国家

　建築物として多く立てられているのは、石造りの中世ヨーロッパ的な見た目をした建築物である。しかし、これは見た目ばかりであり、建築に使用される素材はどれも最新のものを利用している。景観を重要視しているため、新たに何かを建造したい場合は、建築物景観基準法にのっとり、国に認められた芸術家、建築士に建築を依頼しなければならない。

(しかし、地方に限ってはその通りではない。)

 

　また、国民はすべてエストレーラシステム(ESSS)にて管理されている。これは国のパーソナルコンピューターを利用した情報記録で、すべてのエストレーラ国民にはIDカードの作成が義務とされている。

ESSSによって給料、お金、個人情報、購入履歴、連絡手段などが確保されている。国民はスマートフォンのような端末(ステラフォン)を持っており、それに作成したIDカードを挿入することで国での暮らしを便利にすることが出来る。(国での会計も、かざすだけでできるので大変便利。通帳などという概念は20年前に廃止され、預金や現在所持しているものはステラフォンを通して確認ができる。)

国民は国によって階級分けがされており、図書館などで重要文章を見る際や、特定の施設に入る際に階級によって立ち入り禁止の区域がある。階級はそれぞれ一等星、二等星、三等星、四等星まであり、普通の国民は四等星である。　

 

一等星…国のトップ。北斗七星と、北斗七星の側近に与えられる階級。

二等星...軍のそれ相応の地位にいる人間が手にすることが出来る。主に少佐からこの階級が得られる。

三等星…国に認められた公務員、国家の軍人が手にすることが出来る。

四等星...一般国民

 

しかし、これによる差別やいじめなどが行われているわけではない。これによって手にできる情報等もさほど変わりがないため、国家機密を守るために作られた区別だと思えば分かりやすい。