おまけ
「……では、本日の朝礼を終える。雪島さんはやなゆーに仕事を教えてもらうように。尚、やなゆーはすぐに私のところへ来るように」
「はい?俺、何かしましたかね」
ヴィルヘルム部長は腕を組んで睨み下ろす。
「何かしましたかね? じゃないこのバカ! 検閲抗争時に女の子を置いて防弾室に逃げる男が居るかッ!」
「えぇぇぇぇぇっ!? だって俺撃たれるの嫌だし部下が傷ついたら普通嫌だって思いませんか!?」
「普通の部長ならそう思うかもな! だが俺は防衛部の兼部してんだ! 防衛部部長としてたっぷり小言を言わせてもらう!」
その後、部長室に呼び出されたやなゆーは小一時間デスクに戻されることはなかったそうだ。
fin.