バルト連合公国

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バルト連合公国
バルト連合公国
バルト連合公国旗
正式名称 バルト連合公国
国歌 「我が祖国、我が誇りと喜び（Mu isamaa, mu õnn ja rõõm）」
公用語 ドイツ語（事実上）リトアニア語、ラトビア語、エストニア語
首都 リガ
政治体制 公爵制
国家元首 アドルフ・フリードリヒ
首相 アンドリーエフス・ニードラ
通貨 パピエルマルク
建国 1918年（ブレスト＝リトフスク条約締結後）
面積（本土） 109,817 km²
人口（本土のみ） 約450万人

バルト連合公国は北ヨーロッパの国であり、その国境は東をロシア、南東を白ロシア、南をリトアニア、南西をドイツと接している。

歴史[]

ロシア帝国の崩壊後、ドイツの衛星国としてバルト連合公国は成立した。建国当初から公国はボルシェビキによる脅威にさらされ、ロシア内戦において白軍側が勝利するまで警戒を怠ることはできなかった。さらにその後も、エストニアとラトビアの愛国者から抵抗を受け続けてきた。

1918年に創設されたバルト国軍（Baltische Landeswehr）は、ロシア内戦においてユデーニチ将軍率いるロシア北西軍と共に行動し目覚ましい活躍を見せた。このことから、バルト国軍は「帝国東方の防壁」（Östlicher Schutzwall des Kaiserreichs）と呼ばれ、その後のバルト公国軍の中核を担った。建国当時、この国はドイツ帝国の一部として編入が予定されており、公国はそれまでの中継ぎ国家とみなされていたが、ドイツ本国での諸事情によりこの計画は現在中断されている。

政治[]

公国は行政上2つの都市、首都リガとレバル、4つの地域、エーゼルラントとエストラント、リーフラント、クールラントに分かれる。中央集権的方針が貫かれており、地方の行政機関に対して中央政府の力が大きく優越している。（正確には地方の行政機関が未発達なまま取り残されている）さらに農村部ではエストニア人とラトビア人との間で緊張が高まり、そのため特殊保安部隊が編制されることで治安が維持されている。

集権的な体制に反して各州における中央政府の権威は不足気味であり、このことは国内経済の不活発さをもたらしている。都市部に居住しているドイツ人に対して地方では非ドイツ人が数多く存在しており、両者間の長い対立関係もあって、都市部と農村の間で行われる人的・経済的交流が乏しい。農村部ではいまだに自給自足が行われており、公国の経済はほぼ都市部のみに依存しきっている。政府内では、分断された国内を統一し経済規模を拡大するため、ドイツ本国からのドイツ人入植を奨励して移住者による積極的な耕地開拓をするのか、それとも非ドイツ人に参政権を与えて可能な限り国内経済に参入させていくのかで意見が割れている。

政府[]

公爵：アドルフ・フリードリヒ公

首相：アンドリーエフス・ニードラ

ドイツ関係大臣：アルフレッド・ローゼンバーグ

経済大臣：ハインリヒ・フォン・スタッケルベルグ男爵

植民地大臣：ハンス・ゲオルグ・アンデルセン

諜報局長：ウォルター・ザップ

バルト軍参謀総長：リューディガー・フォン・デル・ゴルツ

陸軍長官：ヨハン・ライドネル

海軍長官：アレクサンダー・フォン・ザルツァ

空軍長官：ブルーノ・レールツァー

行政上、公国はStadteとよばれる都市地域にリガとレーバルの２つの地域、Landerと呼ばれる地域にはその他４つのモーゼルラント、エストラント、リヴォニア、クールラント地域があてはめられ区分されている。しかし、公国は単一的に政治活動を各州に行っており、各地域の力は非常に弱い。加えて近年のエストニア、およびラトビア両農民の政府に対する緊張の高まりによって、２つの保安地区が新たにリヴォニアとクールラントに創設された。

事実、エストラント、リヴォニア、クールラントなどへの政治権力の脆弱さは、経済成長を著しく阻害し、それにより都市部のドイツ人と農村部の非ドイツ人との古くから続く対立は激化している。この対立はドイツ人優遇の政策を主張する人間と、地元住民優先の政策を主張する人間との政治的対立を引き起こし、究極の問題であるドイツの一部になるのかそれとも独立し支配下から脱却するのかという問題までも、取りざたされている。

軍事[]

バルト軍は1918年に創設されたのちに、ラトビア人のナショナリズムやエストニア人の武装勢力、さらにはロシアのボリシェビキや協商軍の遠征部隊からドイツおよび中央同盟国を防衛するために設立された、バルト連合公国の正規軍である。いくつかの通常師団と、小さな空挺師団および海兵師団で構成されている。志願兵方式をとっているが、ドイツ系の公国民のみに入隊が許可されているため、現在陸軍は深刻な人手不足に悩まされている。

陸軍の本部は現在首都のリガにあり、エリートの鉄騎兵師団が駐屯している。残りの部隊は二つの軍団に分かれており、1つは北軍としてナルバに本部を置き、歩兵師団とエストラント治安部隊によって構成されている。東軍は本部をダウガフピルスに置き、歩兵師団とリヴォニア保安部隊で構成されている。

バルト空軍は現在、25機の飛行中隊２つ、Fokker D. XVIIで構成された迎撃飛行隊１つ、Junker Ju 85で構成された戦術爆撃機隊1つで構成されている。

海軍は1隻の巡洋戦艦であるVBHS Feuchtwangenと少数の補助艦によって構成されている。補助艦の内訳は前大戦型駆逐艦8隻、前大戦型潜水艦4隻である。

軍規模は小さいものの、ドイツ帝国の支配のもと装備の供給および訓練が行われており、ドイツ帝国軍とほぼ相違がないものといえる。その規模の大きさにより、仮想敵であるロシア共和国との戦争の場合前線において戦闘するのではなく、国内の治安維持に重きを置いている。

外交関係[]

バルト連合公国はドイツの政治的、経済的および軍事的支配下にあり、ドイツ軍の軍事通行権を認めている。さらに帝国協定と中央ヨーロッパのメンバーであり、ドイツ帝国から見た東の前線国家として重要な役割を果たしている。

ドイツ、リトアニア、白ロシアおよび帝国協定国家との友好的な関係。

ロシア共和国との非友好的な関係。

文化[]

宗主国であるドイツ帝国と比べると非常に小さな規模の公国は、政治的権力が主にリガ、レヴェル、オーセル島、ダゴ島に住む公国における少数民族であるドイツ人に独占されている。国の残りの部分には、エストニア人、ラトビア人が定住している。

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