないけどな、俺もあいつをどうにかしてやりたいって気がするんだ。それにな、鳥飛亜。ここには天宮の未来を取り戻す為に戦う者達がこんなにも集結しているんだ!お前の弟一人ぐらいなんとかしてみせるさ。』
大英雄・轟天頑駄無の縁者達はその志を受け継ぎ立ち上がった。
別たれた三烈神も再び集結した。
そして天宮の未来を願う多くの勇士達はここに集まっている。
天宮を想う多くの勇士がここには集っているのだ!!
鳥飛亜「駆路守さん、その光は?」
駆路守『これは……千力殿からもらった“石”が!』
「その石」に力など残っていなかった。
しかし「器」としては十分であった。
皆の想いが「その石」に集まり、そして……
「光」に至る!
鳥飛亜「それは!頑駄無結晶!?」
駆路守『千力殿……この力使わせてもらうぞ!!』
襲弐「光が駆路守に集まる……?」
飛天「これだ!これぞ我等の大将軍!」
駆路守に集まる光はやがて形を成して“鎧”となった!
そして……
駆路守の元に飛来した銀の流星。
鳥飛亜「あれは!銀の楯!?」
姫天「正義の象徴が駆路守を認めた……!」
駆路守『……巨人よ、止まれェーー!!!!』
駆路守から放たれる光。
光を浴びた大鋼は憑き物か落ちたように静かに停止するのであった。
沸き立つ一同。
しかし、そんな空気を一瞬で変えるような突風が巻き起こった。
荒鬼頑駄無である。
荒鬼「なぜ……キサマ達が先にいる?それに爆流、負けたのか?……そうか。」
荒鬼頑駄無は姫天頑駄無目掛けて斬りかかる!
荒鬼「だがっ!大将首を取ってしまえばぁーー終いよ!!」
しかしその刃は届かない。
停止したと思われた大鋼がその巨体で姫天頑駄無を守ったのである。
荒鬼頑駄無の一撃を受け、崩れ落ちる大鋼。
鳥飛亜「裏空ッ!」
荒鬼「チッ、爆流の木偶が邪魔を!だが今度こそ。」
獣王「邪魔なのは君のほうだよ。荒鬼!」
突如、陽炎のように現れた獣王頑駄無は能照素を魔獣武装し荒鬼頑駄無に襲い掛かる。
すると咄嗟の判断であったのだろう。鉄斗羅頑駄無も背後から忍びより荒鬼頑駄無に斬りかかっていた。
荒鬼「フン!それで超将軍を超越した俺に勝てると思っているのかァ?獣王!鉄斗羅!!!」
荒鬼頑駄無は銀狼剣から放った衝撃波で二人を吹き飛ばす。
鉄斗羅「クッ……盟鎧毒竜装で強化した僕よりも速いだと?」
荒鬼「残念だよ獣王。俺はお前を超将軍の中で最もかっていたのに。今では裏切り者とはな……お前もだ!鉄斗羅!!」
鉄斗羅「こいつ……!いつの間に大将軍並の力を…………?」
荒鬼「何人束になろうとも俺には勝てはしない!それがお前達、超将軍だとしてもだ!!」
荒鬼頑駄無の銀狼剣が二人の超将軍を襲ったその時……!
割って入った駆路守が銀の楯で荒鬼頑駄無の斬撃を防いだ!!
駆路守『そこまでだ!荒鬼頑駄無!ここでお前との決着をつける!!』
駆路守と荒鬼頑駄無。
今、光と闇の決戦が始まろうとしていた……!
次回を待て!
登場予定
駆路守(光鳳の陣)
裏空
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22話 その正義が照らす未来
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千力「“邪悪な気配”が強くなっている。やはり銀帝城には私一人で……」
風車「何言ってるんですか!千力殿はとっくに仲間なんですよ。」
うっかり「そうでやんす。さぁ飛ばすでやんすよ!」
千力「みんな……ありがとう。」
~不論帝悪村~
駆路守『荒鬼頑駄無!ここでお前と決着をつける!!』
荒鬼「銀狼剣に認められた俺の正義と銀の楯が認めたキサマの正義!どちらが真の正義なのかここで教えてやるわ!!」
駆路守『いくぞ!荒鬼頑駄無!』
激しく斬り結ぶ駆路守と荒鬼頑駄無。
荒鬼「ハッハハハハハ!どうした反逆者。圧されているじゃないか?やはり我等の!大将軍さまの!俺の正義こそが正しいのだ!!」
荒鬼「キサマ達はわかっていない。この天宮は幾度なく脅威にさらされてきたのだ。だからこそ必要なのだ!大将軍さまが目指す何者にも脅かされぬ強固なる天宮千年帝国が!!」
荒鬼「何者にも脅かされぬ強い天宮を!未来永劫負けぬ強固なる天宮を作るのだ!銀狼剣も俺の正義を認めている!その楯ごと砕け散れ!反逆者!!!!」
駆路守『ふざけるなよ……』
荒鬼「何?」
駆路守『今を見ないお前達が、未来を語るのか!?』
駆路守『天宮に住む人々は今!泣いているんだぞ!そこに目を背け続ける頑駄無軍団の正義なんかに俺達は負けられない!!』
荒鬼「やはりわからぬか。今はその地盤を造る時なのだ。やがて訪れる永遠なる平和の為に!」
駆路守『お前達が未来の先まで天宮を守るつもりなのはわかったよ!……だけどなぁ!!』
駆路守『未来の天宮はその時代に生きる者達が守ってくれる!そう俺達の子や孫達が!俺達が真駆参大将軍と共に闇帝王と戦ったあの時のように!その時代を生きる武者頑駄無が!!』
荒鬼「ぐっ!こいつ急に!?」
激昂した駆路守に圧されはじめる荒鬼頑駄無。
駆路守『時代を未来に繋いでいく為に、俺達はこの時代を守る。それか俺達の正義だ!!』
駆路守は握り締めた銀の楯で荒鬼頑駄無を殴り飛ばす!!
駆路守『お前の正義は“誰の為の正義”だ!荒鬼頑駄無!!』
荒鬼「グッ……このォォ!!!」
駆路守が放った渾身の一撃に殴り飛ばされる荒鬼頑駄無。
荒鬼「ぐっ……身体に力が入ら…………!」
駆路守『終わりだ、荒鬼頑駄無!』
荒鬼「ク、クソォォォ…………ゥゥゥゥ!!」
駆路守が荒鬼頑駄無にトドメを刺そうとしたその時。
???「コーーール!!!」
何者かの声が聞こえたと思った瞬間。荒鬼頑駄無は姿を消していた。
鳥飛亜「荒鬼殿が消えた……!?」
獣王「“彼”です。彼に任せておけば問題ないでしょう。」
鳥飛亜「そうですか……彼が、“光焔”が来てくれたのですね。」
駆路守『彼とは誰だ?鳥飛亜。それに獣王、どうやってここに?』
鳥飛亜「それは僕から説明を……」
BH「いいや、ここからはわたくしが説明してさしあげましょう!」
暗闇の底から声が聞こえた。
BH「わたくしの名はバロックハンド!真駆参大将軍さまの側近を務めさせていただいています。わたくしがサプライズで用意させていただいた“大鋼のBLACKBOX”。」
BH「これを回収しに来てみれば、かの光焔氏の気配がするではありませんか!ですのでェ……」
BH「ですので!先手を打たせてもらいます。あなた方を特別に我等が銀帝城へ招待させてもらいますよ……そぉれ!コーーーール!!」
バロックハンドがコールと叫ぶと一同は不論帝悪村から姿を消した。
そして、
荒鬼「……ここは、どこだ?」
光焔「ようやく会えたな。荒烈駆主。いや……今は違うのだったな。」
荒鬼「お前は誰だ……なんだ?…………泣いているのか?」
光焔「いやすまん……では説明をしようか。この世界の抱えている本当の問題。そしてその解決法を!私はその為にこの世界へ喚ばれたのだから。」
ついに明かされる“欠落した世界の真実”
次回を待て!
登場予定
光焔のウイングゼロ(欠落版)
バロックハンド
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー23話 世界の真実
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
BH「よ~うこそ!次元の歪みの極地たる銀帝城へ!!」
駆路守達はバロックハンドの召喚魔法により銀帝城地下大空洞に転移させられた。
鉄斗羅「お前は大将軍の腰巾着の!?」
獣王「狩主斗……いや!」
鳥飛亜「ついに姿を現したな。バロックハンド!」
BH「おやおや……“飛駆鳥という存在を奪われた”というのにまだこの世界から消えていなかったのですねぇ?鳥飛亜くん。」
駆路守『鳥飛亜……?』
BH「あらぁ~!もしかして知らないようですねぇ。駆路守さん。その鳥飛亜くんこそ、次代の大将軍として産まれてくる筈だった存在。しかしながらわたくし共の“世界改造”の影響で誕生することすら叶わなかった哀れな存在。」
BH「駆路守さん!彼こそ本来産まれている筈だった貴方の息子、”飛駆鳥” なのですよ!もっともそこにいる“鳥飛亜くん”は“世界の修正力”を利用して不完全なカタチでこの世界にしがみつき、消えずにいる影法師のようなものですがね……ククク。」
駆路守『鳥飛亜が?……俺の息子だと!?』
鳥飛亜「僕は産まれることなく消える筈だった。だけど“世界の意志”は僕にチャンスをくれた!飛駆鳥が世界に存在する可能性、その全てが消えてしまう前に“未来の可能性の全て”をかき集め“存在”をこの時代に前借りした。僕はこの世界を修正する為、“今”存在している。お前の企みを止める為に!!」
BH「ハッハハハハ!できますかねぇ?鳥飛亜くんに!!わたくしとわたくしの“軍勢”は強いですよ?さぁ……本来の歴史から外れ、独自進化したSD世界の戦士達、#SD共栄圏 の猛者達よ。我が召喚に応え、闇の底から現れよ…!」
BH「コォーーーーール!!!」
バロックハンドが“コール”と唱えると、見慣れぬ姿をしたSD戦士達が大軍となって現れた。
召喚戦士1「ここが新たな戦場か……」
召喚戦士2「貴公らに恨みは無いが“契約”には逆らえん。」
召喚戦士3「俺の“亥の拳”が強者との闘いに喜び奮えておるわ!」
襲弐「駆路守!くるぞ!!」
駆路守『クッ!まずはこいつらをどうにかしてからか!?』
鳥飛亜「絶対に倒してやる!僕はその為に“生きている”のだから!」
BH「ハハハ!どうにかできますかねぇ?」
バロックハンドによって召喚されるSD戦士達。
絆我斗衆は次々と召喚戦士を打ち倒していくも
無限と思える程に召喚される猛攻に徐々に圧され始めてしまう。
だがそんな激戦の最中、光り輝く焔が召喚戦士の軍勢を焼いた!
獣王「来てくれたか。“光焔のウイングゼロ”!」
BH「やれやれ……やはり邪魔をしに顕れましたね……“光焔”!」
光焔「私もこの世界に直接干渉するつもりはなかったさ。だがどうしても見逃せなくてなってね…………バロックハンド!SD共栄圏の“縁”!悪用することは許さない!!」
BH「ハハ!今更あなたが干渉したところでもうこの世界は既に“基準世界”から大きく外れた!もう修正は効かなぁ~い!!この世界は新たな神の下に生まれ変わるのです!」
鳥飛亜「だからと言って、この世界をお前の好きにはさせない!光焔さん。あれを……!」
光焔「…………良いのか?あれを使えば君の存在は燃え尽きてしまうぞ。」
鳥飛亜「僕の使命を……いや、それでも僕は僕の願いを叶えたい!」
駆路守『鳥飛亜まて!何をするつもりだ?』
BH「今更無駄だと!言っているだろ!!なにをしている木偶共!!あのガキと赤いのを早く潰しなさい!!」
バロックハンドに操られ、残りの召喚戦士達は鳥飛亜と光焔に襲い掛かる、が。
光焔「男の覚悟の邪魔をするなァー!!」
激昂した光焔の“焔”は召喚戦士を呑み込み激しく燃え上がった!
鳥飛亜「何も無かった僕にも今は思い出がある。親子にはなれなかったけど、仲間として“絆”はできましたよね?」
駆路守『待て……』
鳥飛亜「絆我斗衆のみなさん。ありがとうございました。僕は、仲間のみなさんの世界を守りたい!」
駆路守『待てって!』
鳥飛亜「僕は“絆”を守る!その為にこの世界に来たんだ!!」
光焔「…召喚(コール)!」
鳥飛亜「天来変幻!!!!」
駆路守『鳥飛亜!』
光焔が召喚した白き鳳凰。白鋼迦楼羅(ホワイトガルーダ)。
まばゆい光を纏った鳳凰は鳥飛亜と一体となりバロックハンドに立ち向かう!
BH「白い羽衣……まるで死装束ですねぇ……ならばこちらも真の姿で……な、何ィ!」
バロックハンドも“覇界拳”へとなるも鳥飛亜の超スピードに【手】が出せずただ斬りつけ翻弄するのであった。
そして、
BH「ク!“裏空のブラックボックス”が!?」
鳥飛亜「返してもらったぞ!未来の可能性……!」
鳥飛亜が“裏空のブラックボックス”を開くと、中から一つの光が飛び出し、姫天頑駄無の中に消えていった。
姫天「……え?」
鳥飛亜(これで未来は繋がる。僕の代わりは舞威丸が……)
BH「おのれ……おのれ!あ、あなたはこんな“模倣世界”の為に命を懸けるのですか?神無きこの世界は消えるしかないのに!だからわたくし共が“神”を据えて!世界を救済してやると言ってんのがわからないのかぁ!ガキーーーーィ!」
鳥飛亜「神(おまえたち)が居なくてもこの世界は生きていく。僕の仲間は!この欠落した世界にあっても、未来を諦めたりしなかったのだから!」
BH「だが!お前は消えるぞ!!ハハハ!哀れなガキめ!!」
鳥飛亜「そうだな。僕は消える。でも未来の可能性は残せた。もう怖くはない。お前も消えるんだ!バロックハンド!!!」
BH「こんのぉーーーガキがーーーーー!!!」
鳥飛亜「鳳凰魔破斬!!」
鳥飛亜は全霊の力でバロックハンドにぶつかった。
その衝撃は激しい光となって、そして消えてしまった。
駆路守『鳥飛亜ーーー!』
駆路守の悲痛な叫び。しかしそれに応えたのは違う男。
真駆参「随分と女々しくなったな。烈光。」
駆路守「真駆参……お前らは!」
真駆参「悲しむ必要はない。お前もすぐ“息子”の後を追うのだから。この“神聖大将軍”が!救済してやろう。」
巨大な鎧を纏い“神聖大将軍”と名乗り現れた真駆参。
絆我斗衆と頑駄無軍団の最終決戦が今、始まる。
次回を待て。
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24話 「七人の欠落した超将軍」
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禍々しくも神々しい巨大な鎧を纏い、真駆参大将軍は“神聖大将軍”を自称し現れた!
真駆参「神たる我が救済してやろう。烈光。」
駆路守『真駆参……!大将軍へと至りながら、キサマがやったことは圧政と粛清!この悲惨な世界を作っておいて今更救いだと?』
光焔「……!?気を付けて!真駆参大将軍の中からバロックハンドと同じ、いやより巨大な気配が!?」
真駆参「バロックハンドは端末に過ぎぬ。“神たる核”は我が中にある。我は“神聖大将軍”。大将軍であり神である!この神無き世界を導く神である!!」
駆路守『神?神だと!あの時、お前を信じて戦ったのはお前を神にする為じゃあない。良き国をと、天宮の未来を、“大将軍”を信じて戦ったんだ!それなのにキサマは!!……今こそ取り戻す!天宮の未来を!!』
千力「そうだ。だからこそ私達は集ったのだ!貴方を、真駆参大将軍を止める為。」
飛天「千力!」
千力頑駄無達は地下大空洞へ辿り着いた。
真駆参「神に仇なす者共よ、これは救済だ。我が世界で生きられぬのならば、永遠に眠るがよい。」
駆路守『いくぞみんな!!!』
強大な神聖大将軍へ絆我斗衆は立ち向かう。一人一人では決して敵わぬ神のごとき存在へ皆で立ち向かう。
天宮の未来を取り戻すために……!
それでも、
神聖大将軍の力は強大であった。
バロックハンドが召喚した異世界戦士との戦いで疲弊しきっていたとはいえ
歴戦の勇者達が総掛かりで立ち向かっても神聖大将軍の優勢は覆せず劣勢をしいられていた。
真駆参「どうした烈光!!先刻の威勢はどこへいった!?」
駆路守『真駆参ーーーー!!』
一閃!真駆参へ駆路守は太刀を振り上げる。
ピシッ!
真駆参「ーーーーーやるではないか。」
その一閃は神聖大将軍の“結晶鳳凰”を捉え一痕をいれた!
だが、
真駆参「だが、お前の敗けだ!!」
姫天「駆路守ーーーーーー!」
次の瞬間、駆路守の頑駄無結晶は砕け散ってしまった。
真駆参「我が一太刀のほうが速かったな。さぁ救済だ。烈光頑駄無!」
神聖大将軍が駆路守目掛けて太刀を振り下ろす。その時、一陣の風が駆路守を庇い神聖大将軍の太刀を受け止めた。
真駆参「なんのつもりだ?荒鬼頑駄無。」
荒鬼「御無礼をお許しください。大将軍様。」
駆路守を庇った一陣の風、それは荒鬼駄無であった。
荒鬼「………大将軍様は力こそが正義であり、強き民による強固な天宮こそが未来だと仰いました。」
真駆参「そうだ。闘争は効率的に進化を促す。未来永劫、闘争を続けることで果てなき進化を続けることができる。永劫の闘争こそが我が世界。」
荒鬼「では、闘争の果ての未来は……」
真駆参「そんなものは無い。闘争の果て、それは進化の終着だ。」
荒鬼「大将軍様……貴方はもう、既に異世界の神へと変わられていたのですね。ならばーーー!!」
真駆参「闇に堕ちてまで得た答えが反逆か?荒鬼頑駄無よ!!」
荒鬼「ーーーーー貴方を止める!これが俺の最後の忠義!」
神聖大将軍へと立ち向かう荒鬼頑駄無。しかし神聖大将軍には届かない。
獣王「荒鬼!一人で突っ込むな!」
鉄斗羅「お前も大将軍を倒すんだろ?」
千力「ならば今こそ、我ら超将軍が力を合わせる時!」
荒鬼「獣王、鉄斗羅、千力………ふん!遅れるなよ!!」
団結する超将軍。それに呼応するように、“七つに砕け散っていた駆路守の頑駄無結晶の欠片”は、閃光を放ち出した!!
光焔「これは“縁”が繋がった……?ならば!召喚〈コール〉ーーーーー!!」
光焔は“砕けた欠片”を触媒に三人のSD戦士を召喚した。それは因縁深き三人の超将軍。
鉄斗羅「まさか……雷鳴!爆流!天地!?」
千力「バロックハンドの呪縛に囚われた君たちは…死して魂になったというの救援に来てくれたのか!?」
光焔「超将軍!この力を受け取るんだーー!!」
そして“七つの欠片”は閃光を放つ結晶となり七人の超将軍の元へ!
獣王「力が溢れる……これが!」
鉄斗羅「これが閃光結晶。」
天地「俺達が本来得るはずの力。」
爆流「正義を示す光の力!」
雷鳴「さぁ今こそ示そう!我ら七人の超将軍の正義を!!」
荒鬼「大将軍さま!ーーーーーお覚悟を!!」
閃光結晶の力を得た七人の超将軍は神聖大将軍へ挑む。
真駆参「小賢しい!ここにきて全員で刃向かうか!超将軍!だが!だが!だか!!神たる我を墜とすにはまだ足りぬ!!」
千力「だが、我ら七人の力!届いているとお見受けした!」
爆流「ここまで奇跡をおこしておいて届かないなんて嘘だからね!!」
天地「この溢れる力は天井知らずだ!いける!」
雷鳴「いやーー!いくんだーーー!!!」
荒鬼「みんなの力を、俺にみんなの力を預けてくれ!!」
超将軍「応!!!!!!」
最高潮に高まる超将軍の力。その全てが荒鬼頑駄無へ……その手に握る次元嶄刀に七つの閃光結晶が集約する……!
救世主 “荒烈駆主” の魂を継ぐ荒鬼頑駄無。
“強すぎる光”に対抗する為に世界の自浄作用が産み出した“闇の鳳凰”をその身に宿した彼は、
七つの閃光結晶によってその魂に刻まれていた“荒ぶる光”もその身に呼び起こした。
“荒ぶる光”と“救世の闇”。相反する極点の力が救世主 “荒烈駆主” の魂を覚醒させ、荒鬼頑駄無は“双極の頂(いただき)”へと到達した!!!
真駆参「荒鬼頑駄無……光であれ闇であれ、節操無くその身に宿すか?」
荒鬼「光も闇も、それはどちらも“力”だ。大いなる力を正しく使うこと……俺は力を求める!正しきを成す為に。今こそ俺は!この“力”を正しき事に使う!!それが俺が見つけた正義!!」
真駆参「ならばお前のその正義!示してみせろ!荒鬼頑駄無!」
荒鬼「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!双極七閃斬!!!!!!!!」
七人の超将軍の力を集結した荒鬼頑駄無の一撃は神聖大将軍の鎧を砕くに至った。
しかしその衝撃は強大で荒鬼頑駄無の次元嶄刀も砕け散ってしまう。
真駆参「やるではないか!しかしお前が砕いたのは我が神の鎧だけよ!この力の余波にキサマは堪えられまい!残念だがここまでだーーーなにィ!?」
次元嶄刀が折れたとしても!荒鬼頑駄無は折れはしない!!
荒鬼「俺の…………俺達の正義を示せ!銀狼剣ーーー!!」
次元嶄刀を失った荒鬼頑駄無であったが、最後の力をふり絞り銀狼剣で真駆参大将軍の鳳凰結晶を斬り裂いた!
真駆参「烈光の付けた傷から……見事だ!荒鬼頑駄無、いや七人の超将軍達よ!!ふははは!はーはははははははは!!」
荒鬼頑駄無が起こした力の衝撃と鳳凰結晶が砕けたことにより発生した強大過ぎる力の衝撃。
それは眩すぎる閃光となり大きく弾け、そしてーーー
光が晴れるとそこには銀狼剣と“七つの結晶”を残し何も残っていなかった。
真駆参大将軍の姿も、
七人の超将軍の姿さえも……。
獣王「大将軍様。起きてくだされ。」
駆路守『……ここは?』
獣王「ここは夢の中でございます。」
駆路守『獣王?……他の超将軍達も?』
雷鳴「いつまでも寝てもらっては困ります。」
天地「アンタにはまだやるべき事が残っている。」
鉄斗羅「もちろん真駆参大将軍は僕たちが倒したけどね!」
千力「それでもまだ最後の敵が残っています。」
爆流「ボク達はもう、この世界から欠落(いなくなる)けど。だけど。」
荒鬼「キサマならやれるだろう。だから……後の事は任せたぞ…………大将軍!!」
姫天「駆路守!駆路守!!」
襲弐「駆路守!!目を覚ましたか?」
目を覚ました駆路守。その眼前には次元の渦が蠢いていた。
駆路守『超将軍達が教えてくれた……今度こそ、最後の戦いだ!』
最終回を待て!
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25話 最終回(仮)
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襲弐「駆路守……!目を覚ましたか?気を付けろよ。次元の渦の中に……何かいる!?」
駆路守が目を覚ますと、その眼前には時空の渦が蠢いていた。
駆路守『わかっている。……出てきたらどうだ?バロックハンド!!』
次元の渦で蠢いていたのはバロックハンドであった。
BH「……駆路…守…さぁ~ん。ハァ、ハァ……この世界のSD戦士を……見くびっていましたよ。……まさか“神”すら撃ち倒すとはねぇ…………これは…ご褒美をあげなくては……なりません………ねぇ?」
襲弐「バロックハンド!何を企む!」
BH「鳥飛亜くんをね……甦らして…あげるんですよ…………」
駆路守『なんだと?』
BH「たぁ~だぁ~~~し!我が……我が神の!!新たな身体としてですけどねぇ!!!」
襲弐「何かする気だぞ!みんな止めろー!!」
バロックハンド「おぉぉぉそぉぉぉぉいぃぃぃぃ!!外道魔術ーー““覇界転生”” アッハハハハハハハハハーーーーーーーー!!」
崩れてゆく身体でバロックハンドが狂ったように笑う。
そしてバロックハンドの笑い声が消え、一瞬の虚無を経た後に、
最悪は生まれたーーーーーーーーーー。
駆路守『鳥飛亜…なのか?』
「それ」は鳥飛亜の仕草、鳥飛亜の声で応える。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
鳥飛亜「えへへへ~俺だよー。」
駆路守『なんだあいつは!?』
電殴「あれは!」
駆路守『知っているのか電殴!?』
電殴「ご存知ない⁉️あれは烈龍頑駄無。天界の暴れん坊と呼ばれる程の天界の暴れん坊なんだ。」
駆路守『そんな奴が何故ここへ⁉️』
???「これを使え!武者駆路守!!!」
赤い鎧の武者が身の丈の倍の刀を駆路守に渡した。
???「これは烈龍刀。あの天界武者を封じることのできる唯一の刀!これを奴目掛けて投げつけろ!そうすれば奴を封印できるハズだ!!」
駆路守『そうかわかった!うぉーーーー!くらえ烈龍頑駄無!!!』
ポーーーーーーーン!!!
巨大な衝撃音と共に烈龍頑駄無は弾けとんだ!!
駆路守『やった!成功だ!!』
???「おめでとうと。駆路守。」
駆路守『そういえば、貴方は?』
???「私は紅零斗丸!貴方達の作った未来からやってきた!」
駆路守『未来……そうか。俺達の戦いは未来へ繋げられか。』
電殴「これからが大変だぞ。」
烈龍「あぁ、戦い以外のほうが大変だぞ。」
駆路守『さぁ、帰ろう。やることは山積みだ。だけど繋げていかなくちゃな。未来へ!』
襲弐(封印できていない………)
ーーーー完ーーーー
登場予定
???
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
輪廻の風林火山編
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
第壱章『覚醒』
僕が父上に拾われて13年が経った。
今日は領主様のご子息。僕にとっては兄の様な存在の「射駆零」の元服の日。
僕は友達の「カラスのクロ」と一緒に領主様の御屋敷に向った。
堂々と元服の儀をこなす射駆零。
最後に領主様が取り出した「剣が収められた銀色の楯」。これは彼の父が行方不明となった場に遺された神器だと言う。
それ受け継いた射駆零の姿はいつもの「兄ちゃん」でなく勇敢で凛々しい「武者様」に見えた。
そして、不思議なんだけど「胸騒ぎ」がした……
帰り道、いつもは黙って僕の頭の上に乗ってるクロが今日は騒がしく鳴いていた。
でもその理由はすぐにわかった。
闇の残党「見つけたぞ!光の欠片を持つ子供。キサマには死んでもらうぞ!!!」
僕『逃げようクロ!』
闇の残党「逃がすか小僧!!!」
僕は必死で逃げた。
逃げて逃げて逃げて逃げて……
逃げて逃げて逃げて逃げて……
逃げて逃げて逃げて逃げて……
僕「誰か、誰か、誰か!誰か助けて!!」
闇の残党「死ねぇ!!」
ずっと前に父上と見た彼岸花の草原みたいだと思った。
目の前に広がる真っ赤な世界。
あぁ、斬られちゃった。そう思った。
でも斬り捨てられた闇の残党の方だった。
射駆零「大丈夫か!?荒五郎!!!」
射駆零だった。
射駆零は「銀の楯」から「銀狼剣」を引き抜き、闇の残党を斬り捨てたのである。
僕(あぁ助かった。でも、なんだ?なんなんだこれ?この光景。見たことがある。なんで?これは本当に僕の記憶なのか……)
射駆零「おい!しっかりしろ荒五郎。今すぐおじさんのとこに連れていってやるからな。」
僕(凄く懐かしくて、ずっとずっと昔に見た気がする。なんだ?誰なんだ?僕は僕は……俺は荒五郎?…違う。僕は……俺、俺は!!)
クロがけたたましく鳴いている。
僕(……大将軍さま?…………!!そうだ、俺は!)
(俺は、荒鬼頑駄無だ……!)
つづく。
登場人物
僕(荒五郎)・主人公。捨て子であったが眼帯の忍に拾われ息子として育つ。
クロ・荒五郎といつも一緒にいる子烏。
射駆零・女領主の息子。荒五郎にとっては兄の様な存在。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
第弐章『輪廻』
射駆零の元服の儀から二年。
俺も元服の儀をようやく終えて旅に出ることになった。
父上から聞かされた真実。どうやら俺は「光の欠片」を持つ一人で
残りの四人の仲間を探す使命があるらしい。
なんだか昔聞いたおとぎ話みたいだなと思った。
まぁ「前世」の昔聞いた……なのだが。
旅の中で俺にも仲間ができた。
様々な出会いがあった。
もしかしたらこれが「あいつ」が守りたかったモノなのかと思った。
今の俺の使命は三人目の大将軍を覚醒させる事。
彼が大将軍として戦わなければ「三度目の闇」の襲撃を乗り切れないらしい。
闇の襲撃は四度訪れその都度、「大将軍」を覚醒させる必要があるのだ。
彼は父上の兄に当たる人物なので実は一度だけ会った事があるのだけど
どことなく天地の野郎に似ていて妙な気分だった。
「三度目の闇の襲撃」が始まった。
大将軍と「闇」との戦いは熾烈を極めた。
俺は鳳凰と化した大将軍と共に「八紘の陣」をくぐり「閃光の剣」で闇を斬り裂き
「三度目の闇の襲撃」も退ける事ができた。
言い伝えによると
闇の襲撃は四度起こりその都度、大将軍が誕生し最後の闇の襲撃は四人の大将軍で迎え討たねばならないらしい。
そして「最後の闇の襲撃」はすぐ近くまで迫っていた。
つづく。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
第参章『伝承』
最後の闇の襲撃が迫っていた。
そして四つ目の頑駄無結晶は俺の元に現れた。
つまりこの俺が四代目大将軍ということらしい。
苦楽を共にした仲間達も各々の師から「風林火山」の鎧を継いでいた。
戦いの準備は万端であった。
今こそ俺は『あいつ』のように民の為に戦うんだ。
『駆路守』のように!
「四度目の闇の襲撃」は熾烈を極めた前回をも上回る激戦であった。
しかし四人の大将軍とそれを支える多くの仲間達の尽力もあり
ついに「闇」を退けた!俺達は勝ったのだ。
しかし俺は「妙な気配」に気がついてしまった。
「闇の襲撃」を裏から操る「妙な気配」
それは前世で出会った『歴史を修正する為にやってきた者達』に似た気配だ。
戦いは終わり世界は平和になった。
四人の大将軍と闇の軍団にさせられていた一族の長。
『五人の大将軍』による平和な統治が始まった。
まるで昔聞いた『天下統一のおとぎ話』みたいだなと思った。
平和な世界。
俺は達成感と満足感で満たされていた。
このまま『荒鬼頑駄無』であった記憶を封印し、
平和に過ごしていくのも悪くないと思った。
しかし『運命』は牙を剥く。
俺の統治する国に現れた圧倒的な戦士。
『光の翼と燃える拳』を持つその戦士は言う。
「お前は歴史の流れを分岐させる“イレギュラー”」
「役目は終えた。世界の為に消えろ。」
俺は『風林火山』を継いだ仲間達と応戦するのであった。
つづく。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
第肆章『歴史の道標』
『光の翼と燃える拳』を持つ戦士が語る世界の真実。
この世界は『基準世界』から外れた『分岐世界』。
そのまま歴史を重ねてしまうと『基準から外れ』行き詰まる。
つまりは世界が滅びてしまうのだ。
『光の翼と燃える拳』を持つ戦士は自らを『歴史の道標』もしくは『運命』であると言う。
『歴史の道標』はこの『分岐世界』が限りなく『基準世界』と同じ道筋をたどり着くよう世界を調整しているという。
つまり『基準世界で起こった“歴史”を分岐世界でも起こさせているのだという。』
四度の「闇の襲撃」もまた、『歴史の道標』が引き起こしたという。
許せなかった。
つまりこいつは『世界を“基準に合わせる為”に戦乱を起こしている』のだ。
「闇の襲撃」で多く者が傷付き、死に、悲しんだ。
「お前が世界の争いの元凶という訳か!ならば俺達はお前を撃つ!!」
歴史の道標「我こそは運命そのもの。消えるのはお前のほうだ。」
大将軍となった俺と、風林火山の力は継いだ仲間達は今ではこの国一の戦力といえた。
しかし歴史の道標の力はそれを越えていた。
「負けるのか……俺達は…………?」
歴史の道標「予定通りだ。歴史上、お前の名はもう記されていない。消えてしまっても問題は無い。」
その時、俺の前に一羽のカラスが舞い降りた。
「クロ!危ないから下がっていろ!!!」
すると、クロは深く黒く、変幻した。その姿は黒い鳳凰。
クロの正体は俺と共に転生していた『暗黒鳳凰』だったのだ!
暗黒鳳凰「やれやれ、見ていられない。お前には私の力がやはり必要だな。」
歴史の道標「……?イレギュラーになる。させんぞ。」
暗黒鳳凰「もう遅い!」
俺は暗黒鳳凰とひとつになった。
太陽の鳳凰と暗黒の鳳凰。二つの力が俺の中でも混ざりあい。
超越した大将軍が誕生した。
歴史の道標「生まれてしまったか?イレギュラー」
「お前は!ここで倒す!!!」
つづく。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
最終章『未来への遺産』
超越した大将軍となった俺は『歴史の道標』と戦った。
戦闘力だけで言えば互角だった。
歴史の道標「このまま互いに消滅するまで戦い続けるか?」
荒「お前がいたらあの戦いが無駄になる……」
歴史の道標「あの戦い?」
荒「この世界の未来で始まる“俺達の物語”だ!!」
荒「お前と俺は互角。しかし俺には“仲間”がいる……今だ!!」
四天王は封印の陣を敷いている。
歴史の道標「キサマ……!まさか我と共に…………!??」
荒「今だ!俺もろともこいつを封印するんだ!!」
そして……
ガラウンドの地に強大な『二つの力』が封印された。
残った風林火山の仲間達もその力を後世へと受け継いでくれるだろう。
やがて『歴史の道標』の封印が解けた時、その時代の武者達が戦う『力』を未来へ紡ぐ為に。
長い時が流れた……
まさか光と闇を内包した大将軍となる武者が、あいつの息子とはな。
良いだろう…力を授けよう。
その力で“運命”を覆してこい!
お前達に天宮の未来を託す。
おわり。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
世界説明
ここは新たなやり直した世界でなく完全な欠落世界の過去の世界。
天下統一本編で歴史改編が起こり天下統一~風林火山の時代に『闇』が現れない世界。
しかしそれでは本来の歴史とは違った世界へと進んでしまうので『歴史の道標』は四度の闇の襲撃を引き起こし大将軍のいる世界を作り出していた。
歴史の道標は『悪』ではなくその行動原理は『世界を継続させる為』にあり、『基準世界の模倣』を永遠と続けている。それこそ本来の心が擦りきれて無くなってしまう程に。
転生荒鬼が捨て身で歴史の道標を封印した事により
実は『バロックガンの写し身』がこの世界に侵入する事を許してしまっている。
(本来なら歴史の道標がそれを阻止していたが封印されていてできなかった。)
封印されながらも鳥飛亜を召喚したところで欠落の物語が始まる。
欠落世界の後の世界で『本来の歴史』へ軌道修正する為に襲弐を変心させて魔星に変貌させたのも『歴史の道標』
歴史の道標には感情と呼べものが無い為に『人の感情』を平気で踏みつけて行動する。
これが転生荒鬼が危惧して怒った部分である。
尚、『光の翼と燃える拳』をもつ『運命』と呼べる存在→モチーフはデスティニーガンダム。
光の翼の兄(ファントム)と燃える拳の弟(ゴッド)が最後に戦う事になる。
ゴッド丸は父から受け継いだ光と裏空の時に魂に刻まれた闇を持つ為『光と闇を内包した大将軍』へと至れる。→ゴッドマスターガンダム。
風林火山の鎧は正史では兜しか残らなかったが、この世界では完全な状態以上で受け継かれている。
それを受け継ぐのはゴッド丸の仲間達。
ゴッド丸は転生荒鬼の光と闇の力を授かりパワーアップする。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
超闘覇大将軍
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
第一話「再び始まる物語」
“欠落”の戦いから10数年の時が流れた。
襲弐は副将軍として大将軍をよく支え、大将軍は姫天との間には長子の“號闘丸”を授かっていた。
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最終話 世界が終わり、始まる日。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー暗い闇の中に沈む僕は、ただみんなの未来を祈っていた。 この想いが…&...
ストーリーグ公開・召喚戦士※完成 ・鳥飛亜(決戦装備) 24話・10月公開・ディ...
登場人物設定頑駄無軍団真駆参大将軍伝説の大将軍の戦いで大将軍の力を返納せず戦い続けたイフの存在。これには『とある異世界の邪神』が関与しており邪神の力を使い真駆参は鳳凰の力を自身に縛り続け大将軍であり続...
写真欄は今現在しゃばろくが確認できてるものです。設定はスモコさん埋めてください。写真は本スレに上げただけだと流れてしまいますので、しゃばろくがその場で落とさないと確認できません。画像はサー...
登場人物設定メモここでは各登場人物の設定の草案を書き込んでいってください。とりあえず思い浮かんだものは書き込んでいただき、あとでみんなで揉みましょうw 頑駄無軍団真駆参大将軍マークスリー大将...
ロストセブンジェネラルとは…スモコさんが中古で買ってきた七人の超将軍に、閃光結晶だけ抜かれていたことに端を発する合同模型企画です!ここはその膨大になりつつある内容などをカテゴリーで分けて...
メインメニューストーリー登場人物各担当人物メモシチュエーションメモ・その他進捗状況 掲示板雑談・質問・相談掲示板更新履歴最近のコメントカウンターサイト全体:今日:昨日:その他 トップページ ...
シチュエーションメモ・その他ここではDMで盛り上がったシチュエーションなどを保存していくページです。数が増えてきたらカテゴリー別に分けていきます。 「欠落」作中では欠落という言葉は出てこずに...
「ん…、ここは…?」布団から体を起こした鳥飛亜は辺りを見回す。知らない部屋だった。しばらく自分の状況を図りかねていると、精悍な男と冷酷な印象の男が部屋に入ってきた。「目を醒...
画像貼りテスト...
各登場人物担当者武者クロスボーンX1(主人公)皐 英司@ユリ @satsukieiji 姫天ガンダム栗 @KuriRoyal 武者クロスボーンX2 アキト @yuto0419tuk...
右メニューサンプル右メニューはヘッダーメニューの【編集】>【サイドバー2を編集する】をクリックすると編集できます。 ご自由に編集してください。 ここを編集する...
まずは最初に発信したい文章を自由に入力して保存ボタンを押してみましょう。これで即ページ上に情報発信が可能です。簡単ですね。ちなみに改行したい時は「Shift+Enter(return)」、段落を変える...
はじめにここは、雑談・質問・相談など何でも話題にする掲示板です。掲示板についてお知らせ特にありません。禁止事項 掲示板の趣旨と関係ない書き込み 誹謗・中傷含む書き込み 他サイトやアプリの宣伝 招待UR...
ありがとうございました。
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お疲れ様です!